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2354 ペイチェック/消された記憶※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監 督 ジョン・ウー製 作 ジョン・デイヴィス マイケル・ハケット ジョン・ウー テレンス・チャン脚 本 ディーン・ジョーガリス原作(短編) フィリップ・K.ディック撮 影 ジェフリー・L.キンボール音 楽 ジョン・パウエル【 キャスト 】マイケル・ジェニングス… ベン・アフレック(咲野俊介)ジェームズ・レスリック… アーロン・エッカート(内田直哉)レイチェル・ポーター…ユマ・サーマン(勝生真沙子)ショーティー……ポール・ジアマッティ(後藤哲夫)ジョン・ウルフ…コルム・フィオール(佐々木勝彦)※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 UWRD-38250製作年度 2003年製 作 国 アメリカ原 題 PAYCHECK発 売 元 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 株式会社販 売 ----提 供 ----価 格 ----字幕翻訳 林 完治吹替翻訳 岸田恵子吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース ----収 録 約 118分(本編)サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ音 声 1.英 語 5.1ch 2.日本語 5.1ch字 幕 1.日本語字幕 2.英 語字幕そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用映像特典 1.音声解説 ジョン・ウー監督 脚本家ディーン・ジョーガリス 2.未来のデザイン 3.スタントシーンの舞台裏 4.未公開シーン集 5.もうひとつのエンディング※ディスク 【 ジャケット 】オモテ面:----ウラ面 :「M:I-2」「フェイス/オフ」 ジョン・ウーが仕掛ける 謎解きSFアクション!! 19個のアイテムの謎を解き 消された記憶を取り戻せ!本作品もまた、SFっぽくないデザインだ。だいたい主人公がド真ん中で目をつむっているのは、いただけない。だからヒットしなかったんじゃないか? 下段中央にバイクの画像がコラージュされているのは、『M:I-2』を思い出させて期待値を上げるためだろうけど、これも動きがないので失敗っぽい。ウラ面の[本編画像]は、オモテ面に使われているものと同じなのもいただけないなぁ。総じて、出来の悪いジャケットだと思う。(溜息)【 感 想 】「記憶から消したい」記憶から消したいことなら、私にはいっぱいある。(←ヒドイ人生だもんな)なんなら半分くらい消してくれても生活に支障はないと思うなぁ。その方が新しい記憶がいっぱい入るから人生楽しくなるような気がする。あの機械、欲しいなぁ。あれがあれば、都合が悪いことは、みんな忘れられるのに。(←ちゃんと責任をとれよ)さて、本作品は、ジョン・ウー監督のハリウッド最後の作品。この後、活動の中心は中国に移ることになる。さぞや盛大なアクションをみせてくれるに違いないと期待していたけど、意外と地味な出来映えだった。(笑)――近未来、マイケル・ジェニングスは、オールコム社の社長レスリックから破格の依頼を受ける。報酬は 100億、 3年に渡るプロジェクトの後、記憶は全て消去される。それだけ長い期間の記憶の消去は経験がなかったが、報酬の高さから引き受けてしまう。そうして彼は、 3年の苦労の後にプロジェクトを成功に導く。しかし、その記憶とともに報酬の 100億も消えていた。残されたのは、幾つかのガラクタだけ。マイケルは、隠された陰謀を暴くために行動を開始する。……というお話し。マイケル・ジェニングス役を演じたのは、ベン・アフレック。本作品でラジー賞の最低主演男優賞を受賞している。もっとも受賞に一番貢献しているのは、『デアデビル(03)』だろうけどね。ちなみに、デカいアゴは米国じゃ男性的な魅力と認知されているらしい。いわゆる「いい男」の部類だ。アゴの線が細いヤサ男がもてはやされる日本とは真逆だな。(苦笑)マイケルの恋人レイチェル・ポーター役を演じた、ユマ・サーマン。何となくだけど、魅力が薄かった。髪型や衣装のせいだろうか。エキゾチックな雰囲気が彼女を唯一無二な存在にしているのに。ちょっとザンネンだった。(溜息)レスリック役を演じたのは、アーロン・エッカート。やっぱりアゴが大きい二枚目。そう言えば、『Mr.ミスター・インクレディブル(04)』のおとうさんも「アゴ男」だったっけ。(笑)アクション・シーンの出来映えもイマイチ。ガラクタが危機を脱するためのアイテムになっているけど、それもイマイチ。ハッとするような意外性や納得感もなかった。逆に、ツッコミたくなるものが多かったのは、脆弱な脚本のせいだな。なので、あまりオススメ出来ません!(SFっぽくないしね)【 ジョン・ウー監督関連作品 】『0406 ブロークン・アロー [ブルーレイ]』『0598 リプレイスメント・キラー [EXTENDED EDITION/ブルーレイ]』『0452 ジャッキー・チェン/ドラゴンへの道』【 ベン・アフレック出演作品 】『0243 デアデビル』『0844 アルマゲドン [ブルーレイ]』【 アーロン・エッカート出演作品 】『0298 エンド・オブ・ホワイトハウス』『0835 エンド・オブ・キングダム』『0160 ザ・コア』『1390 ダークナイト [TWO-DISC SPECIAL EDITION]』『0249 世界侵略:ロサンゼルス決戦[ブルーレイ]』『1609 幸せのレシピ』【 ユマ・サーマン出演作品 】『1388 バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲!』
2024.05.05
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2353 ミュータント:マックス※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監督・撮影 アダム・エジプト・モーティマー 『ダニエル』プロデューサー イライジャ・ウッド 『マンディ:地獄のロードウォーリアー』 『カラー・アウト・オブ・スペース』 アラン・パオ『イット・フォローズ』 『アンダー・ザ・シルバーレイク』アクション監修 ロブ・マーズ『ブラック・ウィドウ』 『TENET テネット』 『アベンジャーズ:エンドゲーム』製 作 Spectre Vision 『マンディ:地獄のロードウォーリアー』 『カラー・アウト・オブ・スペース』【 キャスト 】ジョー・マンガニエロ『ジャスティス・リーグ』 『ランペイジ 巨獣大乱闘』スカイライン・ブルックス『ダーケスト・マインド』ゾリー・グリッグスグレン・ハワートン『ザ・ハント』エイミー・サイメッツ『ペット・セメタリー』※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 ADX-1186R製作年度 2020年製 作 国 アメリカ原 題 Archenemy発 売 アメイジングD.C.販 売 アメイジングD.C.提 供 ----価 格 ----字幕翻訳 星野麻希吹替翻訳 野中和代吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース ----収 録 本編 90分サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ音 声 1.英 語 ドルビーデジタル 5.1chサラウンド 2.日本語 ドルビーデジタル 2.0chステレオ(吹替)字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD、レンタル専用、 無許諾レンタル不可映像特典 ----※ディスク 【 ジャケット 】オモテ面:命懸けで次元を超えろ。 『ブラック・ウィドウ』スタッフが放つ 超次元SFアクションウラ面 :「ジャスティス・リーグ」 主演ジョー・マンガニエロ × 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ 製作イライジャ・ウッド マーベル最新作 『ブラック・ウィドウ』の スタッフが集結! 実写×アニメの スタイリッシュな映像体験に飛び込め! Rotten Tomatoes で高評価!ジャケットは素晴らしくカッコイイんですけどねぇ。まぁまぁありがちな話しではあるんだけど、この半分もカッコよかったら、オススメ出来たんですけどねぇ。(溜息)そう意味では、本作品のジャケットは「素晴らしい!」ということになる。(ホントか?)【 感 想 】「漫画にエロ」アダム・エジプト・モーティマー監督は、長編デビュー作『デッド・ガール(15)』が面白かった。オムニバス・ホラー『ホリデイズ(16)』の1エピソードもまずまずの出来映え。でも、本作品はいただけない。汚ないオッサンが酔っ払って悪態をつくシーンが延々と続くのを、一体誰が見たがるだろう。拷問のような時間だった。(せめて、カワイイ女の子にして欲しかったなぁ。それなら楽しく観ることが出来たのに)――ネットのニュース・チャンネルで記事を書くことになったハムスター。或る夜、壁を激しく叩くマックスと出会う。マックスはホームレスで「別の次元から遣って来た」と言う。彼の話しに興味を持ったハムスターは《マックス・フィスト》と名付け、インタビューを通じて彼が話す別次元の世界を理解しようとする。どうやら、次元を破壊する《ヴォイド・マシン》によって、この世界に飛ばされて来たらしい。一方、ハムスターの姉のインディゴは、町を裏で牛耳る組織の男《支配人》から仕事を頼まれる。或る男からお金を回収するだけの簡単な仕事だった。けれど、それがインディゴとハムスター、マックス・フィストの運命を大きく変えることになる。……というお話し。現実世界で虚構を語るホームレス、やがて虚構が現実を浸食し融合してしまう。そういうプロットだったんだろうけど、脚本と演出方針が間違ったな。軸足を「現実世界」に置かなければいけないのに、アニメパートを挿入することで、それが曖昧になってしまった。曖昧になったことで、ハムスターとインディゴ姉弟の存在が希薄になった。組織が町をダメにしている様子やインディゴが組織のお金を盗む動機をリアルに描かなければいけなかったのだ。そうしてこそ、クライマックスが盛り上がる。アニメパートを作る予算があるなら、演出やCG、VFXに力を入れて欲しかったなぁ。(溜息)なので、オススメ致しません!(だいたいマックスは『ミュータント』じゃないしね)【 アダム・エジプト・モーティマー監督作品 】『1597 デッド・ガール』『1763 ホリデイズ』【 イライジャ・ウッド出演作品 】 『0170 ディープ・インパクト』『0838 ハッピーフィート』『0839 ハッピーフィート2/踊るペンギン レスキュー隊』
2024.05.04
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2351 アイランド※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監督・製作 マイケル・ベイ製 作 ウォルター・F.パークス製作総指揮 ローリー・マクドナルド製 作 イアン・ブライス脚本・原作 カスピアン・トレッドウェル=オーウェン【 キャスト 】リンカーン・6エコー/トム・リンカーン: ユアン・マクレガー(平田広明)ジョーダン・2デルタ/サラ・ジョーダン: スカーレット・ヨハンソン(甲斐田裕子)ローラン:ジャイモン・フンスー(楠 大典)メリック:ショーン・ビーン(大塚芳忠)マッコード:スティーブ・ブシェミ(梅津秀行)スタークウェザー: マイケル・クラーク・ダンカン(楠見尚己)※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 DLR-71730製作年度 2005年製 作 国 アメリカ原 題 THE ISLAND発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ販 売 ----提 供 ----価 格 ----字幕翻訳 アンゼたかし吹替翻訳 久保喜昭吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース ----収 録 本編 136min. 映像特典 15min.サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ音 声 1.オリジナル<英語>(5.1chサラウンド) 2.日本語(5.1chサラウンド)字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、DVD、レンタル専用映像特典 1.メイキング オブ THE ISLAND 2.DVD-ROMコンテンツ: ウェブサイトへのリンク※ディスク 【 ジャケット 】オモテ面:----ウラ面 :『アルマゲドン』『パール・ハーバー』の マイケル・ベイ監督が放つ 近未来アクション超大作! 逃げろ、生きるために――。主人公二人のバストショット。その下にはタイトルを挟んで、激しいアクションを期待させるヘリと車。……うーん、イマイチSFっぽくない。この辺りのミスリードに、本作品がコケた理由があるような気がする。(溜息)ウラ面も、そうだな。もっとSF色を強くして広告していたら、もっと違う結果になってかも知れない。ポスターやチラシの出来映えは、意外と興行収入と結びついているような気がするぞ。(予告編もだけど……)【 感 想 】「クローン・シティ/悪夢の無性生殖」マイケル・ベイ監督らしい作品だった。大コケしたようだけど個人的には面白かった。大規模な撮影、派手なカーチェイス、やたらお金の掛かったセット、登場する車も高そうだ。あおり気味のアングルでぐるぐる回るカメラワークも健在。ハイコントラストでギラギラな映像も好きだなぁ。細かい音を立体的に積み重ねた音響設計も、いい。手間ひまが掛かっている。いつも上映時間は 2時間超で、何気にドンデン返しが織り込まれたストーリー展開もマイケル・ベイ監督らしい。当たり障りのない大作が増えている昨今、監督の嗜好が大きく反映された作品は貴重だと思うなぁ。再評価されるべき作品だと思う。(苦笑)――2019年、人類は大気汚染から逃れるためにコロニーを建設し、完全管理のもとに平和に暮らしていた。そこで暮らす人たちの夢は、汚染を免れた自然豊かな島《アイランド》に移住することだった。移住は抽選によって決められていた。そんな生活に誰も疑問を抱かなかった。しかし、リンカーン・6・エコーは平穏無事な日常の暮らしに違和感を覚える。そして、小さな疑念からコロニー内を探っているうちに、隠された秘密を知ってしまう。《アイランド》に移住したはずの男が臓器を摘出され、代理出産した女性が薬殺されるのを目撃してしまったのだ。このままでは、いずれ皆、殺されてしまう。危険を感じたリンカーンは《アイランド》行きに選ばれたジョーダンを連れてコロニーから脱走する。そして、二人は現実の世界を知ることになる。……というお話し。封切り当時から『クローン・シティ/悪夢の無性生殖(79)』との類似が指摘されていた。訴訟沙汰になっていたと記憶しているが、結果はどうなったんだろう。今となってはどうでもいいか。同じような題材を扱った作品がはたくさんある。「クローン」「臓器移植」「隔離社会」の3つがキーワードかな。『エコール(04)』、『わたしを離さないで(10)』、『レベル16/服従の少女たち(18)』、『約束のネバーランド(20)』と枚挙に暇がない。(まるで次々とクローンが生まれているようだ)本作品が面白い点は、クローンが主人公であり、オリジナルの人間を出し抜いてハッピーエンドを迎えること。如何にもSF映画らしい。でも、それってチョッと怖い。クローンがオリジナルを殺してアイデンティティを保とうとする筋書きは、ホラー映画なら当然あり得るからだ。『富江』シリーズとかね。SFで良かった。(笑)なので、オススメ! 【 マイケル・ベイ関連作品 】『0844 アルマゲドン [ブルーレイ]』『1246 トランスフォーマー TWO-DISC SPECIAL EDITION』『1247 トランスフォーマー/リベンジ TWO-DISC SPECIAL EDITION』『1248 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』『1249 トランスフォーマー/ロストエイジ [ブルーレイ+DVD]』『1250 トランスフォーマー/最後の騎士王 [ブルーレイ+DVD+ボーナス・ブルーレイ]』『0178 13日の金曜日』『1282 悪魔の棲む家 特別編』『1650 OUIJA 呪い襲い殺す』『1651 OUIJA ウィジャ/ビギニング~呪い襲い殺す~』
2024.05.02
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2326 ソリス※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監督・脚本 カール・ストラシー製 作 シャーレット・キルビー アラン・レイサム音 楽 デヴィッド・ストーン・ハミルトン特殊効果スーパーバイザー マイク・ケルトVFXスーパーバイザー ジェイミー・ロチェッドプロダクションデザイン トニー・ノーブル【 キャスト 】ホロウェイ………スティーヴン・オッグロバーツ(声の出演)…アリス・ロウ※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 HKRD-81493製作年度 ----製 作 国 アメリカ原 題 SOLIS発 売 ハーク販 売 ソニーピクチャーズ エンターテインメント提 供 ----価 格 12,000+税字幕翻訳 橋本裕充吹替翻訳 ----吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース ----収 録 約 92分サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ音 声 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド オリジナル (英語)字 幕 1.日本語字幕そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY AUDIO、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用映像特典 劇場版予告※ディスク【 ジャケット 】オモテ面:『オデッセイ』『ゼロ・グラビティ』に次ぐ 絶対絶命SFサバイバル! 太陽衝突ウラ面 :酸素残り0% 制御不能の宇宙船でたった一人のサバイバル!オモテ面の[キャッチコピー]に「絶体絶命」ってある。実は長いこと、「絶対絶命」だと勘違いしていた。「絶対に命が助からない状況」だと思っていたからだ。この歳になって、いまだに勘違いに気づくことがあると愕然とする。(苦笑)【 感 想 】「男ひとりだけしか出て来ない映画はつまらない」オススメ致しません!何故って?そんなの、むさ苦しい男が一人しか出て来ないからに決まってるじゃん。つまらん。(溜息)――小惑星《アテン2024》で採掘作業中に爆発事故が発生。辛うじてトロイだけが緊急避難船《カペラ2号》で脱出、生き残った。しかし、輸送船《ハルト18号》も甚大な被害を受けていた。早急なる救助は期待できない。然も、カペラ2号も瀕死の状態。通信と生命維持装置は動いていたが、船そのものは制御不能。太陽に向かって突き進んでいる。衝突まで70分。彼に残された時間はそれだけだった。……というお話し。どうして「男しか出て来ない映画は撮ってはいけません」って規制しないのだろ?(女性しか出て来ない映画はOK だし、むしろその方が良いけど……)女性は、もっと権利を主張すべきだ。「私たちにも仕事の機会を」と。当然です。白人ばかり出て来る映画は厳しく糾弾される時代なのだから、男しか出て来ない映画なんてもってのほか。白人、アフリカ系にアジア系、人種国籍年齢を問わず女性を起用。いやいやLGBTQにも積極的に配役すべきだろう。それが、いまの時代ってもんだ。でも、緊急避難船に女性が1ダースも乗船したら、楽しいだろうなぁ♪(←おいっ、論点がズレてるぞ!)酸素残量が少なくなっても気にしない。(←気にしろよ!)カワイイ女の子はオナラをしないし、二酸化炭素なんて吐かない。いい匂いがするし、むしろ空気がキレイになるんじゃないか?(←バカか、オマエは?)太陽に近づくにつれて船内が暑くなっても、みんな薄着になるから大歓迎だ。寒い時は12人の女の子と抱き合って暖め合えるし、ワクワクするぅ。(←船は漂流しているんだぞ。危機感が全くないな)それに、カワイイ女の子が12人も乗っていればバッドエンディングなんて有り得ない。絶対に助かる。むさ苦しい男じゃ救助に身が入らないけど、カワイイ女の子なら予定の時間の半分で助けに来ると思うぞ。それが自然の摂理ってもんだ。(←あ、それは有り得る)だから、本作品は誰も見たがらないと思うので、オススメ致しません!(当たり前じゃん!)【 スペース・オペラ 】『0015 スペースハザード』『1374 ビヨンド・ザ・トレック』『1133 FINAL FANTASY ファイナル・ファンタジー』『1416 宇宙空母ギャラクティカ』『0131 タイタンA.E.』『1435 エイリアン:ファイナルカウントダウン』『1522 MOON44』『2205 リディック』『2321 デューン・サバイバー/砂の惑星』『2322 コズミック・シン』『2323 G-LOC/惑星戦記ジー・ロック』『2324 アンチ・ライフ』『2325 プラネット・デューン/砂漠の惑星』
2024.04.07
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2325 プラネット・デューン/砂漠の惑星※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監 督 グレン・キャンベル タミー・クレイン製 作 デヴィッド・マイケル・ラット製作総指揮 デヴィッド・リマウィー脚 本 ローレン・プリチャード ジョー・ロッシュ撮 影 マーカス・フリードランダー編 集 ロブ・パラティーナ音 楽 クリストファー・カノ【 キャスト 】チェイス大尉…ショーン・ヤング『ブレードランナー』 『DUNE砂の惑星』(1984)(米倉希代子)ヤング中尉……エミリー・キリアン『デイ・アフター・ トゥモロー2021』(三木 美)マリリン………シエナ・ファラル『インシディアス第2 章』(葛原詩織)ロニー…………アナ・テルファー(川岸上子)レベッカ………チェリッシュ・ホランド(河合ゆめの)プラッド………マニー・ザルディバー(友島光貴)※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 NSD-8070製作年度 2021年製 作 国 アメリカ原 題 PLANET DUNE発 売 ニューセレクト株式会社販 売 ニューセレクト株式会社提 供 ----価 格 ----字幕翻訳 ----吹替翻訳 ----吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース ----収 録 87分サ イ ズ シネスコ音 声 1.オリジナル <英語> (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕 3.日本語吹替用字幕そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY AUDIO、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用 中古販売禁止映像特典 予告編※ディスク【 ジャケット 】オモテ面:そこは危険に満ちた 禁断の惑星ウラ面 :想像を超えた《驚異》の世界を描く SFアクション大作《ワーム》のイラストも酷いが、本編に登場する《ワーム》も負けず劣らずに酷い。(笑)でも、ショーン・ヤングの名前が一番最初にクレジットされているにも関わらず、ジャケットのどこにも画像がないのは、もっとヒドイと思うなぁ。往年の神秘的な美しさはないにしても、小さくても画像の1枚は欲しかった。【 感 想 】「ポンコツの惑星」『DUNE デューン/砂の惑星(21)』のモックバスター。アサイラム製なので徹頭徹尾ポンコツである。(笑) ただ、いつものアサイラム作品に較べると、そこそこセットも整えられているし、カット数も多い。編集も論理的だ。CGも仕上がりの良いカットが見られる。おそらく「CGありき」の制作だったのではあるまいか。共同監督のタミー・クラインはCGアーティストだから、この見方は間違いではないような気がする。(実写パートのグダグダぶりは相変わらずだけどね)――太陽系外の砂の惑星で貨物船《IMC1》が消息を断つ。宇宙軍は、最下級の救助隊《MOLV1》を派遣するが、クルーは規則違反の常習者アストリッド中尉をはじめ問題だらけ。曳航船もオンボロだ。それでも基地を出発し、トラブルを乗り越えて砂の惑星に到着する。しかし、貨物船は引き摺られたように移動している上、乗員の姿も見えない。何かがおかしい。やがて、アストリッドたちの前に姿を現したのは、巨大な生物《ワーム》だった。……というお話し。本作品の目玉は、ショーン・ヤングの出演だろう。『ブレードランナー(82)』やデヴィッド・リンチ監督版の『デューン/砂の惑星(84)』等に出演していた伝説の女優さん。作品よりもゴシップ(奇行)で世間を賑わせた方だ。年齢的にはオバアちゃんだが、思っていたよりも美しさを保っていた。さすがに体型や筋肉の弛みは如何ともし難いが、これならまだ良い作品のオファーがありそうだ。精神的にも落ち着いたろうしね。(笑)ちなみに、エミリー・キリアンが演じた主人公の名前がアストリッド・ヤングなのは、ショーン・ヤングにちなんでいる。だからって、オススメ致しません!(「ながら」見ならOK )【 スペース・オペラ 】『0015 スペースハザード』『1374 ビヨンド・ザ・トレック』『1133 FINAL FANTASY ファイナル・ファンタジー』『1416 宇宙空母ギャラクティカ』『0131 タイタンA.E.』『1435 エイリアン:ファイナルカウントダウン』『1522 MOON44』『2205 リディック』『2321 デューン・サバイバー/砂の惑星』『2322 コズミック・シン』『2323 G-LOC/惑星戦記ジー・ロック』『2324 アンチ・ライフ』
2024.04.06
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2324 アンチ・ライフ※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監 督 ジョン・スーツ脚 本 エドワード・ドレイク コーリー・ラージ【 キャスト 】クレイ…………ブルース・ウィリス(樋浦 勉)ノア……………コディ・カースリー(鈴木達央)アダムス提督…トーマス・ジェーン(小山力也)チェンバース…レイチェル・ニコルズ(今泉葉子)※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 80HPBRR-840製作年度 2020年製 作 国 アメリカ原 題 Anti-Life(米題:Breach)発 売 元 プレシディオ販 売 元 ハピネット・メディアマーケティング提 供 ----価 格 ----字幕翻訳 神田直美吹替翻訳 松井美香吹替演出 市来 満制作協力 ----日本公開 2021年 1月15日リリース ----収 録 本編 92分+特典 約 3分サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ音 声 1.英語ドルビーデジタル 5.1chサラウンド 2.日本語ドルビーデジタル 2.0chステレオ字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY AUDIO、2 NTSC 日本国内向、PG12、 DVD、レンタル専用映像特典 1.海外版予告 2.日本劇場公開予告編(2種)※ディスク【 ジャケット 】オモテ面:ブルース・ウィリス VS 謎の生命体 “それ”は宇宙までも追ってくる――。ウラ面 :『アルマゲドン』から22年、 人類の運命は再び彼に託された――。《ニューアース》(たぶん)を背景に何か武器を抱えた主要登場人物 3人のバストショット。その下には謎めいた映像が重ねられている。まぁ、普通のレイアウトだ。ウラ面も似たり寄ったりで、あまり特色がない。(相変わらずブルース・ウィリスが出演すると、どんな役柄でもブルース・ウィリスがメインだなぁ。さすがハリウッド・スターだ)ジャケットには、[キャッチコピー]や[イントロダクション]、[ストーリー]に[クレジット(スタッフ&キャスト)]、[スペック(仕様)]が必要だ。でも、最近は、何かが欠けているものが目立つ。デザインに、あまり時間がかけられないんだろうなぁ。(溜息)【 感 想 】「アサイラム並み」アサイラムが連発するモックバスター並みのZ級SFスリラーだった。一体何が悲しくてブルース・ウィリスはこんな作品に出演したんだろう。然も、エリック・ロバーツとは違って頭から最後までしっかりと顔を出している。手を抜かない。(アクション・シーンは棒立ちだったけど……) 或る意味、ハリウッド・スターの鑑だなぁ。(苦笑)――2242年、増えすぎた人口や環境汚染、未知の感染症によって地球は滅亡の危機に瀕していた。人類は《ニューアース》への移住を決行。その日、ニューアースへの航行可能な最後のシャトルが地球を飛び立った。密航者のノアは、航行中の雑務係として働き始める。ニューアースまで半年。乗員乗客の殆どはコールドスリープ中だ。その中にノアの愛するヘイリーがいた。彼女は妊娠していたが、父親の提督にはノアの子であることは黙っていた。ノアは、睡眠中のヘイリーに語りかけることが日課になっていた。そんな或る日、一人の乗員が行方不明となり、更に一人の乗員の遺体が発見される。遺体は爆発したように部屋中に飛び散っていた。とても人間ワザとは思えない。然も、何者かがリアクターに近づこうとした痕跡がある。一体誰が何の目的で暗躍しているのか。疑心暗鬼の中、二つ目の遺体が見つかる。……というお話し。まず最初に気になるのは、映像のショボさ。セットに回す予算がなかったのか、冒頭の地球のシーンから嫌な予感がしたが、舞台がシャトル(宇宙船)に移ってからは「何だコレ?」って感じ。プラパレを縦に並べた壁やPCのキーボードをそのまま使った操作盤、まるで極低予算の自主映画みたいだ。(溜息)2つ目は、CGのショボさ。巨大なシャトルが宇宙空間を飛ぶカットには、思わずのけぞってしまった。クライマックスに登場するモンスターも酷かった。ハリウッド・スターを迎えた作品で、こんな低レベルのCGを見せられるなんて思ってもいなかった。(嘆息)3つ目は、VFXのショボさ。火炎放射機(?)が発射する炎はCGとの合成だが、これがまたびっくりするくらいチャチ。見ていて恥ずかしくなってしまった。火炎放射機や銃そのものも、子供の工作みたいな出来映え。ホログラムも、ホログラムに見えない。十分な予算を確保して、必要な知識とスキルを持ったスタッフを雇い、外注先を作業の品質で選ばなかったプロデューサーの罪は深い。4つ目は、演出のだらしなさ。メリハリが欠けている上、状況説明が出来ていない。 200年超未来が舞台であることを失念してるんじゃないか? 或いはイマジネーションの欠如とか。宇宙船らしいギミックは皆無。SFらしいところは微塵もなかった。アクション・シーンにしても、キチンと演出できていないので、少しも盛り上がらない。5つ目は、脚本が稚拙であること。予算不足や監督さんの能力不足もあるので一概には言えないが、主人公が密航するくだりや提督が覚醒した後の顛末なんか「中学生かよ」と思ってしまった。リサーチと想像力が足りないから、肝心なところが描けない。二度と脚本なんか書いて欲しくないなぁ。観客の期待を裏切るだけだ。6つ目は、キャスティングの薄さ。ブルース・ウィリスの起用で予算を使い果たしたか、トーマス・ジェーンは半日の撮影で終わる程度の出番しかない。然も、他の出演者は、ほとんど知らない方ばかり。ぼーっとした顔、雰囲気の役者さんが主人公のノアを演じていたが、ミスキャストじゃない? 脚本の問題もあるだろうけど、何の技術も持っていないノアが、提督の娘ヘイリーと付き合っているなんて説得力がない。そんな風にも見えなかったしね。……。人間って、誰かを貶したりする時は、スラスラ言葉が出て来るもんだなぁ。困ったもんだ。自戒しなければ。(溜息)オススメ致しません!(アサイラムのファンならOKかも)【 スペース・オペラ 】『0015 スペースハザード』『1374 ビヨンド・ザ・トレック』『1133 FINAL FANTASY ファイナル・ファンタジー』『1416 宇宙空母ギャラクティカ』『0131 タイタンA.E.』『1435 エイリアン:ファイナルカウントダウン』『1522 MOON44』『2205 リディック』『2321 デューン・サバイバー/砂の惑星』『2322 コズミック・シン』『2323 G-LOC/惑星戦記ジー・ロック』
2024.04.05
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2323 G-LOC/惑星戦記ジー・ロック※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監督・脚本 トム・ペイトン製 作 フィル・マッケンジーVFX ベン・リリー『ターミネーター:新起動/ ジェニシス』『007 スペクター』【 キャスト 】スティーブン・モイヤー(山野井仁)タラ・ゴウヴェイア(仲村かおり)ジョン・リス=デイビス(相楽真太郎)キャスパー・ヴァン・ディーン(上田耀司)※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 FMDR-8190製作年度 2019年製 作 国 イギリス原 題 G-Loc発 売 AMGエンタテインメント販 売 AMGエンタテインメント提 供 日活株式会社価 格 ----字幕翻訳 岡崎 恵吹替翻訳 見上友里子吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース ----収 録 本編 93分サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ音 声 1.英語 (ドルビーデジタル 5.1ch) 2.日本語吹替 (2.0ch ステレオ)字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD、レンタル専用映像特典 オリジナル予告編※ディスク【 ジャケット 】オモテ面:核搭載の宇宙船が操縦不能! 人類滅亡まで13時間―― 新惑星への移住が可能となった近未来。 地球人を滅亡に導くニーサ号――。ウラ面 :地球人 VS 異星人 タイムリミット13時間、人類存亡を阻止せよ。 宇宙の運命は一人の男に託された―― スペースオペラ超大作 『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 制作陣により新次元へ――火を吹く宇宙船が惑星に向かっているイラストが、ジャケットのオモテ面。精細で、いい出来映えだ。ウラ面も、なかなか良い雰囲気に仕上がっている。ただ、[コピー]が単調すぎていただけない。「人類滅亡」「地球人を滅亡に」「「人類滅亡」「宇宙の運命」と似たようなワードがならんでいるが、「人類」が「地球人」に小さくなったり、「人類滅亡」が「宇宙の運命」と大きくなったり、「なんだよ、コレ」って感じ。やっぱり、頭が悪いなぁ。 (溜息)【 感 想 】「移民から難民へ」状況がよく飲み込めないうちに物語が進んで行くので「?」と思う時が多々ある。字幕では、「主人公は 8年間も漂流していた」と言っていたが本当か? いくら何でも無理だろ? そもそも、最悪の事態を招いたのは主人公のせいだろ? その尻拭いを延々と見せられてもなぁ。それに散々煽っておいて、最後になったら「間違ったら爆発する」とか、まるで後だしジャンケンだ。そういう大切なことは「最初に言えよ」とツッコミたくなる。マヌケなのだ。最初から最後までそんな感じ。翻訳のせいもあるだろうけど、基本的に頭の悪い作品だった。(溜息)――近未来、地球は氷河期を迎えていた。或る時、突然、地球の上空にワームホールが出現する。人類は、そのワームホールを使って別の太陽系にある惑星《リア》に移住を開始する。しかし、移住するためには高額のチケットを買わなければならない。一般市民には高嶺の花だった。地球の環境はますます厳しくなり、食糧を確保するために人を殺すほど深刻だった。……というのが前段のお話し。主人公の回想という形で、悲惨な地球での生活が描かれる。登場人物は皆、冬の装いで雪がパラついているが、「氷河期」なんて言葉がバカバカしくなるくらい甘っチョロイ。食糧を巡って殺し合う緊張感はうかがえない。映像もせせこましい。ちなみに、この回想シーンに主人公の父親役として『レイダース/失われた聖櫃(アーク)(81)』のサリー役を演じたジョン・リス=デイヴィスがチョコっと出演している。でも、やる気がなさそうだったなぁ。(苦笑)――娘のライリーを亡くし、失意のまま惑星《リア》に向かって旅立ったブラン・マーシャル。旅のお伴はAIの《エディソン》だけ。しかし、二人の前に漂流する宇宙船が現れる。リアの船のようだ。シャトルの燃料も残り少ない。ブランは、漂流船に乗り移るが、乗員の姿は見受けられない。探索を続けるうちに、ブランはリア人のオージャと出会う。二人は啀み合いながらも、宇宙船が宇宙ステーションに衝突するのを阻止するため力を合わせることになる。……というお話し。AIのエディソンだけが秀逸なキャラだった。主人公の娘ライリー役を演じたエミリー・ハイが可愛かったかな。他は、全然ダメ。主人公のブランに感情移入出来なかったし、リア人のオージャも可愛くない。キャスパー・ヴァン・ディーンも出演しているが、劣化が激しく、主人公のブランと見分けがつかなかった。彼は、このまま埋もれてしまうんだろうなぁ。ま、オススメしないので、どうでもいっか。(苦笑)【 スペース・オペラ 】『0015 スペースハザード』『1374 ビヨンド・ザ・トレック』『1133 FINAL FANTASY ファイナル・ファンタジー』『1416 宇宙空母ギャラクティカ』『0131 タイタンA.E.』『1435 エイリアン:ファイナルカウントダウン』『1522 MOON44』『2205 リディック』『2321 デューン・サバイバー/砂の惑星』『2322 コズミック・シン』
