December 24, 2014
XML
カテゴリ: おいしい?
イヴですね。

いつものように段取りの悪いワタシは 今年もオロオロジタバタ

なにひとつ年末事が片付きません。

きのうだったか、どなたかが「クリスマスに追い越されそう」と

書いておられるのを読みましたが、ワタシもまさに!

毎年そうです。

ようやくクリスマスらしい設いをしたい…と思った頃、

お正月がきてしまいます(笑)

敬虔なるクリスチャンというわけでもありませんので、




ところで、きょうのタイトルの「正解のわからない話」はそのことではありません。


結局 食い気だけはハズせないワタシは、毎年なにかしらケーキだけは焼いていると思います。

たいがい、焦って夕方スポンジだけ焼いて、

食後におとんや1号、2号に飾り付けをさせて、というパターンで。


そして、いつも思っていました。

いつかは、「本格的な」クリスマスケーキを作ってみたいと。


そして、寄る年波(!)で、もう ものごとを先延ばしにするのは

できるだけやめようと思う今日このごろ(たいそうですが)

とうとう、今年はチャレンジいたしました。


が。

いかんせん、本場のホンモノを食べたことのないワタクシは




しかし 思い出します。

じつは、シュトーレンに挑戦したのは、これが初めてではありません。

オオオオオオムカシ、それはまだワタシが夢みる女子大生だったころのあるクリスマス

雑誌に載っていたおしゃれな写真に惹かれて

憧れていたのが、件のシュトーレンでした。



とうとう 当時なかよしだった子の実家で ふたりで焼いてみることにしたのでした。

まるでじぶんの家のように 週末はお邪魔していたそのおうち、

おかあさまにはことのほかやさしくしていただいていました。

材料を買いに行って、お台所を占領して、大騒ぎで…

そうして一応、雑誌の写真に似たものは出来上がりました

さて 食してみると…

うーーん

これって、これが、シュトーレン ていうものなのかな? という感じ。

そう。

当時はいまよりも、もっと「正解がわからない」状態だったのです。

ワタシも なかよしのおともだちも おかあさまも

だれも 食べたことも見たこともなかったのですから。

ワタシは「ケーキ」なんだから、と、もっとふんわりしたものを想像していたのでしょう。

だから、思ってたのとは違って、重たく硬いそれが、シュトーレンなのかどうか

自信がなかったのでした。

ところが、おかあさまはさっさと出来上がったそれを、

親しくしていらしたお隣の奥様に「おすそわけ」に持って行かれたので、

ワタシは内心とても焦りました。

翌日、その奥様は「あの『パン』、とても美味しかったから、レシピを教えて」と

言ってこられました。

「パン」という表現に、いささかがっかりしたものの(笑)、

ワタシは例の切り抜きを、お貸ししたのかお譲りしたのか。

とにかく、自信がないながら、とりあえず一応作って食べることができたので

ワタシは満足したのか、それきり、シュトーレンを作ろうとは

長いこと思うこともありませんでした。




シュトーレンとは、クリスマスの数日前(ひと月ほど前とも言いますね)に作って

熟成させるもの。


あの年のシュトーレンは、まるで熟成させる時間はなかったことになります。

それでも、美味しくないわけではありませんでした。

ただ想像した味と食感と、あまりにかけ離れていたのでしょうね。


いまなら、あのころよりは、「これでいいんじゃないかな?」といくらかは思えます。

それが、ワタシのジンセイの熟成のたまものなのか…笑

たぶん、図々しさという名の熟成…


さっき、テレビで、日本の寿司や演歌が諸外国で

どのように変容しているかという番組をやっていました。


それは、日本人が見たら、え~ そんなの「寿司」じゃないよ、

「演歌」じゃないよ… と言いたくなるほど「アレンジ」されたものでもありました。


でも、なぜか妙に納得してしまう。


なぜなのかな…と考えるに。

そこには、ゆるぎない自信があるのでした。


もともとのものなんか知らなくても、これが「寿司」なんだ、「演歌」なんだ、と

言い切る自信(笑)。

お国柄と言ってしまえばそれまでですが…


ワタシに決定的に欠けているもの。

自信。

自信を持つ勇気。


おもえば 自信のないワタシは いつも 「正解」を確かめてから

はじめよう とすることが多かったように思います。


あらかじめの正解なんてないのに。

最後までわからないのに。


たとえ 本場の味でなくても、これがワタシの思うシュトーレンなら

それはシュトーレンなのだし


なにより じぶんのシュトーレンを作っていけばよいだけのこと。



そんなことを思いながら シュトーレンにナイフを入れ

もうあとがないワタシは 性懲りもなく 


あたらしい年に 夢を描くのでした。

あらかじめの正解を求めずに。


141224_2040~01.JPG


























お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  December 24, 2014 11:51:26 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

tane0815

tane0815

サイド自由欄

工房 風の調HomePage




studio
Kaze no Shirabe Design works




四次元倶楽部

SF,スピリッチュアル・・・もうひとつの世界



木の無垢ままに

自由木工




サクセスにアクセス

自分に合ったサクセスへの道を探そう



京の おつうはん

京都の限定品通販



羊パレット2012

カレンダー

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: