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2011年08月03日
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モルトウィスキーのブレンドをやりながら、コーヒー豆の焙煎と
抽出という2つの趣味(あくまで趣味ね)をもっていると、あると
き違う分野のなかに共通点を発見することがあります。

モルトウィスキーのブレンドという作業は飲む前の味の調整です
から、食事の際に醤油や塩をかけることに近いと思っています。

一方、コーヒー豆の焙煎は食材の仕込み、抽出は調理に近く、それ
ぞれ前工程で手を抜かないで完璧を目指すことで、最終工程とも
いえる人が口にするときに最高の形で人に届けられる、と考えて
おります。


いた久しぶりのネスプレッソには実は書かなかった進化が含まれ
ていて、大いに驚かされました。

その驚きとは、テロワールがあったことです。

テロワールとは、ワインの分野で使われる言葉で「土地の味」と
でも訳すと思いますけれども、これはそっくりそのままウィスキー
の分野でも当てはまると考えていまして、ならばコーヒーの分野
でも当てはまり、本当に美味しいコーヒーとはテロワールがある
こと、即ち実の味がすることと栽培地の味がすることだと思って
いました。

そんなことをボンヤリと考えていたところ、ネスプレッソではも
う実現されていたのです。上には上がいる!


しては先には先がいるということで、その差がどのくらいあって
どういう取り組みで近づけるのかを考えるのがイノヴェーション
の真実だとドラッカー博士は言ったか言わなかったか。

ネスプレッソが実現したテロワールは、もちろんメーカで行われ
たエンジニアリングの結果です。そのココロは、豆も進化した、

でしょう。

では周囲を見渡して現状を確かめてみると、どれかひとつはあって
も全てはないからネスプレッソがネスプレッソたる所以です。

しかしながら、こちらの取り組みはエスプレッソではありません
から加圧した蒸気で抽出するわけではなく、ネルでドリップする
のにスイス・エンジニアリングの秘密に近づけばいいのです。

ネスプレッソのネスプレッソたる一番の所以は抽出だと考えてい
まして、他のマシンでは行われていない抽出の違いを応用できな
いかと思って試行錯誤してみたら、お陰さまで答えを見つけるこ
とができました。

その答えとは注湯にあります。

多くの方がイメージされるコーヒーのドリップは、コーヒー豆を
蒸らした後で「の」の字を書くように注湯する作業ではないでしょ
うか。

また、多くのコーヒーマシンの注湯はミリングしたコーヒー豆に
均一に注がれるのではないでしょうか。

そのどちらでもないというのが正解のようです。

あーあ、ここまできたら仕事にしようかなあ。
UCCさん、一緒にやりません?(笑)

感謝!






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Last updated  2013年05月27日 11時09分24秒
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