ガムザッティの感動おすそわけブログ

ガムザッティの感動おすそわけブログ

PR

Calendar

Favorite Blog

早坂暁の傑作中の傑… モイラ2007さん

11月9日夜公演「King… yuki アイドル 俳優 映画 演劇 ドラマなどさん

遊星からの物体X (… 王道名なしさん

ミュージカル「ケイ… YYCafeさん

   元局アナがス… ころりん0924さん
ライターかあさんと… プチプチゆっきーさん
ぺ天使のつぶやき kamadoyamadocaさん
もっとハッピー happy-gaiさん
こちら25643 ヒロランさん
観劇日記~夢のあと… みおと5747さん

Free Space

設定されていません。

Comments

gamzatti @ Re[1]:「ムー」「ムー一族」(05/28) ひよこさんへ 訂正ありがとうございました…
ひよこ@ Re:「ムー」「ムー一族」(05/28) ジュリーのポスターに向かってジュリーっ…

Profile

gamzatti

gamzatti

2008.04.08
XML
カテゴリ: 洋画
ラフマニノフは、音楽がすべてである。

映画を見ていても、
その「音楽」は、自分の中の「感動」とは、切り離せない。

そう、
ラフマニノフは、
いつでも感動的なシーンに使われ続けてきている。

彼の交響曲が、ヴォカリーズが、画面から響き渡ると、
それだけで体中が「ラフマニノフ」を共鳴させるチェロの胴になってしまう。
そして、私の頭はしびれて、

ある時は、伊藤みどりがオリンピックで初めてトリプルアクセルを成功させた
アルベールビルのスケートリンクの銀盤が、
ある時は、キリ・テ・カナワの滔滔と流れるような歌声が、思い浮かぶ。

だからこの
「ラフマニノフ 愛の調べ」 という映画を見た私の感慨は、
ほかの人と、ちょっと違うのかもしれない。

ラフマニノフ自身の、作曲に賭ける情熱とか、
亡命して出てきた祖国への思いとか、
ルノアールの庭のように、新緑あふれる幼少期の思い出とか、
そうした映画の差し出すものとは違ったところで、
私は心を乱された。


彼のことを崇拝し、熱烈に愛していたのに彼のミューズにはなれず、
捨てられ、逃げられた女性革命家・マリアンナに。

プライド高く、ラフマニノフをその愛情の分だけ憎みながらも、
どうしても憎みきれないマリアンナの、切ないほどうつろな瞳。
胸の中に燃え滾る情念を、軍服に覆い隠してアゴをツンとあげる孤独。


激動のソ連に残された、恋に破れた一人の女性の心が、痛い。

でも。
とにかく、ラフマニノフを聴きたくなる映画なのだ。
映画館にCDが売っていたら、
絶対に買ってしまうだろう。

4月19日より、Bunkamuraル・シネマ(渋谷)、銀座テアトルシネマにて公開。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.04.08 23:16:30
コメントを書く
[洋画] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: