「もみじ降る.苔むす庭に.こころ融く」........大原・三千院

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2011.12.03

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カテゴリ：京の見どころ

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...（＊撮影は一週間前です）
　比叡山延暦寺を開かれた伝教大師・最澄（さいちょう）が788年に建てた小堂に始まり、京都市中を幾たびか移転したが、1118年に当時御殿のあった梶井宮に堀川天皇第二皇子が入室され門跡寺院となり、応仁の乱後貴人・仏人の隠棲の地この大原の里・魚山に落ち着くこととなる

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　小野山の麓自然の地形を巧みに利用し、周囲に城郭を思わせるような重厚な石垣がめぐらされ、立ち並ぶ杉の木立と一面の青苔が拡がる静寂の中にたたずみ、優美な極楽の寺として知られています

　西方門まえの紅く萌える紅葉です

　三千院へのぼる坂道と参道を覆う色鮮やかなもみじとカエデの饗宴です

　先に少し触れていますが、門跡寺院は皇族・宮家のどなたかが出家された位の高い寺院に付けられている名で、三千院は青蓮院・妙法院・曼殊院・毘沙門堂と共に天台宗五個室門跡として歴代の天台座主を輩出しています　

　表門「御殿門」　石垣に続く情景はお城のご門をほうふつとさせます

　（右）「聚碧園」（じょうへきえん）三千院の二つある美しい庭の一つで、律川からの清流と自然の樹木を背景に、池泉と築山を生垣の刈り込みで区切った池泉鑑賞式庭園です　

　伝教大師の作とされるご本尊の秘仏"薬師瑠璃光如来像（やくしるりこうにょらい）"が祀られている「宸殿」（しんでん）前　朝陽をあびる紅葉です

　（右）その宸殿から杉苔に覆われた瑠璃光庭に建つ往生極楽院へ　御殿門と共に三千院の紹介のおりよく登場する情景です

　「往生極楽院阿弥陀堂」（重文）　平安時代986年建立、?葺き（こけらぶき）入母屋造りで前に広がる有清園の自然と調和し、その侘びたたたずまいは歴史の重みを感じさせます、堂内には阿弥陀三尊を祀り船底型の天井や壁には、極楽花園の彩色画が描かれています

　（右）国宝「阿弥陀三尊像」（寺内資料より写）阿弥陀如来像を中心に右の観世音菩薩と勢至菩薩は少し前かがみでひざまずく珍しい大和座りで慈悲に満ちたお姿を顕しているとされています　

　「有清園」（ゆうせいえん）　池泉回遊式庭園で古木の杉木立の中、苔の大海原とそれに映える紅葉が素晴らしく、心奪われる美しい庭です

　（右）青苔のじゅうたんの中に立つ大小の石を積み上げた燈籠　存在感あり石の上の苔と共に静かで長い時の流れを感じさせてくれます

　寺内　空までとどきそうな杉木立　　と　　長くつづく白壁　　それぞれに引き立つ色模様です

　多くの文化財を収める円融蔵に降り掛かる紅葉です　　　　　

（右）苔むす庭にもみじ落ち　"わらべ地蔵"　あちこちに置かれています（顔だけに見えますが、苔に覆われた腹這いの石像です）

　三千院のもみじ　今回のアップ写真です

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三千院HP　URL--- http://www.sanzenin.or.jp/

ﾃﾞｭｰｸｴｲｾｽ　女ひとり