今回はもう一人のアドバイザーについてである。彼を知ったのは、やはりあるファンド運用会社からの紹介だった。
彼とメールのやりとりをしてみると、彼が属している会社は、アメリカのそれなりの、投資アドバイザー会社であるようだった。ホームページを持っているとのことだったので、検索してみると、投資先のアドバイスだけでなく、保険、会計サービスなど様々な金融サービスを提供していることがわかった。私は会ってみることにした。
時間は私がわがままをいって、土曜の夜で、場所は彼の事務所である。どれほどの事務所か見てみたかった。
その日、彼の事務所へいってみると、他には誰もいない事務所でひとりだけだっ た。私は、休日にアポをとったことを申し訳なく思った。 彼の事務所は、金融の中心のビルの一角だった。アドバイザーは7人、全員イギリス人とのこと。私はイギリス人アドバーザーが、こんなに世界中で活躍しているということを始めて知った。私の話で出てくる人物は、殆どがイギリス人アドバイザーである(また殆どが、セミリタイヤをしていた)。
オフショアを持つイギリスは、金融については、日本と比較にならないほど発達しているようである。勤労所得だけでなく、ポートフォリオ所得によって、ヨーロッパ人が経済的に豊かな生活を送っていることが、容易に想像される。日本は、一人当たりの所得が世界一かもしれないが、勤労所得が多いということは、自由な時間が少ないことではないだろうか?どちらがよいかとは、主観の問題だと思うが、日本でもヨーロッパと同じように、ポートフォリオ所得を増やせば、もっと経済的に楽になり、自由な時間が増えるであろうことが想像された。
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