イソップ童話


あるとき、北風と太陽が、道行く旅人のマントを脱が そうと競うことになりました。

はじめに、北風さんが、、、
旅人に向かって、ピューっと強く風を吹かして、マントを飛ばそうとしました。
しかし、旅人は、マントを飛ばされないように、強く握り締めたので、マントを
脱がせることができません。

次ぎに、太陽さんが、、
旅人に向かって、暖かい陽を浴びせました。
旅人は暑くなってきて、マントに手をかけて、、、

旅人は、太陽に向かって言いました。

「太陽さん、ポカポカ暖めて、
 私のコートを脱がそうとしてますよね。そんな見え透いてますよ。
 残念ながら、私はあなたの思い通りにはなりませんよ。」




夏の暑い日、のどがカラカラに渇いたライオンとイノシシが小さな泉にやってきた。

ライオン「オレ様が先に飲む」

イノシシ「いや、オレ様の方が先だ」

と、言い争いになり、、二頭は大喧嘩になった。

しばらくすると、ライオンもイノシシも
なんとハゲタカがどちらか倒れた方を
食べようと集まってきて、待っていることに気付いた。

そこで、ライオンとイノシシは考え方を変えた。

ライオン「僕たち、ハゲタカの餌になるくらいなら、
     仲良くした方がいいぜ。」

イノシシ「うん」

ライオン「仲良く飲もうね」





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