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2005.06.13
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昨日は、上記のタイトルのコンサートが、ミュンヘンの文化の中心、 ガスタイク文化センター

在ミュンヘン日本国総領事館と、ミュンヘン日本人会のご協力を得て実現することのできた、このコンサート。
各種コンクールの優勝経験を持つ在校生や卒業生、そしてミュンヘン国立劇場で活躍するプロの団員の方たちの演奏を交えて、内容的にも非常に濃いものでした。

わたしは当日、コンサートの司会進行(日独)をつとめさせていただくことに。
小学校時代、放送部だった経験をかわれてのことです。

日本語はともかく、ドイツ語の方は、日独ハーフで、それこそこの補習校で学んだ、というおかあさまもいらして、彼女の方が適任では、と進言したのですが、「こういうときは、日本人がドイツ語で話したほうがいいのよ」
と、言われ、あー、そうか、そういうこともあるかもねー、と引き受けたのでした。
さらには、最初に日本語でなさる校長先生のごあいさつを、ドイツ人のお客様にもわかるようにドイツ語で言う、という大役をおおせつかり、始まる前からあせびっしょり。



お客様が多すぎて、ホールに入りきらないっ!!!

ここガスタイクは、ミュンヘン・フィルハーモニー・オーケストラのおひざもとですが、小ホールの客席数は、小というだけあって、200席。
それでもわたしたちは、全部うまればいいねー、という気持ちでおりました。

それが、予想以上の人出!

なんでも、数日前に、地元の新聞でも紹介されたのだそうです。
で、コンサート自体は入場無料のため、心ある方がたくさん来てくださったというわけ。

それは本当にうれしいんですけど、ホールの側としては、消防法の関係もあり、立ち見は許されません。

あせったのは、わたしたちコンサート実行委員会。

お客様によびかけて、小さいお子さんはひざの上に抱いていただいたり、関係者はできるだけ舞台裏にまわるようにしたり、来賓のためにととっておいた席もすべて開放したり、ホール側のご好意で、特別にこどもだったら、舞台の上に椅子を並べてそこへ座ってもいい、ということで、20人ぐらい子供たちを舞台にあげたのですが、それでもドアの外で待っていらっしゃるお客様が約40名ほど。

残念ながら、最終的にはお帰りいただくことに。

このときまでに、狭いとはいえ、ホールを前から後ろ、舞台のうえからまた客席後方までかけおりて、汗だくになりましたー。


で、このあと、15分遅れでなんとか始まったコンサート。

総領事に続いて、舞台にそろって並んだ校長先生のごあいさつで、原稿にはなかった部分があったりして、顔は平静をよそおいつつ、内心は「聞いてないよ」。
もう、オープニング前からのアクシデントの続発で、頭はパニックになっているので、その場で訳していったりしたら、しどろもどろで、文法めちゃくちゃになるだけだと判断し、一挙に割愛!
校長先生、ごめんなさい。

でも、冒頭にも書いたように、コンサートの内容自体は、本当にすばらしいものでした。技術的にもプロ並みですしね。


みなさん、お疲れ様でした。

それにしても、ほんの数人、小さな寺子屋式の補習校がここミュンヘンに発足してから、はや30年がたったのですね。

現在ではクラス数も17に増え、幼稚部から高等部まであるのが特徴のミュンヘン日本語補習授業校。
200人を超える4歳から18歳までのこどもたちが、ここで毎週土曜日、日本語と日本文化を学んでいます。

わたしは残念ながら、創立当時は体験しておりませんが、こちらで教員として働かせていただいた年月が7年半、うちのこどもたちがお世話になってからの年月が10年と、かなりの密度で接しております。

今回、このコンサートの準備・進行を手伝ってくれた父母の中には、先ほども書きましたが、ご自身も補習校で学ばれた方もいらっしゃいます。親子二代でかよう学校です。
過去二年間は、人事の問題でいろいろすったもんだもありました(この話を書くと、かなりの衝撃が教育界ー少なくとも海外子女教育関係界に走ります)が、基本的には心のかよいあう暖かい学校です。
末永く存続することを、望みつつ、30周年のお祝いの言葉にかえさせていただきます。






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最終更新日  2005.06.14 04:18:49
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