2005.03.19
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カテゴリ: □日本酒
どこかで聞いたことのあるフレーズで始めてみました。
こんばんわ! うらのです。

さあ、今日は土曜日。
日本酒の味を実践するには最高の日和です。
レッツ居酒屋、もしくは エンジョイ マイ ルーム♪
私は今から居酒屋へ!

前回から日本酒を飲むための基礎を生意気にも書いてましたが
さあ、今回は実践編です。

人間の舌って実は温度によって感じ方が全然違います。

冷やして飲んで美味しいジュースが、ぬるくなってくると
急に甘ったるくなってくることありますよね。あれです。
苦味は低くなると強く感じます。
酸味はその種類によっていろいろと変わります。

例えば、大吟醸クラスのいいお酒をもらったとします。
いいお酒、特に大吟醸は素敵な香りがするのでキンキンに冷やして飲んでみます。
すると、「んっ」と思う微妙な味の時があります。
何故か単調に辛かったり、また、香りが立たずに個性がない、など
冷やしすぎると本当に個性がなくなります。
だからこそ、ちょっといまいちなお酒でも冷やしてしまえば
その嫌な香りが立たないのでスイスイと飲めてしまうわけです。

お酒の個性を見るには、20°前後が一番分かりやすいです。

日本酒シロート時代に、お酒の会で「真澄」の純米大吟醸を飲みました。
しかし、お酒をビール用の冷蔵庫で冷やしていたせいか、
飲んだ時にちょっと嫌みな苦味を感じました。
こんなもんか・・というのが率直な感想です。


手で温度温めていき、たぶん10°前後ですか
パーンと香りが開いて、渋味もおさまり、絶妙にマッチしたんです。

これで開眼!
お酒を飲むときには飲むときの温度は本当に大事なんですね。
もしも、ワンランク上の日本酒が手には入ったら
冷やからお燗まで一通り試してみることをお勧めします。
だいたい、どこかでピーンとくる味がありますから。
まだ、あまり日本酒を飲んだことがない人は
酒屋さんにお勧めの温度を聞いてみるといいと思います。

実は日本酒には温度を大事にする文化がありました。
最近ではあまり耳にしませんが、
ただ単に数字で表すのではなく、温度事に名前を付けて呼んでいたんです。


  ・0℃  みぞれ酒(みぞれざけ)
  ・5℃  雪冷え(ゆきひえ)
  ・10℃ 花冷え(はなひえ)
  ・15℃ 涼冷え(すずひえ)

  ・30℃ 日向燗(ひなたかん)
  ・35℃ 人肌燗(ひとはだかん)
  ・40℃ ぬる燗(ぬるかん)
  ・45℃ 上燗(じょうかん)
  ・50℃ 熱燗(あつかん)
  ・55℃ 飛びきり燗(とびきりかん)

なんか聞いていてとっても美味しそうな表現でしょ♪
世界でもこのような文化はまれじゃないですか?
5°ごとに名づけられた表現から日本酒と温度の関係が深いというのが
よく分かります。


・・・・・・

さて、今から友達と飲みに出ますので次の更新は深夜になります。
ビバ 飲兵衛生活♪
















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Last updated  2005.11.07 19:33:21
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