2024.04.04
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2322 コズミック・シン※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監 督 エドワード・ドレイク脚 本 エドワード・ドレイク コーリー・ラージ【 キャスト 】フランク・グリロ『パージ』シリーズブルース・ウィリス『ダイ・ハード』シリーズ※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 80DRJ-20935製作年度 2020年製 作 国 アメリカ原 題 COSMIC SIN発 売 元 株式会社ハピネットファントム・スタジオ販 売 元 株式会社ハピネットメディアマーケティング提 供 ----価 格 ----字幕翻訳 栢野文映吹替翻訳 ----吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース ----収 録 本編 88分サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ音 声 1.英語 ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド字 幕 1.日本語字幕そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、複製禁止、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD、レンタル専用映像特典 オリジナル予告編※ディスク【 ジャケット 】オモテ面:宇宙戦争-勃発- 人類存亡をかけた 超“極秘ミッション”が発動!ウラ面 :フランク・グリロ×ブルース・ウィリス 人類存亡をかけた 本格SFバトルアクション!アーマード・スーツに身を包んだブルース・ウィリスの姿が本作品一番のウリなのだろう。それ以外に何の取り柄もないジャケットだと思う。まぁ、このジャケットを見て、本編は「推して知るべし」ってことだな。(溜息)【 感 想 】「ダサっ!」映画は総合芸術であり物語だ。言葉の意味と正しい文法を知らないと、ストーリーが伝わらない。本作品の監督さんは、ボキャブラリが貧困で文法も滅茶苦茶。イマジナリーラインすら合っていないところが多々見受けられる。何を言いたいのか分からない編集も多い。舌足らずの脚本のせいもある。予算不足から撮れないシーンもあったかも知れない。たぶん、監督としては断片的に映像のイメージがあったのだろうけど、それだけでは物語はつむげない。(溜息)――人類が宇宙に進出して 400年余りが経った2524年、或る鉱山惑星で異星人とのファーストコンタクトが報告される。然も接触したクルーが異星人に寄生されて人間を襲い始めた。事態を知るイーロン・ライル将軍は侵略に備えてジェームズ・フォード元将軍を呼び寄せ、Q爆弾の用意をさせる。そして、その予感は的中してしまう。「共存」を強制する異星人が母星から軍隊を送り込んで来る前に阻止しなければ人類は滅ぶ。斯くしてライル将軍率いるチームが、異星人の母星を破壊するべく立ち上がる。……というお話し。(たぶん)低予算のせいで、セットや持ち道具づくりに涙ぐましい努力をしていることがうかがえる。それ自体は悪いことではないけれど、せめて観客に気づかれないようにしましょうよ。元が何だったのか丸分かりでは集中力が殺がれてしまう。それを探すのも楽しいかも。「あの転送装置みたいなのはスウィングドアじゃね?」とか。(笑)看板であるブルース・ウィリスとフランク・グリロの出演料に予算の大半を取られたんじゃないかなぁ。CGのクオリティもそこそこ高そうだから、それ以外のところは間に合わせで作るしかなかったんだろうな。監督したのは、エドワード・ドレイク。『アンダーワールド/新種襲来(20)』は面白かったけど、脚本を書いた『アンチ・ライフ(20)』は超駄作だった。どっちが、彼の実力なんだろ? たぶん、SFとは相性が良くないのだろう。本作品を見る限りグダグダの展開で、やたら説明台詞が多いわりには観客に状況が伝わらない。「二度とメガホンを取って欲しくないなぁ」と思ってしまった。アサイラムに就職して低予算でもハチャメチャでも面白い作品を撮るコツを学び直した方がいいかも知れない。(おいおい)ブルース・ウィリスは、辛うじて顔を出してセリフを喋っている感じ。この時、既に失語症が進行していたのだろうなぁ。何となくハラハラしながら見てしまった。うーん、胸がイタイ。(失語症が公表された後に撤回されたが、本作品は第42回ラジー賞の「ブルース・ウィリスが2021年に見せた最低演技部門」を受賞している。ラジー賞受賞作品はおおむね好きだが、本作品はいただけないなぁ)でも、オススメ致しません!(中学生くらいなら楽しめるかも知れないけど大人にはムリ)【 スペース・オペラ 】『0015 スペースハザード』『1374 ビヨンド・ザ・トレック』『1133 FINAL FANTASY ファイナル・ファンタジー』『1416 宇宙空母ギャラクティカ』『0131 タイタンA.E.』『1435 エイリアン:ファイナルカウントダウン』『1522 MOON44』『2205 リディック』『2321 デューン・サバイバー/砂の惑星』
2024.04.03
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2321 デューン・サバイバー/砂の惑星※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監督・脚本 マーク・プライス 『コリン LOVE OF THE DEAD』製作総指揮 ロバート・グレアム『ザ・マシーン』音 楽 アダム・ラングストン『エイリアン:コヴ ェナント』(音楽参加)撮 影 ノエル・ダーシーVFXアドバイザー ニール・コーボールド 『ゼロ・グラビティ』【 キャスト 】フィービー・スパロー『ダウントン・アビー』デイジー・アトキンスサイモン・ドワイヤー=トーマス※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 CFTD-548製作年度 2020年製 作 国 イギリス原 題 DUNE DRIFFTER発 売 元 彩プロ販 売 元 シネマファスト提 供 ----価 格 ----字幕翻訳 有限会社ノア吹替翻訳 新田千枝子吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース 2021.02.19収 録 本編 95分サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ音 声 1.オリジナル(英語) 5.1ch ドルビー・サラウンド 2.日本語吹替 2.0ch ドルビー・ステレオ字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕そ の 他 片面1層、MPEG2、COLOR、複製不能、 DOLBY AUDIO、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用映像特典 オリジナル予告編※ディスク【 ジャケット 】オモテ面:宇宙戦争のその先へ。 異世界サバイバル! リミットは48時間! 未知の惑星から決死の脱出を描く SFアドベンチャーウラ面 :戦闘機修理不能! 相棒重傷! そして、何かがいる… 未知の惑星に不時着した女性パイロットの サバイバル!空には3つの衛星(惑星?)が描かれ、煙をあげて墜落する戦闘機。地上には片膝をついた女性パイロット。雰囲気は伝わって来るけど、主人公の顔がヘルメットで陰り、イマイチ。やはり、顔はしっかりと見せて欲しいなぁ。(溜息)ウラ面も、主人公の顔が大きく配置されているけど、疲れた表情は分かるが、やはり陰っていてハッキリしない。もう少し、「見たい!」と思わせる要素を盛り込んで欲しいものだ。ヤル気が見られないジャケットだ。【 感 想 】「還暦をすぎた方へ」『スター・ウォーズ』シリーズや『エイリアン(79)』、『ブレード・ランナー(82)』が大ヒットした80~90年代は、レンタルビデオの全盛期で、日本にもクズのようなSF映画が大量に入って来た。なかでも、スペースオペラは大人気。少しでも宇宙空間での戦闘シーンやレーザー光線で撃ち合うシーン、或いはクリーチャが登場しさえすれば「ソフトポルノでも何でもOK」って勢いだった。まぁ、借りる方も大して期待していなかったから声を荒げて店主に文句を言うようなことはなかったけれど、そりゃあもう酷い作品が多かった。ネットも未成熟で情報は少なかったし、ビデオ雑誌の記事に頼らざるを得なかったしね。ただ、どの作品も低予算なりに特撮に力を入れており、見映えのいいカットが1つか2つあった。あとは、汚ない工場や荒れ地での撮影で、物語はあってなきが如し。よく見ると、衣装や小道具は他の作品からの借り物だったり、フィルムそのものを借用していたり、それはそれで興味深かった。そんなことを思い出させる作品だった。――宇宙の何処かで戦争が起きていた。予備軍として召集されたアドレルは、砲手として戦闘機に乗り込み、戦場の後方で待機を命じられていた。しかし、戦況は芳しくなく、前線に投じられることになる。編隊は多少の戦果を挙げたものの多勢無勢だ、次々と僚機が撃墜されて行く。アドレルの載る機体も被弾し、近くの惑星に不時着する。しかし、そこは腐食性の高いガスが充満する死の星だった。生命維持装置の残り時間は、少ない。然も、戦闘機を修理するには部品が足りなかった。パイロットのヘイゼルも重傷を負っている。その時、アドレルの目の前で敵機が墜落する。墜落地点は距離にして30キロほど。敵機の部品を使えば、戦闘機を直せるかも知れない。けれど、アドレルは、そんな決断が出来るほど勇敢ではなかった。しかし、敵が周囲をうろつき始め、ヘイゼルが死亡するに及んで、彼女は意を決することになる。……というお話し。前半は、宇宙での戦闘シーン。あまりスケール感のない駆逐艦(?)を戦闘機が襲撃する。機体のデザインは『スター・ウォーズ』、パイロットが恐怖に叫んだりする映像が映し出されているところは『機動戦士ガンダム』を思わせる。それはそれで悪くはないが、ヘルメットや宇宙服の造形があまりにチープ過ぎていただけない。まるで学生映画みたいだ。ホログラムの救命艇もテントだしね。外気は腐食性ガスだと言うのに、どうやって出入りして、どうやって気密を保ったんだ?(たぶん、どこかにColeman のロゴがプリントされているに違いない)監督は、『コリン/LOVE OF THE DEAD(08)』のマーク・プライス。本作品を観る限り、商業作品を撮るには精神年齢が幼すぎるように思える。80年代の特撮SF映画へのリスペクトもいいが、現代的な製作の上でないと意味がない。「昔の特撮映画は良かった」だけでは、よい作品は作れないってことだな。可愛らしい作品ではあるけど、オススメは致しません!(還暦過ぎのオジイチャンなら面白く観られるかも知れない)【 スペース・オペラ 】『0015 スペースハザード』『1374 ビヨンド・ザ・トレック』『1133 FINAL FANTASY ファイナル・ファンタジー』『1416 宇宙空母ギャラクティカ』『0131 タイタンA.E.』『1435 エイリアン:ファイナルカウントダウン』『1522 MOON44』『2205 リディック』
2024.04.02
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2236 エイリアン・フロム・メテオ/侵略※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】・監督・脚本 グレッグ・A.セガー 「エクソシスト/リターンズ」・撮 影 ゲイリー・エルマー 「エクソシスト/リターンズ」・S F X アンソニー・ヴェイェウックス 「パシフィック・リム」・製作総指揮 グレッグ・ピアーバウム ドワイト・コクラン【 キャスト 】・アリーズ・クロッカー(矢尾幸子) 「ABC・オブ・デス2」・ブレナ・ルーエリン(西澤ゆかり)・ショーン・パトリック・ドラン(中嶋英治) 「96時間 ザ・シリーズ」・タラ・エリザベス(石塚 碧)※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】・型 番 ADX-1101R・製作年度 2018年・製 作 国 カナダ・原 題 GRAY MATTER・発 売 アメイジング D.C.・販 売 アメイジング D.C.・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 田邉拓郎・吹替翻訳 浜岡直子・吹替演出 ----・制作協力 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 約 85分・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープ・音 声 1.英語 ドルビーデジタル 2.0ch 2.日本語吹替 ドルビーデジタル 2.0ch・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【 ジャケット 】・オモテ面:「パシフィック・リム」の SFXスタッフが放つ 驚異の映像黙示録 2020年 隕石と共にヤツらが来る。・ウラ面 :2020年――エイリアンの地球侵略、始動! 今、人類は存亡をかけ 世紀の決戦に立ち向かう! 隕石×エイリアンが襲来!ジャケットのオモテ面のイラストは、まずまずの出来映え。でも、ウラ面の宣伝文句は何?「エイリアンの地球侵略、始動!」別にエイリアンは、地球を侵略に来たワケではないと思うぞ。「人類は存亡をかけ世紀の決戦に立ち向かう!」いやぁ~、人類は誰も気づいてないと思うな。誰も立ち向かっていないし……。(苦笑)あれ?タイトルも『/侵略』か。私の理解が間違っていたかな?(爆)【 感 想 】「100文字」「隕石と共に飛来した寄生生物を駆除するため、グレイ型宇宙人によって戦闘マシンと化した女性が追撃する」おおまかに言うと、こんな感じかな。良い映画は「短い文章で相手に物語を伝えられる」と言うが、その典型のような作品だった。(笑) B級SFアクション映画としては、結構良作だと思う。――1964年、隕石が落下。子供たちが拾ってニュースになる。そして、物語は現代へと移る。……というのがオープニングのシークエンス。このパートは要らないんじゃないか?(笑)――2020年の或る夜、郊外の森に隕石が落下する。隕石から這い出て来たのは、蜘蛛のようなナナフシのような寄生生物だった。寄生生物は、近くに住んでいた男に取りつくと、半世紀以上も昔に落下した仲間を求めて移動を開始する。……というお話し。序盤の展開は、『MIB(97)』とよく似ていた。あの作品を思い返すに、ヴィンセント・ドノフリオは最高だったなぁ。(笑)本作品は、ハリウッド大作と較べられるものではないが、セリフが少なく、野心的な取り組みは素晴らしいと思う。消化不良なところは否めないが、映像で語らせようとする姿勢は、個人的には大好きだ。でも、どのキャラにも名前がないので、ひとによっては受け付けられないかも知れない。名前がないと識別が難しくなるからだ。(名詞こそ人類最大の発明だと誰かが言ったが、その通りだと思う)――地球に落下した寄生生物を追って来たグレイ型宇宙人。彼らは、若い女性を拉致すると、体内に幼虫のような生物を埋め込んで地球に送り返した。寄生生物を抹殺するために、幼虫に体を乗っ取られた女性は、戦闘マシンと化し追跡を開始する。……という展開。この後、若い女性がタンクトップ姿で寄生生物と戦うシーンが断続的に続く。何の説明もないので、少々分かり辛い。でも、低予算映画にありがちな露地や工場ばかりでなく、ストリップバーや図書館、一般住宅など、場所を移して戦い続ける展開は飽きさせない。『ターミネーター(84)』へのオマージュも見受けられ、なかなか勉強家の監督さんのようだ。メガホンを取ったのは、バッド・エンディングだった『エクソシスト/リターンズ(12)』のグレイグ・A.セガー。(ちゃんと予算をつけて撮らせてあげたい)主人公(?)の若い女性を演じたのは、アリーズ・クロッカー。白いタンクトップが少しずつ汚れて行くところにそそられた。ステキなボディと腰つきの女の子だった♪ところどころにユーモラスなシーンもあり、最後まで飽きさせない。丘の上に立って都市の夜景を見下ろす寄生生物、グレイ型宇宙人の巨大宇宙船が何隻も地球に向かって発進しようとしているエンディングは、悪くない。今回もバッド・エンディングってことだな。これが、監督さんのテイストなのかも知れない。(苦笑)オススメ!【 エイリアン映画 】『0585 パニック・イン・ベガス/エイリアン襲来』『0496 エイリアン』『0497 エイリアン2』『0498 エイリアン3』『0499 エイリアン4』『0500 プロメテウス3D』『1869 エイリアン/コヴェナント [ブルーレイ]』『0582 エイリアン VS.プレデター [ブルーレイ]』『0583 エイリアン VS.プレデター2 [ブルーレイ]』『0017 エイリアン ビギンズ』『0713 エイリアン/パンデミック』『1445 エイリアン/スカイコマンド』『1059 ジャンゴ vs.エイリアン』『1529 エイリアンZ/超感染』『1435 エイリアン:ファイナルカウントダウン』『0052 エイリアン vs.エイリアン/ジャッジメント・デイ』『0527 MIB/メイン・イン・ブラック』『1263 レーザーチーム/俺たち史上最弱のエイリアン・バスターズ!』『2037 キュート・リトル・バニーズ』『0056 ブリザード・エッジ』『0495 バトル・オブ・パシフィック』『1293 ZONE』『1410 ギャラクシースクワッド』『2030 E/T エクストラ テレストリアル [ブルーレイ]』『0249 世界侵略:ロサンゼルス決戦 [ブルーレイ]』『0207 世界侵略:ニューヨーク決戦』
2021.05.18
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2207 ウルトラヴァイオレット [劇場公開版]※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】・監督・脚本 カート・ウィマー・製作総指揮 トニー・マーク 他・撮 影 アーサー・ウォン・視覚効果スーパーバイザー ヴィクター・ウォン 他【 キャスト 】・ヴァイオレット…ミラ・ジョヴォヴィッチ(本田貴子)・シックス……キャメロン・ブライト(水樹奈々)・ダクサス……ニック・チンランド(江原正士)・ガース…………ウィリアム・フィクトナー(村治 学)※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 RDD-36206・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ULTRAVIOLET・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・販 売 元 ----・提 供 ----・価 格 12,000円(税抜)・字幕翻訳 稲田嵯裕里・吹替翻訳 藤澤睦実・字幕演出 ----・制作協力 ----・日本公開 劇場公開・リリース ----・収 録 約 87分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド オリジナル (英語) 2.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:それでも闘う――。 君を守るため。・ウラ面 :『バイオハザード』シリーズ ミラ・ジョヴォヴィッチ最新作! 〈超人間(ファージ)〉と〈人間政府〉の 激しい闘いを描く サイバー・バトル・アクション!!未来都市を背景に剣を持ったヴィオレット(ミラ・ジョヴォヴィッチ)の勇姿が、ジャケットのオモテ面いっぱいに描かれている。いかにもアニメやコミックが原作っぽいデザインだ。日本公開が同時期だった『イーオン・フラックス(06)』と、どうも混同しがちだが、これは、似たような雰囲気を持っているからだろう。ウラ面は、ちょっと散漫な感じもするが、ミラ・ジョヴォヴィッチの[本編画像]しか使わないという徹底ぶりは、女優さんが主演の作品としては、王道中の王道のデザインだ。(1箇所だけニック・チンランドの画像があるが、まぁ許容範囲だ)ジャケットだけは、良い仕上がりだと思う。(苦笑)【感 想】「映画とアニメの狭間に」監督がカート・ウィマーと知って嫌な予感がしたが、残念なことに的中してしまった。(笑)前作『リベリオン(02)』には、「ガン=カタ」というスタイルを面白く見せようとする工夫があったし、丁寧に撮る努力もあった。本作にはそれすらない。それでいてガン・アクションは同じスタイルだし、「体制側 VS 反体制側」という物語の構図も同じ。然も、ほぼグリーンバックの撮影だったんじゃないかと思えるくらい画像処理を施されていて観にくい。(『スカイキャプテン/ワールド・オブ・トゥモロー(04)』と同じ)CGが絡むカットは、監督や編集者の思惑よりも、クリエーターのセンスが優先される傾向にあるため、どうも微妙にリズムがよくない。それに現代の基準に照らし合わせると、CGのクオリティがかなり低い。――21世紀末、新種のウイルスが世界中で蔓延する。感染者は「ファージ」と呼ばれ、超人的な能力を発揮するが、感染後は12年しか生きられなかった。人間はファージの能力を怖れ、粛清が始まる。統治者であるダクサスはこれを徹底し、ファージは絶滅の危機に瀕していた。そんな時、ファージのリーダーであるナーヴァは、「ダクサスがファージを根絶するための兵器を開発した」と言う情報を入手。彼は、兵器を奪取するためにヴァイオレットを送り込む。そして、ヴァイオレットは激しい戦闘の末に兵器が収められたケースを奪うことに成功。しかし、ケースの中に入っていたのは、幼い人間の子供だった。子供を持てなかったヴァイオレットは、思わず助けてしまう。それが、命を賭けた戦いの始まりだった。……というお話し。本作品は、映画とアニメの融合を試みた意欲的な作品と言えるかも知れない。(然も、ジャパニメーションだ。ポーズの付け方が、そっくり) そう考えれば好意的に受け止めることが出来なくもない。全然可愛くない子供も、質感のない映像も、許せるような気もする。(苦笑)しかし、どうしても納得出来ないのは、ミラ・ジョヴォヴィッチのヘソ出しルックだろう。『バイオハザード』シリーズのポール・W.S.アンダーソン監督は、彼女の足の美しさをよく分かっていた。(だから結婚したのかな?) 何よりも、それが武器になることを知っていた。『バイオハザード』でドーベルマン(ゾンビ)を蹴り飛ばす場面に、それがよく現れている。ところが、本作はアクションの振り付け(?)を重視するあまりに、M.ジョヴォヴィッチの美しいところを疎かにしてしまった。この過ちは大きい。映画なのだ、主演女優は美しく撮らなければならない。髪や衣装の色が変わる効果に力を入れるくらいなら、どんなアングルや画角や照明が美しく映えるか研究するべきだ。(基本的にカート・ウィマー監督は、女優の撮り方が下手だ。前作のエミリー・ワトソンも美しくなかった)そんなワケで『グロリア(80)』になり損ねた本作品は、好意的に受け止めることは出来ても、誰かにススメルことは、とても出来ません。(溜息)【 カート・ウィマー監督関連作品 】『1819 ソルト』『0256 フェイクシティ/ある男のルール -特別版-』【 ミラ・ジョヴォヴィッチ出演作品 】『1090 フォース・カインド』『0228 バイオハザード [ブルーレイ]』『0227 バイオハザード2/アポカリプス』『0226 バイオハザード3 [ブルーレイ]』『0225 バイオハザード4/アフターライフ IN 3D [ブルーレイ]』『0222 バイオハザード5/リトリビューション』『1363 バイオハザード/ザ・ファイナル』『0219 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』『1124 サバイバー』
2021.04.19
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2205 リディック※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】・監督・脚本 デヴィッド・トゥーヒー 『ピッチブラック』『ビロウ』・プロデューサー スコット・クルーブ 『ラストサムライ』 ヴィン・ディーゼル・製作総指揮 テッド・フィールド『ラストサムライ』 ジョージ・ザック『トリプルX』 デヴィッド・ウーマーク 『ジュラシック・パーク3』・撮影監督 ヒュー・ジョンソン『G.I.ジェーン』・音 楽 グレアム・レヴェル『トゥームレイダー』・ユニバーサル映画=レイダー・ピクチャーズ=ワン・ レイス・フィルムズ作品・ノベライベーション 角川文庫・オリジナルサウンドトラック ジェネオン エンタテインメント ランプリング・レコーズ【 キャスト 】・リディック………ヴィン・ディーゼル(大塚明夫)・ヴァーコ夫人……タンディ・ニュートン(坪井木の実)・ヴァーコ…………カール・アーバン(宮内敦士)・キーラ……………アレクサ・ダヴァロス(仲根かすみ)・ロード・マーシャル…コルム・フィオーレ(大塚芳忠)・エアリオン………ジュディ・デンチ(池田昌子)※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 ASBX-2877・製作年度 2004年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE CHRONICLES OF RIDDICK・発 売 元 東芝エンタテインメント株式会社・販 売 元 アミューズソフト エンタテインメント株式会社・提 供 東芝エンタテインメント、松竹、 博報堂DYメディアパートナーズ・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・字幕演出 ----・制作協力 ----・日本公開 2004年 8月 7日 全国劇場公開作品・リリース ----・収 録 約 122分(本編 118分)・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.英語 オリジナル 5.1chサラウンド ドルビーデジタル 2.日本語 吹替 5.1chサラウンド ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 1.日本版予告編 2.オリジナル版予告編 3.日本版TVスポット 4.キャスト&スタッフ プロフィール (静止画)※ディスク【ジャケット】・オモテ面:これが宿命なら、闘うしかない・ウラ面 :メガトン級 SFアクション・アドベンチャー超大作!! ヤツは悪魔か、 それとも救世主か? 全宇宙の命運は、 最強最悪のダークヒーローが 握っている!!このポスターは、シリーズのイメージを決定づけたと思う。背中越しにこちらを見ているリディック(ヴィン・ディーゼル)に、ネクロモンガーの軍団。コミックのテイストだが、なかなかカッコイイ♪ ウラ面も、あおりで撮ったリディックの画像を中心に[本編画像]が並んでいる。情報量も多く、満足度の高いジャケットだと思う。(「メガトン級」というコビーの意味は不明だが、何となく言いたいことは分かる)【感 想】「魅力あるヒーロー像」ジョン・ミリアス監督の『コナン・ザ・グレート(82)』を思い起こさせる作品だった。物語の構成がよく似ている。ラスト・シーンもそっくりだ。それに、衣装やプロダクション・デザインは、デヴィッド・リンチ監督の『デューン/砂の惑星(84)』と似たテイストもある。なんとも贅沢な映画作りに臨んだものだ。(映像に対するこだわりは凄い作品だった)――夜行性のモンスターが跋扈する惑星から脱出したリディックは、以来 5年間、氷の惑星に姿を隠していた。しかし、或る日のこと、賞金稼ぎのトゥームズがリディックを捕まえに遣って来た。莫大な懸賞金が掛かっていると言う。執拗なトゥームズの追撃を退け、宇宙船を奪い取ったリディックは一路、ヘリオン第一惑星へと飛んだ。その星には、命を救ったイマムとジャック(キーラ)が暮らしているはずだった。居所を知っているのは彼らしかいない。しかし、ジャックは賞金稼ぎになろうとして罪を犯し、監獄惑星クリマトリマに収監されていると言う。そして、リディックを求めていたのは、イマムとエレメンターの予言者エアリオンだった。ヒューリア人の最後の生き残りであるリディックに、狂信的な種族ネクロモンガーを倒して欲しいと頼む。リディックは、その願いを一蹴し、キーラを助けるためにクリマトリマを目指す。しかし、リディックの存在は、ネクロモンガーの首領であるロードマーシャルの知るところとなる。彼は、エアリオンの予言を怖れていた。……というお話し。リアルな質感にこだわって巨大なセットに多額の製作費をかけたと、公開前から話題になっていた。しかし、残念なことに映像に手を加え過ぎたせいか、その迫力がストレートに伝わって来ない。前作のトーンを継承したかったのだろうが、どうもこれは失敗だったような気がする。もう少し作品の規模に合った映像というものがあったはずだ。(映像を加工せず、ナマで勝負するっことね)リディックの裡に芽生えた人間らしい感情は、本作では躊躇いや迷いとなって現れ、ラスト・シーンの表情に凝縮される。物語の深みは増したが、ややご都合主義の感じは否めない。リディックを玉座へと導いて行くためには仕方ないことだったのかもしれない。同様に、ヴィン・ディーゼル演じるリディックのキャラクターも薄くなり、やはり不満感が残る。この世界観を構築するために独裁や政治、裏切りなどに力を注いだ脚本のせいだろう。そのくせ、ビックリするような展開はない。如何にも頭のいい人が書いた脚本だ。(溜息)何となくだが、フランス料理店で出されたハンバーガーみたいだ。店で食べている時は、ワーワー、キャーキャー感動したり満足したりするのだが、一歩、店を出た途端にそれも冷めてしまう。贅を尽くし豪華だが、所詮はハンバーガーはハンバーガー。話しのタネにしかならない。本当の感動や満足には程遠いってことだ。その点、J.ミリアス監督は凄いと思う。ベストセラーに材を取り、アーノルド・シュワルツェネッガーの肉体に野蛮なサバイバビリティを見いだし、『コナン・ザ・グレート』という映画を神話にまで高めてしまった。これは、監督の精神性の違いだな。特にオススメは致しませんが、まぁ観ても損はないでしょう。(“ネクロモンガー”って“モモンガー”と語感が似てません? 因みに“モモンガー”って仮面ライダーに出て来た怪人のことね)【 ヴィン・ディーゼル出演作品 】『0386 リディック/キャラクシー・バトル』『0740 キャプテン・ウルフ』【 タンディ・ニュートン出演作品 】『1504 2012 [ブルーレイ]』【 カール・アーバン出演作品 】『1466 ボーン・スプレマシー』『0374 ドゥーム』【 ジュディ・デンチ出演作品 】『0895 007 カジノ・ロワイヤル [ブルーレイ]』『0896 007 慰めの報酬 [ブルーレイ]』『0897 007 スカイフォール [ブルーレイ]』【 スペース・オペラ 】『0015 スペースハザード』『1374 ビヨンド・ザ・トレック』『1133 FINAL FANTASY ファイナル・ファンタジー』『1416 宇宙空母ギャラクティカ』『0131 タイタンA.E.』『1435 エイリアン:ファイナルカウントダウン』『1522 MOON44』
2021.04.17
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2198 アイ・アム・オメガ※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 グリフ・ファースト 「ユニバーサル・ソルジャーズ/アルティメット」・脚 本 ジェフ・ミード・製 作 デヴィッド・マイケル・ラット 「トランスモーファー」「インパクト・ゼロ」・撮 影 アレキサンダー・イェレン・音 楽 デビッド・レイクレン【キャスト】・レンチャード…マーク・ダカスコス(井上倫宏) 「デッドライン2/爆炎の彼方」 「ブラック・ダイヤモンド」・ヴィンセント…ジェフ・ミード(田中正彦) 「バイオハザード」「リトル・ミス・サンシャイン」・ブリアナ……… ジェニファー・リー・ウィギンス(加納千秋)・マイク…ライアン・ロイド(麦人)※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 FFEDR-00250・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 I AM OMEGA・発 売 PAC STORES・販 売 株式会社ファインフィルムズ・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 種市謙二・吹替翻訳 植田尚子・字幕演出 ----・制作協力 ----・日本公開 ----・リリース 2012.05.02・収 録 本編 91分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (2.0chステレオ) 2.日本語吹替 (2.0chステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用 中古販売禁止・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:地球最後の闘い 20XX年、人類は謎のウイルスによって 絶滅の危機に… 残されたのは、 だった一人の男だった――・ウラ面 :謎のウイルスによって荒廃した世界―― 地球最後の男が遭遇したものとは一体… 衝撃のパニック・アクション!トラックの上に立つ主人公。トラックの周りは感染者が取り囲んでいる。背景は摩天楼を思わせるビル群。爆発の炎と煙が見える。仕上げはよくないが、まずまず迫力がある。B級映画っぽい雰囲気も、好事家にはたまらない魅力だ。(←ホントかよ?!)ウラ面の作りこみも悪くない。バランスもいい。終末感もただよっている。訴求力は高くないが、悪くないジャケットだと思う。※チャプターリスト【感 想】「文明社会が滅んでも私だけは生き残る」IMDBによれば、本作品は、リチャード・マシスンの小説を原作にしたオリジナル・ビデオとのこと。(ノンクレジットなので真偽は不明) ヴィンセント・プライス主演『地球最後の男(64)』、チャールトン・ヘストンが主演した『地球最後の男/オメガマン(71)』、ウィル・スミス主演のヒット作『アイ・アム・レジェンド(07)』と同時期にリリースされた 4度目の映像化作品である。リリースは、本作品の方が『アイ・アム・レジェンド』より 1ヶ月ほど早かったが、ほぼ黙殺されている。(笑)まぁ、製作が“モックバスターの雄”アサイラムだから、勝手に真似て「撮っちゃいました!」というのが真相かも知れない。とは言っても、これがなかなか力作で、カット数も多いし、何よりも主演のマーク・ダカスコスが熱演をみせてくれる。驚きである。(苦笑)――世界中で奇妙なウイルスが蔓延する。感染すると体が醜く変貌。正気を失なって凶暴化すると、他人を襲うようになる。人類の対策も虚しく、瞬く間に文明が崩壊してしまう。レンチャードは、自宅に防御網を築き、物資を蓄えて、辛うじて感染を免れていた。彼は、妻子を感染者に殺されたことに精神的なダメージを受け、長引く孤独な生活が追い打ちをかけていた。彼が正気を保っていられたのは、ロサンゼルスの町を爆破し、感染者を一掃することに執念を燃やしていたからだ。手づくりの爆弾を作っては町のあちらこちらに仕掛けるのが日課になっていた。しかし、それも、もうじき終わる。ところが、PCのビデオ電話に着信がある。誰かが生きていることを信じられないレンチャードは、応答を躊躇う。彼には、幻覚と現実の境が見えなくなっていた。……というお話し。アサイラムらしからぬ出来映えだった。勿論、低予算であることに変わりはないのだが、何と言うか、妙な熱気と真剣さが伝わって来る。M.ダカスコスだけでなくジェフ・ミードも元軍人のイカれた男、ヴィンセント役を嬉々として演じていた。彼は本作品の脚本も書いている。(脚本をちまちま書くより、フィジカル・トレーニングに余念がなさそうな顔をしているのに、意外だった)思うに、J.ミードと仲間たちが、アサイラムに脚本を売り込んで、お金を出させたんじゃないか? 既に買い手が決まっているTVMなら、製作費は回収できるからリスクは少ない。でも、OVでは売れるかどうか分からない。余分なコストは出来るだけ掛けないのが、商売だ。最低限の予算で撮り上げる。それを、これだけキチンと撮っているということは、アサイラム独自の企画ではない証だろう。(考えすぎ?)――ビデオ電話の相手は、ブリアナという女性だった。彼女は感染のおよんでいない《アンテオケ》を目指して仲間たちと旅をしていたが、ロスのダウンタウンで感染者に襲われて、一人だけ生き残ったと言う。彼女に救助を求められたレンチャードは、それを断ってしまう。しかし、アンテオケからヴィンセントとマイクが遣って来て、彼女がウイルスの抗体を持っていることを知らされる。それが本当なら、彼女は人類を救えるかも知れない。それでも躊躇うレンチャードを、ヴィンセントたちは強制的にブリアナ救出に同行させる。しかし、レンチャードがロスの町に仕掛けた爆弾の爆発まで、あまり時間がなかった。……という展開。私は、ひと気の絶えた都市の景観が好きだ。人類の99.99999%が死んでも、私一人だけは生き残る自信がある。(何の根拠もないけど) でも、最近は「一人はイヤだなぁ」と思い始めている。せめて 6人、いや、12人は若い女の子に生き残って欲しい。(爆) 1.セーラー服、 2.水着(スクール&ビキニ)、 3.体操着、 4.メイド、 5.OL、 6.巫女さん、 7.チアリーダー、 8.ナース、 9.ミニスカポリス、10.裸エプロン、11.バニーガール、12.白いYシャツ&Tシャツ、――という順番かな。これなら死ぬまで楽しく過ごせそうだ♪ 人類の文明社会が崩壊しても、12人のカワイイ女の子がいれば何も怖くない。(人生なんて、そんなモンだ)でも、本作品にはカワイイ女の子が出て来ませんので、ナンピトタリトモ観るべからず!【 『地球最後の男』関連映画 】『0100 地球最後の男/オメガマン』『1091 ラスト・レジェンド』【 パンデミック関連映画 】『1831 ディストピア/パンドラの少女』『0286 コンテイジョン』『0714 コンテイジョン/サバイバーズ』『1067 エンド・オブ・ザ・デイズ』『2197 フェーズ7』【 ウイルス関連映画 】『1981 L change the World』『2151 らせん』『2043 Z Inc./ゼット・インク』『0656 沈黙の陰謀』『2086 デイ・アフター/DAY AFTER』『0363 パリ・ディストラクション』『1486 ハザード・オブ Z』『1927 メイズ・ランナー [ブルーレイ]』『1928 メイズ・ランナー2/砂漠の迷宮 [ブルーレイ]』『1929 メイズ・ランナー3/最期の迷宮 [ブルーレイ]』『0713 エイリアン/パンデミック』『2016 アンドロメダ...』『0761 エアポート2010』『0729 エアポート2000』『1535 ディストラクションZ』『1274 ダウンヘル』『0932 ザ・クレイジーズ』『1986 アローン・イン・ザ・ゼット』『2009 エクスタシー・オブ・ザ・デッド』『0018 沈黙の惑星』『1092 ゾーン・オブ・ザ・デッド』『1383 サマー・インフェルノ』『0275 [感染源]BioHaZaRD』『1529 エイリアンZ/超感染』『1381 インバージョン/転移』『1546 ヴァイラル』
