ガムザッティの感動おすそわけブログ

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Comments

gamzatti @ Re[1]:「ムー」「ムー一族」(05/28) ひよこさんへ 訂正ありがとうございました…
ひよこ@ Re:「ムー」「ムー一族」(05/28) ジュリーのポスターに向かってジュリーっ…

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gamzatti

gamzatti

2008.11.28
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カテゴリ: 音楽

オフコース時代、それも1970年から聞いている。

小田和正は一人になっても
その才能を発揮し続け、
若いミュージシャンの熱気と時代をとりこみながら、
自分らしい楽曲作りを忘れずにここまで大きくなった。

61歳にしてあの高音はますます研ぎ澄まされ、
東京ドームは2階席の天井につくくらい
お客さんはぎっしり。
「豆つぶ」くらいにしか見えなくてもいい、
あの「声」を「ナマ」で聞きたい、という人たちが
ここに終結している。

あっぱれな、音楽人生である。

最近の小田は、かなり丸くなった。
丸くなって、オフコース時代の歌もこだわりなく歌う。
今回のツアーでも、
「お客さんが喜んでくれるから」といって、
懐かしい歌をたくさん歌った。

アレンジも見事だし、歌声も見事だし、
それはそれで素晴らしいのだけれど、
やっぱり
そこに鈴木康博の声があってくれたら、と思ってしまう。

この前、テレビで
「復活してもらいたいグループ」のランクの上位に
オフコースが入っていた。

私も願う。願うが、叶わないだろう、とも思う。
時代の変化をおもしろがり、その中で自分らしく歌を紡ぐ小田に対し、
自分の原点である音楽と音作りにこだわって
かたくななまでにスタイルを変えない鈴木では、
これから一緒に新しい曲を生み出すことはできないのだ。

そんな二人の葛藤は、
もちろんオフコース時代からあっただろう。
飛ぶ鳥を落とす勢いだったころだって、
「誰も知らない二人」の夜があっただろう。

オフコース時代の歌を聞くと、
二人の葛藤が目に見えるようだ。

「君は君の歌、歌え。僕はこの調べに愛をのせて」

君は、僕の歌を、ただのラブソングだというけれど、
という歌詞を聴きながら、
二人の、長い長い音楽談義が立ち上ってくるようだ。
話し合って、主張しあって、時にはケンカして、
その中で出来上がった「違う二人」の化学反応だったからこそ、
オフコースの歌は今も輝き続ける。

でも。
一緒に活動するのは無理だとしても、
一夜限り、1ステージ限りで二人のハーモニーが復活することは
ひょっとしたら起こりうるかもしれない。
新しい歌は歌えなくても、
二人で作った歌なら歌えるのではないか?

そう期待するのは、
ファンである私たちだけではない。
もっとも望んでいるのは、小田自身だろう。

会いたい人と会うために始めた「クリスマスの約束」だって、
本当に会いたい人は、鈴木である。
本当に出てほしい人は、鈴木である。

小田は、独立してからも
ずっと鈴木にラブレターを送り続けている。
彼が作った歌の大半は、
鈴木との思い出、別れ、
そして離れている今の気持ちを綴っている。

今も「あのころ」と気持ちは同じ。
「君」を尊敬している。
「君」は君のままでいい。
「君」と別れたことは後悔していない。
二人は二人の道を「どこまでも」行けばいい。

昨夜、小田は新しい曲を披露した。

「今の素直な気持ちを曲にしました。深読みしないでください」
と言って歌った『さよならはいわない』

もう会うことはないかもしれないけれど、
さよならは言わない、という歌詞を聴きながら、

ああ、また届かぬラブレターが一つ、
ポストに投函されたな、と感慨ひとしおであった。









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Last updated  2008.11.28 08:34:54
コメント(7) | コメントを書く


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Re:小田和正・東京ドームライブ(11/28)  
LimeGreen  さん
私もよく聞きました、オフコース。授業でも歌ったような(中学の音楽の先生がファンでした)。

2番目の彼氏が凄いファンで、今耳にすると彼のことしか思い出せませんね・・・。でも最初の彼は鈴木さんのファンで、「いくつもの星の下で」が私と彼のテーマソングのようになっていました。懐かしいです。
(2008.11.28 09:41:56)

Re:小田和正・東京ドームライブ(11/28)  
たぶんコピーライターのY先生も
このコンサートに行かれたはず。
どこかで会っていたかもしれませんね~♪
私も小田さんの歌なら、ほとんど歌えます。
あのメロディラインが、頭に残るんですよね。
歌詞もいいけど、私はやっぱりメロディが好きです。 (2008.11.28 22:49:24)

Re[1]:小田和正・東京ドームライブ(11/28)  
gamzatti  さん
LimeGreenさん
繊細な歌声で、どちらかというと女性に人気か、と思いきや、
意外と男性のファンが多いのも特徴ですよね。
長いことファンだと、
歌には思い出がついてきます。

こがにちゃん
Y先生は、きっといい席だったんでしょうねー。
アリーナ席を、上から指くわえてみてましたよ。 (2008.11.29 08:56:08)

小田和正・東京ドームライブ(11/28)   
やこ さん
gamzattiさん、はじめまして♪
私も26日のドームに行きました。本当に素晴しい歌声でしたね。ただ、思ったよりオフコース色のあるツアーなんだな、というのが率直な感想でした。そして偶然gamzattiさんのブログを読み、なんだか非常に合点が行きました。ファンの思いとは全く別の次元で、小田さんは小田さんなりの想いを持って臨んだドームコンサートだったのかもしれませんね...。中学生の頃、overやnextを切ない気持ちで聞いていたのが懐かしく思い出されます。 (2008.11.30 01:45:45)

Re:小田和正・東京ドームライブ(11/28)  
gamzatti  さん
やこさん
こんにちは、お立ち寄りありがとうございます!
本当に、オフコース色、強かったですよね。

他の方のブログを見たら、
1日目より2日目のほうが、音はよかったみたいですね。
私もドームだったので、ある程度は覚悟していきましたが、
音が二重に反響することもあまりなく、
非常に楽しめるコンサートでした。 (2008.11.30 11:39:16)

Re:小田和正・東京ドームライブ(11/28)  
antibesjp さん
ガムザッティーさんはじめまして

小田さんと鈴木さんとの関係を、永年見つめてきた目と、豊富な情報量と、非常に正確なワーディングで、見事に書かれているのを読ませていただき、大変に乾感銘を受けました。

そうですよね、全ては鈴木さんに繋がっている。そしてそれは「二人は二人の道をどこまでも行けばよい」であり、もしも二つの道が期せずして交わることがあるのなら、その時には一緒にやれるかもしれない、ということなんでしょう。

そして、そんな夢を持っている以上、彼らはいつまでも歌い続けるのでしょう。それが、まためぐり合うために最低限必要なことなのですから。

僭越ながら、トラックバック送らせていただきました。 (2008.12.02 22:27:17)

Re[1]:小田和正・東京ドームライブ(11/28)  
gamzatti  さん
antibesjpさん
はじめまして!
antibesjpさんのブログも拝見しました!
同じこと考えながら、あの場所にいた人、
きっと多かったのではないでしょうか。
鈴木さんのライブにも行かれたとのこと、
脳内コラボですね。ほんと。 (2008.12.03 08:17:13)

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