yu*ru*ri 尾道便り +

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わらべうたとの出会い。








わらべうたとの出会い






小学生の頃、
「あんたがた どこさ」の 
まりつき歌が大のお気に入りでした。


最後まで覚えたくて 小学3年生の私は
くり返しくり返し歌っていました。


「あーそーぼ。」
この節回しも、立派なわらべうた。

ちゃちゃつぼ、や おせんべやけたかな?…

亡き母の手のぬくもりを思い出します。



日本人がほっとする心の風景の中には
きっと
わらべうたが沢山見え隠れしてますね。









私が本格的に「わらべうた」の魅力と出会ったのは
長女と参加した「どんぐりころころ」という、
神奈川の自然育児の親子の会で、でした。


 生まれてすぐの赤ちゃんのうちから
 親子で楽しめるわらべうたを
 いくつか教えていただいて

ほのぼのしたわらべうたの世界が
素直に私や娘の魂と響きあう感じがしました。






当時住んでいたところは とても
子供の数が多くて、賑やかな育児の集いが
あちこちでありました。

でも、引っ込み思案で慎重派な娘は
うわぁ、っと沢山の人が集まる育児の集いでは
雰囲気に圧倒されてしまって
決して私のひざから離れず表情も固かったんです。

みんなで踊ったり動いたりするために、
大音量のCDが流れると
びっくりして余計に固くなってしまって…。



そんな娘が はじめて人が集まる場所の中でも
自然な笑顔で「もう一回」「もう一回」と
子供らしく楽しんだのが
この「わらべ歌」の集いでした。


手を取り、目を合わせて歌いかける母の声、生の声ほど
温かく小さな命を包み込んでくれるものはないのです。




コミュニケーション学を学び、
仕事ではマスコミの世界でいかにメディアが双方向に
コミュニケーションできるか、ということを考え続けてきた私でしたが

親子コミュニケーションの世界の母親業に就いて、
こうして「わらべ歌」と再会。

わらべ歌!!
これぞ、親子間のコミュニケーションの原点であり、
わらべ歌こそ、シンプルで昔の子育ての英知がぎっしり詰まった
日本の宝、とピンときたのです。

そればかりか、子ども同士の地域コミュニケーションの
温かな輪もあっという間に作ってしまう魔法のような歌なのです。



机上の空論、あほらし、あほらし(笑)と吹っ飛んで、

純粋に 素の自分のままに(コドモのように)
わらべ歌に はまって

楽しいわらべ歌の宝探しが始まりました。


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次の子は、お腹の中にいるときからの
わらべうた子育て。

長男出産後は 
わらべ歌を伝えようと長年活動していらっしゃる
素敵な素敵な先生との出会いもあり、
どんどんその魅力を知り、深めることとなりました。








わらべ歌を一度覚えると
いつでも どこでも なんども
小さなコミュニケーションが出来て便利です。

長い電車の旅や 病院や銀行などのの待ち時間・・
ちょっともてあまし気味な時間が
笑顔で過ごせます。


それに 温かい音階、懐かしいようなフレーズ、
ゆっくり歌いかけている 私も
気持ちが柔らかくなります。
子供たちと一緒に 私も癒されているみたい。




一つ、一つ、ゆっくり覚えて、気に入ったものは
我が家の定番になっていきます。

娘も自分の子供に
歌いかけるかナァ・・・






尾道でも わらべ歌をのんびり歌える会、ないかな。
尾道の地名が出てくるようなわらべ歌も
あるだろな・・・

育児真っ最中だから出来ないことも多いのは事実。
でも、今、目の前の小さな天使との時間を
おもいっきり楽しめることを ぼちぼちしようや?


そんな小さな気持ちが心の中でまとまって
「わらべうた」の会を作っちゃいました。



「私、のんびり育児派かなぁ・・・」

そんな方が そっと集えればな、と思います。


次ページ・・
季節と自然を感じるわらべうた










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