2021.04.10
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2087 ドラゴンボール/EVOLUTION※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 ジェームズ・ウォン・製 作 チャウ・シンチー・製作総指揮 鳥山 明 ティム・ヴァン・レリム・脚 本 ベン・ラムジー【キャスト】・悟空………ジャスティン・チャットウィン(山口勝平)・ブルマ……エミー・ロッサム(平野 綾)・亀仙人……チョウ・ユンファ(磯部 勉)・ピッコロ大魔王… ジェームズ・マースターズ(大塚芳忠)・チチ………ジェイミー・チャン(小清水亜美)※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 FXBR-38362・製作年度 2009年・製 作 国 アメリカ・原 題 DRAGONBALL: EVOLUTION・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・販 売 ----・発売協力 ----・価 格 12,500円(税抜)・字幕翻訳 松崎広幸・吹替翻訳 松崎広幸・字幕監修 ----・制作協力 ----・日本公開 2009年劇場公開・リリース ----・収 録 86分(本編)・サ イ ズ 16:9 LB シネマスコープ・サイズ・音 声 1.英 語 5.1chサラウンド 2.日本語 5.1chサラウンド・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 『バーン・ノーティス/元スパイの逆襲』 第1話 ダイジェスト版(約50分)※ディスク【ジャケット】・オモテ面:別次元の『ドラゴンボール』を目撃せよ。・ウラ面 :日本発の世界的人気コミックを実写化! 衝撃のライブ・アクション超大作!!悟空の後ろ姿がジャケットのオモテ面ってところが、すべてを物語っているような気がするなぁ。申し訳なくって「世間様に顔向けできない」ってことね。(爆)【感 想】「まぁ、こんなモンじゃないの?」原作はあまり読んだことがない。連載が始まった頃に「少しだけ」と言うレベルだ。だから、漫画のファンの方たちが、本作品をどのように評価したのか解らない。しかし、単純に格闘技映画として観た場合、「まぁ、こんなもんじゃないの?!」という出来映えだった。取り立てて面白い映画ではないが、定番のストーリー展開だし、いろいろと苦労して、気を配って、丁寧に努力していることは評価に値する。格闘シーンはキチンと流れているし、カットの繋ぎにも違和感がない。論理的だ。絵コンテがしっかりしている証拠だろう。やや説明調子でスピード感と迫力に欠けるものの、むしろ子供には「丁度いいんじゃないか?」と思える。メカにもオリジナリティを持たせようと、デザイン面で頑張っている。鳥山明氏の初期のテイストが感じられて好ましい。トライシクルなんか、なかなかステキに作っているではないか。確かに物語世界としては中途半端な感じかも知れない。しかし、もともとがファンタジーであったことを考えると、そう悪くはない。ただ、主役の孫悟空を演じた少年の目つきは、あまり好きじゃない。冷たい。もっと無垢で、もう少し温かみと柔らかさと明るさとイタズラ気な表情があったなら、随分と作品のイメージは変わっていたことだろう。残念だ。チョウ・ユンファにしてもミス・キャストな感じは否めない。コミカルに演じようと頑張ってはいるが、畑違いで気の毒だった。何と言っても彼は香港ノワールの立て役者だし、正直なところ『男たちの挽歌』シリーズのファンとしては、こんな姿は見たくなかった。(『ドラゴンボール』のファンもこんな気持ちか?)懐かしの田村英理子さんが出演されているのはポイントかな。やはり海外で頑張っている方は応援してやりたい。一方では、関めぐみさんは損な役でしたね。ザンネン。総じて、映画の出来映えとしてはそこそこ、でも、キャストに“難アリ”ってトコですかね。異論はあるでしょうけど、原作にこだわらなければ、C級格闘技映画としてはフツーに観られますので先入観を排して観ましょう!(笑)【 マンガが原作の作品 】『2053 ルパン三世』『2051 ダーリンは外国人』『1809 劇場版 屍囚獄/起ノ篇』『1810 劇場版 屍囚獄/結ノ篇』『0807 暗殺教室』『0808 暗殺教室/卒業』『0417 銀の匙』『0303 映画 ひみつのアッコちゃん』『2052 キューティーハニー(2004)』『0197 アトム』『0143 富江VS冨江』『1714 APPLESEED/アップルシード』『0510 オール・ユー・ニード・イズ・キル』【 『THE3名様』シリーズ 】『1990 THE3名様』『1991 THE3名様/秋は恋っしょ!』『1992 THE3名様/春はバリバリバイトっしょ!』『1993 THE3名様/渚のダンシングナイト』『1997 THE3名様/夏はやっぱり祭っしょ!!~ライブ2006~』『1998 THE3名様/いい意味でアイラブユー』『1999 THE3名様/みんなが選んじゃったベスト11 これってどーよ!?』『2001 THE3名様/俺たちのサマーウインド』『2004 THE3名様/ファミレズの今夜はオールナイト!これって、ワールドセレクトじゃね!?』『2005 THE3名様/ワーってなっちゃう5秒前』『2006 THE3名様 スピンオフ/人生のピンチを救うパフェおやじの7つの名言』『2007 THE3名様/アニメはアニメでありっしょ!?』『2008 THE3名様/マキシちゃってもよかですか?』【 劇場版『海猿』シリーズ 】『0213 海猿』『0214 LIMIT OF LOVE/海猿 [STANDARD EDITION]』『0215 THE LAST MESSAGE/海猿』『0216 BRAVE HEARTS/海猿 [ブルーレイ]』【 『海猿』EVOLUTION 】『1950 海猿 EVOLUTION 1』『1951 海猿 EVOLUTION 2』『1952 海猿 EVOLUTION 3』『1953 海猿 EVOLUTION 4』『1954 海猿 EVOLUTION 5』【 『荒川 アンダー ザ ブリッジ』シリーズ 】『2046 荒川 アンダー ザ ブリッジ Vol.1』『2047 荒川 アンダー ザ ブリッジ Vol.2』『2048 荒川 アンダー ザ ブリッジ Vol.3』『2049 荒川 アンダー ザ ブリッジ Vol.4』『2050 荒川 アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』【 『デスノート』シリーズ 】『1976 デスノート/証言~Beginning of the Movie~』『1977 デスノート/前編』『1978 デスノート/DEAD OR ALIVE』『1979 デスノート/the Last name(後編)』『1980 デスノート/the Last name -profile report from L-』『1981 L change the World』『1982 World of change the World』『1983 デストノート/NEW GENERATION』『1984 デストノート/Light up the NEW world [ブルーレイ]』【 『プロゴルファー織部金次郎』シリーズ 】『0401 プロゴルファー織部金次郎』『0402 プロゴルファー織部金次郎2/パーでいいんだ』『0403 プロゴルファー織部金次郎3/飛べバーディー』『0404 プロゴルファー織部金次郎4/シャンク、シャンク、シャンク』『0405 プロゴルファー織部金次郎5/愛しのロストボール』【 『寄生獣』シリーズ 】『1935 寄生獣』『1936 寄生獣/完結篇』
2020.12.20
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2063 アイアン・スカイ※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 ティモ・ヴォレンソラ・製 作 テロ・カウコマー・原 案 ヤルモ・プラスカ・脚 本 コハンナ・シニサロ マイケル・カレニスコ・衣 装 ジェイク・コリアー・音 楽 ライバッハ・デザイン ユッシ・レヒティニエミ・視覚効果プロデューサー サムリ・トロッソネン【キャスト】・ユリア・ディーツェ(甲斐田裕子)・ゲッツ・オットー(楠 大典)・ウド・キア(岩崎ひろし)・クリストファー・カービー(高木 渉)※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 DZ-9470・製作年度 2012年・製 作 国 フィンランド・ドイツ・ オーストラリア共同制作・原 題 Iron Sky・発 売 元 株式会社プレシディオ・販 売 元 松竹株式会社 映像商品部・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 高橋ヨシキ・吹替翻訳 河村里栄・字幕監修 町山智浩・制作協力 株式会社同人舎・日本公開 2012年 9月28日・リリース ----・収 録 本編 約93分+特典 約 2分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.英 語 (オリジナル) ドルビーデジタル 5.1chサラウンド 2.日本語 (吹替) ドルビーデジタル 5.1chサラウンド 3.英 語 (オーディオコメンタリー) ドルビーデジタル 2.0chステレオ・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕 3.オーディオコメンタリー字幕・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、PG12、2 NTSC 日本国内向、 DVD、レンタル専用・映像特典 1.予告映像集 ・日本版特報 ・日本版オフィシャル予告 2.音声特典 ・オーディオコメンタリー (日本語字幕付)※ディスク【ジャケット】・オモテ面:ナチスが月から攻めて来た!!・ウラ面 :月の裏側からナチスが攻めてきた!! こんな戦い見たことない!! 月面ナチス VS 地球防衛軍。 世界中のSFファンから 総額1億円のカンパ!いいジャケットだ。タイトルの上に主要登場人物が勢揃い。特に中央で腰に手をあてて立っているリナーテ・リヒターが、魅力的だ。制服フェチの心をゆさぶる。ゾクゾクする。(笑)なかなか細かく描き込まれているところにも、ゾクゾクする。月面にはハーケンクロイツが描かれ、ヒンデンブルグ号のような宇宙空母に円盤型宇宙船が摩天楼の空を覆っている。ビルには大統領の選挙ポスターだ。うーん、楽しい♪【感 想】「ほとんどマンガ」物語がバンバン進んで、アッと言う間にエンドロールである。馬鹿馬鹿しいストーリーの合間にチクリと風刺が差し挟まれ、ニヤリとさせられる。いいセンスだ。(笑)とは言え、あまりに展開がはやすぎて、物足りないのも事実。予算の都合なのかどうかは知らないが、省略された場面がかなりあるようだ。本当なら 2時間以上あってもいい脚本だったのではなかろうか。――2018年、初の黒人宇宙飛行士(ファッションモデル)ジェームズ・ワシントンが、月面に降り立つ。しかし、その直後、通信が途絶えてしまう。この偉業を選挙のイメージ戦略にしていたアメリカ大統領(♀)は、怒りまくる。そもそも、月面探査には強大なエネルギーを生み出すヘリウム3を探し出す目的があっただけに、計画の失敗は大きな痛手だった。一方、月面で何者かに拉致されたJ.ワシントンが目にしたのは、ナチスの月面基地だった。彼らは第二次世界大戦末期、ドイツ崩壊前に月の裏側に逃げ延びたナチスの残党だった。彼らは、地球侵攻を企んで着々と準備を進めていたのだ。そして、巨大な宇宙戦艦《神々の黄昏》号の起動には、iPhoneが必要であることに気付き、白人化されたワシントンを伴って秘かに地球へと出発する。……というお話し。黒人を“白人化”するのって、アウトじゃないの? いいのかなぁ。(笑) 「中国人の役は中国人が演じなきゃダメ」とか、最近、変な風潮がハリウッドを席巻しているけど馬鹿みたいだ。『ピンクパンサー2』とかで、クルーゾー警部と闘ったヘンな日本人役なんか、日本人は誰もやりたがらないと思うぞ。日本人でない役者が演じるからこそ面白いのであって、妙なこだわりは映画をつまらなくするだけだ。(あれはTVシリーズ『グリーンホーネット』のパロディだった) ローマが舞台の史劇をローマ人ばかりで撮らなければならなくなった時、映画の歴史は終わると思うな。(溜息)さて、前述した通り、本作品は実に、人をくった設定だった。或る意味、これはスチームパンクだな。(笑) ナチスの月面基地の様子やヒンデンブルグ号を模した宇宙船、《神々の黄昏》号なんか、そのデザインを見ているだけで楽しい♪楽しいことが、もう一つ。ヒロイン(主人公)レナーテ・リヒター役を演じた女優さんのボディラインが妙にHっぽかったこと。「ナチスの深い愛が地球を救う」と信じて疑わないレナーテは地球に向かう宇宙船に密航し、『チャップリンの独裁者』を観て真実に目覚める。(笑)厳格で物々しい帝国にあって、彼女のタイトなスカート姿は、一服の清涼剤だった。それに、メチャクチャな女性大統領も見事。現大統領より説得力がある。(笑) 何と言うか、その迫力は近所のオバサンみたいだ。「アメリカは何時もそうだからいいの!」ってセリフには笑いました。また、大統領の広報から一転して、アメリカの宇宙戦艦《USSジョージ・W.ブッシュ》を指揮することになったヴィビアンも、いいキャラだった。(背中に意味のない羽根を付けた、あの衣装! 素晴らしい!) クラウスへの復讐に燃えて、老人や子供がいても委細構わずに核攻撃で月面基地を吹き飛ばすシーンには萌えました。(笑)総じて本作品は、女性キャラがパワフル且つ魅力的。勢いがあった。そのおかげで、男性陣が没個性に映ってしまったのも、ムリもない。一人だけ、ウド・キアが異彩を放っていたが、他は全滅ってカンジ。(まぁ、私は、それでいいんですけどね)静かでブラックなエンドロールが、殊のほか印象的だったのでオススメ!【 関連作品 】『1035 フェリックスの不思議な冒険/時空旅行とナチスの秘密兵器』『1779 デッド11/復活ナチゾンビ軍団』『0780 エアポート2015』『0613 ウォー・オブ・ザ・デッド』
2020.11.26
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2040 アバター エクステンデッド・エディション [EXTENDED BLU-RAY COLLECTOR'S EDITION]※インナーケース/ジャケット(表面・裏面)【スタッフ】・監督・脚本・製作 ジェームズ・キャメロン・製 作 ジョン・ランドー・撮影監督 マウロ・フィオーレ,ASC※ブルーレイカタログ①※ブルーレイカタログ②【キャスト】・ジェイク…サム・ワーシントン(東地宏樹)・ネイティリ…ゾーイ・サルダナ(小松由佳)・グレース…シガーニー・ウィーバー(弥永和子)・クオリッチ大佐…スティーヴン・ラング(菅生隆之)※チラシ「The ART of AVATAR」【仕 様】・型 番 FXXA-50681・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 AVATAR・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・販 売 ----・提 供 ----・価 格 6,990円(税込)・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 久保喜昭・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 2010年 劇場公開作品・リリース ----・収 録 ----・サ イ ズ HDワイドスクリーン 1920x1080p ビスタ・音 声 1.英語 5.1ch DTS-HD マスター・オーディオ(ロスレス) 2.英語 2.0ch ドルビーデジタル 3.日本語吹替 5.1ch DTS・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 2層、COLOR、MPEG-4 AVC、複製不能、 DOLBY DIGITAL、dts-HD Master Audio、 dts Digital Surround、THX、 A 日本市場向、 Blu-ray Disc、無許諾レンタル不可・映像特典 ----※ブックレット「THE MAKING OF AVATAR」①※ブックレット「THE MAKING OF AVATAR」②【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----※ブックレット「THE MAKING OF AVATAR」③※ブックレット「THE MAKING OF AVATAR」④※ディスク2※ディスク3【感 想】「もっとパンドラにいたい」新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大で、映画界は大きな打撃を被っている。報道によれば、『アバター』シリーズの撮影も休止され、公開日も延期になった。(先月の報道ではクランクアップしたらしいけど、ポスト・プロダクションが長いもんね。公開は、いつになることやら……)多くの人が、いろいろな作品の公開を楽しみにしていたはずだが、新型コロナウイルスがそれを阻んだ。感染が終息しても、私たちはこの危機を忘れることはないだろう。そして、映画に関して言えば、それが各個人の生活に密着し、どれだけ支えになっていたかを再認識する契機にもなった。さて、《エクステンデッド・エディション》は、現時点で最も長い『アバター』である。劇場公開版に較べて16分も長くなって 3時間もあるので、没入感が半端じゃない。ずっと観ていたい気持ちになる。そして、本パッケージは3枚組だが、ディスク1に3種類の本編が収められ、他の2枚に関しては、膨大な量のメイキングやインタビュー、CG作成の解説等が収録されている。それも 8時間! それらを観ると、どれだけの人員と時間が投じられたのだろうと気が遠くなる。映画製作の現場が全てこうだとは思わないが、それらを背景にキャラクタを演じる役者の重圧を考えると「並み大抵の神経では勤まらないな」と、つくづく思う。(いやいや、本作品が特別なのだ)ディスク2とディスク3の収録内容は、次の通り。【ディスク2 特典:FILMMAKER'S JOURNEY】■.未公開シーン集(28種)■.ドキュメンタリー:『アバター』大解剖■.パンドラからのメッセージ■.プリ・プロダクション:メイキング映像集 ・アート・ギャラリーで見る『アバター』 ・“Brother Termite”よりワンシーン ・ILMによるアバターの原型 ・スクリーンテスト―サム・ワーシントン(編集前映像) ・スクリーンテスト―ゾーイ・サルダナ(編集前映像) ・ゾーイの型取り(編集前映像) ・ジェームズ・キャメロン 撮影開始のスピーチ(編集前映像) ・ILM社によるVFX過程 ・FrameStore社によるVFX過程 ・Hydraulx社によるVFX過程 ・Hybride社によるVFX過程 ・Prime Focus社によるVFX過程 ・Look Effects社によるVFX ・スタッフ・フィルム:“The Volume”【ディスク3 特典:PANDORA'S BOX】■.段階別に見るモーションキャプチャー(計17種) 1.ピクチャー・イン・ピクチャー映像と共に見るファイナル 2.キャプチャー 3.テンプレート■.製作の舞台裏 ・クレイモデル作成 ・イクランの誕生 ・サナターの誕生 ・AMPスーツ開発 ・『アバター』の航空機 ・ナヴィの衣装 ・ナヴィ語ができるまで ・パンドラの生態系 ・スタント ・パフォーマンス・キャプチャー ・バーチャルカメラ ・3Dフュージョンカメラ ・サイマルカム ・『アバター』の編集 ・『アバター』の音楽 ・音響デザイン ・偉大なニュージーランドのスピリット ■.アバター・アーカイブ ・オリジナル劇場予告編① ・オリジナル劇場予告編② ・『アバター』の原案 ・ジェームズ・キャメロンによる『アバター』脚本 ・パンドラぺディア ・『アバター』の楽曲 ・『アバター』の美術■.BD―LIVE特典1日かけて観なければならないが、充実した時間を過ごせる。ここまで来ると、映画と言うよりも、ひとつの『アバター』という産業だな。新型コロナウイルスの影響で、続編の公開が延期になったけど、フォックスは大丈夫だろうか? 無事に公開まで漕ぎ着けるように祈るだけだ。超オススメ!(ひとつ一つレビューしたいけど、いくら時間があっても足りないので、悪しからずご了承下さい)『0843 アバター [ブルーレイ+DVD』『2039 アバター/特別編 [EXTENDED BLU-RAY COLLECTOR'S EDITION]』
2020.11.03
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2039 アバター 特別編 [EXTENDED BLU-RAY COLLECTOR'S EDITION]※スリーブケース【スタッフ】・監督・脚本・製作 ジェームズ・キャメロン・製 作 ジョン・ランドー・撮影監督 マウロ・フィオーレ,ASC※帯【キャスト】・ジェイク…サム・ワーシントン(東地宏樹)・ネイティリ…ゾーイ・サルダナ(小松由佳)・グレース…シガーニー・ウィーバー(弥永和子)・クオリッチ大佐…スティーヴン・ラング(菅生隆之)※アウターケース(オモテ面/ウラ面)【仕 様】・型 番 FXXA-50681・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 AVATAR・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・販 売 ----・提 供 ----・価 格 6,990円(税込)・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 久保喜昭・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 2010年 劇場公開作品・リリース ----・収 録 ----・サ イ ズ HDワイドスクリーン 1920x1080p ビスタ・音 声 1.英語 5.1ch DTS-HD マスター・オーディオ(ロスレス) 2.英語 2.0ch ドルビーデジタル 3.日本語吹替 5.1ch DTS・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 2層、COLOR、MPEG-4 AVC、複製不能、 DOLBY DIGITAL、dts-HD Master Audio、 dts Digital Surround、THX、 A 日本市場向、 Blu-ray Disc、無許諾レンタル不可・映像特典 ----※背面【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----※チラシ①※チラシ②名作『アバター』のエクステンデッド・エデション。スリーブケースにアウターケース仕様のブルーレイの3枚組。然も、ブックレットが付属している。かなり贅沢だ。ただ、どれもこれも同じような色味で、ちょっとつまらない。確かに夜のシーンは印象的だが、昼間のシーンだって負けず劣らずインパクトの強い場面がある。そうした画像を使って欲しかったなぁ、と思う。※再生上のご注意※ディスク1【感 想】「パンドラにいたい」名作『アバター』のエクステンデッド・エデション。ブルーレイの3枚組。ディスク1に3種類の本編が収められている。《劇場公開版》と、後から劇場公開もされた《特別編》、そして、さらにシーンが追加された《エクステンデッド・エディション》である。劇場公開版は 162分。これだけでも、B級映画なら2本分だ。そして、新たなシーンを加えた特別編が 171分。エクステンデッド・エディションが 178分となっている。特別編は、14のシーンが追加され、惑星パンドラの世界を、より一層堪能できるようになっている。【ディスク1 本編+特典:AVATAR】■.オリジナル版(本編 162分)■.特別編(本編 171分)■.エクステンデッド・エディション(本編 178分)■.追加シーンへのダイレクト・アクセス ・特別編より ・エクステンデッド・エディションよりダイレクト・アクセスによれば特別編の追加シーンは、次の通り。■.シーン039「スタームビーストの群れ」ヘリを操縦するトルーディが眼下にスタームビーストの群れを発見する。■.シーン044-045「かつての学校」ジェイクは、廃虚となった学校にグレース・オーガスティン博士らと訪れる。■.シーン060「紫のコケ?」ネイティリの後を追うジェイクの足下でコケが発光する。■.シーン064 alt 1「君の名前は?」突然現れたネイティリに名前を尋ねる場面。■.シーン081J「空に浮かぶ山」ハレルヤマウンテンに移動したジェイクが見た不思議な光景。■.シーン102,105「エクステンデッド・カットナヴィの生活に馴染んで行くジェイクは充実感を覚える一方、人間の体は疲弊して行く。■.シーン112「ネイティリの飛行」イクランに乗るネイティリ。■.シーン121 alt 1「スタームビースト狩り」イクランに乗っけジェイクとネイティリが、スタームビーストの狩りに参加する。■.シーン151「ジェイクとネイティリの契り」(ロングバージョン)過剰な期待をしてはいけない。■.シーン174-176「戦争勃発」オマティカヤ族の襲撃で、辺り一面が火の海となる。■.シーン276「落ちゆくツーテイ」ツーテイが、銃撃を受けて森に落下する場面。■.シーン282「スタームビーストの攻撃」エイワによってスタームビーストの群れがスカイピープル(人間)の地上部隊を蹴散らす。■.シーン332「サナターの戦い(ロングバージョン)」移動式ラボを攻撃しようとする大佐を阻止しようと、サナターに乗ったネイティリが飛び掛かる。■.シーン348「最後の影」ツーテイの今際の言葉。エクステンデッド・エディションは、前記のシーンにプラスして、次のシーンが増えている。■.シーン002-019「地球」空を飛ぶ夢のシーンに続いて、ジェイクの地球での様子が描かれる。■.シーン069A「シルワニン」オーガスティン博士が、ネイティリの姉シルワニンについて初めて口にする場面。■.シーン102,105,106,109「過去の痛み」そのシルワニンについて何があったのか語られる。■.シーン178「侵略開始」ホームツリーへの攻撃が決まりジェイクたちは色めき立つ。個人的には劇場公開版が好きだが、オマティカヤ族と過ごすジェイクの姿などが追加された特別編やエクステンデッド・エディションは、より深く本作品を理解することが出来る。超オススメ!ちなみに、封入特典として、40ページにも及ぶブックレット「THE MAKING OF AVATAR」が付属している。かなり豪華だ。『0843 アバター [ブルーレイ+DVD』
2020.11.02
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2017 鮫の惑星/海戦記(パイフィック・ウォー)※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監督・脚本・撮影 マーク・アトキンス・撮 影 ライアン・ブルームバーグ・編 集 マーク・アトキンス マーク・モリソン・音 楽 ヘザー・シュミット・製 作 デヴィッド・マイケル・ラット・製作総指揮 デヴィッド・リマウィー【キャスト】・ウィロー(松本沙羅)……アシュレイ・デ・ラング・ティモール(赤坂柾之)…ジャック・アームストロング・フィエン(赤城 進)……ジョン・サベージ 「ディア・ハンター」「シン・レッド・ライン」・スクリム(宮本 淳)……ジョナサン・ビーナー・シオン(実川貴美子)…タンディ・セベ※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 ALBD-9350・製作年度 2017年・製 作 国 アメリカ・原 題 EMPIRE OF THE SHARKS・発 売 アルバトロス株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 89分・サ イ ズ 16:9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用 中古販売禁止・映像特典 1.予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:鮫を制する者は 世界を制す。 鮫使いの少女 鮫を従えた暴君・ウラ面 :神さえも捕食される世界で 今、聖なる戦いが始まる!!このジャケットは、かなりイイんじゃないかなぁ。(苦笑)“鮫を操る支配者”フィエンと“鮫使い”ウィローの対決の構図が、明確になっている。(中央で口を開けている鮫のイラストも出来映えがいい)ウラ面も、なかなか。向かい合っている鮫のイラストは北米版DVDのジャケットものもですね。両方の陣営が描かれているが、怪演だったスクリム(ジョナサン・ビーナー)の姿が見当たらないなぁ。そこは、ちょっとザンネン。でも、いいジャケットだと思う。【感 想】「鮫使いに遣われたい!」『PLANET OF THE SHARKS/鮫の惑星(16)』の第2弾。物語世界は同じだが、ストーリーは繋がっていない。それぞれ単独で楽しめるので順番を気にする必要はない。(親切設計)――地球温暖化の影響で陸地の98%が海に没した近未来。辛うじて生き残った人々は海上に町を作り、僅かな資源を奪い合って生きていた。《海亀要塞》を仕切るフィエンは、塩分除去装置を所有し、貴重な淡水をエサに近隣の海上都市から搾取していた。然も、鮫を自在に操り、反抗する者を殺し、奴隷を集めていた。動力を人力に頼らざるを得ないことが要塞の弱点だった。フィエンは、それを克服するために海洋エネルギーを利用する装置を作ろうとしていた。しかし、ウィローを奴隷として拉致されたティモールが、その装置のパーツを奪取したことから、事態は大きく動き始める。……というお話し。情けない男のティモールが、ウィローを助けようと一人前の男になって行くのかと思ったら、意外と最後までヘタレだった。仲間もムダに死んで行くしね。(フリーダイバーの女の子にはもう少し出番を作って上げて欲しかったなぁ。ウェットスーツ姿が良かった❤ 1カットだけだけど……)ティモールが頑張ったがために故郷は鮫に襲撃される寸前。でも、ウィローが《鮫使い》だったことが判り、物語は“フィエン対ウィロー”にシフトする。ここから本番かと思いきや、Z級映画でお馴染みの“超能力合戦”みたいな体裁になって行く。「うううーん、ええい!」とフィエンが力を込めて両手を伸ばすと、今度は海中にいるウィローは「えい!」みたいな雰囲気で手を伸ばす。(お互いに姿が見えてんのかい!) この繰り返しが続く。このまま続けるとウィローは溺れてしまうので、そこそこのトコで決着がつく。機械に頼ったフィエンが負けて鮫に喰われてメデタク大団円。(笑)フィエンを演じたのは、『エリックの青春』等の往年のアイドルスター、ジョン・サベージ。役者さんてのは何でもやらなければいけないから大変だ。《鮫使い》のウィロー役を演じたのは、アシュレイ・デ・ラング。出演作品が少なく、日本では馴染みのない女優さんだが、ちょっとサマー・グローを思わせる雰囲気が、個人的には好みだ。何か命じて欲しいなぁ。私なら鮫なんかより便利に使われてあげます。(ご褒美次第ですが……) 鮫使いとして認められ、いきなり修行だとか言われて、大きなシャモジみたいなので水面を叩くエンディングには笑ってしまった。彼女、明らかにイヤがっていたよなぁ。(ホント、何でもやらなければいけないから大変)ちなみに、前作でいい味を出していたブランドン・オーレも同じ船長役でカメオ出演。出来れば、彼にフル出演して欲しかった。(以降、続編が製作される度に同じ役で出演してくれると嬉しいなぁ)監督は、前作に引き続いてマーク・アトキンス。わりとキチンとしたスキルを持っているようなので、本作品も予算さえあれば、もっと良い作品に出来たんじゃないかなぁ。足りないカットや妥協したヘナチョコなシーンを撮り直して再編集すれば、かなり面白い作品になったと思う。(ホントか?)青い空、青い海、焼けつくような太陽の陽射し。海の中の映像があって、大好きな鮫が大暴れしてくれるなら、それで十分。多くは望みません。後は、水着姿の若い女の子が出て来て用もないのにウロチョロするとか、文明が崩壊した世界を象徴するようにボロボロの衣装を着せてフトモモや胸元がチラチラするとか、真水は貴重だけどシャワーシーンがあるとか(そんなもの何とでも理屈がつくだろう)、ミニスカートでかがむとか……。まぁ、それくらいかな。出来れば、むさ苦しい男を出さない方がイイなぁ。女性だけの海上都市なんて、いいんじゃない? アマゾネス軍団みたいにね。そうなると、キャットファイトは外せないよなぁ。でも、「女ばかりの水泳大会」を期待しているわけではありませんので、念のため。オススメ!(おいおい、いいのかよ!)【 マーク・アトキンス関連作品 】『1462 PLANET OF SHARKS/鮫の惑星』『0079 夕闇にベルが鳴る』『1002 デッドマン・プリズン』『0798 ソーラー・ストライク2017』『0644 ターミネーターズ』『0829 ランド・オブ・ザ・ロスト』『0276 バトル・オブ・ロサンゼルス』『0762 エアポート2011』『0302 ドラゴンロード/導かれし勇者』『1491 タイタン/選ばれし勇者』『2010 アウェイクン/監禁島』
2020.10.11
