2005.03.22
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カテゴリ: □本格焼酎
朝6:30分集合。
こんな早い時間から集まったのはほんまもんの焼酎造りを
見てみたいと思ったから♪

8:30分蔵元到着
社長、多田格さんの案内で蔵元見学。
まずは、材料の甘木産二条大麦から、麹、酒母の説明をして頂き、
そして蔵内へ。
ここで、五代目?になる予定のたくみ君とすぐる君登場
小学5年生ながらも元気に「いらっしゃいませ!」と

この年で焼酎蔵を継ぐことを公言。
よほど、お父さんの仕事が魅力的に見えるんでしょうね♪
すごいや、お父さん!

ここから先の蔵内の写真は掲載しません。
何故かというと、企業秘密だから。
でも、その企業秘密は決して、某牛乳メーカーさんのような
見られてはまずいものではありません。
本物を追求した先に行き着いた設備たちなんです。
中でも「天盃式蒸留器」などは日本広しといえどもここだけで使われています。
焼酎造りを追求していく中で、一度の蒸留では焼酎の雑味を抜くことが出来ない。
以前からそのように考えていた会長が、欧州へ勉強に行ったときに

粗留、精留と呼ばれるように二度蒸留を行っていることを知り、
それを取り入れた唯一の蒸留器なんです。
風味がギュッと凝縮されているのも納得です。

そして、
現在でこそ、政府からの指導があり、廃液はしっかりと処理され始めておりますが、以前は、海洋投棄が焼酎業界で行われていました。

焼酎廃液の問題に取り組んでおられました。
地の素材を使い、肥料として土地のに返す。
これこそ究極のエコじゃないですか!いいですね~♪

その後、会長から焼酎の歴史を聞かせて頂きました。
天盃の会長、多田雅信氏は蔵元という枠を越えてすごいお人です。
もともと戦後の焼酎造りを見ていたために焼酎にたいして嫌悪感をもっており、
継いだ時も、あまり乗り気ではなかったそうですが、
息子、格さんが誕生したのを機に心境が一転。
それから焼酎業界のために尽力されたそうです。
まずは、自分の造るものを追求。
試行錯誤の結果、日本初めての麦100%を立ち上げました。
そして天盃式蒸留器やいろいろなものを試していき
今の麦常圧蒸留を代表する「天盃」を造りあげました。

それから、息子が継ぐであろう焼酎の業界を守るための仕事を開始します。
その他の業種や現存の蔵元が利益目的で焼酎を造らないように
するための確固たるルール作り。
16年間の歳月を掛け「本格焼酎の枠組み」を造りあげました。
このおかげで変な造り方が出来ずに、焼酎を世界水準まで持って行きました。
ほんと、名実ともに焼酎業界の親分ですね!
味も流通も全てのことは明確なほうが良い
「シンプル・イズ・ビューティフル」
と言われた会長の顔は素敵でした♪

そして、社長の「焼酎をより美味しく飲むための講座」。
社長は作りだけではなく、造りあげた後のこともしっかりと考える
真面目な方です。ここで披露されたテクニックは「まじで!?」と
思えるほど興味深いもの。たったこれだけで味がばけるんですねぇ・・・
ここは来た人だけの特権。
知りたい人はまた別の機会に。

その後、甘木をドライブした後、
日本で3件しかないという本葛造りを見学。
歴史は200年以上で九代目の高木久助さんの作りを見て、
美味しい本葛を食べて秋月街道を散策しながら「黒門茶屋」で昼食。
ここは桜の名所なので春先きたら最高ですよ♪

久しぶりに楽しい一日を過ごしました。
お世話になった皆さん、ありがとうございました。










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Last updated  2005.11.07 19:32:19
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