タイ大好き！

タイ人以上の色黒 を指摘され、めっちゃ驚いたよっしぃであったが、それ以上に足の甲からここ 数ヶ月まったく取れないイボ君 に気がついて、ますます落ち込んだ。

3代目のデジカメ絶命事件からは以外にも早く立ち直ったSとぅを見習って、今宵は夜のホテルでとびきりリゾーティーに過ごすとしよう。

って・・・このホテル夜すごー！

あまりのすごさになのか、 デジカメへの追悼の儀式なのか、Sとぅは「プラトーン」のクライマックスシーンを彷彿とさせる謎のポーズ をとった。

・・・あんたって人は・・・。

モデル立ち、そして・・・

そしてガブ飲み・・・Sとぅ・・・ほんとに、ほんとに漫画みたいで目の離せない友人だ。

あ、このSとぅがガブ飲みしてるレストランなんだけど、お昼カオトムをむさぼったレストランが、夜はグリルレストランの一部になるのよ。

ふれこみが250バーツでタイ料理ビュッフェ、プラスいくらかでいくつかのグリルが頼めるっていうものなんだけど、Sとぅが通りすがりに何か勘違いしたらしく「よっしぃさん！タクシーで町に出るなら、ホテルで食っちまいましょうよ。たった250バーツでタイ料理のビュッフェ食べ放題ですよ！ステーキとかシーフードも食べ放題！」と夕食も町に出ない宣言。

Sとぅ・・・鼻息が顔に当たるよ（笑）。

そのタイ料理のビュッフェっていうのはあくまでもグリルの補助のような役割のもので、ムーカタ屋さん（ジンギスカン風のなべでお肉を焼き、溝からたれてくる肉汁と、下の溝にたまっているスープで野菜を煮る、素敵なお鍋料理）のサブおかずよりも貧弱。たったこれだけの食べ放題って言うのはけっこうきつい。 ファミレスのサラダバーみたい なもんだから。

お肉とシーフードのグリル付タイフードのビュッフェは、実は499バーツ。

あははは、まあ、そんなもんだよね、仕方がないよね。

しかしわれらはけちだった。

「あれっすよ、よっしぃさん！ タイ料理ビュッフェのみを一人、ステーキとシーフードプレートをどちらか単品で二人がとって、タイ料理を私ががんがん持ってくる んすよ。よくないですか！？」

・・・しかしSとぅ・・・基本は全員250バーツを払わなきゃいけないみたいだよ。

「いいんですよ、ばれませんってそんなもん！よっしぃさんは「お肉しか食べれない」って言って、Tちゃんはお魚しか食べれないって言って、私はどっちも苦手だって言えばいいんです。 通訳してください！ 」

えー！そんないんちきくさい通訳すんの！？

・・・してみた・・・。

タイ人は普通そういうことにかなり寛大なのだが、このレストラン のはげ、ちび、がりのおっさんは、ものすごーく心が狭い らしい。

ってかそういういんちきをする人が多いのかもしれない。ぢろっとこっちをつ見て「えー？」って顔をした。

こういうときにあたしは奥の手を出す。

「あたしたち、 すごくお酒を飲むのでお食事スタイルがおつまみ でいいんですよ。

私と彼女はお肉とお魚をつつきながらお酒を飲みたいんですのよ。彼女はがっつり食べたいんですの。おーっほっほ、よろしくて。

ちなみにあたくしたち、プールヴィラのセレブ→（無料でアップグレードされただけ）ですからして、そんな バカでけちくさいことなんかいたしません ことよ。おーほほほほほ！」

酒代がとれるとにらんだおやじは、いやいやながらも、こくりと頷いた。

勝った！・・・いや・・・勝ってなかった。

おやじはSとぅがタイ料理を取りに行くたびにものすごくじろじろ見るし、うちらがタイ料理に手を出さないか、なぜか遠くからにらんでいる。

ひぃいい・・・というわけであたすとTちゃん、そしてSとぅは、互いに陰になりながらお互いのおかずをちょっとずつ取っては食べるという、 遠くから見るとまるで「チューチュートレイン」でも踊っているようなお食事タイム を披露する羽目に。

お肉プレート

そんないんちきセレブの元に・・・訪問者が・・・。

まっ・・・ 真ん中分けの猫！！！大正紳士だ！モボだ！モボ過ぎる （見たことないけど）。

ちなみに・・・お料理なんですが・・・ お魚は海風に吹かれてがびがび、お肉も自宅のグリルであぶったほうがおいしかった。

で、このタイ料理のビュッフェって言うのが、真ん中分けの紳士のお食事レベル （キャットフード） くらいにおいしくなかった。

朝食もランチも優秀（ハンバーガーのパテもやわらかくておいしかったし、ジューシーだったし、カオトムもおいしかったはず） だったのに、ディナーがこのざまってなんだよ！？って感じ。あははは。残念っす。

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