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1973 インデペンデンス・デイ2018※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監督・脚本・製作・VFX マイケル・ミラー・製 作 ダニエル・グリーンス クリス・マルシード・軍事アドバイザー ダニエル・ボッツ【キャスト】・ジェス・リチャードソン・エレン・ウィリアムズ・マイケル・トムソン 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」・ジェームズ・ストラー「カリフォルニア・ダウン」・リー・ウォーカー・ダレル・ブラムリッジ※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PWAD-4830・製作年度 2018年・製 作 国 オーストラリア・原 題 BATTALION・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 94分・サ イ ズ シネスコ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用 中古販売禁止・映像特典 予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:人類よ 最終決戦に備えよ・ウラ面 :米軍 vs エイリアン総力決戦!! 超大型SFバトル・アクション、 シリーズ最新作登場!!素晴らしいイラストのジャケット。『世界侵略/ロサンゼルス決戦』によく似た構図であることはさておき、精細の描き込まれたイラストは、程よく遠近感が表現されていて立体的に見える。まぁ、こういうデザインの巨大宇宙船が登場しないことはご愛嬌。これぞまさしく、B級映画のジャケットだ。(笑)ウラ面の出来映えも、いい。大作映画に見紛うばかりの緊張感がある。素晴らしい!(笑)【感 想】「ハイオクタン・ピクチャーズ」モックバスターで名を馳せたアサイラムではなく、最近よく見かけるようになったハイオクタン・ピクチャーズの作品。VODやビデオスルーばかりだが、過去のヒット作の続編をにおわせる作品(あくまでも、におわせるだけね)を次々とリリースしている。制作から配給まで行っている会社らしい。HPには映像関係の業務が羅列されているが、どれが本業なのかは、不明。でも、多様なスキルを持つスタッフが集まっていそうで、ちょっと面白そうな会社だ。今後の動きに注目したい、(苦笑)――20XX年、突如現れた宇宙船に日本からオーストラリアの太平洋沿岸の国々が攻撃されて壊滅的な打撃を受ける。やがて、その攻撃はアメリカにまで到達する。ロサンゼルスで自由気ままな生活を送っていたジョン・ブレイクは、この緊急事態に自分のミスで両親と兄の家族を死なせてしまう。決して彼のせいではなかったが、軍人の兄を追うように、彼はエイリアンと戦うことを決意して軍に入隊する。ジョンは、新兵訓練で一緒になった学者のトレイシーと親交を深める。彼女の説明によれば、エイリアンはパラレルワールドから来たに違いないと言う。訓練を終えた二人は、前線に送られ、凄惨な現実に直面することになる。……というお話し。(たぶん)時間軸が前後する上、クロスカッティングするものだから、物語が非常に分かり難くくなっている。(汗) 大胆な場面の省略なども含めて、戦争映画では定番とも言える手法が用いられているが、いかんせんスキルが低すぎた。それでも、監督さんが狙ったであろう独特な厭世感は醸し出されていた点は褒めておきたい。それに、クオリティは低かったけれど、CGの映像は迫力を求めていて面白かった。カメラが被写体をなめるように動くところは、まるでビデオゲームみたいだ。おそらくゲーム業界からスタッフを引っ張って来たのではあるまいか。そんな感じの映像が随所に見られた。アサイラムやカナダ製のTVMとは、明らかにアプローチの仕方が違っていた。予算が付けば、面白い映像を見せてくれるかも知れない。そんな可能性を思わせた。とは言え、『世界侵略/ロサンゼルス決戦』を想起させるエンディングはいただけないし、実写パートはかなりチープだ。真面目に撮っている分、余計にそう思える。ありあわせのもので済ませるにしても、「もうちょっと、それらしい部屋を用意しようよ」とか、「マズルフラッシュくらい描き込もうよ」とか思わざるを得ないシーンがあり過ぎだ。(笑)ハイオクタン・ピクチャーズに期待して、ほんのほんのほんのちょっぴり、本当に気持ちだけオススメってことにしておきます。(普通ならススメません)【 『インデペンデンス・デイ』シリーズ 】『1498 インデペンデンス・デイ [ブルーレイ]』『1499 インデペンデンス・デイ/リサージェンス』『1523 インデペンデンス・デイ2017』
2020.08.28
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1929 メイズ・ランナー3/最期の迷宮 [ブルーレイ]※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 ウェス・ポール・脚 本 T.S.ノーリン・原 作 ジェームズ・ダシュナー※ジャケット(ウラ面)【キャスト】・トーマス…………ディラン・オブライエン(畠中 祐)・テレサ……………カヤ・スコデラーリオ(能登麻美子)・ニュート………… トーマス・ブローディ・サングスター(山下大輝)・ブレンダ…………ローサ・サラザール(潘めぐみ)・ホルヘ………ジャンカルロ・エスポジート(堀内賢雄)・ミンホ……………キー・ホン・リー(井上 剛)・エヴァ・ペイジ… パトリシア・クラークソン(榊原良子)※ディスク【仕 様】・型 番 FXXJC-67900・製作年度 ----・製 作 国 アメリカ・原 題 MAZE RUNNER: THE DEATH CURE・発 売 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・販 売 元 ----・配 給 ----・希望小売価格 1,905円+税・字幕翻訳 若林桃子・吹替翻訳 平田勝茂・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 2018年劇場公開作品・リリース ----・収 録 142分(本編)・サ イ ズ HDワイドスクリーン 1920x1080p/ シネマスコープ・音 声 1.英語 DTS-HD マスター・オーディオ 7.1ch(ロスレス) 2.日本語 DTS デジタルサラウンド 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 COLOR、複製不能、DOLBY DIGITAL、 dts-HD Master Audio、A 日本市場向、 dts Digital Surround、Blu-ray Disc、 無許諾レンタル不可・映像特典 1.未公開シーン集 ウェス・ポール(監 督)、T.S.ノーリン(脚本)、ジョー ・ハートウィック Jr.(製作)による 音声解説付き 2.治療法を求めて:メイキング映像集 3.オープニングの撮影秘話 4.NGシーン集 5.VFXについて ウェス・ポール監督 による音声解説付き 6.ウェス・ポール(監督)、T.S.ノ ーリン(脚本)、ジョー・ハートウィ ック Jr.(製作)による音声解説 7.スティル・ギャラリー 8.オリジナル劇場予告編集 すべてブルーレイのみの収録特典※はじめに必ずお読みください。※再生上のご注意【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :最期の迷路(メイズ)を攻略せよ!セル版らしく、オモテ面にキャッチコピーが、ない。(苦笑)主人公のトーマス、右側がニュート、ミンホ、ブレンダと並ぶ。左側がテレサだな。その下には《ラスト・シティ》が描かれているが、何故か都市の周りが《迷路》になっている。実際には、迷路なんかないのだが、タイトルに合わせたイメージの表現なのだろうなぁ。なんか嘘っぽくなってしまったが、気持ちは分からないでもない。(笑)ウラ面は、4枚の本編画像で構成。本編のクリアな映像の雰囲気が伝わって来る。なかなか良い出来映えではなかろうか。正直なところ、本編はあまり好きだはないが、ジャケットの出来映えは、統一感もあり、好感が持てる。いいジャケットだ。※帯【感 想】「自分勝手なヤツばかりなんて絶対ムリ」B級スリラーの体裁で始まった本シリーズも、最後はアクション超大作にまで成り上がった。「どうして、そんなに予算がつくんだ?」と思わないでもないが、本国では評判が良かったのだろう。(苦笑)――世界災害対策本部(ウィケッド=WCKD)にレジスタンス《ライト・アーム(RA)》の拠点を急襲されて、トーマスたちはミンホを拉致されてしまう。(前作参照)あれから半年、トーマスたちはWCKDの輸送列車を襲撃。1車輌丸ごと強奪することに成功する。大勢の子供たちを救い出したが、その中にミンホの姿はなかった。RAのリーダーであるヴィンスは、その成功を善しとしてWCKDの力が及ばないパラダイスへの出発を決める。けれど、トーマスたちは、ミンホを助けるべく、WCKDの本拠地である《ラスト・シティ》へと向かう。……というお話し。輸送列車を襲撃するプレオープニングは見事。鮮やかだし、カメラも最高だ。まぁ、ご都合主義的な展開は否めないにしても気合いが入っていた。でも、ミンホが乗っていた車輌を間違えて奪って来てしまったのは、ちょっとマヌケっぽい。計画立案に時間をかけ、大勢の仲間たちが死の危険を怖れずに連携して実行したわりには、肝心なところが「勘頼み」とは、ダメな企画の見本みたいだ。結局、トーマスがなぜ迷路に送られたのか、あの迷路が何だったのか不明のまま。「子供たちに試練を与えた」みたいなエヴァ・ペイジ博士のセリフもあったが、何の説明にもなっていなかった。(ミンホへの精神的虐待(?)も意味不明)テレサにしても、なぜ迷路に送られたのか明らかにされなかった。本作では、ちゃっかりとWCKDの研究員になっている。(学者だったの? 防護服も着ないで、どんな研究が出来ると言うんだ?)クライマックスでは、ラスト・シティの崩壊が描かれる。現代的な都市のビル群が盛大にブッ壊れる。でも、その派手さの割りには、カタルシスが得られない。そもそも、壁に囲われた小さな都市だけで、文明社会は維持できない。そんな嘘臭さが常に頭の片隅にあるせいだろう。それに、シティにはWCKDとは関係ない善良な人たちも大勢いたはずだ。彼らは街が瓦礫と化すと同時に無惨な死を遂げ、生き残った者たちもフレア・ウイルスに感染してゾンビもどきになるんだろうなぁ。一方、トーマスたちは、血清を盗み、免疫のある仲間だけ集めてパラダイスへと旅立つ。よく考えるとヒドイ連中だな。(溜息)確かに、都市への攻撃は反乱軍の仕業かも知れないが、結果的にしろ、それを手引きしたのはトーマスたちだ。良心の呵責とかないのか? 大勢の死よりも友だちの死を悼む姿に撃ち殺してやりたくなった。(いや、撃たれたんだから、そのまま死ねよって感じかな)それにしても、ヒデー話しだ。それに、どの場面も、どこかで見たような気がしてならない。前作でガラスの上にブレンダが落ちる場面は、明らかに『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』の模倣だし、本作品のバスのシーンもそうだな。だいたいVTOLで吊り上げるトリックを2度も使うのは、失敗でしょ。(溜息)発想の貧困さは、主人公のトーマスが危機的状況に陥る度に、誰か意外な人物が唐突に現れて助けてくれるパターンが繰り返されることにも、現れている。「またかよ」「自分で活路をひらけよ」って感じだった。(やっぱり、この主人公は嫌いだ)一番笑ったのが、人間をゾンビのようにするフレア・ウイルスが「空気感染」だと言うE.ペイジ博士のセリフ。「いまさらそんなことを言うなよ」と思ってしまった。壁を築いて閉じ籠ることすら無意味じゃん。今年は、新型コロナウイルスの感染拡大で、世界はヒドイ有り様だ。幸いなことに空気感染は確認されていないが、もしそうだったら、今ごろ人類は滅亡に瀕していたかも知れない。人間のみならず、動物にも感染するようだし、逃げ場はない。映画の中のフィクションだった災厄に近い状況が現実に発生すると、人間はより広い視野で物事を判断しないと、あっと言う間にパニックになるなぁとつくづく思う。中途半端で甘々な設定と幼稚な物語世界、然も、自分勝手で嫌な男が主人公では、とても誰かにススメたくならない。ましてやヴィジュアル面でも、どこかで見たようなカット、シークエンスが多くてオリジナリティに欠ける。主人公トーマスの台詞なんか、半分以上は先読み出来る陳腐さだった。辛うじてオススメ出来ることがあるとしたら、ブレンダを演じたローサ・サラザールだろう。彼女に尽きると思う。銃を撃つ時、瞬きしないのだ。実にカッコ良かった。本作品では髪をストレートにして、女性っぽさをアピールしていたが、こういう子に側で守って貰いたいなぁ。(オマエが彼女を守れよ)彼女は素晴らしいけど、絶対に本作品はススメない!(中学生向けかな)『1928 メイズ・ランナー [ブルーレイ]』『1929 メイズ・ランナー2/砂漠の迷宮 [ブルーレイ]』
2020.07.15
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1928 メイズ・ランナー2/砂漠の迷宮 [ブルーレイ]※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監督・製作総指揮 ウェス・ポール・脚本・製作総指揮 T.S.ノーリン・原 作 ジェームズ・ダシュナー【キャスト】・トーマス…………ディラン・オブライエン(畠中 祐)・テレサ……………カヤ・スコデラーリオ(能登麻美子)・ニュート………… トーマス・ブローディ・サングスター(山下大輝)・ミンホ……………キー・ホン・リー(井上 剛)・メアリー…………リリ・テイラー(藤 貴子)・エヴァ・ペイジ… パトリシア・クラークソン(榊原良子)※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 FXXR-64708・製作年度 ----・製 作 国 アメリカ・原 題 MAZE RUNNER: THE SCORCH TRAILS・発 売 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・販 売 元 ----・配 給 ----・価 格 9,000円+税・字幕翻訳 若林桃子・吹替翻訳 平田勝茂・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 2015年劇場公開作品・リリース ----・収 録 132分(本編)・サ イ ズ HDワイドスクリーン 1920x1080p/ シネマスコープ・音 声 1.英語 DTS-HD マスター・オーディオ 7.1ch(ロスレス) 2.日本語 DTS デジタルサラウンド 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 COLOR、複製不能、DOLBY DIGITAL、 dts-HD Master Audio、A 日本市場向、 dts Digital Surround、Blu-ray Disc、 レンタル専用・映像特典 1.ジャンソンの報告レポート[秘密情報] 2.未公開シーン集(ウェス・ポール(監 督)、T.S.ノーリン(脚本)、ジョー ・ハートウィック Jr.(製作)とダン ・ジマーマン(編集)による音声解説 付き) 3.砂漠の秘密:メイキング映像集 4.NGシーン集 5.VFXについて 6.ウェス・ポール(監督)、T.S.ノ ーリン(脚本)、ジョー・ハートウィ ック Jr.(製作)とダン・ジマーマ ン(編集)による音声解説 7.スティル・ギャラリー 8.オリジナル予告編 すべてブルーレイのみの収録特典※ディスク【ジャケット】・オモテ面:新たなステージを攻略せよ 生存率0.0..%・ウラ面 :大ヒットSFサバイバル・アクション、 全力疾走の第2ステージへ!荒廃し、砂漠と化した大都市、そしてタイトルの下には走る主人公たちグループの姿が配置されている。レンタル版らしく「生存率0.0..%」とデカデカとキャッチコピーが挿入されている。ちょっと、みっともないが、動きもあるし、熱意を伝わって来る。なかなかの出来映えではなかろうか。(笑)ウラ面は、前作と、ほぼ同じレイアウト。走る主人公とテレサの画像が1枚だけ使われている。或る意味、走ることが、本作品のアイデンティティになっているから、これは正解だろう。うん、なかなか良いジャケットだ。【感 想】「女ばかりなんて絶対イイ」『メイズ・ランナー』の続編。でも、迷路は出て来ない。2作目にして既にアイデンティティを失ってる。(笑)――世界災害対策本部=ウィケッド(WCKD)の企みと世界の危機的状況を知ったトーマスたちは、武装した集団に保護される。(前作参照)彼らはヘリで見知らぬ施設に連れて行かれるが、どうも胡散臭い。親しげに接して来る責任者のジャンソンなる人物も信用できない。テレサだけどこかに連れて行かれたままなのもトーマスの不信感を助長させていた。 施設には、彼らと同じように保護されて来た少年少女が大勢いた。迷路は1箇所だけではなかったのだ。その中から数名が、毎日どこかに連れて行かれると言う。トーマスは、知り合ったばかりのエリスと一緒に施設を探り、その秘密を知ってしまう。ジャンソンたちもまた、WCKDの一員だったのだ。然も、自殺したはずの研究所の責任者だったエヴァ・ペイジも生きていた。トーマスたちは、テレサを助け出すと、施設を抜け出し、砂漠を越えた山の中で活動するRA(ライト・アーム)に助けを求めて旅立つことになる。……というお話し。中盤以降は、ほぼゾンビ映画である。破壊され、荒廃した都市に文明社会は残っていない。あちこちに巣食うクランク(ゾンビ?)の群れ。噛まれるとフレアと呼ばれるウィルスに感染して人間ではなくなってしまう。それが世界を滅ぼした疫病で、WCKDは免疫のある若者の脳から酵素を抜き出して治療薬を開発しようとしていた。でも、その酵素は採取する以外に手に入れることが出来ないため、大勢の若者が犠牲になっているということらしい。その中でもトーマスは、特別な存在らしい。やたらとWCKDに追い回されているが、だったら何でグレードに送り込んだんだ? 意味不明。それに、トーマスがしたことって何だ? 迷路を造った理由も、本作品で明かされなかった。非常にフラストレーションが溜まる内容だった。本来、B級終末映画は好きだし、多少辻褄が合わなくたって気にならない性格の私でも、本作品はダメだった。結局、主人公のトーマスが嫌いなんだなぁ。(まだ言うか)トーマスたちが砂漠で知り合ったブレンダ役を演じたのは、ローラ・サラザール。『アリータ/バトル・エンジェル(19)』では主人公のアリータを演じた女優さん。ブレンダと父娘のような絆を結び、砂漠でコミュニティをつくっていたホルヘを演じたのは、ジャンカルロ・エスポジート。キャリアの長い方で、スティーブン・キングが監督した『地獄のデビルトラック(86)』にも出演していた。新たに仲間に加わったエリス役を演じたのは、ジェイコブ・ロフランド。ちょっと変り者と言う設定だった。ちなみに、エリスがいた迷路は彼以外、みんな女の子だったらしい。いいなぁ。それなら、迷路に閉じ込められたい。毎月、違う女の子が届けられるなんて夢みたいだ。(ワクワク)その夢に期待して、オススメ!『1928 メイズ・ランナー [ブルーレイ]』
2020.07.14
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1927 メイズ・ランナー [ブルーレイ]※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 ウェス・ポール・脚 本 ノア・オッペンハイム グラント・ピアース・マイヤーズ T.S.ノーリン【キャスト】・トーマス…………ディラン・オブライエン(畠中 祐)・テレサ……………カヤ・スコデラーリオ(能登麻美子)・ニュート………… トーマス・ブローディ・サングスター(山下大輝)・ギャリー…………ウィル・ポールター(浪川大輔)・ミンホ……………キー・ホン・リー(井上 剛)・エヴァ・ペイジ… パトリシア・クラークソン(榊原良子)※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 FXXR-57508・製作年度 ----・製 作 国 アメリカ・原 題 THE MAZE RUNNER・発 売 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・販 売 元 ----・配 給 ----・価 格 9,000円+税・字幕翻訳 若林桃子・吹替翻訳 平田勝茂・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 2015年劇場公開作品・リリース ----・収 録 113分(本編)・サ イ ズ HDワイドスクリーン 1920x1080p/ シネマスコープ・音 声 1.英語 DTS-HD マスター・オーディオ 7.1ch(ロスレス) 2.日本語 DTS デジタルサラウンド 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 COLOR、複製不能、DOLBY DIGITAL、 dts-HD Master Audio、A 日本市場向、 dts Digital Surround、Blu-ray Disc、 レンタル専用・映像特典 1.未公開シーン集(ウェス・ポール監督 による音声解説付き) 2.迷路の世界:メイキング映像集 3.チャック・ダイアリー 4.NGシーン集 5.VFXについて 6.ショート・フィルム『Ruin』(ウェス ・ポール監督による音声解説付き) 7.ウェス・ポール(監督)とT.S. ノーリン(脚本)による音声解説 8.スティル・ギャラリー 9.オリジナル予告編 すべてブルーレイのみの収録特典※ディスク【ジャケット】・オモテ面:全世界59カ国No.1ヒットの SFサバイバルアクション 生き残りたければ、 「迷路(メイズ)」から脱出しろ!・ウラ面 :あらゆる予想を超えた 衝撃のクライマックスが待っている――。《迷路》をやや俯瞰気味に描いたイラストが、ジャケットのオモテ面になっている。入り口付近を走っているのは、主人公とミンホだろうか。本編に出て来た《迷路》とは趣きが異なるが、巨大で不気味な雰囲気は伝わって来る。悪くない出来映えだ。ウラ面は、本編画像の選択がよくない。これでは、物語世界が伝わって来ない。そういう狙いだった可能性もあるが、《グレード》や《グリーバー》の画像があっても良かったような気がする。とはいえ、全体的には、緊張感のある良いジャケットだと思う。【感 想】「男ばかりなんて絶対イヤ」記憶喪失の少年ばかりが閉じ込められた《グレード》。高い塀に囲まれたそこは、森があり、川も流れている。緑豊かな敷地だ。少年たちは住居や集会所を作り、リーダーであるアルビーの許、規則を定めて平穏に暮らしていた。毎月、垂直シャフトで物資と少年が一人、届けられる。誰が何のためにそうしているのかは、分からなかった。壁は夜が明けると開き、通路が出来た。その先は、巨大な迷路(メイズ)になっている。少年たちは、仲間の中からランナーを選んだ。彼らは迷路を走り、出口を探していたが、まだ見つかっていない。迷路には《グリーバー》と呼ばれるモンスターがいて、そいつに刺されると人が変わったように狂暴になる。少なからず、少年たちの仲間に犠牲者が出ていた。こういうメンドーな設定が、ヤングアダルトの特色だな。(笑)或る日、主人公のトーマスが、グレードに送られて来たところから物語が始まる。演じたのは、ディラン・オブライエン。誰だろう、昔のロブ・ロウかな? 誰かに似ているのだが、思い出せない。(苦笑)トーマスは、ランナーのミンホを助けようと、グレードの規則を無視して迷路に飛び込む。ホント、嫌なガキだ。「友だちのため」とか「約束したから」とか、全体を意識した判断が出来ず、お説ご尤もなタテマエを振りかざして好き勝手なことをする。力や規律に歯向かうことがカッコよく見えるティーンエイジャーにおもねるような人物造形は好きになれない。(ま、嫌なヤツほど、主人公に相応しいんですけどね)トーマスの親友となって行くミンホ役を演じるのは、キー・ホン・リー。韓国系アメリカ人。『セブン・ウィッシュ(17)』で主人公に恋する同級生を演じていた。グレードを大切にし、トーマスと対立するギャリーを演じたのは、ウィル・ポールター。時々だが、リバー・フェニックスに見えることがある。(笑)『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島(10)』で、嫌われ役のユースチスを演じた方。似たようなキャラだった。グレードの副官ニュートは、何かにつけトーマスを支える。小柄だが、沈着冷静なタイプ。演じたのは、トーマス・サングスター。『ナニー・マクフィの魔法のステッキ(05)』に長男の役で出演していた。トーマスに続いてグレードに送られて来たテレサ。初めて女の子が送られて来たことに、みんなが動揺するところが面白かった。演じたのは、カヤ・スコデラリオ。(ヘンな名前!) 『クロール/凶暴領域(19)』では主人公を演じるまでになった。そうした登場人物が、時に対立し、時に助け合い、都合よく迷路の出口を見つけ出す。でも、ウィケッド(WCKD)という組織が何なのか、なぜ迷路を作り、5年もの間、子供たちを送り込んで来たのか、肝心要の謎については明かしてくれない。分かったような分からないような説明セリフはあるが、莫大な費用と人時を投じて巨大でバカバカしい迷路を造った理由にはならない。全く説得力がなかった。3部作とのことだが、『メイズ・ランナー2』や『ファイナル』で納得できる説明がなされるのだろうか。そうであることを期待して、ちょっとだけオススメ!
2020.07.13
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1914 ダイバージェントFINAL※オモテ面【スタッフ】・監 督 ロベルト・シュヴェンケ『RED』・原 作 ベロニカ・ロス 「ダイバージェント3 忠誠者」上下巻(角川文庫)・脚 本 ノア・オッペンハイム アダム・クーパー ビル・コラージュ【キャスト】・トリス…シャイリーン・ウッドリー(坂本真綾) 『ファミリー・ツリー』・フォー…テオ・ジェームズ(鈴木達央) 『アンダーワールド』シリーズ・ジョアンナ…オクタヴィア・スペンサー(高山みなみ) 『ヘルプ/心がつなぐストーリー』・ピーター……マイルズ・テラー(後藤ヒロユキ) 『セッション』・ケイレブ……アンセル・エルゴート(細谷佳正) 『きっと、星のせいじゃない。』・クリスティーナ…ゾーイ・クラヴィッツ(志田有彩) 『マッドマックス/怒りのデスロード』・イブリン……ナオミ・ワッツ(三石琴乃)『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』・デイビッド…ジェフ・ダニエルズ(土師孝也) 『Mr.ダマー』※ウラ面【仕 様】・型 番 DABR-5249・製作年度 2017年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE DIVERGENT SERIES: ALLEGIANT・発 売 株式会社KADOKAWA・販 売 元 株式会社KADOKAWA・配 給 シンカ・価 格 ----・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 徐賀世子・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 2017年8月19日・リリース 2017.11.10・収 録 本編 120分+特典 約 6分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.英語 オリジナル 5.1chサラウンド ドルビーデジタル 2.英語 オリジナル 2.0chステレオ ドルビーデジタル 3.日本語 吹替 5.1chサラウンド ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕 3.英語字幕・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 1.「ダイバージェント」シリーズ ダイジェスト予告 2.劇場予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:人類の記憶を守れ。・ウラ面 :大ヒットSFサバイバル・アクション 超大作シリーズ、 ついに〈衝撃と圧巻〉の完結!激しい戦いを思わせる廃墟のようなところを、主要な登場人物が、こちらに向かって歩いて来るイラストが、ジャケットのオモテ面に使われている。背後に見えるのは、《遺伝子繁栄推進局》だろうか。うん、イメージ・イラストとしては悪くない出来映えだが、シリーズ最終作のジャケットとして相応しいかどうかは、ちょっと疑問だ。(動きがない)ウラ面は、前作とほぼ同じレイアウト。やはり、右上に主人公トリスの画像があしらわれている。その下には、本編画像が4枚。少し大きめの文字で[ストーリー]を記載しているところが、特徴的だな。(その分、英語のクレジットは読めないくらい小さくなっている) シリーズものの場合、ストーリーって大事だよなぁ。まずは、読ませる。次に「観たい」と思わせる魅力的な文章でストーリーを伝えることは、レンタルの場合は何よりも重要なことだ。そういう意味では、よく考えられたデザインだと思う。(苦笑)【感 想】「駄作の厚塗り」原作も、こんな物語だったのだろうか。若者向けの作品だから「自分が知る世界の向こう側には、より良い新しい世界が待っている」という期待と予め予定されている失望が、如実に現れている。現状否定は若者の特権だし、それが悪いとは言わないが、あまりに在り来りすぎていただけなかった。(溜息)さて、今回もツッコミどころ満載で、どこから手をつけたら良いのか分からなかったので、まずは物語の整理から。(笑)――評議会の代表だったジェニーンが、《無派閥》を率いるイブリンに殺されて派閥システムは崩壊。けれど、壁の外に新天地を求める人たちの前で、イブリンは開いたゲートを閉じてしまう。そして、戦犯を処刑する裁判を始める。次々にジェニーンに与した《博学》と《勇敢》が殺されて行く様子に《平和》の人たちはイブリンと袂を別つことを決意する。一方、トリスとフォーたちは、壁の外へ出る計画をしていた。……という幕開け。薄暗いホールに勝者が集まり、裁判と称して敗者を処刑する。「一体、いつの時代の話しなんだよ」と思ってしまった。(笑)無知と無秩序と非社会的な行為は、昔の西部劇でよく見たな。「ならず者に支配された町」みたいだ。米国の人たちは、開拓時代の記憶として遺伝子に刷り込まれているんじゃないか?――壁の外に出たトリスたちは執拗な《無派閥》の追撃を受けるが、進んだ文明を持つ《遺伝子繁栄推進局》の人たちに助けられる。トリスたちは、自分たちが暮らしていた都市、シカゴそのものが遺伝子の修復を監視するための実験であることを知らされる。しかし、フォーは懐疑的で警戒を緩めない。一方、トリスは、母親が《遺伝子繁栄推進局》の周辺で暮らすフリンジの出身であることを教えられ、局長のデイビッドを信用してしまう。……というお話し。本作品でも、トリスはイヤな女のまま。若者らしい率直な物言いだとも言えるが、敬いの気持ちや社会性の欠如は、精神が病んでいるとしか思えない。その一方で、イヤな男として登場したピーターは、作品を重ねるごとに存在感を増し、「憎めない嫌われ者」として確固たるポジションを築いた。彼だけが終始一貫、キャラがブレなかった。『ラビット・ホール(10)』や『セッション(14)』のマイルズ・テラーが演じている。彼が一番輝いていた。(笑)――シカゴでは、イブリンの施政に反対する者たちの動きが活発化し、内戦寸前だった。それを知ったフォーは故郷に戻る決意をする。デイビッドに騙されたことを知ったトリスもまた、フォーを追って《遺伝子繁栄推進局》を後にする。けれど、デイビッドは、実験を白紙に戻して派閥システムを取り戻そうと、或る作戦を実行に移す。……という展開。戦後 200年も経っているのに、都市周辺でテント暮らしをしている人たちがいること自体、おかしくないか? そこから子供を奪って来るなんて、すぐにいなくなってしまうでしょ? 育つのに何年もかかるんだから。そんな風に不完全な物語世界を拡げるために、後からいろいろ付け加えたため、あちらこちらで綻びが生じている。もともと稚拙だったのに、さらに輪を掛けてバカバカしくなった。壁の外では放射能(?)汚染から赤い雨が降るのにシカゴや遺伝子繁栄推進局では降らないとか、偽装壁を作る技術がありながらエアクラフトには昔ながらの“シートベルト”が付いているとか。(これには笑った)やたら丁寧に描写した汚染除去のシャワーシーンも笑ったな。監督は、1作目が『幻影師アイゼンハイム(06)』のニール・バーガー、前作と本作品は『フライトプラン(05)』のロベルト・シュヴェンケ。1作目は、まだライブ・アクションが中心だったから、さほど違和感がなかった。でも、前作と本作品はCGやVFXがメインになったことで、そのクオリティの低さが目立った。いかにもCG然とした映像は、お金を掛けたのだろうが、かえってチープに見えた。然も、そのセンスのなさ! 本作品で極まった感じだ。続編の製作が頓挫したのも、仕方あるまい。次が最終作になる予定だったらしいが、キャンセル。TVMとしての企画が浮上するものの、トリスを演じたシャイリーン・ウッドリーが「TVMなんかイヤ!」と発言してケーブルTV局が製作を断念している。ご本人も、役柄に負けず劣らずイヤな女だ。(苦笑)ちなみに、本作品でラジー賞の最低主演女優賞にノミネートされたが、あろうことか政治的ドキュメンタリー映画にさらわれてしまった。なお、イブリンを演じたナオミ・ワッツも同賞でノミネート。撃たれたのに、次の登場シーンでは平気な顔でオクタヴィア・スペンサーと談笑するところが評価されたのではないかと思っている。(笑)本シリーズは、ここで終わらせるのが賢明でしょう。(ロジャー・コーマンが製作するなら別ですが) オススメなんて致しません! 静かに眠らせておきましょう。(笑)『0599 ダイバージェント』『1914 ダイバージェントNEO』
2020.06.30
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1913 ダイバージェントNEO※オモテ面【スタッフ】・監 督 ロベルト・シュヴェンケ『RED』・脚 本 プライアン・ダフィールド アキヴァ・ゴールズマン マーク・ボンバック・原 作 ベロニカ・ロス 『ダイバージェント2/反乱者』 (KADOKAWA刊)【キャスト】・シャイリーン・ウッドリー(坂本真綾) 『ファミリー・ツリー』・テオ・ジェームズ(鈴木達央) 『アンダーワールド/覚醒』・マイルズ・テラー(後藤ヒロユキ) 『ファンタスティック・フォー』・アンセル・エルゴート(細谷佳正) 『きっと、星のせいじゃない。』・ジェイ・コートニー(高瀬右光) 『ターミネーター:新起動/ジェネシス』・ゾーイ・クラヴィッツ(志田有彩) 『マッドマックス/怒りのデスロード』・ケイト・ウィンスレット(田中敦子)『愛を読むひと』・オクタヴィア・スペンサー(高山みなみ) 『スノーピアサー』・ナオミ・ワッツ(三石琴乃)『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』・マギー・Q(加藤有生子)『NIKITA/ニキータ』※ウラ面【仕 様】・型 番 DABR-4936・製作年度 2015年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE DIVERGENT SERIES: INSURGENT・発 売 元 KADOKAWA ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・販 売 元 株式会社KADOKAWA・提 供 KADOKAWA・価 格 ----・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 徐賀世子・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 2015年10月16日・リリース 2016.02.19・収 録 本編 119分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.英語 オリジナル 5.1chサラウンド ドルビーデジタル 2.英語 オリジナル 2.0chステレオ ドルビーデジタル 3.日本語 吹替 5.1chサラウンド ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:偽りの世界を破壊せよ・ウラ面 :全米No.1メガヒット!世界中が熱狂! SFサバイバル・アクション 超大作シリーズ第2弾! スケールアップした世界を 驚異のビジュアルで描く!ジャケットのオモテ面は、クライマックスからインスパイアされたイメージ・イラスト。精細でいい出来映えだ。トリスの顔立ち、表情にも違和感がないし、動きも表現されている。一方、ウラ面は、イマイチ。トリスの顔は本編からの取り込み画像のようだが、締りがない。その下の画像も、冴えないな。まず、その横にあしらわれた登場人物たちのイラストが、よくない。これは、オモテ面に配した方が、親和性が高かったんじゃないか? ウラ面は、本編画像だけで構成すべきだった。でも、まぁ、ジャケットとしては、まずまずの出来映えでしょう。(苦笑)【感 想】「イヤな女」本作品は、主人公トリスのイヤな女ぶりに磨きがかかって凄まじかった。(笑)まず、年長者への口のきき方を知らない。自分の立ち場も弁えずに怒鳴ったり恫喝したり、まるでチンピラみたいだ。人を思いやることもしないし、了見の狭い自分だけの価値基準で判断して、ヒトサマに迷惑を掛けても知らん顔。精神を病んでるんじゃないかと思うことも、しばしば。誰か私に銃を渡してくれたら、即刻その場で撃ち殺してあげたのにザンネンだ。(笑)――トリスとフォーたち5人は《平和》に身を隠していた。まずは情報を集めて次の行動に移るつもりだった。けれど、彼らに、そんな余裕はなかった。ジェニーンに与する《勇敢》のエリックたちは、捜索の手をコミュニティにまで伸ばして来たのだ。トリスたちは何とか逃げ延び、フォーの母親が率いる《無派閥》と出会うことになる。その頃、ジェニーンは、トリスの実家で見つけ出した「箱」から先人たちのメッセージを引き出そうと躍起になっていた。箱を開けられるのは異端者(ダイバージェント)だけ。箱にアクセスし、シミュレーションで五つの派閥をクリアしなければならない。けれど、そのシミュレーションに堪えられるダイバージェントが見つからなかった。……というお話し。相変わらず、取って付けたような展開で、白けてしまう場面が度々あった。本作品から登場した「箱」だが、《博学》のリーダーであるジェニーンは、それが何なのか解っていたらしい。アクセスの仕方も、5つの派閥をクリアしなければならないことも。もっとも、どんなメッセージかまでは知らなかったらしい。それなのに躍起になる理由が解らない。(溜息)そういう疑問や辻褄が合わないところは、アクロバティックなアクション・シーンで誤魔化している。5つの派閥をクリアするシミュレーションのことね。でも、何が何でクリアしたことになるのか、これも不明。(採点基準が不明ってことね) トリスがクリアするレベルが低すぎて失笑モノ。これなら容易にコンピュータを欺けそうだ。何だか全体的に、分かったような分からないような、ぼんやりした作品だった。(嘆息)クライマックスは、「イヤな女対イヤな女」のグズグズ合戦。ハデなCGで見せ場を作ったつもりだろうが、クオリティが低い。そう言えば、カラスが飛ぶカットからして出来映えが酷かったな。(失笑)結局、メッセージも意味不明。隔離政策? 実験? 人間性の復活? 平和を維持する派閥のシステムを導入させておきながら、それを壊すダイバージェントが現れるのを待ってメッセージを再生するって、どういうこと? 意味不明だ。これなら、M.ナイト・シャマラン監督の『ヴィレッジ』の方が納得できるってもんだ。(苦笑)この後、『/FINAL』があるけど、ここで終わらせておいた方が良かったんじゃないか?(笑) 何となく、蛇足を見せられそうで、観るのがコワイな。腹が立つから、観ない方がよいと思いますよ、はい。(溜息)『0599 ダイバージェント』
