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げじねこ

げじねこ

November 5, 2005
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カテゴリ: 舞台&役者
17場:墓は清滝信光寺

贅沢だよなー。
ってか高橋さんの佐吉と毬谷さんの浮舟太夫、
もっと出番欲しかったーーー!
って、それは豪華すぎるキャスト陣だからしょうがないか(^^;)。
でもそれはそれとして、ここでの佐吉の母親役の白石さん、
ちょいと(かなりか)すでに嫁いびりか?(笑)
けれどなんともにくめなくて。
でも、そこでついたウソが招く最悪の結果がねぇ。

それまで、ちょっとノーテンキなくらい明るかった佐吉の後追い。
まさにロミジュリなんだけれど、わかっていても哀しかった。



18場:百姓の噂話
毎度の墓堀り。
やはり隊長はかっこいい。
そしてついついグレート義太夫さんを目の隅で探してしまうのは、
彼のHPで裏話を楽しませて貰っているからかしら(笑)。




19場:関八州親分衆
こここそ、三世次の独壇場!
一見、親分衆の方が貫禄も迫力もあるんだけれどね。
「非の打ち所がない」ってのは、大変だね。
アタシャいっぱい「非の打ち所がある」おばさんでよかったよ。

ところで、話のスジには全く関係ないのだけれど、

2階席からみていたら、どうしてもとんねるずの石橋の貴さんに見えてしまって。
一度そう気が付くと、声まで似てるような気がしてくるし、
実際、貴さんに合ってそうな役だし(笑)。
観た方、そんなことないっすかね?



20場:唆と錯イロ
いよいよ清滝宿の親分になり、

けれど、本当に欲しい女は、王次の死後、病に伏せるお光。
今なら、すべてを持った今ならもしかして・・・
しかし、お光はキッパリ拒絶する。
逆上した三世次に殺され、姦通される悲劇。
それを双子の不思議で感じ取るおさち。

うぅぅ・・・こちらの気持ちもどんどん追い詰められていくよー。
でも、誰かに感情移入するってのとはちがうんだよね。
2階からちょうどいい具合で俯瞰で全体を見渡せるせいか、
結構冷静。
王次もいないしさ(笑)。



21場:酒樽の中は山吹色
ここの場面も「ことば」が命。
しょせん世間は金で動くのか。
うまい具合に口から金を出す三世次。
妙に手品みたいで感心(笑)。

いとしい旦那様を殺されても、
それが自分の美しさのせいだといわれれば、たとえ一瞬でも揺れる女心。
人のこころの弱さが、ここにも。



22場:百姓の噂話
同じ百姓出身の三世次だからこそ、
代官に出世したのも喜んでいたのに、
それを逆手に更に重税を課す代官。
ついにみな耐え切れなくなって一揆を起こす。



23場:鏡
世間は、屋敷の外は一揆で詰め掛けた百姓たちが殺気立ち、
部下はオロオロするも肝心の三世次は、
うまく手に入れたと思い込んでいるおさちのほうが重要。

おさちの心が落ち着くまでと、
三世次らしくもなく手も出さず我慢のコが、
ちょっとやさしくされるだけでもうウキウキかい。
そんなに世間は、女は甘くないのがその後すぐわかるんだけれど。
おさちの取り寄せたものは『鏡』。

 「おのれの醜さを思い知るがいい!!」

そうおさちから言い渡され、ついに鏡をみせられ絶叫する三世次。
愛される資格なんぞ、ありはしないのだと、何度も鏡をみせつける。
そう、おさちはちゃんと復讐の機会を狙っていたのだ。
簡単に殺しはしない。
絶望にとらわれ死になさいと。
折りしも一揆は屋敷の門を打ち破り進入。
すでに自暴自棄の三世次の向かう先は、死、のみ。
おさちのみならず、百姓たちの憎しみも受けて壮絶な最期だ。


すごいなと思ったのは、唐沢さん。
金ピカの衣装がちゃんと似合う男になっていた。
そう、最初の卑屈のカタマリから、段階を経て自信をつけていった。
それがちゃんとわかる。

哀しいのは隊長が死んじゃったこと。
うわぁぁぁーーーん。
実は今回、一番かっこよかったと思ったのは、
三世次でも幕兵衛でも、王次でもなく、隊長だったの。
なんとも頼れる包容力と、
進行役ならではの冷静な語り口がめちゃくちゃ魅力的!

来年の小栗君の舞台にも出演されることがわかってゴキゲンっす(爆)。

涼子ちゃんもよかったよー。
役柄的には、お光のきっぷのよさのほうが好きだけれどね、
おさちもちゃんと良家の子女だったもん。
このメンバーの中では大健闘!


24場:墓場からのエピローグ
あーーーもう、みんなお墓の中からこんにちはーーー(笑)。
額の白い三角布がかわいいわー。

同じ墓の中からでも、エリザベートとはえらい違いだ(爆)。

ってそうじゃなく。
このエンディングでもう一度

♪もしもシェイクスピアがいなかったら♪

が歌われるんだけれど、なんともまぁ観終えたあとだから、
存分に楽しんで堪能したあとだからよけい耳に残る残る。

それが、キャストみんなゆうれいのしぐさ(手を胸の前にだしてたらす)。
かーーわーーいーーいーー!

ぴょんぴょんはねたり、いちゃいちゃしてる王次はもちろん
もっとかーーわーーいーーいーー!!


とにかく楽しかった。
かかわるすべての人たちに大拍手!!

いのうえ版を観ていたおかげでストーリーも難なく追えたし、
とにかく芸達者な出演陣のワザも堪能できたし。

目的の王次は、何度言ってもものたりないくらいラブリーだったし(*^^*)。
大満足。
ごちそうさまです。満腹です。



あえてケチをつけるなら、チケ代の高さ(--;)。
パンフも高いよ。
でもこのパンフが、買ってみれば結構内容充実。
場毎に、写真が何点かあって、
舞台の記憶を辿るのに今回めちゃくちゃお役立ち~(^^;)。



もうちょこっとだけケチを(おい)。
正直いうと、劇中歌がものたりなかった。
♪もしもは秀逸だったけれど、
他がインパクトが弱い。
悪くは無いんだけれど、正直あまり印象に残っていない。
いのうえ版は、もともと新感線好きのせいもあるだろうけれど、
その新感線のいのうえ歌舞伎テイストたっぷりで聴き応えがあった。
サントラ迷わず買ったもの。
今回のは、たとえあっても藤原君が歌っているとしても迷う。うん。


役者には不満は全く無いけれど、23場の『鏡』の鏡。
現実的には?あんなものだろうけれど、
いのうえ版のふすまがすべて鏡!のインパクトがありすぎて物足りなかった。
ってか、そこの場面のいのうえさんのほうが蜷川さん意識した演出っぽいか(笑)。
いのうえさんご本人も、
蜷川さんを意識した演出もありますとたしか語っていたような記憶が(笑)。


時間とお金がゆるせば何度でも観たい舞台だったな。
一度はかぶりつきで王次観たいしさ。
それから、脇で本筋とは別にごちゃごちゃやってる人たちも気になるし。
いくつ目があったら満足できたのかしら(爆)。







行って帰って、いつものごとく時間に追われる大阪日帰り観劇でしたが、
なんとかブーツデビューもしたし、めでたしめでたし。



結局いつものごとく、めっちゃ長くなってしまった(呆)。
ま、自分の観劇のキロクだからね。
ヨシとしよう。
12月までは何の予定もないしさ(笑)。






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最終更新日  November 11, 2005 09:00:01 PM
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