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カテゴリ: 野球
メールフォルダを整理していたら、筆者が発行していたメルマガで特別編として配信した ドラゴンズ 優勝日ナゴドレポが残っていました。いつかはフルスタがこの様な熱狂に包まれる事を願いたいですね。昨年の ドラゴンズ 優勝翌日に配信した内容を、そのままここに再掲致します。頑張れ! 楽天イーグルス





 ドームの周辺から既に雰囲気が違っていた。地下鉄からドームへ続く通路の途中に関所があったのだ。

「ここから先はチケットが無いと入れません。」

チケを持たない人々がドーム周辺に集まりフーリガン化する事を恐れたのだろうか?関所の前には、チケを渡す為に相方を待っているのであろう人々が大勢憮然として待っていた。既に試合は始まっているが、これでは一人だけ先に中に入って、チケを中から渡す技が使えない。
 発行者はPLAY BALLから約45分後にドームの中に入った。明らかに空気が違う。これが優勝決定の雰囲気なのか。弁当とビールを片手に1塁側の外野席寄りの座席へ向かう。気になったのは、いつもすぐ売り切れるお気に入りの弁当がPLAY BALL後に手に入った事だ。多目に製造されたのだろうか。
 後輩の到着まで発行者はビールを片手にゆっくり弁当を食べるつもりだった…のだがいつの間にか雰囲気にのまれていた。内野席なのに周りのテンションが異常に高い。半外野席状態だ。発行者は一人の時は声を出したりしないのだが、その日は後輩到着前にもかかわらず、自然とメガフォンを叩いて唄っていた。しかも 発行者は ドラゴンズ ファンでは無い のだ。


「あれ?弁当買ったんすか?」

そう言われて我に帰った。広島の攻撃中も弁当の事などすっかり忘れていた。同点。一時も目を離せない緊張感が続く。確かに弁当を食べる暇が無い。レア弁当が手に入った理由がようやく理解出来た。

「ビール二つ!」

後輩が売り子を呼び止める。ん?二つ?

「チケ譲ってもらったんでどんどん飲んで下さいよ!」

まだ1杯目を空けて無かった発行者は慌てて1杯目を平らげた。弁当は鞄に入れた。
 途中、 ヤクルト リードの経過が表示された。ドームは同点だ。周りに明日のチケをドーム場内売り場へ買いに行く人々が現れた。発行者と後輩は決まると信じて動かない。チケを買いに行く時間も惜しい位に目が離せ無かった理由もある。 
 後輩は発行者のビールが空くと勝手に売り子を呼び止め渡してくれた。トイレが近くなる。回の合間にトイレに行くタイミングが重要だ。段々酔っ払っていた発行者はトイレ前に喫煙所に行き携帯で友人に電話をかけたりしてハイテンションな酔っ払いと化していた。ちなみにこの日は同じ様な人々が沢山いたのだろう。メールは中々飛ばないし、電話も中々つながらなかった。

「絶対今日決めるぞー!」

「おおー!」

スタンドの裏では自然とそんなコールも起こっていた。
 試合はアレックスの美技でピンチを凌いだりして膠着状態。両チームの必死の攻防に観客は益々ヒートアップしていた。20時で9回は終了したが、延長に突入だ。内野席だが遂に周りはスタンディングで応援を始めた。ハイテンションになっていた発行者達も同様だ。しかし内野席の連中は舞い上がり過ぎて外野席の応援よりだんだん早くなっていく。応援がバラバラだ。酔っ払っていたものの、発行者は冷静に?

「早い!早い!」

と周りを諌める。するといつのまにか発行者がペースメーカーと化してしまっていた。さっきも述べたが ドラゴンズ ファンでは無い のだが…。でも雰囲気は最高!お祭り好きの発行者はほろ酔い気分ですっかり楽しんでいた…。
 ビジョンに ヤクルト 『勝って決めて欲しい。』 と思っていたからだろう。
 延長も熱戦が続く。岩瀬が満塁のピンチを三振で凌いだり、アレックスのレーザービームが炸裂したりでファンのテンションも更にヒートアップしていた。そんな中で

ヤクルト 負けたぞ!」

の声が上がった。その一報がじわじわスタンドに伝わって行くのがわかる。所々で小さな拍手や歓声が上がっていた。
 12回の表に緒方のグランドスラムが飛び出す。だがその日の ドラゴンズ ファンは諦め無かった。最後の攻撃も相変わらずハイテンションの応援が続く。もう優勝は決まっている。でも選手もファンも勝って優勝を喜びたい。そんな思いからファンも選手も懸命に最後まで戦っていた。しかし1点を返すも負けてしまった。その瞬間にドームは溜め息につつまれ、選手もファンもリアクションに困っていた。しかしベンチから選手が出てくると一気にドームは拍手と歓声に包まれた。そして落合監督の胴上げだ。5度中に舞う落合監督に合わせて場内はバンザーイの大合唱!実に感動的なシーンだ。発行者は現役の頃から落合が大好きだ。 ドラゴンズ
 落合監督の非常に面白いインタビューの後は表彰式。そしてチャンピオンフラッグを持って場内一周。大騒ぎのファン。発行者はライトスタンドへ移動し、いつまでもドームの中で大騒ぎをしていた。そしてドームの外へ出ても大騒ぎ。いつまでも唄い続けた。号外が紙吹雪の様に舞う。レプリカを着たファンを、そのレプリカの選手の名を呼びながら胴上げ!帰れと叫ぶ係員。もう発行者は終電が無くなり帰れない。仕方が無いので大曽根のカラオケボックスで朝まで寝ていた…。
 始発で帰宅。そして仮眠をしてトヨスタへ。閑散としたスタンド。 F東京サポ に圧倒された グラサポ 。発行者は昨日の熱狂がトヨスタを包む日はいつになるのか…と眠い目を擦りながら考えていたのだった。

【限定ZIPPO】中日ドラゴンズ'04優勝記念 カラーロゴ





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Last updated  August 15, 2005 02:09:33 PM
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