2020.06.29
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1897 パシフィック・リム/アップライジング [ブルーレイ]※オモテ面【スタッフ】・監督・共同脚本 スティーヴン・S.デナイト・脚 本 エミリー・カーマイケル キラ・スナイダー T.S.ノーリン・製 作 トーマス・タル メアリー・ペアレント ジョン・ジャシュニ ケイル・ボイター ギレルモ・デル・トロ ジョン・ボイエガ フェミ・オーガンズ・撮 影 ダン・ミンデル・編 集 ディラン・ハイスミス ジョシュ・シェファー ザック・ステーンバーグ【キャスト】・ジェイク・ペントコスト… ジョン・ボイエガ(中村悠一)・ネイト・ラナバート……… スコット・イーストウッド(小野大輔)・アマーラ・ナマーニ……… ケイリー・スピーニー(早見沙織)・森 マコ…………………………菊地凛子(林原めぐみ)・シャオ・リーウェン………ジン・ティエン(魏 涼子)※ウラ面【仕 様】・型 番 BD-630423・製作年度 2018年・製 作 国 アメリカ・原 題 PACIFIC RIM UPRISING・発 売 元 NBCユニバーサル・エンターテイメント・販 売 元 ----・協 力 ----・価 格 ----・字幕翻訳 松崎広幸・吹替翻訳 松崎広幸・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2019.05.09・収 録 本編 約 111分・サ イ ズ 16: 9 スコープサイズ (1080)・音 声 1.英 語 (ドルビーアトモス) 2.日本語 (5.1chサラウンド)・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕・そ の 他 COLOR、MPEG-4 AVC、複製不能、 DOLBY ATMOS、DOLBY AUDIO、 日本市場向、 Blu-ray Disc、レンタル禁止・映像特典 1.未公開シーン 2.ヒーローたち 3.前作からの架け橋 4.荒廃した世界から生まれた英雄たち 5.訓練生 6.意外な悪役 7.新世代イェーガー 8.スクラッパー 9.メガ怪獣 10.シャオの秘密 11.帰ってきたマコ 12.監督スティーヴン・S.デナイト による音声解説※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :KAIJU vs.イェーガー! 全開! 超ド級のデル・トロ・ワールド!! 地球滅亡!最終決戦はTOKYO!!ジャケットのオモテ面は、前作と同様に、巨人兵器(イェーガー)のイラスト。背景は、被害を受けたビル群だ。何か、ヘンな構図だなぁ。ビルとイェーガーの縮尺が合っていない感じ。それに、このイェーガー、宙に浮いていないか? うーん、仕上がりが悪い。それに、怪獣も登場していないんじゃ話しにならない。これでは、メンコの図柄と変わりないな。(溜息)ウラ面にも、イェーガーのイラスト。芸がない。その下には1枚だけ本編画像が使われている。でも、小さすぎて雰囲気が伝わらない。全体的に、出来の悪いジャケットだ。(嘆息)【感 想】「愛がない」日本のサブカルチャへの愛情に溢れていた前作は、それがアイデンティティになっていた。けれど、本作品にはそれがない。ただのモンスターとロボットが戦うZ級SF映画である。ガッカリしてしまった。(アサイラムの方が、まだマシ)きらびやかなVFXやCGを褒めたいところだが、それもイマイチな出来映え。質感や重量感が、まるで感じられないのだ。怪獣のデザインにも気持ちが入っていない。これは、監督さんの演出や撮影監督のセンスにも起因するから一概には言えないが、基本的なところに卑しさがあるような気がする。何と言うか、コンピュータを上手に使いこなせてはいるけど、「それだけ」って感じ。ひとの感性による調整とか調律とか、一番大事なモノが欠けている。それに、時々、スケールが合っていない。(笑)――怪獣との戦いが終結して10年。自分を犠牲にして次元の裂け目を閉じたペントコスト司令官の息子ジェイクは、環太平洋防衛軍(PPDC)に逮捕される。姉の森マコから釈放の条件として再入隊を勧められ、仕方なく訓練生の教官を引き受けることになる。その頃、森マコは、シャオ産業の無人機の配備計画に不安を感じていた。パイロットが搭乗するイェーガーに較べて、遠隔操作するイェーガー(無人機)が信用できないのだ。ところが、その無人機のプレゼン会場が、正体不明のイェーガーに襲われる。……というお話し。ジェイク・ペントコスト役を演じたのは、ジョン・ボイエガ。小品だが、かなり面白かったSFアクション映画『アタック・ザ・ブロック(11)』で主役を演じた俳優さん。あの頃はガキだったが、立派なオッサンになったものだ。(笑)そのジェイクの元相棒で訓練生の教官ネイサン・ランバート役には、スコット・イーストウッド。クリント・イーストウッドの息子さん。顔立ち、ちょっとした仕草が、よく似ている。正直、演技もイマイチだし、迫力にも欠ける。オヤジのモノマネまでしてみせるが、正直感心しないなぁ。この分だと、大成しないかも知れない。(苦笑)廃棄されたパーツから小さなイェーガー《スクラッパー》を作ったストリート・チルドレンのアマーラ・ナマーニ役には、ケイリー・スピーニー。中学生くらいに見えるが、撮影時は二十歳だった。「もう大人よ!」なんて台詞もあったが、彼女のために盛り込まれたセリフだろうなぁ。(笑) 本作品で唯一の見どころは、間違いなく彼女だった。もっとちゃんとした作品で観てみたい。森マコ役の菊地凛子さんは、10年後の設定なので、落ち着いた雰囲気の大人の女性を演じていた。もうアラフォーだもんね。(それともメイクのせいか?)今回は、特に見せ場はなく、途中退場。残念だった。(本人はあまり出たくなかったんじゃないかなぁ。そんな顔してた)制作のレジェンダリー・ピクチャーズが中国企業に買われてしまったからか、無闇に「中国」色の強い作品だった。そのせいか、クライマックスは東京が舞台なのに、中国語の看板が出ていたりして、不気味にニセ物っぽい。これって、ブランドもののコピー商品に似ている。遠目には同じに見えるが、近くで見ると一発でニセ物だってことが分かる。(笑)ああ、そうか、本作品そのものが、コピー商品=ニセ物ってことだな。どうりでつまらないわけだ。(爆)コピー商品は売ることも買うことも犯罪です。だから、絶対に誰かにオススメしてはいけません! 逮捕されますよ!(笑)『1896 パシフィック・リム』
2020.06.13
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1896 パシフィック・リム※オモテ面【スタッフ】・監督・製作・脚本 ギレルモ・デル・トロ・原案・脚本 トラビス・ビーチャム・撮 影 ギレルモ・ナヴァロ【キャスト】・ローリー・ベケット…チャーリー・ハナム(杉田智和)・スタッカー・ペントコスト……… イドリス・エルバ(玄田哲章)・森 マコ…………………………菊地凛子(林原めぐみ)・森 マコ(幼少期)………………芦田愛菜※ウラ面【仕 様】・型 番 1000440121・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・原 題 PACIFIC RIM・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・販 売 元 ----・協 力 ----・価 格 ----・字幕翻訳 松崎広幸・吹替翻訳 松崎広幸・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 131分+映像特典 7分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (5.1chサラウンド) 2.日本語 (5.1chサラウンド) 3.音声解説:監督による・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕 4.音声解説用字幕・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、G、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD、レンタル専用・映像特典 1.監督ギレルモ・デル・トロによる 音声解説 2.未公開シーン集 3.NG&オフショット集※ディスク【ジャケット】・オモテ面:[人型巨大兵器 JAEGER VS 巨大 KAIJU] 人類よ、立ち上がれ。 この巨兵と共に!・ウラ面 :“SPECTACULAR.” ――Kenneth Turan, LOS ANGELS TIMESジャケットのオモテ面は、巨人兵器(イェーガー)《ジプシー・デンジャー》の勇姿。背景には、東京タワーが見える。手前には怪獣の一部がのぞいている。イラストの仕上がり具合いは、まずまずと言ったところか。このクラスの作品のジャケットとしては、もっと精細なイラストを期待していたが、これではB級SF映画と大差ないかも知れない。(苦笑)ウラ面は、イェーガーのコクピットの画像がスペースの40%を占めている。ローリーと森マコが見つめ合っている画像だ。森マコ(菊地凛子さん)の、はにかんだ表情に雰囲気があって、いいなぁ。でも、本作品の最大のウリが「ロボット対怪獣」であることを考えると、怪獣の画像を出して欲しかったなぁと思う。【感 想】「日本大好きギレルモ・デル・トロ監督の怪獣映画。」ヴィジュアルは、ローランド・エメリッヒ監督の『GODZILLA』×マイケル・ベイ監督の『トランスフォーマー』といった感じ。(笑)コンセプトは、平成『ゴジラ』シリーズをCGで作り直したってところかな。モゲラやメカゴジラが出て来るヤツね。――2020年、アラスカ州アンカレッジ。怪獣《ナイフヘッド》の襲撃に、ローリーとヤンシー兄弟が操縦する巨人兵器(イェーガー)《ジプシー・デンジャー》が迎え撃つ。けれど、この戦闘で機体は大破、ヤンシーが戦死する。ローリーは何とか一人で怪獣を退治して帰還するが精神的なダメージが大きく、一線を退いてしまう。……というのが、プレオープニング。《ナイフヘッド》って、《ジグラ》みたいだな。(『ガメラ対深海怪獣ジグラ(71)』に登場する怪獣ね)怪獣がどこから来るのか、巨人兵器の成り立ちと仕組みを足早に説明する。パイロット二人で1機のマシンを操縦するなんて「もっとシンプルに出来なかったのかよ」とツッコミたくなった。でも、まぁ、『伝説巨神イデオン』みたいに一体のマシンを複数人で操作するケースもあるし、『機動戦士ガンダム』のガンタンクだって砲手と操縦者は別々だったもんね。そこは、善しとしよう。(苦笑)――2024年、怪獣の襲撃から都市を守る防護壁の建造に携わっていたローリーに、ペントコスト司令官がパイロットへの復帰を要請。怪獣との戦いに決着をつけるため、復帰を決意したローリーは、香港の基地に着任する。彼は、そこで森マコと出会う。……というお話し。森マコ役の菊地凛子さんが、輝いていた。ヒロインとして十分に魅力的だった。(そこらの女優さんとは、スケールが違う)――怪獣が出現する次元の裂け目を破壊する計画のために、基地には4機のイェーガーが用意されていた。かつてローリーの愛機だった《ジプシー・デンジャー》もレストアされていた。彼は森マコと組むことを希望するが、同調テストで森マコが暴走。パイロットを下ろされてしまう。そんな時、2体の怪獣が出現する。……という展開。森マコの記憶に出て来た怪獣は『ゴジラ・エビラ・モスラ/南海の大決闘(66)』に登場した《エビラ》みたいだ。ペントコスト司令官を演じたのは、イドリス・エルバ。さすがの存在感だった。また、出番は少ないながら、ロン・パールマンも、いい味を出していた。怪獣の部位を売買する闇マーケットを支配する男という設定だった。いつものことながら役づくりが完璧だ。そう言えば、怪獣の寄生虫が出て来るが、『ゴジラ(84)』に登場した巨大なフナムシを思わせて微笑ましかった。――裂け目が開き、2体の怪獣が出現する。けれど、都市を襲わずに裂け目の周辺を旋回している。まるで守っているかのようだ。香港基地では裂け目を爆破するために2機のイェーガーが出動する。これが最後の決戦だ。2対2の戦いは熾烈を極めるが、その最中、3体目の怪獣が現れる。これまでで最大の怪獣だった。……という展開。海底での戦いってところが面白い。でも、地上とは違うアングルが見られるかと期待したが、さほどのことはなかった。ザンネン。もう一つ残念だったことは、怪獣の造形にギレルモ・デル・トロ監督らしい一種のグロテスクさが見られなかったこと。子供でも見られるように配慮されたのかも知れないが、物足りなさが残った。異形の美しさこそが監督の持ち味だと思うんだけどなぁ。(溜息)とはいえ、日本のサブカルチャへの愛情が感じられる1本だった。細かいところにツッコミを入れたいところだが、そこは頭を空っぽにして、ただ映像と音響に酔いしれたい。オススメ!
2020.06.12
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1842 デス・レース2※オモテ面【スタッフ】・製 作 ポール・W.S.アンダーソン ジェレミー・ボルト マイク・エリオット・製作総指揮 ポーラ・ワグナー・監 督 ロエル・レイネ・キャラクター&ストーリー ポール・W.S.アンダーソン・脚 本 トニー・ジグリオ【キャスト】・カール・ルーカス/フランケンシュタイン… ルーク・ゴス(小松史法)・ウェイランド…………ヴィング・レイムス(乃村健次)・マーカス・ケイン………ショーン・ビーン(内田直哉)・ゴールドバーグ……………ダニー・トレホ(廣田行生)※ウラ面【仕 様】・型 番 GNBR-2702P・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 DEATH RACE 2・発 売 元 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント・販 売 ----・DVD制作 ----・提 供 ----・字幕翻訳 片野佑介・吹替翻訳 野崎文子・吹替監修 ----・字幕監修 ----・日本公開 ----・リリース 2011.02.02・収 録 約 100分(本編)・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.英 語 (5.1chサラウンド) 2.日本語 (5.1chサラウンド) 3.タイ語 (5.1chサラウンド)・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕 3.タイ語字幕 4.韓国語字幕 5.中国語字幕(2言語)・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 監督ロエル・レイネによる本編音声解説 他※ディスク【ジャケット】・オモテ面:「デス・レース」「バイオハザード」作者が 再び放つ、 大ヒット・バトル・カーアクション 待望の続編! 自由が欲しければ、参戦せよ。・ウラ面 :史上最凶の殺人レースはここから始まった― 興奮度500%の極限カーバトル!主人公のルークとナビゲーター役のカトリーナを演じたタニット・フェニックス。その横に、爆発を背に走るバトルカー。ストーリーも表現された良いデザインだが、やや陳腐だな。こんなレイアウトのジャケットを、どれほど見て来たことだろう。もう少し新鮮味が欲しかった。(苦笑)ウラ面も、まずまずの出来映え。ただ、主要な登場人物の画像が用いられていないのは、残念。ダニー・トレホやヴィング・レイムス、ローレン・コーハン、フレデリック・コーラー。シリーズを通して出演している登場人物なのに、こういう扱いは、いただけない。シリーズものである以上、キャラクタを大事にしなければいけないと思う。(溜息)【感 想】「大人向け、若者向け、子供向け」ロジャー・コーマン製作の『デス・レース2000年(75)』では、公道を走って尼さんやらフツーの人々を轢き殺してポイントを競っていた。そのアナーキーさは、あの時代特有のものかも知れない。けれど、カルト映画として今も、一定の評価を得ているのは、そのブッ飛んだストーリーと表現が、いまだ誰の手も届かない頂にあるからだろう。間違いなく大人向けの作品だった。そのリメイク版であるポール・W.S.アンダーソンが監督した『デス・レース(08)』は、同じ頂を目指さなかった。鋼鉄と鋼鉄がぶつかり合う映像と音で観客をカタルシスに導い、独自の存在理由を見つけ出した。それは、『バイオハザード(02)』の監督さんらしいクレバーな仕事ぶりだった。間違いなく若者向けの作品だ。さて、本作品は、その続編である。と言うより、前日譚か。いかにして《デス・レース》が始まったかが描かれている。そのため、少々まどろっこしい。始まって早々の銀行強盗のシークエンスは雑すぎて舌足らず。刑務所内で行われているデスマッチは、アクションがグダグダ、映像的にはスカスカ。いかにも低予算の続編らしい作りなのだが、役者さんを揃えた分、何だか勿体なかった。――犯罪組織のボスの頼みで、ルークは銀行強盗を手伝うことになる。けれど、経験の浅いボスの息子と仲間たちが暴走。助けに入ったルークは、警官を射殺してしまう。警察に逮捕されたルークが送られたのは、民間の刑務所。そこではTV局と提携し、囚人たちの《デス・マッチ》が行われていた。生死を賭けた戦いはTV放送されていたが、視聴率が下降気味で、新たなスターと刺激を欲していた。ルークに目をつけたプロデューサーのセプテンバー・ジョーンズは無理矢理、彼をデス・マッチに駆り出す。しかし、試合は乱闘騒ぎに発展して視聴率はガタ落ち、番組は打ち切りになってしまう。セプテンバーは、新たな企画としてルール無用の《デス・レース》を提案する。武装した車で刑務所の敷地を3周、5回の優勝で全ての罪が許されて釈放される、というものだった。……というお話し。信義に篤い男ルーク役を演じたのは、ルーク・ゴス。細い首と長い手足に坊主頭はマッチ棒みたいで、あまりカッコ良くないが、存在感はある。D級SFアクションTVM『エスパー・リーグ(16)』にも同じ出で立ちで登場していたのには、笑ってしまった。全身黒づくめの衣装がトレード・マークだったユル・ブリンナーのセンを狙っているのだろうか。(笑)ルークを支える囚人のゴールドバーグには、ダニー・トレホ。人のいいメカニックを演じていた。ちゃんとシリーズの最後まで付き合っているところに人柄がうかがえる。途中でなげたりせず、さすがだ。(苦笑)リスト役には、フレデリック・コーラー。沢山の人気TVシリーズに出演しているので、誰もが一度は顔を見たことがある俳優さん。みんな似た役柄なのは残念。そろそろイメージ・チェンジが必要だな。(余計なお世話?)ルークのナビゲーター、カトリーナ役には、タニット・フェニックス。『ロストボーイ』シリーズの3作品目『/サースト 欲望(10)』でヒロインを演じた。犯罪組織のボス役には、ショーン・ビーン。定番の配役だな。いろんな作品に出すぎて、allcinema は勿論のこと、IMDBでも捕捉し切れていない感じ。B級映画界のモーガン・フリーマンだ。(笑)ウェイランド社長役には、ヴィング・レイムス。『M:I』シリーズのルーサーが当り役か。ちなみに、ポール・W.S.アンダーソン監督作品『エイリアン vs.プレデター(04)』でランス・ヘンリクセンが演じたのも、ウェイランド社長だった。オマージュかな。(笑)女性プロデューサーのセプテンバー・ジョーンズ役を嬉々として演じていたのは、ローレン・コーハン。(プレイメイトみたいな役名だな) TVシリーズ『スーパーナチュラル』のシーズン3に登場したベラ・タルボットが印象深い。こんな風に、なかなか豪華なキャスティングだが、監督さんの采配が下手なのか、カメラマンがシロートなのか定かではないが、映像の出来映えは、品がない上、イマイチ。監督さんは、セガール御大の作品でキャリアをスタートさせているので、「ま、こんなもんか」とナメているのかも知れない。ただ、フィルモグラフィを見ると、ヒット作品の続編が多いので、決められた予算のなかで、そこそこ見映えのする作品に仕上げる職人肌の方なのかも知れない。プロデューサーにとっては最良の監督さんだ。ただ、音響関係は著しく劣化した。全く魅力がない。そのトンチンカンぶりも、いかにもC級アクション映画御用達の監督さんらしいと言えば、言えるか。まぁ、細かいところを除けば、そこそこの楽しめる出来映えの作品だったと言えるだろう。(娯楽作品として最低限度の要素はおさえられている)なので、サラリと観ることは出来るが、二度三度と観る魅力はないかなぁ。というワケで、一度くらいは、どうぞ。(笑)『0439 デス・レース』
2020.04.19
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1832 リヴォルト※オモテ面【スタッフ】・脚本・監督・原案 ジョー・ミアーレ・撮 影 カール・ウォルター・リンデンロープ【キャスト】・BO(ボー)…リー・ペイス(松田健一郎)・ナディア…ペレニス・マルロー(園崎未恵)※ウラ面【仕 様】・型 番 1000697141・製作年度 2017年・製 作 国 ----・原 題 REVOLT・発 売 元 ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント・販 売 元 ----・提 供 クロックワークス・字幕翻訳 仙野陽子・吹替翻訳 中村紀美子(ジュピター)・吹替監修 ----・字幕監修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 87分+映像特典 1分・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・音 声 1.オリジナル (5.1ch サラウンド 2.日本語 (5.1chサラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY AUDIO、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 G、DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 日本版劇場予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:『第9地区』×『インデペンデンス・デイ』 《侵略》SFアクション大作!! 人類殲滅目前!・ウラ面 :人類殲滅目前! 戦え、生きるために!!主人公2人が、背中合わせにこちらに視線を送っている。その下には、激しいマシンとの戦闘シーン。そして。中央にタイトルと、アンテナを図案化したマーク。いいレイアウトだ。ウラ面も、いい感じに仕上がっている。ただ、[イントロダクション]がないし、[クレジット(スタッフ&キャスト)]の情報量が少ないのは、ザンネン。でも、いいジャケットだ。(笑)【感 想】「なんとなく惜しい」侵略系のSFアクション映画だが、根底にはアフリカで繰り返されて来た動乱や内戦の記憶があるような気がする。正体不明の殺人マシンに人々は殺され、或る者は拉致されて行く。逃げ惑う人もいれば、抵抗する者、非常事態にも関わらず私利私欲や民族的なアイデンティティにこだわる者もいる。記憶を失った主人公は、自分が何者なのかを追い求めつつ、米軍の基地を目指す。ロードムービーのテイストも盛り込んだストーリーは、ハワード・J.フォード&ジョン・フォード監督の『ゾンビ大陸/アフリカン(10)』やギャレス・エドワーズ監督の『モンスターズ/地球外生命体(10)』を思い起こさせる。後半は、スティーヴン・スピルバーグ監督の『宇宙戦争(05)』だな。なかなかの出来映えだったが、あと一歩、何かが足りない感じだった。――男が目を覚ますと、警察署の監房の中だった。自分が何故そんなところにいるのか記憶がない。名前も思い出せない。隣の監房には女性がいる。署内の荒れ具合いから、ただならぬ状況であることは察することが出来た。そこへ武装した兵士が数名やって来ると、彼の目の前で民間人を惨殺した。……というのがオープニング。主人公が目を覚ますと世界は崩壊していた、と言うスタートは終末映画では定番中の定番。特に目新しくはないが、監督さんの演出力が発揮されていて、いい出来映えだった。――隣の監房にいた女性医師ナディアと一緒に、男は米軍の基地を目指す。そこに行けば、自分が何者か分かるかも知れないし、助かるかも知れない。けれど、世界は混乱していた。或る日、突然、現れたエイリアンのマシンが、人間を殺し回っていると言う。主要な都市は壊滅状態。生き残った人々が抵抗を続けていた。……というお話し。女性医師ナディアを演じたのはベレニス・マーロウ。『007/スカイフォール(12)』のボンドガールとのことだが、全く覚えていない。(苦笑) 野生味のある美形で、アフリカの大地が似合う女優さんだった。本作品の方が存在感があったなぁ。残念ながら、途中でフェードアウトしてしまう。どうも納得できない。主人公なんか途中で死んでもいいからさぁ、彼女を最後まで活躍させるべきだった。ちなみに、主人公の男を演じたのは、リー・ペイス。TVシリーズ『プッシング・デイジー/恋するパイメーカー』でネッド役を演じた俳優さん。(好きだなぁ、あの作品) あれから10年、随分とマッチョになったもんだ。CGの出来映えはハリウッド大作に較べると見劣りするが、まずまずの出来映え。悪くない。エイリアンのマシンが、二足歩行しているが、ヒト型でないところがいい。アンシンメトリーだしね。でも、装甲がないのはダメじゃないか? 攻撃を受けた時、ダメージを抑えて、反撃しなければならない。カッコイイけど、マシンとしては不完全だなぁ。それに、股間の辺りが金色に光っているのは、やっぱり、……アレですかね。キ○タマ……。(←バカ)ちょっとだけオススメ!
2020.04.09
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1789 レンデル/RENDEL※オモテ面【スタッフ】・監督・製作・美術・衣装 ジェッセ・ハーヤ・脚 本 ベッカ・レフトサーリ ミッカ・J.ノルヴァント ティモ・ブースティネン・撮 影 テロ・サイコネン【キャスト】・クリストフェル・グンメルス・ラミ・ルシネン・レンネ・コルビラ・ビアンカ・ブラディー 『ゾンビ・マックス!/怒りのデス・ゾンビ』※ウラ面【仕 様】・型 番 MPF-13031・製作年度 2017年・製 作 国 フィンランド・原 題 RENDEL・発 売 ミッドシップ・販 売 元 ミッドシップ・DVD制作 ----・提 供 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・字幕監修 ----・日本公開 2018年 2月 4日/配給 ミッドシップ・リリース 2018.05.23.・収 録 本編 105分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.オリジナル 5.1ch (フィンランド語) 2.日本語吹替 2.0ch・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 オリジナル予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:それは、復讐の“ノワール”。 [フェラタム映画祭2017 最優秀アクションムービー賞受賞] [ヘルシンキ国際映画祭 正式出品作品] [レイザーリール・フランダース映画祭 正式出品作品] [シネポカリプス・シカゴ映画祭 正式出品作品] [ファンタジー・フィルムフェスト・ ベルリン正式出品作品]・ウラ面 :北欧フィンランドが生んだ 新たなダークヒーロー 降臨。ヒーローものらしく、レンデルが真ん中で見得を切っている。その背後には、悪役が勢揃い。その一番上にいるのが、ロティッカである。いい雰囲気のポスターだ。シンプルなコピーも効いている。これで、本作品がヒットしていたら、壁に飾りたくなるな。(笑)ウラ面の出来映えも、いい。ちょっとゴチャっとした印象だが、本作品のイメージを上手に伝えていると思う。いいジャケットだ。【感 想】「塗るだけで硬くなる薬」フィンランド製のダーク・フォンタジー映画。変なリズムの作品で、ちょっとコメディ・タッチの仕上がり。やっぱり、ムーミンの国だけあって、作品のテイストは独特。でも、個人的には、合わなかったかな。(溜息)――VALA社の差し金で会社をクビになったラモは、妻子を抱えて途方に暮れていた。再就職の面接にも落ちてばかり。そんな折り、バーで会ったVALA社の男に仕事を斡旋される。簡単な書類の整理だった。それでも喜んで引き受けたラモだったが、やがて単調な仕事に飽いてしまう。ところが、書類の中に極秘情報を見つけたことで、彼の運命は大きく変わってしまう。情報が漏れたことを知ったVALA社は、ラモの自宅を襲う。容赦ない暴力に妻子を殺され、重傷を負うラモ。それでも、一命をとりとめた彼は、復讐を誓い、《レンデル》となって悪人を一人また一人と殺し始める。……というお話し。タイトルこそレンデルだが、実のところ、彼の復讐物語よりも悪役のロティッカ・エロラの方が面白い。実質的に物語を牽引しているのは、彼である。子供を人体実験に使って開発したワクチンを途上国に売って莫大な利益を得ようと画策するVALA社の社長の息子。偉大な父親へのコンプレックスから狂犬のように振る舞い、裏仕事を仕切っている。けれど、レンデルが現れてからは、ことごとく仕事を邪魔され、次第に追い詰められて行く。そこだけは見応えがあった。一方、ムキムキマッチョな5頭身体型のレンデルは、あまり魅力がない。動きも鈍重だし、どこかムーミンを思わせる。“アーマード・ムーミン”って感じ。ちょっと可愛らしい。(そんなワケあるか!)だからなのか、本作品は復讐の物語のはずなのに、ほんわかしている。(苦笑)ところで。観ている時から気になって仕方ないことがある。……えっと、そのぉ何だ、皮膚に塗ると硬くなるクスリって、やっぱり、アレだよね。「サイズUP!」とか「カノジョも惚れ直す」とか、成人雑誌の裏表紙とかに載っているアレと同じってことだよね。(笑)レンデルが顔に塗ったヤツは、アソコも硬くなるってことか?(興味津々)……ちょっと、欲しいかも……。いやいや、えーと、私は必要ありませんよ、ホントですよ、ホント。(笑)でも、気になる人には、オススメ!(オススメするのは、作品の方ですからね。塗ると硬くなる薬ではありませんからね、念のため)
2020.02.26
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1783 ブラッド・ウォリアー※オモテ面【スタッフ】・監 督 ブレント・ライアン・グリーン 『沈黙/サイレンス(製作補)』・脚 本 ジェフ・ゴールドバーグ・製 作 ジェフ・ゴールドバーグ ブレント・ライアン・グリーン・撮 影 トム・マーヴェル・編 集 バーニー・E.ゴメス クリス・ウィット・音 楽 ジョナサン・スナイプス 『クライモリ/デッド・エンド』 ジョン・W.スナイダー【キャスト】・ウィリアム・レヴィ 『バイオハザード/ザ・ファイナル』・ウィリアム・モーズリー『ナルニア国物語』シリーズ・セリンダ・スワン『トロン/レガシー』・ニック・E.タラベイ 『スター・トレック/イントゥ・ダークネス』・アダム・グレゴリー『ザ・フューリー/烈火の戦場』・ナディア・コマネチ・ビリー・ブレア※ウラ面【仕 様】・型 番 TMSD-448・製作年度 2017年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE VEIL・発 売 株式会社トランスフォーマー・販 売 元 株式会社トランスフォーマー・DVD制作 ----・提 供 ----・日本語字幕 ブレインウッズ・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・字幕監修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 85分・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ・音 声 1.英語 ステレオ 2.日本語吹替 ステレオ・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD VIDEO、RENTAL ONLY・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:帝国殺人部隊 vs 1人!!!!! たった独りで帝国軍に挑んだ戦士の 壮絶バトルアクション!・ウラ面 :悪の部隊を、斬って殴って倒しまくれ! 男の本能が燃え上がる、 バトル・アクション・エンターテイメント!ウィリアム・レヴィが演じる戦士が、カメラ目線で剣を構えている。その左にいるのは、ウィリアム・モーズリィが演じるエイゼルだろうか。右側にいるのは《ドミニオン》の戦士だ。精細に描かれたイラストの出来映えは、かなりいい。物語の世界を伝えている。ウラ面も、まずまずの出来映え。なかなかカッコよく仕上がっている。ただ、敢えて言わせて貰えば、右上のW.レヴィの画像は、イマイチ冴えない。本編では、あれだけカッコつけていたのだから、もっと見栄えのいい画像があったんじゃないの? それに、ゼラ(セリンダ・スワン)の画像がないのも、いただけない。(溜息)ハダカの男が剣と拳で闘う映画ではあっても、ヒロインなくしては成立しない。そこのところを弁えてデザインして欲しかった。【感 想】「コマネチ!」――その星は、《ドミニオン》によって支配されていた。武力で近隣の部族を亡ぼし、一大勢力を誇る帝国だ。その帝国の一人の戦士が、交戦中に大怪我を負う。彼は、皇帝に献上するために拉致した王女を親友のレイケンに奪われ、森の中に置き去りにされる。それでも何とか川まで辿り着いたものの力尽きる。気を失った彼は、夢の中でアライア王から啓示を受ける。そして、目が覚めた時、彼は、滅びたはずの王国エムナーの王女ゼラに助けられていた。すぐに退去を命じられたが、エムナーの若者エイゼルに乞われて、戦い方を教えることになる。ドミニオンの侵略から国を守るためだった。しかし、それは王国の復活を望むエイゼルを暴走させることになる。……というお話し。(たぶん)いまいち物語が理解できなくて難渋した。実は、いまも理解していない。(苦笑)二つの惑星は何やら関係があるらしいが、ハッキリしない。どちらかの星がエムナーで、森に住む白い服の人たちは末裔のようだ。滝のある川底にあった人工物は、宇宙船のハッチかも知れない。疑問だらけだ。それでも、途中で寝てしまうことなく最後まで観ることが出来たのは、美しい映像のおかげだろう。情景描写もいい。ロケ地も雰囲気のあるところを選んでいる。プロダクションデザインにも時間をかけた様子だ。それに、『椿三十郎』などの黒澤明監督作品の影響が随所に見られる。(思えば、物語もよく似ているような気がするな)監督のブレント・ライアン・グリーンは、これが長編初監督作品。丁寧に撮った感じだ。彼は、熱心なキリスト教徒らしく、プロデューサーとして何本もの宗教映画に携わっている。本作品が、どこか宗教っぽいのは、それ故かも知れない。それに、役者さんの演技も、かなりしっかりしていた。戦士(名前がない)役を演じたのは、ウィリアム・レヴィ。『バイオハザード/ザ・ファイナル(16)』に出演していた肉体派。腹筋が6~8つに割れている。割れ過ぎて、どれが腹筋か分からない。(笑)ただ、ちょっとカッコつけ過ぎで、ナルシシズムに酔っている感じが鼻につく。ゼラ役を演じたのは、ノーブルな顔立ちのセリンダ・スワン。ちょっとレイチェル・ワイズに似ている。『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(10)』でアフロディーテ役で出演されていた。エイゼル役を演じたのは、ウィリアム・モーズリィ。『ナルニア国物語』シリーズの長男役で有名な俳優さん。好青年から野蛮な戦士まで演じた。ちなみに、ナディア・コマネチが女王役でチョコっと出演している。1976年のモントリオール五輪の金メダリストで、史上初めて体操で10点満点を出した。当時は絶大な人気があった。それが、どうして、こんな作品(失礼!)に出演しているのか気になる。彼女が役者として出演したのはこれ1本きり。わずか数カットだし、セリフがあるわけでもないが、続編があれば重要な役どころになったはず。勿体なかった。44年経った今、《白い妖精》ってわけにはいかないが、貴重な映像なので、少しだけオススメってことにしておきましょう!
