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July 18, 2010
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日、たまたま深夜テレビつけたら、ルツェルン復活祭音楽祭をやってまして。
演奏してたのが シモン・ボリバル・ユースオーケストラ でした。

wikiによれば、

元ストリートチルドレンで麻薬の密売や強盗を経験した者もいるが、こうした者を更生させたり、放課後に子どもたちを音楽に従事させることで犯罪から守る役割を果たしている。

FESNOJIVは、現在ベネズエラに200もの青少年オーケストラを運営している。その中から選抜されたメンバーで組織したのがこのオーケストラである。オーケストラのメンバーは中高生から20代後半の青少年からなる


だって。

で、見ました。

○プログラム○
「スキタイ組曲“アラとロリー”作品20」 プロコフィエフ作曲
「歌劇“ルル”からの交響的小品」         ベルク作曲


「歌劇“魔笛”から“愛の喜びは露と消え”」 モーツァルト作曲

「交響曲 第6番 ロ短調 作品74“悲愴”」        
                    チャイコフスキー作曲

で、見た感想。

1)とりあえず、人数が多い!
舞台からおっこちるんじゃないか?ってくらい人間が乗っかってる(笑)
下手にボーイングしたら、隣の人に弓刺さりそうw
バイオリンなんて、木管パートの後ろまではみ出してる!コントラバスも10本あったってことは、1stだけで14プル?・・・少なくとも弦だけで100人以上!?
ちなみに、そのフルートも5本。(てか、木管5本)こんなにフルートが多いオケ、ママオケ以外で初めて見たよ・・・

2) この子たち、本当に元ストリートチルドレン??

と思いたくなるくらい。めちゃめちゃレベル高いんですわ。


指揮者がよければ、オケは化けるけど、それだけじゃないよね。
※ちなみに、振ってたのは クラウディオ・アバド ・・・


とにかく、エネルギー値がすごい!
登場してきたときには、いかにも
音楽的にはアバドがリードしてるんだろうけど、アバドもはちきれそうな若者たちからエネルギーもらってるんだろうな・・・というのがテレビ越しにもわかる演奏会なのでした。


で、この子たちが受けているベネズエラ独特の教育システムというのが 「エル・システマ」 というもの。

エル・システマ(El Sistema)は、ベネズエラで行われているクラシック音楽の教育制度。
1975年にホセ・アントニオ・アブレウ博士の呼びかけで始まった。
無料で子供たちに楽器を与えて、基礎知識や演奏を教えることにより、健全な成長をはからせる。
多くの子供が貧困層で、グスターボ・ドゥダメルはこの制度で学んだ。
資金はベネズエラ政府や寄付。
(wikipedia)


このシステムのしたで運営されてるユースオーケストラはベネズエラ全土で200ほど、団員は総勢2万人くらいいて、その中の選抜メンバーがシモン・ボリバル・ユースオケに入れるのだそうです。

このシステム、いいなぁ~~

貧困家庭に生まれ育って、逆転するにはサッカーのスター選手になるくらいしか選択肢がないけど、サッカー選手に選ばれるほど運動神経には恵まれてなくて・・・ていう子供たちにもうひとつの選択肢を与えられるのは大切なことですよ。

放課後の居場所を与えて、悪さをする暇を与えない(笑)技術を身につけて、自分を表現するすべを身に着けるだけでなく、メシが食えるようになるという実利もある。なにより、音楽を通じて希望と自信を身にまとうことができる。

だって、もし選抜に選ばれれば(といっても、100人に一人だからかなり狭き門だけど・・)、欧米の音楽祭にも招かれてワールドツアーに出られるんですよ?(日本にも、公演にきたことあります)
理念に共感してか、ベルリンフィルとは交流があるようで、団員がボランティアで演奏指導に来てくれてたり、常任指揮者(である・だった)アバドやラトルもよく振ってくれるんだとか。

えー、これ、そこらのプロオケよりもよっぽど贅沢じゃない??ラトルなんて、ギャラいくらだよ

これ、日本でもできないかなぁ?
実現できればすごいと思うんだけど。

青少年の更正と自己肯定感の向上プロジェクト、という意味であれば、別にクラシック音楽である必要もなくて、たとえばヒップホップダンスとかでもありなわけですよ。(あ、そっちのほうが、子供たちにはとっつきやすいかも?お金もかからないかもw)

うーん、できないかなぁ~ 「日本版エル・システマ」

(やってる団体ありそうな気がするけどね・・・)


テレビでは、ルツェルン音楽祭の後で、ドゥダメルのロサンゼルス・フィル音楽監督就任記念コンサートも放送されてたんですが、ドゥダメルってまだ若いのな。28歳!
へたすると、団員よりも若いんじゃないの?
それでも、はちきれんばかりのエネルギーでぐいぐいオケをひっぱっていく演奏でとてもよかったです。





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Last updated  July 18, 2010 09:46:09 AM
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