ミュンヘンのパッチワークファミリー

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2005.06.14
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6月14日は、プッチーの幼稚園の正式申し込みの日。


ここへくるまで、長かったんですよー。

まずね、2005年の9月(ドイツの新学期は9月なものですから)に、こどもを幼稚園へ入れたい、と思う親は、2004年のうちから、あちこちの幼稚園にまず、第一回目の入園希望登録をしておきます。

ドイツでは、小学校入学以前のこどもの保育に関しては、供給をうわまわる需要があるため、なにごとも先手必勝なのです。

で、当パッチワークファミリーもですね、昨年のうちから、こちらの幼稚園、あちらの幼稚園と火曜日ごとに申込用紙に、こどもの名前から生年月日、国籍、親の名前、生年月日、国籍、住所、電話番号、親の勤務先、住所、電話番号、などなど書き込んでまいりました。

なんで、火曜日ごとかといいますと、これまたミュンヘン市の公立幼稚園は、この日を申し込みの日ときめておりまして、これ以外の日に行っても、登録させてくれないのです。
なんて律儀なドイツでしょう?

さいわい、うちの近所には、けっこう公立の幼稚園がありまして、とりあえず5箇所に登録をすませました。


そのあとで、こどもが割り振られた幼稚園から、親宛に仮予約通知がまいります。

親としては、

こことそことあそこに申し込んだけど、本当はこちらに行かせたい

という気持ちが根底にはあるわけですが、そういうことにおかまいなしに、子供はわりふられます。

で、割り振られてしまったら、もうそこ以外には行かれないので、もう観念してそこへ通うわけですね。

気の長い人は、
では来年こそ!
と思って、より希望度の高い幼稚園へ、再登録することも、ありです。

うちの場合は、まあ自宅からもそう遠くないし、いままで通っていた保育園のそばだし、OK。
本当は、モンテッソーリとかも興味あったのですが、うちの近所(ったって、朝の通勤ラッシュ時には、車で20分はかかるであろう距離)にあるモンテッソーリの幼稚園は、午後2時までしか保育をしてくれないので、これは共働き家庭には無理。
で、あっさりあきらめました。


「お子さんの入園予約は4月某日まで有効です。
入園を希望する場合は5月某日のXX時に当園まで来られたし」
と書いてありまして、じゃあってんで、4月の某日までには電話で入園の意思の固いことを通知し、5月某日には、わたしはうっかり仕事を入れてしまっていたので、ダーリンに、入園に必要な、こどもの出生証明書、こどもの予防注射暦一覧表、親の銀行口座、親のおととしの収入証明書などの書類一式を持たせて、園に送り込みました。

わたしはてっきりそこで、入園申し込みが終了するのだと思っておりましたら、ちがいました。

ダーリンが帰ってきて言うには、

とのことでした。

あらま。
上のおねえちゃんとおにいちゃんのときは、こんなにめんどくさかったっけ?

9年も現場を離れていると、細かいことは忘れてしまうんですねー。おほほ。

さて、6月某日、14日でございます。

夕方5時半に、親子3人そろって出頭いたしました。

ダーリンはこの日の朝から、いつもウエストゴムの楽なスパッツをはきたがるぷっちー(あんたはばあさんか!?)がいやがるのをものともせず、かわいい花模様のワンピースを着せようと悪戦苦闘。
「ね、今日は幼稚園に初めて行くんだから。ね、パパのためと思って」
と、なだめすかし、それもかなわぬとみれば、母の手を借りて問答無用とばかりに、やっとのことで着せつけました。

ダーリン自身は、この日はどうひいきめにみても、作業服にしか見えない、さえないベージュのサマーブルゾンなんかを着ているのに、娘にはかわいいかっこうをさせたい。これが父の心なのねえ。
いや、感心。

行ってみれば、担任の先生は若くて美人。話し方もはきはきしているし、この人ならば、誰に似たのか内弁慶なプッチーをしっかりひっぱっていってくれることでせふ。

プッチーの入るクラスは、デルフィン(いるか)クラス。
お部屋の入り口にも、いるかの切り張りが。
いるか

保育室も広くて、っていうか、2階建て構造の保育室って、わたし初めて見ました。
保育室の吹き抜け部分

窓からお庭も見えます。建物の反対側には、遊具のあるお庭もありますが、それはこの部屋からは見えません。
幼稚園のお庭

ようやく正式申し込みが終わって、プッチーの初登園は9月の19日と決定。

帰りに、プッチーが行きたがるので、そばの教会に入りました。

プッチーは、保育園のこどもたちとそろって、何回かここへ来ているもよう。
教会内のどこに子供用の本が置いてあるかよく知っていて、足を踏み入れるなりそこへ突進。

お気に入りの一冊を選んで、ベンチに腰掛けます。パパもいっしょにね。
うしろから二人の姿を見ていると、なんだかほのぼの。

帰りは、いまを盛りと咲くニワトコ(独語:ホルンダー、英語:エルダベリー、またはエルダー)の甘い香りに包まれながら家路をたどり、しあわせを感じた一日でした。





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最終更新日  2005.06.17 04:21:10
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