2020.02.20
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1782 ディストピア2049※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 リース・イプネシェーン・製作総指揮 イレーネ・スザボ ミッチ・モマーツ・製 作 ピーター・スザボ・撮 影 アイザック・エリオット・フィッシャー・音 楽 スティーブ・クパニ ライアン・ラサム【キャスト】・コリン・パラディン・レイヴン・コーセンス・アシュレイ・アームストロング・デニス・アンドレス・ジェイミー・エリザベス・サンプソン・ニック・スミス・ライ・バレット※ウラ面【仕 様】・型 番 PWAD-4850・製作年度 2017年・製 作 国 カナダ・原 題 DEFECTIVE・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライケウェーブ株式会社・DVD制作 ----・提 供 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・字幕監修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 102分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:未来と戦う覚悟はあるか?・ウラ面 :「ブレードランナー2049」に続く 暗黒の未来世界(ディストピア)を描く SFアクション大作大都市を遠景に、平和維持者(スーツ)が群れている。それらを背景に、ジーン(レイヴン・コーセンス)が銃を両手にカメラ目線で見得を切っている。彼女のファンとしては、嬉しいジャケットだな。(笑)でも、ウラ面はイマイチ。本編に登場しないイメージ画像が使われているからだ。あくまでもイメージだから、いけないとは言わないが、ちょっとなぁ……。だいたい、レイヴン・コーセンスの画像が一枚もないのは、大きな間違いだと思うぞ。本作品は、彼女がメインなんだから、あらゆる角度から撮った彼女の画像、あらゆる場面の彼女の画像で埋め尽くしても、よかったんじゃないか?(笑)【感 想】「背が低くてお○ぱいが大きくてお尻がパァンとはった女の子が好き」意外と面白い作品だった。まぁ確かに、「管理社会と反乱者」という構図は、ありきたりだ。似たような作品を数限りなく観て来た。人間そのものの管理から行動や生活習慣の管理、情報の管理や出産の管理まで、実に多種多様だ。人間ってヤツは、基本的には「管理されたいんじゃないの?」と思える。――2049年、アメリカ。増加する犯罪に対抗すべく政府はSEA(州取締局)を設立。平和維持者(スーツ)と呼ばれる武装した兵士とドローンによって州民は監視され、反社会的な言動は厳しく罰せられた。不適格な者は刑務所で再教育、欠陥者は処刑された。或る日、ジーンは、行方不明だった兄と再会する。兄は記憶がないばかりか、レット・マーフィと名前を変えていた。然も、逮捕歴2回でSEAに目をつけられている。ジーンは、SEAに連行されようとする兄を助けたばかりに追われる身となる。スーツを倒しながら逃亡を続ける二人の前に現れたのは、ジーンの同僚ピアースだった。彼はSEAによる支配に抵抗する組織の一員だった。……というお話し。ジーン役を演じたのは、レイヴン・コーセンス。『ハザード・オブZ』に主演された女優さん。美人ではないし、男の子みたいな顔をしているけど、背が低くておっ○いが大きくてお尻がパァンとはっているところが、私は好きだ。(笑)ジーンは、チップを埋め込まれて《スーツ》にされる寸前に助け出される。その後、彼女は兄を助けて、SEAの施設に侵入する。システムをダウンさせるのが目的だ。けれど、彼女たちが見たのは、ヒト型の異星人を核にしたネットワークだった、という展開。ここが、クライマックスだ。でも、折角のSF的な設定もインパクトが弱い。ダラダラ~っと流されてしまう。説明セリフも少なく、ナレーションやテロップもないので、肝心なところが伝わって来ない。ここをキチンと描いてくれていたら、もっと物語世界を大きく出来ただろうに、残念でならない。他のキャストについても、比較的役者さんは揃っていた。レット(ショーン)役は、フランス人っぽい雰囲気のコリン・パラディン。同じ監督の『感染創世記(10)』でもメインキャストだった。(アクションは無理だな)腹を撃たれ、後ろから肩甲骨の辺りを刺され、更に左胸上部を至近距離から撃たれても死なないのは、やっぱり主役だからだろうなぁ。反乱軍(?)のピアース役は、デニス・アンドレス。Netflixのドラマ『ワーキングママ』にレギュラ出演している。かなりマッチョくん。筋肉を見せたいらしく、やたらと腕組みをする。でも、主役ではないので、脇腹の辺りを1発撃たれたら、もうダメだった。(笑)SEAの報道官オーラ・グリーン(歯みがき粉みたいな名前だな)役を演じるのは、アシュリー・アームストロング。整った顔立ちの方なのに、出演作は、後にも先にも本作品1本きり。勿体ない。(笑)その部下のジェイコブス取締官を演じたのは、ジェイミー・エリザベス・サンプソン。事務よりも現場に出たいと願う野心家を好演していたが、A.アームストロングと容姿がカブっていたのは失敗だろう。母国カナダでキャリアを積まれた女優さんで、TVシリーズには、ジェイミー・トランティニの名前で出演している。ちなみに、『ハザード・オブZ』にも出ていた。 人間は管理されたがっているクセに、反乱する者を正義として描きたがる。不思議なものだ。それだけ現状に不満を持つ者が多いと言うことだろう。今の時代は、特にそうなのかも知れない。だから、こういう作品が後を絶たないのだ。低予算のせいか、スーツの仕上がり具合いはイマイチ。CGの使用も最低限。あまり未来世界を描き出せたとは言い難い。それでも、後ろ姿のお尻がカワイイ女の子が好きだなぁ。(笑) だから、ちょっぴりオススメ!(おいおい)
2020.02.19
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1778 新プレデター/最強ハンター襲来※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 アダム・マッシー・脚 本 トーマス・マイケル【キャスト】・ダグ…クリス・ディアマントポロス(岡 哲也)・ビル…マイケル・クラム(田所陽向)※ウラ面【仕 様】・型 番 ATVD-17481・製作年度 2015年・製 作 国 カナダ・原 題 Man Vs.・発 売 アット エンタテインメント株式会社・販 売 アット エンタテインメント株式会社・DVD制作 ----・提 供 ----・字幕翻訳 宮田加奈子・吹替翻訳 子安則子・吹替監修 ----・字幕監修 ----・日本公開 ----・リリース 2016.06.03・収 録 本編 85分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.英語 [ドルビーデジタルステレオ] 2.日本語 [ドルビーデジタルステレオ]・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:人類は再び“ヤツ”の 獲物となる――!!・ウラ面 :新たな《戦闘種族の地球外生命体》= 《プレデター》 ――地・球・襲・来!! 無人島でサバイバル中の男の元に 飛来した地球外生命体―― “ヤツ”の 新たな狩りがはじまる――!! 新たな【プレデター】はここがスゴイ!! ∴俊敏! ∴高度な知能! ∴必殺波動攻撃! ∴瞬殺データ分析タクティカルスコープ!何やら武器のような物を右手に持って顔の前にかざしているエイリアン(プレデター)の半身。その向こうに、落ちてくる光が描かれている。これが、ジャケットのオモテ面。なんだかコミックの扉絵みたいだ。わりとイラストのクオリティも高い。いい出来映えだ。ウラ面の画像も、コストの高そうなカットばかりを選んで使っている。その点はOKだ。でも、もう少し大きくした方が良かったな。笑ってしまったのは、「新たな【プレデター】はここがスゴイ!!」ってミニ・コーナー。よくもまぁ、恥ずかしげもなく……。(笑)【感 想】「健気なプレデター」サバイバルもののリアリティ番組のロケ中にエイリアン(プレデター)と出会ってしまった男の話し。リアリティ番組が、米国では絶大な人気があることは知っている。だから、番組の撮影中に本物のゴーストに襲われたり、森の殺人鬼に襲われたり、C級ホラー映画では定番のプロットになっている。それだけに、何か新味が必要だが、本作品では、ちょっと変わったエピソードが盛り込まれている。(笑)――人気リアリティ番組のホストを務めるダグは、新しいシーズンの企画で、カナダの山中で独り過ごすことになる。テントもライターもなく、水も食料もない。物資は携帯電話とバックパックに入っているモノだけ。それだけで、プロデューサーが 5日後に迎えに来るまで生き延びなければならない。サバイバル生活は、順調に滑り出したが、夜中に轟音と震動に起こされてからは、何かがおかしかった。……というお話し。本作品のプレデターくんは、何だかやることが可愛らしい。(笑)携帯電話を盗んでバラしたのは好奇心の現れだろう。(まるで子供みたいだ)ダグが空き缶を使って火をおこしたのを見て、自分でも試してみている。エイリアンと言えども、山の夜は冷え込むからね。ダグの捕まえた野ウサギをコッソリ盗んでご賞味。ダグがワナを仕掛ける様子を見て作り方を学び、自分でも作ってみせる。然も、人間でも捕まえられるくらいの大きさってところが、お茶目だね。(成長ぶりをダグに見せて、褒めて貰いたかったんじゃないか?)ダグが野ウサギを解体するのも見ていたらしく、ベースキャンプで待機していたプロデューサーたちの皮を剥いでみせた。学んだことを直ぐに実行してみせるところは優等生の証しだな。(ウサギの解体は本物だけど、いいのかな?)古井戸に落ちたダグと同じように、自分も古井戸に落ちてみせたのも、彼なりの愛情表現だろう。(笑)ボートで逃げようとしたダグを見て、盗まれると勘違いした案内人がライフルを向ける。それを見て、プレデターくんは一撃で案内人を倒す。危機一髪、ナイスサポートだ。初めて見た地球人、ダグに愛情がわいたのだろう。助けたかったのだ。なのに、ダグは近づいて来たプレデターくんにボートのスクリューを向ける。危ないところを助けて貰ったのに、ヒドイ仕打ちだ。彼は、一緒にボートに乗りたかっただけなのだ。(溜息)こんなことをするから、人間はエイリアンに侵略されちゃうんだな。本作品は、プレデターくんの失恋物語であり、悲劇(バッドエンド)で終わる。エイリアンと人間の友情を描いたウォルフガング・ペーターゼン監督の『第5惑星(85)』の逆パターンだ。たった数十年で、人類は異文化を受け入れられないほど、狭い心の持ち主になってしまったようだ。(おいおい、本気かよ)うーん、かえすがえすも、可哀想なプレデターくんだった。可哀想だから、オススメ致しません!(笑)『0582 エイリアン VS. プレデター [ブルーレイ]』『0583 エイリアン VS. プレデター2 [ブルーレイ]』『0176 プレデターズ [ブルーレイ]』
2020.02.15
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1767 パワー・オブ・ジャスティス※オモテ面【スタッフ】・監 督 マイケル・クラム・脚 本 ジェラルド・クラム・製 作 ジェイソン・マックロバーツ・音 楽 デイヴィッド・レビー【キャスト】・ロバート・カパゾス・ジャスティン・アームストロング・ジョシュア・ウィンチ・リチャート・S.ブレイク・シェリ・デイヴィス・アマンダ・ニコル・トーマス※ウラ面【仕 様】・型 番 CSVR-0248・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 ALLEGIANCE OF POWER・発 売 キュリオスコープ・販 売 元 キュリオスコープ・販売協力 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・翻訳監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 83分+特典 2分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.英語・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、複製不能、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:壮絶、クライマックス。・ウラ面 :超人たちが一挙集結! 究極のバトル・リーグ、開幕!!こんなコピーを書いて恥ずかしくないのか? チープなコスプレ男たちが公園でたわむれていたぞ。(苦笑)それにしても、本編の映像も汚かったが、ジャケットも相応に汚らしいな。せめてジャケットだけでも、「誇大広告!」だの「詐欺!」だのと言われようと、マーベルやDCに負けないくらいカッコいいジャケットを作って、大勢の人を騙して欲しかった。(訴訟になっても責任は負いかねますので、念のため)【感 想】「決して、ひとりでは見ないでください」映画の宣伝文句に「決して、ひとりでは見ないでください」ってのがあったが、本作品は「決して、何があっても、たとえ1人でも絶対に見てはいけない。見れば、あなたは後悔する!」と強調したい。これは宣伝用コピーではなく、心ある映画ファンからの警告である。(ああ、あれは『サスペリア(77)』だったな)もし、見てしまったら、あなたは発売会社と販売会社の社屋を訪れ、玄関に生卵を投げつけなければならなくなる。或いは、会社名を書いた紙を折り込んだ“呪いの藁人形”を作って、丑の刻参りをしたくなる。さもなければ、自宅の台所に魔方陣とか描いて、何か善からぬモノを召喚し、それを使い魔として発売・販売会社を襲わせるかも知れない。(この場合、悪魔でも悪霊でも死霊でも嫉妬に狂った鬼女でも何でもいい)もしかしたら、少し離れたマンションの一室を借りて、そこから手製のミサイルを撃ち込みたい衝動にかられるかも。そうでなければ、SNSにあることないことを書き込み、風評被害で破産に追い詰める妄想にかられるはずだ。いやいや、バットシグナルを送ってバットマン(クリスチャン・ベール)を呼び出せば、事情を理解して、日本の映画ファンを救うために力を貸してくれるに違いない。そうだ、消費者センターに持ち込めば、営業停止くらいしてくれるかも知れないな。(笑)それくらいヒドイ作品だった。意味不明。画面が汚い。演出になってない。役者さんも知らない。どうやら、2012年に放映されたTVドラマ(全9話)のTVM版らしい。IMDBでも画像が載ってないから、かなりマイナーなシリーズに違いない。おそらく、その時の栄光が忘れられないスタッフとキャストが、手弁当で撮ったのだろう。(いい迷惑だ)そんなの、日本に持ち込むなよ。(テメエの自慰行為を見せてカネ取るなよな)日本政府は、クソみたいな作品が入って来ないように、高い関税をかけて閉め出すべきだ。製作にかかわったスタッフとキャストはブラックリスト化して入国管理局は、全ての空港、全ての港に網を張り、日本への入国を阻止しなければいけない。トランプ大統領だって本作品を見たら納得するはずだ。それどころか、保護主義の路線を邁進する米国にとって外貨を稼げない作品を撮るような連中には国家反逆罪を適用して、国外追放を命じ、ロシアと結託して極北の地で開拓作業に従事させるかも知れない。日本では、発売・販売会社が責任をもってリリースされた全ディスクを回収。アップロードされたデータを削除。観てしまった人たちには、精神的な苦痛を与えたお詫びの品としてゴディバのトリュフチョコのセットを贈るべきだ。(私たちはPTSDの損害賠償請求をおこさないと……)それくらいヒドかった。繰り返しますが、決して、何があっても、たとえ1人でも絶対に見ないでください。見れば、必ずや後悔します!(笑)
2020.02.04
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1764 インファナル・バイス※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本・VFX イジー・トラウブ 『エンダーのゲーム』(VFX)・製 作 エース・サルヴァドール・撮 影 トビアス・デムル『ハングマン』・音 楽 アンドール・スパーリング・編 集 ゲーリッグ・バーネス Jr.【キャスト】・ブレント・ハーヴェイ・ジョヴァンナ・ニコール・アディシャック・ベンヌ・アレン・テオスキー・ロウ 「シカゴ P.D. シーズン2」・ドミニク・ヴァンス・アリア・エモリー・アンソニー・フィッコ※ウラ面【仕 様】・型 番 TWAD-1433・製作年度 2017年・製 作 国 アメリカ・原 題 ----・発 売 株式会社トワンスワールドアソシエイツ・販 売 株式会社トランスワールドアソシエイツ・販売協力 ----・価 格 4,700円+税・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・字幕監修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 approx.82分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.オリジナル (英語・北京語) 2.0ch・字 幕 1.日本語字幕(日本語吹替無)・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD VIDEO、複製不可、セル or レンタル・映像特典 1.オリジナル予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:闘いこそ、 悪人たちの流儀。 復讐の連鎖が暴走する新感覚の 近未来SF抗争劇!!・ウラ面 :L.A.麻薬ディーラー VS 香港マフィアの 壮絶な闘い! 復讐に燃えたぎる悪人どもの 人生最期の大勝負を描く 新感覚の近未来SF抗争劇!!ジャケットのオモテ面は、斜めにはしるタイトルの上下で、敵対する2つの組織の面々が登場している。上はLAの麻薬ディーラーたち。本作品の主人公である。下は、香港マフィア。こういう構図は、『G.I.ジョー/バック2リベンジ』でも見たな。本作品の方が、かなりチープであることは言わずもがなである。ウラ面は、ややピンボケな感じ。何を伝えようとしているのか不明。もともとウリのない作品だし、特に目新しい映像や迫力のあるシーンもなかったから、こうならざを得なかったのだろうけどね。かなりザンネンなジャケットだ。(溜息)【感 想】「バカみたい」どうやら近未来の設定らしい。それらしいコンピュータのモニターが頻繁に出て来るが、既にハリウッド大作で見慣れているので、驚きも感心もなかった。だから、「ね、ね、スゴイでしょ? カッコいいでしょ?」って感じが鬱遠しかった。――近未来のロサンゼルス。ナノマシンを組み込んだドラッグMDXの製造で麻薬ビジネスを成功させたアダム・ルブラン。彼は、ロシアや香港マフィアを相手に巨万の富を得ていた。けれど、ビジネスのBCPは、ひと筋縄ではいかなかった。次々と裏切りが発覚。アダムたちは、犠牲を出しながらも香港マフィアに制裁をくわえる。激しい銃撃戦の末、香港のボスを殺して幕を閉じる。束の間の平穏が訪れ、アダムはパーティで知り合った若い女性ヘイリーとの関係を深める。一方、秘かに香港マフィアの復讐劇が動き始めていた。……というお話し。やたらと「演説」の多い作品だった。アダムは自分の事業の秘密を朗々と語り、香港マフィアのボスは仲間に向けて大義を語る。自己陶酔も極まった感じ。ホント、バカみたい。演説には目的も意味も必要だ。それなくして、カッコつけのために何度も演説を盛り込むなんて、脚本が稚拙なんだ。(苦笑)それに、アダムは、ビジネスを成功させた男にしては、行動がスキだらけ。甘いよなぁ。だいたいシロートの女の子なんかに手を出すなよ。(笑)クロートはクロート、裏社会を牛耳る男なら、プロの女の子をいっぱい侍らせてヘロヘロになるまでやらないと、……いや、ヘラヘラして貰わないと、いけない。青少年の憧れのマトである悪役のボスたるもの、酒池肉林に溺れて、四十八手をやり尽くし、新たな四十八手を開発してSNSに投稿するくらいの性豪でないとね。(笑)それに、クライマックスは、まさかのチカラワザ。(笑)近未来で、サーフェイス・コンピュータのようなモニターをCGで描いたにもかかわらず、何故かタイマン勝負。もう一度言う。バカみたい。スタッフは知らない方ばかり。キャストは出演作を検索するのが大変そうな方ばかり。でも、香港マフィアの幹部に太った女性が出ていたが、妙にインパクトがあった。目ヂカラがあって威圧感もある。お芝居が出来るようには見えないが、ちょっと興味がある。(香港映画でたまに見掛けるタイプではあるが……)オススメ致しません!
2020.02.01
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1721 アフター・ワールド2020※オモテ面【スタッフ】・監 督 エンドリアン・カストロ・脚 本 ローラン・ポワトー・S F X ルーク・ボルティ『キング・オブ・エ ジプト』『ナルニア国物語/第2章:カ スピアン王子の角笛』・アクション監督 ジョシュア・ティウー 『キングスマン』『ハクソー・リッジ』【キャスト】・タマラ・ガオ・ローラン・ポワトー・ジョナサン・リー・ジョーンズ・クレイグ・ウォーカー※ウラ面【仕 様】・型 番 ADX-1095R・製作年度 ----・製 作 国 オーストラリア・原 題 HIDDEN PEAKS・発 売 アメイジング D.C.・販 売 アメイジング D.C.・製 造 ----・価 格 ----・字幕翻訳 福永詩乃・吹替翻訳 子安則子・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 101分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.英語 [ドルビーデジタル 5.1ch] 2.日本語吹替 [ドルビーデジタル 2.0ch]・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD VIDEO、複製不能、 レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:2020年 人類消滅 『キングスマン』アクション監督 × 『キング・オブ・エジプト』SFX・ウラ面 :人類の未来はどうなるのか? “滅亡後の世界”を描く SFサバイバル・アクション大作!!都市を壊滅させる巨大なゴカイのようなエイリアンと、迎え撃つ兵士の後姿。カッコいいイラストだ。でも、一つだけ残念なことは、本編に1ミリもそんな場面がないってこと。兵士も出て来ないし、こんなエイリアンも出て来ない。嘘八百である。いやいや、もしかしたら、違う作品に使う予定だったイラストを間違って使ってしまったのかも知れない。(爆)ウラ面は、摩天楼の上空に渦巻く亜空間、崩れる都市。大袈裟なキャッチコピーの下には、本編画像が数枚、並べられている。ここから本編内容を予想することは難しい。うーん、上手に画像を使うと、全く違うイメージを伝えられるってことを教えられた気がする。このデザイナーさん、スゴ腕だな。(笑)【感 想】「ぽっちゃりオバサンにSFホラー映画は似合わない」「ぽっちゃりオバサンにSFホラー映画は似合わない」これはもう格言だな。ぽっちゃり体型の女優さんは、どうしても緊張感に欠ける。本人がどんなに熱演していても、凶暴なモンスターの襲来に世界が終末を迎えようとしている時に、肌はツヤツヤ、ふくよかな顔、ぷよぷよみたいな体、ペンギンみたいに走られても全く説得力がないではないか。(苦笑)或いは、人類の99%がゾンビと化した地球で、生き残ったのが足の遅そうなぽっちゃりオバサンだったら、ガッカリじゃん。「オマエ、なに食ってんだよ」ってツッコミたくなる。或いは、宇宙貨物船《ノストロモ号》でエイリアンと対決したエレン・リプリーが身長 150センチ&体重70キロのぽっちゃりだったら、後世に残る評価を受けなかったと思うな。だって、それじゃあコメディだろ?(なんか敵を作ってる気がするな)つまりは、キャスティングの問題。適材適所で活躍して貰う方が役者さんは輝くってことだ。SFホラーにアクションはつきものだ。未知のモンスターを相手に戦ったり逃げたりするのだから、それなりに身体能力がないと納得できない。それを逆手に取ったミュージカル『ヘアスプレー』なんてのもあったが、そこが作品のコンセプトだったから、例外中の例外だろう。――エライザが目を覚ますと、そこは地球とよく似た別世界だった。事態がのみ込めないまま得体の知れないバケモノに襲われている時に、ジャレッドに助けられる。彼の説明では、空に開いたワームホールから《死神(バケモノ)》が現れ、次々と人間が別世界に連れ去られたとのことだった。人間を家畜にしているらしい。《死神》に襲われた人間は汚染されてバケモノになってしまうと言う。ジャレッドに連れられて生存者が集まるシェルターに遣って来たエライザは、束の間の休息を得る。けれど、そのシェルターも《死神》の襲撃を受け、壊滅してしまう。……というお話し。中途半端な物語世界は、いかにもシロートっぽい。(スカスカで穴だらけ) 演出もカメラもプロの仕事には見えない。《死神》の特殊メイクは、まるで80~90年代のSFホラー映画みたいだ。VFXも最小限、マズルフラッシュすら描けない。格闘シーンも演じるのが素人さんではサマにならない。そのくせ、やたら出演者が多い。でも、Z級の“自称”役者さんばかり多くても、映像の緊張感を著しく削ぐ結果にしかならない。これなら出て貰わない方がいいと思うぞ。(苦笑)まぁ、一番緊張感を殺いでいるのは、ぽっちゃりの主演女優さんであるのは間違いないんですけどね。オーストラリアの作品だが、知らない方ばかり。目をひくのはキャストに東洋系(?)の方が多いこと。中国とか韓国系の制作会社なのかも知れない。ちなみに、意味不明のエンディングに続いて「物語は終わらない」の文字が……。「何をしたいんだよ、オマエ!」とTVに向かってツッコんでしまった。『タイガー・コップ』なんてタイトルのTVシリーズを制作した会社だし、存外、映画やTVMではなく、TVシリーズのパイロット版だったのかも知れない。皆さん、頑張ってはいるけど、オススメ致しません!(ぽっちゃりは好きだから床の間に一人置いておきたいけど、この作品は、ちょっとね)
2019.12.20
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1599 インターセプター/地底迷宮のデスレース※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 チャーリー・スティーズ・撮 影 マイケル・リロイド・音 楽 サム・ベンジャーフィールド【キャスト】・コスタ・チャード・エドワード・カールトン・ケイト・デイヴィス=スピーク・バリントン・デ・ラ・ロッシュ※ウラ面【仕 様】・型 番 CSVR-0249・製作年度 2016年・製 作 国 イギリス・原 題 Deadman Apocalypse・発 売 キュリオスコープ・販 売 元 キュリオスコープ・販売協力 ----・定 価 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 79分+特典 2分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.英語・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、 DOLBY AUDIO、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:迷わず、生きろ。・ウラ面 :アドレナリン暴発! 全人類の存亡をかけた サバイバル・デスレース!! 地底奥深くの迷宮“ラビリンシア”で 繰り広げられる壮絶な闘い。 死の追手から逃れ、 生きて地上へと戻ることは出来るのか?!えっと……。(溜息)なんだ、まず最初に伝えなければいけないことは、ジャケットのオモテ面は、たぶん別の作品用に描かれたものだと思いますってコト。(苦笑)こんな女の子も出て来なければ、攻撃用ヘリも出て来ない。そもそも爆発シーンすら、ない。イラストに描かれた場面は1ミリもありません。それに、「迷わず、生きろ」って何だよ。コピー・ライターさん、メンタルをやられてません? 自殺なんか止めて、「迷わず、生きろ」というコピーそのままに我武者羅に生きて下さい。生きてリャ、いいこともありますよ。(うんうん)ウラ面は、ますます本編との乖離が激しくなる。子供用のカートみたいなのが出て来るけど、ジープなんか出て来やしません! その下に並べられた画像は、ハッキリしないし、うまく誤魔化したもんだ。これじゃあ、ジャケット詐欺って指摘されても言い訳出来ないと思うぞ。(爆)【感 想】「板張りの地下通路を王国と称す部下が2人の王様と10年間も迷子の主人公」ツッコミどころが満載すぎて、どうコメントしたら良いのか分からなくなってしまった。(汗)と言うワケで、物語をまとめるところから始めてみよう。(笑)――近未来、太陽が膨張し、地上は砂漠と化した。(らしい)ジャック・テッドマンの部隊は水資源を求めて、地下迷宮《ラビリンシア》に侵入する。水源を見つければ、地上の人たちは助かる。大きな使命を担ってはいたが、狂暴な住民に襲われて部隊は全滅してしまう。(とはいえ、たった4人なんですけどね)ただ一人生き残ったジャックは失意のうちに迷宮を彷徨い、10年の月日が流れる。(10年も何をしていたんだよ)或る日、ジャックの前に1人の少年が現れる。少年は伝説の男《ジャッカル》を探していた。(意外とカンタンに見つかったな)……というお話し。(たぶん)もう、粗筋からツッコミたくなるでしょ?(笑)「10年って何だよ」って感じ。観ていない人に、このポンコツぶりを伝えるのは難しい。たとえば、『/地底迷宮~』と邦題にあるが、映像的には、人が1人通れるくらいの通路で、床も壁も天井もスノコの板張りである。DIY感がたっぷり。おそらく、スタッフがホームセンターで板材を買って来て、半日くらいで組み上げたのではなかろうか。それくらい安普請だった。製作費は数千ドルくらいか。極少だったに違いない。それに、そんな狭い通路で、向かい合って銃を撃ち合うのに、一向に当たらない。全然当たらない。これには思わず声に上げて笑ってしまった。(笑) オマエら、どれだけヘタなんだよ。外す方が難しいぞ。(そう言えば、冒頭に出て来るゾンビみたいなモンスターに襲われた時にも当てられてなかったなぁ)然も、子供用のカートみたいなので追っ掛けっコするし……。でもさぁ、ひと一人の通路幅ですよ、追い抜けないし、振り切れない。観客を煽るような編集ぶりだけど、意味ない。そんなのを見せられて、ワクワクするヤツなんかいねーよ。(苦笑)だいたいさぁ、そんなところに10年も閉じ込められていた(迷っていた?)なんて、どんなマヌケだよ。それが主人公じゃあコメントのしようがない。むしろ、「10年間も何を食って生きてたんだ?」って、驚異のサバイパルの方が見たいわ。然も、10年前にジャックと一緒に水資源を探しに来た女性兵士のアルバが生きていて、ジャックとの間に出来た子供を産み、既に小学生くらいに成長してるじゃん。まぁ、「親はなくても子は育つ」と言うし、現代の親のあり方からすると、むしろ10年も迷子のマヌケ野郎が親だと言うなら、「いない方がいいかな」と思う。(私が子なら、親は選びたい)そんな少年が、まだ見ぬ父親を求める姿には、多少心を動かされるものはあった。でもねぇ、コイツ、それまで、いることすら知らなかった息子に背中を見せて、唐突に「いつでもオマエの側にいる」みたいなことを言う。口から出任せだろ? ろくすっぽ顔も見ていないし、もともとマヌケなヤツだからさ、別な男の子に取り憑いていても、気づかないんじゃないか?(笑)そうそう、《ラビリンシア》を焼き払おうと火を点けたはいいが、退路を確保しなかったもんだから、自分も焼け死んじゃうんだよね、コイツ。これだけマヌケな主人公も、ある意味、珍しい。でも、本作品をオススメするほど私はマヌケではありません!(うっかり観てしまうくらいマヌケではあるけどね)『0902 オーメン4 [COMPLETE COLLECTION]』『0269 トレジャーハンター/ギリシャ神話の財宝』『0270 トレジャーハンター/人類起源の秘密』『0527 MIB/メン・イン・ブラック [COLLECTOR’S EDITION]』『1131 ザ・リッパー(ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー)』
2019.08.20
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1572 EMMA エマ/人工警察※オモテ面【スタッフ】・監 督 アルフレッド・ロット 『トランスポーター』(製作)・製 作 ジル・ドゥ・ヴェルディエ 「シークレットサービス/マル秘ミッション」・脚 本 マノン・ディリス 『ママはレスリング・クィーン』 セバスチャン・ル・デルジエ・撮 影 ジェローム・アルメーラ『人間の値打ち』・音 楽 ナサニエル・メカリー 『96時間』シリーズ・編 集 キャロル・ボルヌ ペキー・コレツキー 『消えたシモン・ヴェルネール』【キャスト】・パトリック・リドレモン『ベルヴィル・ランデブー』・ソレーヌ・エベール『イブ・サンローラン』・スリマン・イェフサー・サブリナ・セヴク『最後のマイ・ウェイ』・バネッサ・ラール『囚われの女』・ソフィー・ロドリゲス・マチュー・デラリーヴ『ナイト・オブ・ザ・スカイ』※ウラ面【仕 様】・型 番 TWAD-1420・製作年度 2016年・製 作 国 フランス・原 題 EMMA・発 売 株式会社トランスワールドアソシエイツ・販 売 株式会社トランスワールドアソシエイツ・販売協力 ----・定 価 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 approx.116分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (フランス語) 2.0ch・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD VIDEO、セル or レンタル・映像特典 日本版予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:彼女に足りないのは、人間性のみ――。 3カ月前に死亡―― アンドロイドとして 生まれ変わる。 政府極秘プロジェクト、 始動。 『トランスポーター』のスタッフが放つ SFクライム・サスペンス!・ウラ面 :事件を解決に導くのは人間か、 それともSPO(人工警察官)か――。 『トランスポーター』のスタッフが放つ SFクライム・サスペンス!キャッチコピーの“SFクライム・サスペンス”が、しっくりと来るジャケットだと思う。怜悧な感じが、何とも言えずクールだ。(笑) でも、本作品は、もっと人間臭いドラマを描いている。この方向じゃない。その辺りのギャップが、マイナスに働いているような気がする。ウラ面も、何だか雑然とした感じで、訴求力が低い。アンドロイドのエマが警察官として捜査にあたるが、アクションは少ない。ミステリーとかスリラーって表現できるほどには、視聴者に謎が提示されていない。そんなところが、まとまりのないウラ面に現れているような気がする。面白い作品だったのに、これはザンネンなジャケットだ。(溜息)【感 想】「人工○○○○」IMDBによれば、本作品はTVシリーズらしい。でも、2話しか製作されなかったようだから、パイロット版なのかも知れない。何等かの理由で本製作に至らなかったのだろう。コストパフォーマンスが悪かったか、評価が低かったか、いずれにせよ、既に 3年も経っていることを考えると、続きを見ることは出来なさそうだ。(ちょっとザンネン!)――フランス警察のフレッドのチームに、新人研修生のエマが配属されて来る。美人だが、どこか雰囲気がおかしい。早速、殺人事件の現場に同行させると、新人らしからぬ冷静さで遺体を検分してみせた。的確な判断と豊富な医学知識は、見事だった。けれど、微妙に会話が成り立っていない感じがして、フレッドは落ち着かなかった。然も、エマについて調べ始めると、警察学校の訓練で優秀な成績を修めていたが、3年前に事故で亡くなったらしいことが分かる。それが本当なら、エマは何者なのか、上司のイヴに問い質すと、フレッドは或る施設へと案内される。そこで聞かされたのは、エマがアンドロイド=人工警察官だと言うことだった。……というお話し。アナログ人間のベテラン刑事と美人の新人と言うと、『ダーティ・ハリー3』なんかを思い出す。バディものとしては、お約束の構図だ。それが、最先端の人工知能を備えたアンドロイドってトコに、コミック好きのフランスらしさを感じる。米国のTVシリーズみたいにハデなアクションはないものの、キャラは立っているし、安心して観ていられる作品だった。エマを演じた女優さんは、可愛らしい顔立ちで、スタイルもいい。でも、いまいち色気がないのが、難点。個人的には、もっと肉感的な方がいいなぁ。(何の話しだ)……。待てよ、人工警察官が可能ならば、人工医師や人工ナースも可能だよな。安心な半面、ちょっと怖いかな。(笑)「ここも悪いようですから切除してしまいましょう」とか「転移している可能性がありますから、右手も取っちゃいましょ」とか、「ひどい顔ですねぇ。頭も悪そうですから、首から切っちゃいましょう!」なんてね。やっぱり、医者は人間の女性でないといけないな。(出来れば○乳の女医さん)人工シスターとか、人工家政婦とか、人工女性教師ならイイんじゃないか? 暴走しても、命の危険はなさそうだし。(笑)そうそう、人工巨○家庭教師も外せないな。人工女子大生と人工女子高生なんてのも、需要が高そうだ。人工ミニスカ・ポリスや人工女性自衛官、人工女性保険外交員、人工女性アスリート……、うーん、枚挙に暇がないけど、これでは人工の意味がないか。(汗)でも、どうして、人工なんだろう? よく考えたら、人工警察官なんてメリットなんかないじゃん。(苦笑)知識と分析は高度化した情報端末で代替えがきくし、広く支給すれば、警察官全体の能力がアップする。60キロで走れるからって、歩道をそのスピードで走ったら、人身事故が起きるぞ。高齢者の踏み間違いどころじゃない。車道では遅すぎるから、犯人の車を追跡することも出来ない。どう考えても、ヒト型である必要性はないな。やっぱり、生身の人間の女性の方がいいなぁ。だから、本作品も続きが製作されなかったんじゃない?でも、まぁ、エマを演じた女優さんの顔立ちがキレイだったので、オススメ!(広い肩幅がモデル向きだなぁ)
