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テーマ: 無情(53)
カテゴリ:
Ventriloquism


http://www.youtube.com/watch?v=t0rwmYUQk7Y



  からくり、からくり、
  浮世の糸は
  天下を舞わして、人舞わす
  糸をたぐれば、ひとめぐり、
  鬼がでるのか、蛇がでるか

  ・・・・


 「さても、みなさま、お待たせもうしあげました。
  われら、まぼろし一座一同うちそろい、
  今宵ごらんに供しますは、カラクリとござー い!」
  黒子は、またペコリと頭をさげると、
 胸にぶらさげた木箱の蓋をあけた。

  鬼がでるのか、蛇がでるか、
  鬼がでるのか、蛇がでるか、

  上蓋が外れるやいなや、木箱のなかから人形がとびだした。
 人形は左右にはげしく舞わされたあと、カッと口をひらいた。
 それは__、
 この行列の先陣を切って歩いてきた軍人とそっくり同じかたちの人形だった。
 いや、軍人は軍服を身につければ、だれもが同じにみえる。
 そのせいかもしれない。
  しかし、人形の軍人は、耳まで裂けた口をすこし上下させながら、
 こう叫んだ。
 「カトーがくるぞ!
  カトーがくるぞ!
  カ・トー・が・くるぞ!
カトーが
くるぞォーー!

  (荒俣宏著『帝都物語外伝  機関(からくり)童子 』より)



  ※前回までの「無情という事」
http://plaza.rakuten.co.jp/finlandia/4001

   これは、西暦1331年から2009年に起きた出来事である。



日本の現総理大臣の顔が、まるで腹話術かあやつり式の人形みたいで、
気持ち悪くて最近まったくニュース番組を見ていません。
リンク下さっている皆さんのブログ記事を拝見していると、
現政権の中国寄りな言動を
危惧している人たちはけっして少なくないようです。
しかしながら、倭国~日本は
飛鳥時代から大陸に憧れて、輸入した文化や慣習を模倣し、
江戸時代になっても中華思想をいじくりまわしていたのですから、
文化大革命以降の “中華人民共和国” にすり寄る
政治家たちがいても別に不思議ではありません。


現代は「情報化社会」だそうで、
日本全国の出来事がほぼリアルタイムで伝わってきますが、
東京23区内に住んでいても、情報を自ら取り込まなければ、
地方の片田舎に住んでいるのとかわりはなく、
政治家がどんな発言をしようとまったく関係ありません。
では、一部の政治家の動向次第で、
国内の状況は一変するか、といえばなきにしもあらず。
「事大主義」で、大きな力の前にペキリとへし折れる人たちが
主導権を握っていると危ない。


『将門記』『今昔物語集』『保元物語』などを読むと、
京の都で貴族的な(?)平安文化が花開いていた頃、
各地方では “民間防衛” の武士団が独自の勢力を形成していたことがわかります。
たとえば信州の滋野一族望月家は馬の牧場を統括していたと考えられ、
佐久を拠点とする根井さんが保元の乱に参戦しています。


自分は今、ダガー規制に至るまでの資料を買い集めていますが、
対人用ナイフを流行させたナイフ業者たちの
一連のピンボケ発言にはあきれてしまいます。
当人たちは、全力全開で国を憂いているつもりなのでしょうが、
彼らが傾倒するナイフファイティングも、拳銃射撃も、
弾道ミサイルが幅を利かす現代戦においては蚊がプチュッと刺す程度のものです。
500マイル 譲って白兵戦で役に立つかといえば、
“子供でも撃てる”カラシニコフ系自動小銃のフルオート射撃に
立ち向かえるはずもなく、ましてそれが
「敵」と想定している共産軍の精鋭部隊相手では完全にお手上げです。
そもそも、彼らが“敵視”している国の軍備や現地情報を
積極的に集めている形跡はみられず、
“素晴らしいディザイン(原文ママ)” と思い込んでいる
手前味噌の銃器(…と能書き)を披露しながら
「敵が来る、敵が来るー!」とただ騒いでいるだけ。
ダガー規制のとき、何も言わず何もしなかった人間たちが
自らの生命を危険にさらして敵兵相手に戦うわけがありません。
そんな彼らがなまじっか憧れる職業に従事しているが故に、
一方的に誹謗中傷されている自衛隊や警察関係の方々がかなりかわいそうです。





『機関(からくり)童子』帝都物語外伝
   http://books.rakuten.co.jp/rb/item/734529/ 
  (現在品切れ)

Karakuri_Doji






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Last updated  2010年04月01日 02時13分01秒


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