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前回からの続きです。3.ダーマローラー100%TCA後、そこそこに落ち着いてきた施術18日後です。思い起こせば初自宅TCA時のスペックは、TCA50%の湿潤療法なしの野ざらしカサブタである程度落ち着くまでに20日は要しました。今回はというと、TCA100%+湿潤療法後18日でこの状態ですから、そこそこに精度が上がってきたような気がしないでもありません。この成長因子が働いているさなかにもうひと働きしていただくべく、あえてここでダーマローラーを転がしさらなる回復を目論見ます。この強制執行は、yes!プリキュア5からヒントを得ました。死闘を繰り広げようやくプリキュアが勝利を確信した正にその瞬間、コワイナーならぬヘコムナーにより起死回生の必殺技をお見舞いされ致命的ダメージを食らってしまう。しかしそれが起爆剤となってプリキュア5人が奮起し、会心の一撃を炸裂させヘコムナーを撃破する、というシナリオです。ひとことで言えば火事場の馬鹿力方式だという簡単な話なんですが、少しプリキュアって書いてみたかったんです。4.キズパワーパッド(温める)今更なのですが、私がダーマローラー後にキズパワーパッドを使うのは初の試みです。というのは、ダーマローラーは真皮を傷つけることによりコラーゲン産生を促すものであり、表皮には影響を及ぼさないというところから、あえて湿潤療法は必要ないと考えていたからです。しかしながら、普段のキズパワーパッドライフの中から思うところもあったのですよ。以前から、たぎる滲出液が予想される本命部分以外にも、ほんのり滲み出ている意外な箇所が散見されていたのです。ということはTCAほどの破壊力はないダーマローラー後でも、そこそこの滲出液が見込めるのではないかと。早速ダーマローラー後に貼ってみまして、同様に「あずきのチカラ」で顔面保温をしつつ就寝前に確認してみましたらばクリビツテンギョですよ。うげー。今回は、元からゴリゴリ後に貼るつもりだったことも手伝ってかなり豪快に転がしたとは言え、なかなかいいプツプツぶりです。まるで麹の発酵過程のように沸いており、これはなんか期待できそうです。5.デザインテープ上記のキズパワーパッドは2日も経つとだいぶ落ち着いて参りました。大事をとってもう1日やりたかったのですが、土曜で出かける用事もあったため少しでもマシな見栄えで臨みたいと思いました。そこで、かづきデザインテープです。商品もさることながら、かづきさんの肌に大きなコンプレックスを抱える人たちへの思いが熱いんですよ。このデザインテープ購入後に漫画の小冊子が届いたのですが、かづきれいこさんがリハビリメイクを確立するまでの半生をつづったもので、これについて感想も山ほどあるのですがひとまず今日は割愛します。これ本腰入れてやってたら、何回も夜が明けて今夜はお前を寝かさないみたいな感じになってしまいますからな。でも簡単に申し上げますと、多くの人が経験するノーマルなトラブルとは異次元で暮らす者の「ほんのちょっとでもいいからマシな顔で普通に過ごしたい」という無意識の感情が強烈に呼び起こされ、興奮して自分が今夜は寝られない状態になるような内容です。とまあ、脱線はこの辺にしまして実際の使用状況に戻りたいと思います。台紙つきテープは厚みがあるものの、肌に貼るときにはゆで卵の薄皮並みになるので扱いに慣れる必要があります。私の場合、滲出液がほぼ収まった瘢痕(クレーター)の上に貼るという目的は決まっているため、前もってカットしたテープをたくさんストックしておきます。かなり小さくカットする必要があるので、ハサミを持つ手はつりそうだわ時間はかかるわで朝やってる暇はござんせん。そして、こちらが貼る前と一日経って帰宅した時の比較画像です。右側は、出来ればもう一度粉をはたいてから撮るくらいの見栄を張ろうとも思ったのですが、面倒臭くてやめました。私の皮脂の量たるや天然クレンジングオイルになりうる規模ですので、見てのとおり相当ファンデーションは溶けています。従いまして、こう見ると肌とテープ上の色に差がありますが、化粧直しをする日中はここまでの差はありません。なによりデザインテープが素晴らしいのは、テープにメイクがのるという点とダウンタイム中による平素以上の凹みに対処できる点です。今までは、滲出液がほぼ収まっても完全なダウンタイム終了までキズパワーパッドで過ごしてきたわけですが、それが薄皮一枚で代用できるというのはあらゆる面でQOL向上と言えましょう。 と ではえらい違いですからね。今回やったことはここまでです。そして、今日現在ひとまずダウンタイムは終了した状況です。しかしながら、しつこいようですがダーマローラー後はしばらく全体の炎症による腫れゆえに、瘢痕が素晴らしく目立たない時期がございます。これに騙されると、現実に戻されたときの心のダウンタイムたるや、ねえ、アンタって感じなんですよ。ということなので、完全に落ち着いてから過去との比較写真でゆるい検証をするかもしれません。
2009.02.19
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