2019.07.24
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1544 エスパー・リーグ※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 クリスチャン・セスマ 「ザ・ヴィジランテ」「デス・クルー」・製作総指揮 リサ・ハンセン ポール・ハーツバーグ・製 作 マイク・ハットン・脚 本 サンダー・レヴィン・撮 影 アンソニー・J.リカート-エプスティン・音 楽 ズー・クリエイティブス【キャスト】・ルーク・ゴス「デス・レース2」・ジェシカ・ユーベルアーガ 「ザ・ヴィジランテ/世界最強の私設軍隊」・マイケル・マリナッチオ・ジョン・マック「アフター・アース」・アルバート・コング・ビンセント・ディコスタ・スティーヴン・ハンクス・サクソン・ジョーンズ※ウラ面【仕 様】・型 番 PWAD-4690・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 MIND BLOWN・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・販売協力 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 88分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:超能力大戦勃発・ウラ面 :サイキック・バトル+ パニック・スペクタクル= 最強SFアクション大作登場!!最高にステキなイラストのジャケットだと思う。ジェット旅客機が墜落し、タンカーや車が宙を舞う。高層ビルが崩壊して瓦礫が飛び散り、地面が割れて隆起している。エスパーらしい5人の男女が光りや炎、プラズマを放っている。これを見たら、誰だって本作品を観たくなるはずだ。予告編の出来映えも良かった。でも、こんなシーンは本編に1秒も出て来ないってところが問題だな。(爆)ウラ面の中央付近に、登場人物の画像が帯のように並んでいる。ここでも素晴らしい画像が使われていて、まるで『X-MEN』シリーズのようだ。見事な編集技術と言えるだろう。中身は三流だが、ジャケットだけは一流だ。(笑)【感 想】「説得力のあるカメハメ波」ダサい邦題と雑すぎる設定がイタイタしい作品だった。然も、全体的にスローな描写が多く、著しくスピード感が足りない。作り手側としては思い入れタップリに撮っているつもりだろうが、観る側にとっては失笑モノでしかない。この辺りの温度差は埋めようがないと思われ、観客の1人としては「監督さん、もう二度とメガホンを取らないで下さい」と言いたい。(苦笑)――米国軍は、超能力を兵器利用する《マインドブロウ計画》を推進していた。それは、5人の超能力者たちの力によって、標的の町を天災で壊滅させる計画だった。計画は実験段階に入っており、将軍の視察のもとで模擬町への攻撃テストが行われる。ところが、テストは失敗。何故か模擬町ではなく、小さな田舎町を超能力者たちのパワーが直撃してしまう。地震や竜巻や落雷が一度に発生し、数百人の死傷者が出てしまったのだ。チームのまとめ役であるジェニファーは、攻撃中に透視した男が実験に何らかの影響を与えたに違いないと直感する。男を探し出すため、ジェニファーは研究所を抜け出す。……というお話し。何がダメって、役者さんの動作がダメだなぁ。超能力を発動する時のポーズにリアリティがない。……まぁ、実際に炎を出したり、バリアを張ったりするのを見たことがあるワケではないので(笑)、「リアリティ」なんて言葉は適切ではないかも知れない。言い換えれば、説得力ってヤツである。「カメハメ波」のポーズは誰にでも出来るが、本当に「カメハメ波!」が出ているように見せられるのは、いい役者さんだけだ。どんなにCGやVFXが優れていても、演じるのが大根役者では説得力のある映像にはならないってことである。本作品を観ていて、つくづくそう思った。だから、超能力で戦う場面は、みみっちい。どれもこれも、コントみたいだ。それに、スペクタクル・シーンは、かなりショボい。最初の攻撃で何百人も死んだと報道されていたが、どう見ても、そんな風に見えなかった。そして、次第に規模が大きくなり、ロサンゼルス壊滅とか空しいセリフが続く。見どころがこの有様なので、あとは推して知るべしである。ジェニファー役を演じたのは、ジェシカ・ウベルアガ。セガール御大の『沈黙のSHINGEKI/進撃(14)』に出演していたらしい。(全く記憶にない……) 端整な顔立ちが好みだったが、お芝居はヘタだったなぁ。監督は、クリスチャン・セスマ。織田信長の秘宝が地球を壊滅させるデタラメTVM『2018』を撮った方。ちなみに、ジェシカ・ウベルアガも出演している。脚本は、サンダー・レヴィン。アサイラムで『バトル・オブ・パシフィック(12)』を撮っている。正直、このレベルの世界は、狭いなぁ。皆、どこかで一緒に仕事をしたりしている。まるで、互助会みたいだ。(苦笑)高校生の自主映画レベルの品質なので、絶対にオススメ致しません!(ジャケットに騙されませんように)
2019.06.26
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1543 HELL※オモテ面【スタッフ】・監 督 ティム・フェールバウム・製作総指揮 ローランド・エメリッヒ「2012」 「デイ・アフター・トゥモロー」 「インデペンデンス・デイ」・製 作 トーマス・ウェブケ ガブリエル・M.ヴァルサー・脚 本 ティム・フェールバウム トーマス・ウェブケ オリバー・カール・撮 影 マーカス・フォーダラー ティム・フェールバウム・音 楽 ロレンツ・ダンゲル【キャスト】・マリー(魏 涼子)…ハンナ・ヘルツシュプルング 「4分間のピアニスト」 「バーダー・マインホフ/理想の果てに」・フィリップ(志村知幸)…ラース・アイディンガー・トム(坂詰貴之)…スタイプ・エルツェッグ 「アンノウン」・エリザベート(一城みゆ希)… アンジェラ・ヴィンクラー「ブリキの太鼓」・レオニー(佐藤美由希)…リサ・ヴィカリ※ウラ面【仕 様】・型 番 ALBD-7070・製作年度 2011年・製 作 国 ドイツ・スイス・英 題 HELL・発 売 アルバトロス株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・販売協力 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 劇場公開作品・リリース ----・収 録 90分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:現在(いま)から4年後 我々の世界は もう地球(ここ)にはない 2016年 太陽嵐の発生により 大気温度は10度上昇 地球は不毛の惑星と化し 人類文明は終焉をむかえた 灼熱地獄《HELL》の中 残されたわずかな希望を求め 人々は絶望という名の旅に出る……・ウラ面 :「2012」「デイ・アフター・トゥモロー」 「インデペンデンス・デイ」の ローランド・エメリッヒ製作総指揮 戦慄の ポスト アポカリプス サバイバル (PAS)スリラー 舞台はわずか4年後の2016年、 灼熱の太陽に焼かれる地球。バランスの悪さが意図的なのかどうか解らないが、主人公のマリーが、何故か右の方に視線を向けている。つまり、ジャケットの外側だな。大きく右上段に配置されているのだから、正面か左(ジャケットの中央)に視線を向けている方が、おさまりが良いはずだ。なのに、なんで右なんだ?本編同様に、ジャケットも全体的にセピア調にまとめられている。統一感がある。その一方で、絶望的な世界を生き延びたマリーたちが、困難の果てに辿り着いた世界を、ジャケットのウラ面に登場させても良いと思う。本編を観る前なら、一枚だけ鮮やかな色調の画像に目を奪われるだろうし、観た後なら、その画像に余韻を感じることが出来るかも知れない。そんな仕掛けがあっても良かったと思う。(ちょっと残念!)【感 想】「地獄だった……」主演が『4分間のピアニスト』の女の子だが、ツラかった。(汗)こんなに睡魔と戦うことになろうとは、予想だにしていなかった。何しろ、“製作総指揮ローランド・エメリッヒ”だ。スペクタクル・シーンの演出では、当代随一と言っていい監督さんが絡んでいるのだ、少なからずそんなシーンがあるだろうと誰だって期待してしまう。ところが、観客が体験するのは、スペクタクルどころか、“サバイバル”だ。(笑)正直、“製作総指揮”なんて、“名義貸し”みたいなものだな、と改めて思ってしまった。(溜息)『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』にしても、“製作総指揮ジョージ・ルーカス”で大々的に売りながら、当の本人は「オレ、知らないよ」と言ったとか。(苦笑)映画会社との契約本数に満たず、ルーカス側のエージェントと会社側で“名義貸し”の話しが成立したってのが、真相らしい。ルーカス側は違約金を取られず、会社側もルーカスの名前で興行収入が上がれば万々歳だ。本作品にしても、そんな裏事情があったのではないかと思っている。――気温が10度も上がった2016年。文明は崩壊し、人々は水と資源を求めて彷徨っていた。或る者は灼けた大地を移動し続け、或る者たちは小さなコミュニティを形成して生き残る道を探していた。……という世界のお話し。確かに、ここ数年は、5月から真夏日のような日が続いたりすると、気温の上昇が尋常じゃないなと思ったりする。だからと言って、数年で気温が10度も上がるとは思っていない。でも、年間平均気温が 2~ 3度上がっても不思議じゃないな。(汗)本作品は、“そんな状況下でのサバイバル”と言うよりも、“生き残った人たちの転落模様”といった趣きだった。どう考えても、ドンづまりだもんね。A^_^;そのせいか、主人公の姉妹が生き残っていく姿は、美しくない。終末映画に美しさを求めるのもヘンだが、これは個人的な嗜好ですので、ご容赦を。(笑)そもそも、突然カタストロフが訪れたわけではないだろうから、文明社会の崩壊は緩やかだったはずだ。ならば、人類は、もう少し賢く環境に適応していてもよいと思う。地下に都市を築くとかね。東京なんて既に地下の方が、便利だったりする。……甘いかなぁ。(苦笑)寓意を含ませたかったのかも知れないが、この世界観にはムリがあるような気がする。これならば、70年代に流行った“核戦争後の未来”ってヤツの方が、現実味がある。同じB級映画なら、『ソーラーストライク』の方が、何倍も面白かったなぁ。(笑)オススメ致しません!【監督作品】『1508 ディストラクション/地球滅亡(スペースノア)』『1521 ゴースト・チェイス』『1522 MOON44』『1493 ユニバーサル・ソルジャー [ローランド・エメリッヒ監督作品〈DTS〉セット』『1494 スターゲイト [ローランド・エメリッヒ監督作品〈DTS〉セット』『1498 インデペンデンス・デイ [ブルーレイ]』『1499 インデペンデンス・デイ/リサージェンス』『1503 ゴジラ/GODZILLA』『0250 デイ・アフター・トゥモロー』『0991 紀元前1万年 [ブルーレイ]』『1504 2012 [ブルーレイ]』『1509 もうひとりのシェイクスピア』『0172 ホワイトハウス・ダウン』【製作】『1532 スパイダー・パニック』『1533 13F [コレクターズ・エディション]』
2019.06.25
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1536 ローグ・ウォリアー/全面戦争※オモテ面【スタッフ】・製 作 トレーシー・バーゾール ニール・ジョンソン・監督・脚本 ニール・ジョンソン・音 楽 アレックス・スタロポリ (ラプソディー・オブ・ファイア)・撮 影 カイル・ライト 『宇宙戦争/ファイナル・インパクト』【キャスト】・トレーシー・バーゾール・ウィリアム・キルシャー『ホビット』シリーズ・ダズ・クロウフォード『ブレイド2』・スティーヴン・マンリー 『スタートレック3/ミスター・スポックを探せ!』・ティム・マクグラス・アシュリー・パーク・マリリン・ギリオッティ『クラークス』※ウラ面【仕 様】・型 番 TMSD-439・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 Rouge Warrior: Robot Fighter・発 売 株式会社トランスフォーマー・販 売 元 株式会社トランスフォーマー・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ブレインウッズ・吹替翻訳 ----・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 101分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・音 声 1.英語 ステレオ 2.日本語吹替 ステレオ・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD VIDEO、RENTAL ONLY・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:AIロボット vs 人類。 勝つのはどっちだ――!?・ウラ面 :AIロボット vs 人類の戦いを 圧巻のVFXで描く、 近未来SF・アクション超大作!! 古代兵器を求め惑星アビスへと 旅立った兵士たち、 行く手を阻む大量のロボットを かいくぐり、 人類を救うことができるのか?!うん、わりと正直なジャケットだと思う。まぁ、多少の誇張はあるが、オモテ面のヴィジュアルに登場するマシンやキャラクタは、すべて本編に登場する。主人公シエナやスカルクラッシャーの衣装も、こんな感じだった。ウラ面も、まずまずの出来映え。いい仕上がりだ。ひとつ不満があるとすれば、シエナと一緒に旅立ったブリスターと恋人ロボットのリアーナの画像がないこと。それに、オモテ面にも登場している長髪の男は、オープニングのシーンに登場しただけで、本筋には絡まない。見た目の問題もあるだろうが、そこはメインキャラクタを中心にジャケットを構成して欲しかった。【感 想】「私も欲しい恋人ロボット」CGやVFXの出来映えは、まずまず及第点と言ったところ。悪くない。さすがに質感や重量感、背景映像との親和性では、メジャー作品に大きく劣るが、必要充分な出来映えだろう。それに、ロケーションが魅力的で、俯瞰映像が多用されていることも評価に値する。誤魔化しが効かないからだ。力作だ。――21世紀、大きな戦争があって、先進国は疲弊し、途上国は荒廃した。絶滅の危機に瀕した人類を救ったのは、人工知能=AIだった。人類とAIは力を合わせて、新たな世界を作った。科学技術が飛躍的に進歩し、ワームホールや惑星改造も可能となった。けれど、人類はAIに嫉妬し、やがて、それは偏見となり、疎んじるようになった。AIは、生き残るために人間との融合を図ろうとする。ところが、逆に人類を脅かす災厄(スカージ)となってしまう。しかし、AIと人類の協調こそが生き残る道だった。……というのが、物語の背景である。人類対AIという構図を伝えるために長いナレーションが用いられている。『スター・ウォーズ』以来、SF映画では定番化しているが、もうちょっと何とかならないものかと思う。映画はシンプルなのが一番。――近未来。産業マフィアのシエナは、遠い昔、人類がAIを倒した歴史があることを知る。然も、宇宙の果てにある銀河コアの惑星アビスに、今もその兵器=EMP爆弾が残されているかも知れないと言う。周囲の反対を押し切り、シエナはシャトルで銀河コアを目指して旅立つ。……というお話し。シエナと一緒に旅立ったのは、若い男ブリスターと古いAIロボットのホーグランド。途中で捕まっていた筋肉男を救い出す辺りは、まるで『スター・ウォーズ』だ。(ルークとR2D2とC3POとハンソロってことね)宇宙船の修理で立ち寄った惑星で出会うのが、恋人ロボットのリアーナ。(笑) 実は、この恋人ロボットってのが、後々のキーになる。わりとシニカルな仕掛けだ。気になったのが、『未知との遭遇』で使われた5つの音階「レミドドソ」が、本作品の音楽として使われていること。調べてみたら、本作品の音楽を担当したのが、アレックス・スタロポリ。イタリアのシンフォニックメタルバンド《ラプソディー・オブ・ファイア》の創立メンバーだった。なかなか雰囲気のあるスコアを提供しており、5つの音階は意図的に用いたのかも知れない。ハードSFに有りがちなのだが最後は思索的な表現で幕を降ろす。それを残念に思うか、感動の余韻に浸るか、それによって作品全体の評価が、随分と変わると思う。本作品のテーマは、人間と人工知能である。そう言えば、ロバート・ワイズが監督した『スタートレック』も同じテーマだったようか気がする。そろそろ、『スタートレック』シリーズも見直さなければ。ちなみに、本作品は、アサイラムのデタラメSF映画に較べたら、遥かに出来の良い作品だった。ちなみに、本作品をベースに、シエナ(トレーシー・バーゾール)を主演にしたTVシリーズ『AGE OF DARKNESS』が、現在、ポストプロダクション中とのこと。このクオリティを維持してくれるなら、是非とも観たいものだ。また、同じ物語世界で、同じキャラクタも登場する『EVOLUTION WAR』もポストプロダクション中のようだが、トレーシー・バーゾールは別のキャラクタで出演の模様)なので、オススメ!
2019.06.18
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1523 インデペンデンス・デイ 2017※オモテ面【スタッフ】・監 督 ジャック・ペレス・製作総指揮 リサ・ハンセン ポール・ハーツバーグ・製 作 アンソニー・フランクハウザー・脚 本 PJ・チェスタートン・撮 影 ラファエル・レイヴァ・音 楽 クリス・リーデンハウアー【キャスト】・コリン・ネメック(三上 哲)・ホイットニー・ムーア(大津愛理)・ネイサン・バトラー(田村 真)・ショーン・ガネル(石狩勇気)・ソニー・キング(佐野康之)・ジェームス・レイク(赤坂柾之)・ジョリーン・アンダーソン(押川チカ)※ウラ面【仕 様】・型 番 PWAD-4630・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 DRONE WARS・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 84分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 予告編収録※ディスク【ジャケット】・オモテ面:人類よ 覚悟はいいか・ウラ面 :今年もヤツらはやって来る!! 大型SFバトル・アクション最新作登場!!本家本元のローランド・エメリッヒ監督の『インデペンデンス・デイ/リサージェンス』に素晴らしく良く似たジャケットだと思う。巨大な宇宙船が地球を攻撃し、小型のドローンも無数に描かれている。うん、まずまずの出来映えだ。(笑)ウラ面は、母船が大都市を攻撃している瞬間が描かれている。[ストーリー]の下には本編画像が並んでおり、わりといい画像をチョイスしている。(同時にチープさも伝わって来る)まぁ、この手の作品としては標準的な出来映えだが、何だか楽しくなって来る。(笑)【感 想】「ツッコミどころ満載の超々駄作はいとおしい」なんか、こう致命的な欠陥があるような、ないような……。面白いような、つまらないような変な出来映えの作品だった。(笑)――近未来。地球は、正体不明のドローンによって支配されていた。人類は各地で抵抗軍を組織していたが、明らかに劣勢だった。けれど、軍人と科学者によって編成された秘密組織《ホーネット》が、ドローンに対抗する手段を開発していた。……という設定。なんで現行兵器で対抗しないのか不思議。冒頭のシークエンスでは手榴弾で撃退(撃墜?)していたじゃん。もっと強力な武器はいくらでもあるし、戦闘機やヘリ、戦車や軍用車輌、戦艦に潜水艦だってある、局地戦に限ったって有効な戦力はいくらでもあるはずだ。だいたい作戦行動を起こせないのでは、抵抗軍の意味がないな。(溜息)――ロサンゼルス。イライアスは、ドローンの監視をかい潜りながら物資を調達し、抵抗軍に届けていた。けれど、町では無法者のグループが暗躍し、救援物資や武器を奪ったりしている。グループを率いるリースは《ホーネット》が開発する武器を強奪し、町を支配しようと一計を案じる。……というお話し。義賊まがいの男一人の力で何とかなるなら、アメリカだったら老人ホームのジイさん連中でも何とかしちゃうんじゃないか?(『RED/レッド』とか『バトルシップ』とかあるじゃん)それに、地球が侵略されているのに抵抗軍を襲う小悪党が出て来るのには笑ってしまった。どういう思考で、そういう結論になるのか、私には理解出来なかったが、具体的に行動を起こすという点では、抵抗軍よりも優秀だな。(苦笑)――《ホーネット》の基地に連れて来られたイライアスは、司令官からドローンの母船を破壊する爆破装置の起動コードを渡される。猶予は2時間。それまでに、リースに制圧された避難所から人質を助け出さなければならない。……という展開。《ホーネット》が自分たちで爆弾をセットするなんてバカみたい。どうせイライアスが起動コードを持って現地に向かうならば、両方とも彼に渡せばいいじゃん。分業するメリットなんかない。そもそも爆弾で母船を落とせるなら、ミサイル1発で事が済むんじゃないか?ツッコミどころ満載の超々駄作を撮ったのは、ジャック・ペレス監督。MTVの『モンスターアイランド(04)』や『メガストーム(13)』でメガホンを取っている。幾つか別名義を持っている方で、ジェイク・ジョンソン名義で『オーメン』のリメイクTVM『666/ザ・チャイルド(06)』を、エース・ハンナ名義で『メガ・シャーク VS.ジャイアント・オクトパス(09)』も撮っている。作品名を見ただけで監督さんの力量が分かると言うもの。(笑)でもね、こういうバカな作品は妙にいとおしいんですよね。真面目な方にはオススメ出来る作品ではありませんが、「バカだねぇ」とツッコミながら観てストレス解消になる方には最良の1本でしょう!『1498 インデペンデンス・デイ [ブルーレイ]』『1499 インデペンデンス・デイ/リサージェンス』
2019.06.05
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1522 MOON44※オモテ面【スタッフ】・監 督 ローランド・エメリッヒ・製作総指揮 ミハエル・A.P.スコーディング・製 作 ディーン・ハイド ローランド・エメリッヒ・共同製作 ウテ・エメリッヒ・脚 本 ディーン・ハイド オリバー・エバール・撮 影 カール・ウォルター・リンデンローブ・音 楽 ジョエル・ゴールドスミス【キャスト】・マイケル・パレ・マルコム・マクドウェル・リサ・アイクホーン・ディーン・デブリン・ブライアン・トンプソン・スティーブン・ジョフリーズ・リオン・リピー※ウラ面【仕 様】・型 番 KIBF75・製作年度 1990年・製 作 国 アメリカ=ドイツ合作映画・原 題 MOON44・発 売 キングレコード株式会社・販 売 元 キングレコード株式会社・提 供 ツイン・価 格 税抜 4,700円・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 1991年劇場公開作品・リリース ----・収 録 1009分+特典映像・サ イ ズ LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (英語) (2.0chドルビーデジタルステレオ) 2.日本語 (2.0chドルビーデジタルステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル禁止・映像特典 ----※チャプターリスト(表面)【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ローランド・エメリッヒ 〈「GODZILLA」 「インデペンデンス・デイ」〉 初期の傑作SFハード・アクション大作! 謎の巨大シップからの襲撃! 地獄の惑星で孤独な闘いが はじまる…!!※チヤプターリスト(裏面)ジャケットのオモテ面は、惑星MOON44で使われていた攻撃用ヘリを正面からとらえている。タイトルの下には、男のシルエット。たぶん、マイケル・パレだろう。この画像のせいで、あまりアクション映画の雰囲気が伝わらない。失敗だろう。それに、登場人物の顔が見えないのは、作品としてのアイデンティティに欠けているようで、印象が良くない。(溜息)ウラ面には、ヘルメットをかぶったマイケル・パレの横顔。場面画像3枚が並び、惑星に向かう宇宙船の画像が、80~90年代のSF映画の雰囲気を存分に伝えてくれる。いまの若い世代にどう映るのか分からないが、私たち世代には魅力的な1枚だ。(笑)オモテ面は良くないが、ウラ面はいい出来映えのジャケットだと思う。※ピクチャディスク【感 想】「なんか、アイドルグループみたい」ローランド・エメリッヒ監督がドイツ時代に、『ゴースト・チェイス』に続いて取り組んだSFアクション映画。面白いかどうかは別にして、前作がハリウッドを意識し(おいおい)、まるでラブレター(ボクにハリウッドで映画を撮らせて)みたいな作品だったのに対して、本作品は地に足の付いた出来映えだった。(笑)――2038年、地球の資源は枯渇し、企業は資源が眠る惑星の覇権を巡って争っていた。開発した惑星を次々と宇宙海賊に襲われ、鉱石運搬船を失っていたカネル社は、惑星《MOON44》からの運搬船を守るため、密かに内務調査部のストーンを派遣する。危険な任務だったが、彼は囚人の飛行訓練に同行して調査するだけだと知らされていた。……というお話し。なんで惑星よりも鉱石運搬船の方が大事なのか考えた。結論、これは資金繰りの問題ではないかと……。(笑)鉱石が届けばキャッシュが手に入るし、資金があれば傭兵を雇って惑星奪還の計画が立てられる。支配権を奪い返せれば、採掘した鉱石を再び運搬船で運ぶことが出来る。でも、惑星を守り、運搬船をなくすと、二進も三進も行かなくなる。惑星は孤立し、キャッシュは入って来なくて会社は倒産だな。「なんで資産(惑星)を守らないんだよ、後でいくらでも採掘出来るだろ」と思っていたが、意外と経営サイドから考えた判断だったのだなと納得。でも、もう少し解りやすく説明して欲しかった。(汗)さて、本作品は、ヴィジュアル面では『エイリアン2(86)』の影響を強く受けている。似たようなアングルが幾つも見受けられた。残念ながら同じカットを何度も使い回すのでビンボー臭さは否めない。けれど、CGではなく、ミニチュアを使った特撮が中心であることを考えると頑張った方ではなかろうか。それに、上官が兵士を怒鳴り散らす辺りは『フルメタル・ジャケット(87)』にインスパイアされたような気がする。撮影当時にヒットした作品のテイストを盛り込んでいるところは、米国映画への賛辞なんだろうなぁ。ちなみに『ストリート・オブ・ファイヤー』は1984年度の作品だから、日本ではマイケル・パレの人気が高かった頃だ。にも関わらず、あまり本作品が話題にならなかったのは、やはり地味だったからだろう。予算不足から十分に描けなかった恨みが残る。クライマックスの空中戦があれではね。(基本的にエメリッヒ監督は空中戦がヘタだと思う)特筆すべき点は、本作品でディーン・デブリンとエメリッヒ監督が出会ったことだろうか。本作品では主要キャストの1人だったが、途中からD.デヴリンが脚本をリライトしていたらしい。(ノンクレジット)エメリッヒが米国に渡り、『ユニバーサル・ソルジャー』から『GODZILLA/ゴジラ』まで脚本家としてタッグを組むことになる。個人的に気になっているのは、このコンビの作品には、“オニール”という名前のキャラが登場すること。『スターゲイト』でカート・ラッセルが演じたのがオニール軍曹。『GODZILLA/ゴジラ』ではクライマックスでタクシーの通信周波数を割り出す軍人がオニールだった。本作品でも、マイケル・パレ演じるストーンと対立する囚人がオニールだった。でも、『ユニバーサル・ソルジャー』と『インデペンデンス・デイ』の2作品にはオニールという名前が見つからない。何か験担ぎみたいなものがあるのだろうか。余計なことだが、MOON44=ムーンフォティフォという読み方が、昨今全盛を誇っているアイドルグループみたいで、つい笑ってしまった。(笑)この際だから、都市名ではなく《マーズ47》とか《ヴィナス48》なんて、どうですかね。(苦笑)映画としてはモックバスターの域を出ないが、整った顔立ちのマイケル・パレのご尊顔を堪能したいファンの方にオススメ!(但し、画像はVHSクラスですので、モニターは7インチ以下での視聴をオススメ致します!)『1508 ディストラクション/地球滅亡(スペースノア)』『1521 ゴースト・チェイス』『1493 ユニバーサル・ソルジャー [ローランド・エメリッヒ監督作品〈DTS〉セット』『1494 スターゲイト [ローランド・エメリッヒ監督作品〈DTS〉セット』『1498 インデペンデンス・デイ [ブルーレイ]』『1499 インデペンデンス・デイ/リサージェンス』『1503 ゴジラ/GODZILLA』『0250 デイ・アフター・トゥモロー』『0991 紀元前1万年 [ブルーレイ]』『1504 2012 [ブルーレイ]』『0172 ホワイトハウス・ダウン』
2019.06.04
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1499 インデペンデンス・デイ/リサージェンス※オモテ面【スタッフ】・監 督 ローランド・エメリッヒ・製 作 ディーン・デブリン,p.g.a. ハラルド・クローサー,p.g.a. ローランド・エメリッヒ,p.g.a.※ウラ面【キャスト】・デイビッド・レヴィンソン… ジェフ・ゴールドブラム(大塚芳忠)・ジェイク・モリソン………… リアム・ヘムズワース(藤原竜也)・ホイットモア元大統領……ビル・プルマン(安原義人)・パトリシア・ホイットモア… マイカ・モンロー(坂本真綾)・ディラン・ヒラー…ジェシー・アッシャー(前野智昭)・キャサリン・マルソー……… シャルロット・ゲンズブール(林原めぐみ)※リーフレット1【仕 様】・型 番 FXBCT-64749・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 INDEPENDENCE DAY:RESURGENCE・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 前田美由紀・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 2016年劇場公開作品・リリース 2016.・収 録 119分(本編)・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープ・サイズ・音 声 1.英 語 ドルビーデジタル 5.1ch 2.日本語 ドルビーデジタル 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、無許諾レンタル不可・映像特典 ----※リーフレット2【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :超巨大宇宙船、襲来! 今こそ人類がひとつになる。※リーフレット3ジャケットのオモテ面は、前作と同じレイアウト。エイリアンの宇宙船のデザインが、少し変化しているかな。また、タイトルの下は、“ホワイトハウス”から“地球”に変わってる。然も、日本列島が見えるじゃん。(笑) これは、どうやら日本向けらしい。ピクチャディスクを見ると、この部分が変わっている。おそらく、リリースされる地域毎に変えているのではなかろうか。なかなか面白い。(♪)※はじめに必ずお読みください。【感 想】「『スター・ウォーズ』への道」製作日数が少なかったのか、脚本の出来映えも、映像面や演出面も、ピリッとしない。明るくて勇壮だった音楽もエンディングでしか流れない。出演している役者さんたちも小粒だ。随分と若手を起用しているが、この中から息の長いスターが出て来るようには思えなかった。(溜息)――エイリアンの襲撃から20年が経ち、エイリアンの進んだテクノロジーを吸収した人類は、飛躍的な進歩と復興を遂げていた。そんな或る日、月面基地の近くに球形の宇宙船が突然現れる。その姿は、かつてのエイリアンの宇宙船とは異なるデザインをしていたが、大統領は攻撃を命じてしまう。球形の宇宙船は、あえなく撃墜される。現場に急行したデイビッドは、残骸の中から宇宙船の核と思われるパーツを持ち帰ることに成功する。ところが、戦勝20年を記念する式典の最中に、エイリアンの宇宙船が地球に飛来する。それは大西洋を覆い尽くすほどに巨大だった。世界の主要都市は次々と破壊されてしまう。けれど、アメリカはエリア51に残存戦力を集結し、反撃の機会をうかがう。一方、デイビッドたちは、球形の宇宙船が、実はエイリアンに敵対する種族であることをつきとめる。……というお話し。前作の主要なキャストが出演しており、20年の歳月を痛烈に感じさせる出来映えとなっている。(ウィル・スミスは欠席)ケーブルTV屋だったデイビッド(ジェフ・ゴールドブラム)は、ESD=地球防衛指令部で働いており、世界各国首脳からも尊重されている。今回も、まずまずの活躍を見せるが、何となく冴えなかった。ちなみに、父親(ジャド・ハーシュ)も出演。さすがにお歳を召したが、クライマックスに良い出番を貰っていた。デイビッドの代わりに重要な役割を果たすのが、オーキン博士(ブレント・スパイナー)。エイリアンのテクノロジーを解明するためにエリア51で軟禁状態だった博士。エイリアンに意識を乗っ取られ、侵略の意思を大統領に伝えた後、昏睡状態だったらしい。本作品では、エイリアンの再来とともに意識を取り戻し、ストーリー上の背景を次々に明らかにして行く。或る意味、彼が主人公のようなものだなぁ。(最後のセリフも彼だった)ちなみに、アイザックス博士も続投しており、まるで恋人のようにオーキン博士に尽くす姿が描かれる。ゲイを表明したローランド・エメリッヒ監督らしい演出だと言える。トーマス・ホイットモア元大統領(ビル・プルマン)は、再び戦闘機に乗ってエイリアンの宇宙船に攻撃を仕掛け、殉職。娘のパトリシア(マイカ・モンロー)も空軍でパイロットになったが、いまはホワイトハウスで働いている、という設定。スティーブ・ヒラーの息子ディラン(ジェシー・T.ユーシャー)は、エリートパイロットになっているが、ほとんど活躍しない。ストリッパーだった母親のジャスミン(ヴィヴィカ・A.フォックス)は医者になっている。けれど、新生児と母親を助けようとして死亡。(殺すことなかったんじゃないの?)ディランと因縁を持つ若手パイロットのジェイク(リアム・ヘムズワース)は、パトリシアと婚約していると言う設定。ヤンチャ坊主のようなキャラなんだろうげと、ちょっとセンが細いなぁ。『スタートレック』シリーズのクリス・パインみたいな役者さんをキャスティングするべきだった。ランフォード大統領を演じるのは、セラ・ウォード。『デイ・アフター・トゥモロー』で主人公の母親で女医を演じていた女優さんだ。でも、残念ながらミスキャスト。片っ端から判断を間違う役柄だから誰もやりたがらなかったのかも知れない。その他にも、ウィリアム・フィクナーやシャルロット・ゲンズブール、脚本にも携わったニコラス・ライトなども出演している。なかなか層が厚い。でも、登場人物の描き込みが足りない上に、スペクタクル・シーンに既視感が拭い切れない。進化の果てに肉体を捨てた生命体って『スタートレック』シリーズになかったっけ?地球に穴を開けてコアからエネルギーを吸い上げるのって、トム・クルーズ主演『オブリビオン』で海から水を吸い上げる場面を思い出させる。それに、エイリアン・クィーンって何だよ。どうしたって『エイリアン2』を想起するし、デザインも似ている。前作では、エイリアンの宇宙船が出現するシーンに度肝を抜かれた。それまで、間違いなく観たことのない映像だった。それなのに、本作品では何一つ新しい映像を観ることが出来なかった。それが残念でならない。(溜息)ラストシーンを観る限り『スター・ウォーズ』への道を歩もうとしているかのように見える。反乱軍を組織した人類がエイリアンと戦争をする映画シリーズだ。(笑)或いは、『スターゲイト』みたいにTVシリーズ化するのもアリかな。アフリカのシチュエーションが丁度いいモチーフになりそうだ。正直、出来映えは芳しくないし中国資本の影響も見え隠れしている。「金は出すが、口は出さない」ってのが一番だが、中国人は「金は出すんだから、口も出す」って性格だからなぁ。ま、オススメは出来かねます!(映像はキレイだけどね)※ピクチャディスク『1493 ユニバーサル・ソルジャー [ローランド・エメリッヒ監督作品〈DTS〉セット』『1494 スターゲイト [ローランド・エメリッヒ監督作品〈DTS〉セット]』『1498 インデペンデンス・デイ [ブルーレイ]』
2019.05.12
