ヨーテボリ国際映画祭 1月26日~2月5日にかけて、ヨーテボリ国際映画祭が開催されました。今年で30回目を迎えたこの映画祭、世界各国の映画を街の至るところで観れるとあって、お祭りムードが漂います。日本からは、「HANABI」「Always~三丁目の夕日」など、計7本が上映されました。私はこの間、「Cyclo」「Buffalo Boy」という2つのベトナム映画と「Linda Linda Linda」という日本映画を観ました。 ベトナム映画鑑賞は初体験でした。それぞれ、ベトナムの都市部・農村部を舞台に、台詞は決して多くなく、ベトナム特有の音楽とともに淡々と物語が進行していくのですが、シンプルなようで実はとても複雑で、人間の内面描写が巧みだという印象を受けました。そして、最後に観たのが日本映画「Linda Linda Linda」。The Blue Heartsの楽曲を学園祭で演奏しようと奮闘する女子高生達の青春を描いたこの映画は、スウェーデン人にも好感触で、清潔感溢れる映画で終始笑が絶えませんでした。 外国で日本映画、アジア映画を観る、というのは、日本で観るのとはまた違う喜びがあります。充実したひと時でした。