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1498 インデペンデンス・デイ [ブルーレイ]※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 ローランド・エメリッヒ・製作・脚本 ディーン・デブリン・撮 影 カール・ウォーター・リンデンラウブ【キャスト】・スティーヴン・ヒラー大尉…… ウィル・スミス(山寺宏一)・ホイットモア大統領………ビル・プルマン(安原義人)・デイヴィッド……ジェフ・ゴールドブラム(大塚芳忠)・大統領夫人………メアリー・マクドネル(一城みゆ希)※ウラ面【仕 様】・型 番 FXXA-4118・製作年度 1996年・製 作 国 アメリカ・原 題 INDEPENDENCE DAY・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 石原千麻・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2007.・収 録 145分(本編)・サ イ ズ HDワイドスクリーン 1920x1080p/ シネマスコープ・音 声 1.英 語 5.1ch DTS HDマスター・オーディオ(ロスレス) 2.日本語 5.1ch DTS・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 2層、COLOR、MPEG-4 AVC、 DOLBY DIGITAL、dts-HD MasterAudio、 A 日本市場向、 Blu-ray Disc、無許諾レンタル不可・映像特典 1.ローランド・エメリッヒ(監督)& ディーン・デブリン(製作)による 音声解説 2.フォルカー・エンゲル(視覚効果)& ダグラス・スミス(視覚効果)による 音声解説 3.トリビア・トラック 4.インデックス 5.ブックマーク 6.ゲーム:「エイリアン・ハント」 7.劇場予告編集 8.FOX予告編集※おことわり【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :7月4日、その日は全人類にとって 忘れ得ぬ独立記念日になる…。ブルーレイを普及させるために20世紀FOXがリリースした2本組を購入。もう1本は『デイ・アフター・トゥモロー』だった。当時、「最強の組み合わせだなぁ」とワクワクしながら、即日購入した。アウターケース仕様になっている。ジャケットのオモテ面は、巨大な宇宙船から青白い光線が伸びてホワイトハウスが爆発する瞬間が描かれている。ポスター等で、もうすっかりお馴染みになった。別バージョンのジャケットもあるが、やっぱり本作品には、これが相応しい。ウラ面は、イマイチ。メジャースタジオからのリリースとはいえ、もう少し何とかならなかったものか……。これなら、レンタル版の方が、いいな。 (溜息)※ピクチャディスク【感 想】「ローランド・エメリッヒ監督の傑作!」ローランド・エメリッヒ監督の演出がノリにのっていて、観ていて楽しい映画だ。独善的だとか、どうやってエイリアンのシステムにコネクトしたんだとか、いろいろあるけれど、まぁ、いいんじゃない?(笑) 堅いこと言わないでさ。こういう娯楽作品は、どれだけ嘘八百を魅力ある映像で見せるかがカギだ。或いは、気付かれないうちにテンポよく物語を展開してしまうとか……。A^_^; そういう意味では十分に要件を満たしている。宇宙船からの最初の攻撃シーンは誰も観たことのない描写だった。逃げ惑う人達の一瞬の判断が生死を分ける点が怖くて、この作品の一番の見所だった。(宇宙船が攻撃するのは、後にも先にもこの1回キリだったが……)ところが、小型機が地上の基地を襲撃するシーンから途端に描写は凡庸になる。『スターゲイト』の時もそうだったが、R.エメリッヒ監督は“空対地”の描き方が下手だ。こう言ってはなんだが、まるで日本の怪獣映画の一場面のように、つまらない。残念なことである。(苦笑)前半が飛び抜けて面白い映画だが、これは、ロン・ハワード監督の『コクーン』と双璧だろう。バカにしているわけではない。それほど見事な出来映えなのだ。エメリッヒ監督の才覚が発揮され、キャストもスタッフも充実した仕事ぶりだと、心から感心している。遊び心満載のこの映画が、エメリッヒ監督の代表作であることに間違いはない。未見の方に、是非とも痛快な娯楽作品を楽しんでいただきたい! オススメ!『1493 ユニバーサル・ソルジャー』『1494 スターゲイト』※アウターケース(オモテ面)※アウターケース(ウラ面)
2019.05.11
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1494 スターゲイト [ローランド・エメリッヒ監督作品〈DTS〉セット]※オモテ面【スタッフ】・監 督 ローランド・エメリッヒ・製作総指揮 マリオ・カサール・脚 本 ローランド・エメリッヒ ディーン・デブリン・撮 影 カール・W.リンデンローブ・特殊視覚効果指揮 キット・ウエスト・音 楽 デヴィッド・アーノルド※ウラ面【キャスト】・ジャック・オニール:カート・ラッセル・ダニエル・ジャクソン:ジェームズ・スペイダー・ラー:ジェイ・デヴィッドソン・キャサリン:ヴィヴカ・リンドフォース・スカレ:アレクシス・クルーズ・シュリ:ミリ・アヴィタル※チャプターリスト【仕 様】・型 番 PIBF-134502・製作年度 1994年・製 作 国 アメリカ・原 題 STARGATE・発 売 元 パイオニアLDC株式会社・販 売 元 ----・提 供 9,400円(税抜)・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2001.03.23.・収 録 121分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープ・サイズ・音 声 1.英 語 (5.1chサラウンド/ ドルビーデジタル) 2.日本語 (5.1chサラウンド/ ドルビーデジタル) 2.英 語 (5.1chサラウンド/DTS)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.吹替用字幕・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 dts DIGITAL SURROUND、 DVD VIDEO、レンタル禁止・映像特典 ----※DTSについて【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----※ディスク本作品と『ユニバーサル・ソルジャー』をセットにしたものを購入。スリップイン仕様のアウターケースが付いている。さて、本作品のジャケットは、星空を背景にスターゲイトが浮かび、アーチの向こうにピラミッドとエイリアンの宇宙船が見える。あれは、地球か? それとも別の銀河の見知らぬ星か。ちょっと地味なジャケットだが、面白い。(苦笑)ウラ面も、やっぱり地味。(笑) 砂漠が舞台だから、こうした色合いになるのは仕方ないにしても、本編画像を4枚、横に並べただけでは、つまらない。文字も多いしね。個人的には、好きな作品だから、もっとアピールするようなジャケットにして欲しかった。※アウターケース表面【感 想】「冒険映画の主人公は異国の地にとどまる」ローランド・エメリッヒ監督のハリウッド出世作。ストーリーは兎も角、ゲートの造形と機能が殊の外、魅力的だった。TVシリーズが何本も作られたことからも、それは間違いのないことだろう。(笑)――言語学者のジャクソン博士は、米国空軍からの要請を受けて、古代エジプトの遺物である石蓋に刻まれた文字を解読することになる。ところが、それは文字ではなく、星座だった。謎を解明したジャクソンは、軍が秘かに研究していた《スターゲイト》について知らされる。それは、石蓋の下から発掘された転位装置だった。謎は解明され、スターゲイトを起動できる見通しが立った。問題は、どこの星に繋がって、そこにどんな世界が広がっているかだ。ジャック・オニール大佐が率いるチームに加わることになったジャクソンは、スターゲイトを潜って見知らぬ世界に旅立つ。……と言うお話し。古代エジプトの文明がエイリアンによってもたらされたと言う前提の元に、物語世界が構築されている。そのため、エイリアンと異星の人たちは、私たちが知る古代エジプト人の姿カタチをしている。人類が彼らの祖なのか、彼らが人類の祖なのかは分からないが、おかげで歴史劇とSFが融合し、魅力的な舞台に仕上がっている。ストーリー展開は、ディズニーアニメの『アトランティス/失われた帝国(01)』とよく似ている。主人公が冴えない学者で、未知の文明と接触して、現地の女性と恋仲になり、最後は異国の地に残る。そう、冒険映画たるもの、主人公は異国の地に残らねばならない。それが鉄則だ。(笑)そんな主人公のダニエル・ジャクソン博士を演じるのは、ジェームズ・スペイダー。TVシリーズ『THE BLACKLIST/ブラックリスト』に出演している今のJ.スペイダーとは比較にならないくらいスリムで可愛らしい。(うーん、歳は取りたくないものだ)オニール大佐を演じるのは、カート・ラッセル。この方は、歳を取っても、あまり顔立ちが変わらないなぁ。(笑)本作品では、息子を事故で亡くして傷つき、やや厭世的になっている軍人の役を好演。『ニューヨーク1997(81)』や『遊星からの物体X(82)』のイメージが強いが、意外と演技派俳優だと思う。もっと評価されても良いんじゃないかなぁ。(苦笑)惜しむらくは、中盤以降、みみっちくなることかな。巨大なピラミッド型の宇宙船が登場するのに、何故かエイリアンの数が少ない。明確にエイリアンだと分かるのは、《ラー》1人だけである。それに、戦闘機も2機だけ。反乱を起こした奴隷を鎮圧するくらいなら「これで充分」ってことなんだろうけど、映画的なスケール感を求めるなら、編隊を組めるくらい飛ばして欲しかった。だいたい、対空兵器どころか、満足に武器すら持っていない連中を相手に“点”で攻撃しても意味ないでしょ? 掃討するなら、“面”で攻撃しないと……。対地攻撃用ヘリみたいなのが、最適じゃないかなぁ、地味だけど。(笑)とは言え、いろいろな題材が盛り込まれ、ポテンシャルの高い作品になっている。オススメ! ※アウターケース裏面
2019.05.07
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1493 ユニバーサル・ソルジャー [ローランド・エメリッヒ監督作品〈DTS〉セット]※オモテ面【スタッフ】・製作総指揮 マリオ・カサール・監 督 ローランド・エメリッヒ・脚 本 リチャード・ロススタイン クリストファー・レイッチ ディーン・デブリン・撮 影 カール・ウォルター・リンデンローブ・特殊メイキャップ効果 ラリー・R.ハムリン マイケル・バーネット・音 楽 クリストファー・フランク※ウラ面【キャスト】・リュック・デュブロー: ジャン=クロード・ヴァン・ダム・アンドリュー・スコット:ドルフ・ラングレン・ヴェロニカ・ロバーツ:アリー・ウォーカー・グレガー博士:ジェリー・オーバック※チャプターリスト【仕 様】・型 番 PIBF-134501・製作年度 1992年・製 作 国 アメリカ・原 題 UNVERSAL SOLDIER・発 売 元 パイオニアLDC株式会社・販 売 元 ----・提 供 9,400円(税抜)・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2001.03.23.・収 録 104分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープ・サイズ・音 声 1.英 語 (5.1chサラウンド/ ドルビーデジタル) 2.日本語 (5.1chサラウンド/ ドルビーデジタル) 2.英 語 (5.1chサラウンド/DTS)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.吹替用字幕・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 dts DIGITAL SURROUND、 DVD VIDEO、レンタル禁止・映像特典 ----※DTSについて【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----※ディスク本作品と『スターゲイト』をセットにしたものを購入。スリップイン仕様のアウターケースが付いている。DTSをウリにしているが、正直なところ、それなりの設備がないと、そのクオリティを楽しむことは出来ない。TVのスピーカー程度では、到底ムリだ。むしろ、音声が引っ込んでしまうので、聞き取りにくくなったりする。(溜息)さて、本作品のジャケットは、アートな仕上がりのイラストが使われている。いまの感性からすると、ちょっと野暮ったい。ウラ面は、ジャン=クロード・ヴァン・ダムとドルフ・ラングレンの画像が大きく配され、スペックリストの上に本編画像が3枚。どれも前半の画像なので、その辺りはバランスよく、中盤や終盤の見せ場からの画像をピックして欲しかった。ちょっと地味だが、まずまずの仕上がりでしょう。※アウターケース表面【感 想】「成功の方程式」ローランド・エメリッヒ監督のハリウッド進出第1作目。公開当時は、ジャン=クロード・ヴァン・ダムとドルフ・ラングレンの競演ばかりが注目されて、監督の名前はさして取り上げられることはなかったと記憶している。――泥沼化したベトナム戦争の真っ只中。リュック・デュブロー2等兵は、上官のアンドリュー・スコット軍曹の蛮行を目の当たりにして争いになり、死亡する。そして、25年が経った。巷では《ユニバーサル・ソルジャー(US)》の名前が噂されていた。普通警察では対応が難しい事件やテロ行為に対して軍が出動させる極秘の部隊だ。然も、超人的な身体能力と戦闘スキル、完璧な作戦行動を駆使して事件を解決させる。けれど、その素性は隠されており、写真の1枚もない。マスコミはスクープを狙って躍起になっていた。CNNをクビになった女性キャスターのヴェロニカは、このUSのスクープ写真をモノにして局に復帰しようと目論む。彼女は、砂漠に停留中の巨大トレーラーに忍び込むが、そこで目にしたのは、戦死した兵士の肉体を蘇生させて強化した改造人間だった。彼らは、記憶も感情も持たない戦闘マシンだ。そして、その中の1体が記憶を取り戻しつつあった。その1体こそがリュック・デュブローだった。彼は、スコット軍曹もまたUSとして蘇っていることに反応し、ヴェロニカを連れてトレーラーから脱出する。二人は、US部隊の追撃をかわしながら逃げ続ける。けれど、スコットもまた記憶と同時に、狂気を蘇らせ、部隊を壊滅させると単身、リュックを追い始める。……というお話し。「記憶を失った男が、偶然知り合った女と逃げるお話し」と言うと、ロバート・ラドラムのスパイ小説『ボーン・アンデンティティ』を思い出す。構造がよく似ている。或いは、製作のマリオ・カサールの名前を見て『ターミネーター2』を思い出す。1作目は、「初めて出会った男女が不死身の男に追い駆けまわされるお話し」だった。どちらもヒットした作品だから1998年製作の本作品が、その影響下にあったことは、想像に難くない。「すべての芸術は模倣から始まる」と言うが、要は、いかに自分のものとして換骨奪胎を図るかだ。その点、本作品はUSの造形が魅力的だった。砂漠仕様の迷彩と記録カメラ付きインカムが、ちょっと未来っぽい雰囲気を醸し出しており、二人のアクションにも説得力がある。そこが、本作品の一番の見どころであることは確かだ。それに、アリ・ウォーカー! この時代では定番の女性キャラだが、嬉々として演じている姿がキュートだった。勝ち気で姉御肌のクセに女性らしい細やかな気遣いや弱いところも見せる。髪型や衣装に時代を感じるが、いま観ても魅力的だ。R.エメリッヒ監督の持ち味である、シリアスな場面とユーモラスな描写、科学と映画的なウソのバランスは、本作品で既に完成されているように見える。商業的に成功しないと、次の作品を撮ることが難しいことを痛いほど知っている監督が辿り着いた黄金率なのだろう。ローランド・エメリッヒ監督を知る上では欠かせない1本だと思う。オススメ!※アウターケース裏面
2019.05.06
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1463 バトル・オブ・ガーディアン/暗黒部隊 vs 謎の少女※オモテ面【スタッフ】・監 督 コリンダ・ボンジャース タイス・ミューズ・脚 本 タイス・ミューズ・製 作 コリンダ・ボンジャース ヴィンセント・クローネンバーグ タイス・ミューズ クリス・パトモ・音 楽 ヨヘム・ヴェイエリンク・撮 影 クリス・パトモ・編 集 コリンダ・ボンジャース タイス・ミューズ クリス・パトモ【キャスト】・ジュリア・ベイトラーン・エマ・ドゥ・コーヌパウ・ヨースト・ボルト・アンリーズ・アッペルホフ『小さなバイオリニスト』・タマラ・ブリンクマン※ウラ面【仕 様】・型 番 TMSD-437・製作年度 2017年・製 作 国 オランダ・原 題 MOLLY・発 売 株式会社トランスフォーマー・販 売 元 株式会社トランスフォーマー・提 供 ----・発売協力 ----・価 格 ----・日本語字幕 ブレインウッズ・吹替翻訳 ----・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 95分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・音 声 1.英語 ステレオ 2.日本語吹替 ステレオ・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD VIDEO、RENTAL ONLY・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:生きるために、闘え! 超能力を持った少女が暴れ回る! SFサバイバルアクション!!・ウラ面 :荒廃した世界で たった1人生き抜く少女の戦いを描く、 SFサバイバルアクション超大作!! 暗黒部隊<サンダーランド>たちに 連れ去られた女の子を救出せよ! 不思議な力が今、覚醒する――!!定番とも言えるジャケットだと思う。主要な登場人物が重なるようにコラージュされている。中央には、主人公モリーの走る姿。その後を追う《サンダーランド》の刺客たち。左端に見える櫓みたいなのが、海上に建つ《サンダーランド》だ。うん、物語世界も伝わって来る。ウラ面は、矢をつがえたモリーの勇姿を筆頭にして、4枚の本編画像を並べている。その下には[ストーリー]、そして[クレジット(スタッフ&キャスト)]の背景には本編画像が2枚。青い空に荒野、砂浜……。いい出来映えだ。【感 想】「アーマード超能力メガネっ娘ヒロインは、幼気ない少女を救えるか?」オタク感に満ち溢れたSFサバイバル・アクション映画。(笑)とは言え、なかなかの力作。悪くない。いやいや、「悪くない」どころか、むしろ、この上なく楽しかった。続編があるなら、是非とも日本に紹介して欲しいと思っている。――文明社会が崩壊し、僅かに生き残った人々は、凶暴化した人間《サプリカント》に怯えつつ、日々の糧を得るのに必死だった。モリーは、当て所なく廃墟から廃墟へと渡り歩いていた。追われ続ける身であることは承知していた。けれど、頼れるのは、自分だけ。追っ手をかわし、戦い、生き延びることしか出来ない。或る日、海辺で小さな小屋を見つける。住んでいたのは幼い少女ベイリー。食糧の調達に出掛けた両親の帰りを待って留守番をしていた。少しずつベイリーと打ち解けたモリーだったが、そこへ《サンダーランド》からの刺客がやって来る。彼らは、海上に建つ要塞で、サプリカント同士を戦わせる娯楽を提供することで、生存者を集めて統治していた。そして、超能力を持つ少女の伝説を信じ、探し求めていた。……というお話し。『マッドマックス/サンダードーム』の世界。超能力を持つ少女のサバイバルは、それだけでハラハラドキドキである。小さな体と細い腕で、いかつい大人たちに、どうして対抗できるのか。その辺りの説得力が重要になるが、本作品はまずまずの出来映え。モリーを演じたジュリア・ベイトラーンの面構えが、いい。美人ではないし、スタイルがいいワケでもない。(お尻が大きくてアヒルみたいに走る) でも、粗野な所作や目のチカラが、それを補ってあまりある。然も、近眼で、メガネなしでは著しく戦闘力が落ちる設定が、マニアの心をくすぐる。更に、中盤以降は腹部に深手を負っている。一見すると、弱々しくて欠点だらけの主人公は、アニメや漫画、ゲームでは定番だが、実写映画ではあまり見掛けない。本作品は、数少ない実写映画の成功例ではなかろうか。(ちなみに、彼女は撮影当時、二十歳を過ぎていた。中学生くらいかと思った)映像面でも、かなりの拘りようで、30分に及ぶクライマックスの戦いでは、編集でワンカットのように見せている。カメラが被写体を追わない場面も多々ある。コントラストも強めで、彩度も高い。こういうセンスは好きだ。監督は、タイス・ミューズとコリンダ・ボンジャース。(オランダ映画なので知らない方たちだ)この2人と、プロデューサーのクリス・パトモは、度々組んで作品を撮っている。T.ミューズとK.パトモが製作・監督・脚本、J.ベイトラーン主演で2012年にオリジナルビデオ『MAGISTRATUS:OVERTURA』をリリースしている。そして、C.ボンジャースとK.パトモが製作、T.ミューズが監督、主人公モリー役をJ.ベイトラーンが演じた『KILL MODE』という作品が現在、ポストプロダクション中。この作品が、本作品の続編であることを切に願っている。(続編を期待させるラストだったしね)あまり運動神経がよくなさそうなジュリア・ベイトラーンが演じるモリーが、妙にハマっていて、どうしても気になってしまう。腕のいい監督さんだとは思うがそれ以上に彼女の存在が大きな作品だった。オススメ致しますので、是非とも『KILL MODE』を日本に紹介して下さい!(笑)
2019.04.06
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1445 エイリアン/スカイコマンド※オモテ面【スタッフ】・監 督 ロヴ・パラティーナ・製 作 デヴィッド・マイケル・ラット・製作総指揮 デヴィッド・リマゥイー・脚 本 マーク・ゴッドリーブ・撮 影 ジョシュ・マース・音 楽 クリス・リーデンハウアー クリカトファー・カノ【キャスト】・キャロライン・イヴァリ・スティーブ・ブラウン・セドリック・ジョナサン・マイケル・マーセル・ミショーネ・フェイギン※ウラ面【仕 様】・型 番 PWAD-4710・製作年度 2017年・製 作 国 アメリカ・原 題 ALIEN CONVERGENCE・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・提 供 ----・発売協力 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 87分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用・映像特典 予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:ヤツら(地球外生命体)は遂に 地球(ここ)にやって来た・ウラ面 :エイリアン×スカイ・アクション!! 「エイリアン:コヴェナント」に続く バトルSF大作!!エイリアンらしきモンスターの横顔を背景に戦闘機がミサイルを発射しているイラスト。後続の戦闘機がやられたのか、爆発が起きている。うーん、アサイラムの作品としては、ちょっと物足りない出来映え。もっと精細なイラストを使って欲しかった。(溜息)ウラ面は、ちょっとダークな仕上がりになっている。悪くはないが、煩雑な印象を受ける。整理されていない感じだ。全体的に、“やっつけ仕事”のような印象で、イマイチだ。プライムウェーブさんにしては、手抜きじゃないの?(笑)【感 想】「売れ残りの末路窮途」アサイラム製のデタラメSFモンスター映画。買い手がつかなかったのか、オリジナルビデオとしてリリースされている。この企画が、どこかのケーブル局が買い上げてくれていたら、もっと予算がついて、TVMとして製作されていたんでしょうけど、残念だ。売れ残りの末路は悲惨だなぁ。(苦笑)――元《ブルーエンジェルス》の女性パイロットのエマ・ハーパーは、人間の意志だけで機体をコントロールするニューロ計画を推進していた。身障者を集めたチームのドローンによる実験は成功しており、いまは実機での実験に備えて、制御の精度を向上させる訓練に明け暮れていた。そんな或る日、3つの隕石が地球に落下。変電所や石油コンビナート、原子力発電所を直撃した隕石から3種類のエイリアン(ドラゴン?)が出現。たちまち都市を破壊して行く。軍が殲滅に乗り出すが、何故かエイリアンは肉眼ではハッキリと視認できず、近付く者の脳に影響を与えるのか、激しい頭痛に襲われる。瞬く間に戦闘機は撃墜され、対抗手段が見出だせないでいた。その頃、エマは、ニューロ計画で使用しているヘルメットが、エイリアンの影響を遮断する効果があることを発見。エイリアンを撃退すべく、軍に協力を申し出る。……というお話し。ツッコミどころ満載で、好事家には堪らない作品だった。(笑)第1に、登場するエイリアンがドラゴンにしか見えないってトコ。然も、デッサンの崩れたドラゴン。(笑) これは、どうなんだろうなぁ。ちっとも、カッコ良くないぞ。第2に、意志で戦闘機をコントロールするのに、どうしてコントローラー(人間)が一緒に戦闘機に乗るんだ? 意味ないじゃん。遠隔で無人機を操作するからこそ、価値があるんじゃないの?(グダグダだな)第3に、3種のエイリアンを登場させたのに唐突に合体するのは、何故?(3体やっつける時間がなくなってしまったってことかな?)第4に、エマと父親の確執も意味不明。単なるエマの一人相撲にしか見えない。一体、何が原因なんだ? 言い合う場面はあるが、理解できなかった。(汗)第5に、ニューロ計画のチームは、エマをはじめとして他に4人もいるのに、結局、戦闘機に搭乗するのはエマと父親。最後の戦いで、東洋系の男が一人だけ戦闘機に乗るが、残りの3人は、地上でボーっと見ている。たいたい東洋系の男は、訓練の時に一番スコアが悪かったんじゃないの? そんなヤツが、どうして戦闘機に乗るんだよ。(意味が解らん)第6に、エイリアンは火星から来たってことだが、エマの父親が顕微鏡を覗いて突き止める。うーん、学校の理科室で使うような顕微鏡で、そんなことまで解るんだぁ。(そんなイージーでいいのか?)第7に、エイリアンが地球に来た理由も、エマの父親が突き止める。父親「火星は気温が低い。耐えられなかったんだ」……おいおい、本気で言ってるのか?エマ「そうだわ、そうに違いないわ!」……馬鹿な母娘だな。だいたい、エイリアンを踏んづけた靴をヒトサマの冷蔵庫に入れるなよ。(笑)久しぶりにツッコミ甲斐のある作品だった。(爆)アサイラムファンの皆さんに、オススメ!(そんなヤツ、いるのか?)
2019.03.19
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1438 アイアン・ソルジャー/人類滅亡計画と救世主※オモテ面【スタッフ】・製 作 ダグ・ビリッチ ポール・ローシャ・監 督 ケリー・カーロック ニコラス・ランド=ユーリッチ・脚 本 ケリー・カーロック ニコラス・ランド=ユーリッチ ニック・ラフカ・撮 影 アマンダ・トレイズ 『ナイトウォッチメン』・編 集 シャノン・ベイカー=ディヴィス・音 楽 ジェニファー・ケス・レミントン・視覚効果 ニール・クレイグ 『リンカーン/秘密の書』 ニコラス・ランド=ユーリッチ 『RED/レッド』【キャスト】・ヴィッキー・ジュディ・ショーン・パーソンズ『サクラメント/死の楽園』・ジェイソン・アントゥーン 『パーフェクト・ストレンジャー』※ウラ面【仕 様】・型 番 TMSD-440・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 ARMSTRONG・発 売 元 株式会社トランスフォーマー・販 売 元 株式会社トランスフォーマー・提 供 ---- ・発売協力 ----・価 格 ----・日本語字幕 ブレインウッズ・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2016.・収 録 本編 85分・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ・音 声 1.英語 ステレオ・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:核爆弾投下まで5時間。 地球は俺が守る――。・ウラ面 :『リンカーン/秘密の書』『RED/レッド』 のスタッフが放つ、 バトル・アクション超大作!都市の景観を背景に、舗装道路に屈んでいるフード姿の男が描かれている。デヴィッド・アームストロングだろう。右腕がアスファルトにめりこんで、ひび割れが走っている。身体中をプロズマみたいなのが覆っており、彼を囲むように武装した男たちが配置されていて、なかなかカッコイイ。でも、デヴィッドの目がうつろで、受ける印象は良くない。屈み方も、どことなく滑稽に見える。宣伝コピーの「爆弾投下まで……」って間違い。投下されるわけではなく、工場地域に設置されている。爆撃機から投下されたら、空を飛ぶ手段を持っていないデヴィッドには、止められないじゃん。(笑)ウラ面は、爆発の炎に包まれる工場群のイラスト。本編画像はストーリーとクレジットの下に4枚使われているだけ。主人公の顔は、ハッキリとは出て来ない。イラストの出来映えは良いが、やっぱり登場人物の顔は明示して貰わないと、いまいち作品のイメージがつかめない。うーん、ちょっと惜しい!【感 想】「ショッカーから逃げた仮面ライダー」基本的なプロットは、ジェームズ・キャメロン監督の『ターミネーター』から拝借したような気がする。「見知らぬ男と逃亡する女主人公が、戦いを通して自立していく」姿を描く。サラとジョン・コナーみたいだ。(苦笑)登場人物が少なく、明らかにB級アクション映画だが、わりとキチンと撮られている。照明とカメラが良いせいだろう。映像のクオリティは高い。部分的に用いられたCGの出来映えも、いい。おかげで穴だらけの稚拙な脚本にも関わらず、鑑賞後の満足度は高かった。(笑)――深夜。救命士のエディとローレンが救急車で待機していると、遠くから轟音が響いて来る。どこかで爆発事故が起きたようだ。間髪入れずに本部から緊急司令が入り、二人は工場地区へと救急車を走らせる。ところが、路地に入ったところで道路の真ん中に立っていた男をはねてしまう。男は意味不明なことを喚いている上に身体中キズだらけだ。然も、男の右腕には肩から義手みたいなものが取り付けられていた。とても手に負えないと判断した二人は、男をERに連れて行こうとするが、謎の武装集団が現れて、男を引き渡すように要求する。……というお話し。新人救命士のローレンが主人公で、ご多分に漏れず、トラウマを抱えている上に薬物依存から立ち直ろうとしている真っ最中と来た。どうしてB級映画ほど登場人物の背景にいろいろ盛り込みたがるんだろう。(笑)潤沢な資金を持つ過激なカルト教団《第5の太陽》からドロップアウトした男が、教団の人類滅亡計画を阻止しようとする。この男、何故か右腕だけサイボーグ化されている。男の名前は、デヴィッド・アームストロング。原題の『ARMSTRONG』は、この男の名前と右腕の武器のことを指しているんだろうなぁ。悪の集団《第5の太陽》は、地球が滅亡する前に世界各地の断層で核爆発を起こして巨大地震を誘発、人類を粛清し、自分たちだけ生き残ろうとする。まずはロサンゼルスということで、核爆弾を3つばかり、あちこちにセットしたので、デヴィッドは、これを解除して回っていたらしい。壮大なのか、みみっちいのか、よく分からない。(笑)惜しむらくは、もう少し予算がついていたら、もうちょっと広がりのある作品になったのではなかろうか。明らかに説明台詞で場面を繋いでいるところからすると、かなり脚本を削ったように見える。それでも、1本の映像作品としてストーリーをまとめたのだから、監督さんの腕が良いのかも知れない。与えられたチャンスを活かして作品を残した監督さんは、ケリー・カーロックとニコラス・ランド=ウルリッチ。二人とも、製作と原案にも名前を連ねているが、監督としては本作品がデビュー作のようだ。K.カーロックは、もともとTVプロデューサーの方。N.ランド=ウルリッチは、ヴィジュアルエフェクト畑の方。ハリウッド大作から『ゾディアック』や『プリースト』等、どんな作業をするのか分からないデジタル○○○なんて仕事に就いていた。右腕のアーマーやVTOLのデザインに彼の嗜好が現れていたような気がする。撮影は、アマンダ・トレイズ。なかなか良い腕前でした。万人にオススメ出来る作品ではないと思うけど、小品の好きな方なら観ても損はないかも知れない。(笑)
2019.03.12
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1416 宇宙空母ギャラクティカ※オモテ面【スタッフ】・監 督 リチャード・A.コッラ・製作総指揮・脚本 グレン・A.ラーソン・製 作 ジョン・ダイクストラ レスリー・スティーブンス・撮 影 ベン・コールマン・特殊効果 ジョン・ダイクストラ※ウラ面【キャスト】・アポロ大佐…………リチャード・ハッチ・スターバック中尉…ダーク・ベネディクト・アダマ長官…………ローン・グリーン・ブーマー中尉………ハーバート・ジェファーソン Jr.・アセナ………………マレン・ジェンセン・ユリ卿………………レイ・ミランド※ブックレット1【仕 様】・型 番 UNGD-25073・製作年度 1978年・製 作 国 アメリカ・原 題 BATTLESTAR GALACTICA・発 売 元 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン・販 売 元 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2005.・収 録 約 124分(本編)・サ イ ズ 4: 3 ビスタサイズ・音 声 英語 2.0ch モノラル・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕 3.中国語字幕 4.韓国語字幕 5.ポルトガル語字幕 6.スペイン語字幕 7.タイ語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用・映像特典 1.プロダクション・ノート 2.キャストとスタッフ紹介 3.ユニバーサル・ウェブ・リンク※ブックレット2【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :希望をのせて、飛び立てギャラクティカ! 人類の未来のために、故郷・地球を目指せ!※チラシ(縮小版)まったくヤル気が感じられないジャケットだ。(爆笑)漆黒の宇宙空間。サイロンの戦闘艇に追われる人類の戦闘機。その下には、月か? 何で、こんなジャケットなんだ?ウラ面も、かなりザックリしている。ヘルメットをつけた主人公の顔、サイロン星人と、場面画像が2枚。ホント、愛情のないジャケットだなぁ。(溜息)※再生上のご注意【感 想】「満身創痍のギャラクティカ」当時、大ヒットした『スター・ウォーズ』のパクリと言われながら、熱いストーリーと手の込んだ造形のミニチュアや迫力のある映像にコアなファンから絶大な支持を得た作品。斯く言う私も結構好きだった。雨後の竹の子のようにリリースされた数多のスペースオペラの中では格段に出来映えが良いと思っている。実際、特撮部分では『スター・ウォーズ』でオスカーを受賞したジョン・ダイクストラやリチャード・エドランドが参加している。それに、ドラマ・パートのカメラは凝っているし、だいぶ時間も掛けたようだ。劇場映画並みにエキストラも投入している。冒頭の戦闘シーンにおける宇宙空母の艦橋で繰り広げられるドラマは見応えがあった。( TVシリーズのパイロット版だが、日本では劇場公開された)――12の惑星によって構成された“12惑星連合”は、機械生命体の“サイロン”と長きに渡り戦争を続けていた。しかし、ようやく交渉が実り、人類とサイロンとの間で和平が締結されることになった。連合は、和平会談に臨むべく、宇宙空母の艦隊を集結させる。けれど、それは罠だった。サイロンは、連合の艦隊に総攻撃を仕掛け、大統領が乗船する空母“アトランティア”を撃沈。然も、手薄になった惑星も激しい攻撃にさらされて壊滅的な打撃を受けてしまう。唯一生き残った宇宙空母“ギャラクティカ”は、民間人を救出。アダマ司令官は、残存する宇宙船を集めて惑星連合の宙域から脱出する決意をする。そして、自分たちと祖先を同じくする人類が住む惑星“地球”を目指して旅立つことになる。……というお話し。私は、長いこと、70年代のビデオゲームの《ギャラガ》が原作だと思っていた。《スペースインベーダー》の後くらいだろうか。あのピコピコクルクルのゲームが、「こんなに壮大なスペースオペラになろうとは」と、いたく感心していた。後年、この間違いに気づいて、顔から火が吹き出るほど恥ずかしかった。(今も、たまにそういうことがある)もともと米国には、『宇宙大作戦』や『スペース1999』等のSFドラマの土壌があったわけだから、SFのTVシリーズの一つや二つ、何もないところから作り上げたとしても、驚くに値しない。今回、久しぶりに観てみて、覚えている場面もあれば、「こんなお話しだったっけ?」と思うこともしばしば。TVシリーズもキチンと観ていたわけではないので記憶が混同しているのかも知れない。それに、もともとパイロット版は3時間あったらしい。それを編集して縮めているわけだからお話しがハンミョウみたいにピョンピョン飛んでしまうのも無理からぬことだろう。(ウィキペディアを読むと、本作品は製作された当時から苦難の道を歩んで来たらしい。ほとんど満身創痍だ)いまの水準で較べてしまうと、特撮は原始的で観るに値しないかも知れない。でも、画面の構図や編集はしっかりしているし、ぼんやりした合成には暖かみがあるし、或る意味、リアルだ。セットや衣装、キャストの髪型にも時代が感じられる。でもねぇ、あの時代を知る者には、いとおしい作品なんですよねぇ。ブスでも愛した女性が一番。オススメ!(笑)※ピクチャディスク
2019.02.18
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