頭の中身

頭の中身

2006.07.01
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カテゴリ: 雑感
7月1日から23日まで約3週間かけてフランスをおよそ一周するレースである。

一日ごとにコースが設定され何日もかけて行われる。
その日ごとのレース(ステージと呼ぶ)で優勝を競い合い
最終的には総合優勝を決定する。

総合優勝者とは
ステージごとのタイムをすべて足して
最終的に最短時間で走り終えた者である。

したがって
ステージ優勝を一回もせずとも結果は総合優勝ということもありうる。


ちなみに
・ジロ・デ・イタリア(イタリア・5月)
・ツール・ド・フランス(フランス・7月)
・ヴェルタ・デ・エスパーニャ(スペイン・9月)
を三大ツールと呼んだりする。

さて
その三大ツールの一発目ジロ・デ・イタリア(以下ジロ)は
すでに5月に行われた。

そして7月
ツール・ド・フランスが開催される。

初日はプロローグといい


7月1日がツール・ド・フランスのプロローグであるが
フランスの隣国ドイツではW杯サッカーが行われている。

ヨーロッパではサッカーはもちろん自転車ロードレースも
たいへんな人気である。
日本では想像できないくらい人気があるという。


例年なら夕方からプロローグは始められるのだが
今年はW杯サッカーと重なるということで開始時間を繰り上げ
昼間に競技が終わるように設定された。
夜にはサッカーを観戦できるようにとの心配りである。

これはファンだけのためではなく
ツール・ド・フランスに出場する選手のためでもある。
ロードレースの強豪選手には当然ヨーロッパの選手が多い。
ドイツ,フランス,スペイン,イタリア等々。
選手達さえW杯サッカーを楽しみにしているということらしい。


しかし今年のロードレース界
ここにきてドーピングの話で持ちきりである。

ツール開幕直前で
優勝候補たちが軒並み欠場ということになった。
大規模なドーピング問題が発生したからである。

そのドーピングの問題に関与していると思われる選手のリストが
先日公表された。

その中にはウルリッヒ,今年のジロ・デ・イタリアを制したバッソといった
ビッグネームが名前を連ねていた。


昨年までランス・アームストロングという絶対的な王者が
ツール史上初の7連覇を果たしていて
そのランスが引退をした。

今年はその絶対的王者がいなくなったことで戦国時代といわれ
おもしろさも増すのではないかといわれていた。

しかしその戦国時代の主役となるはずだった多くの選手が
ドーピングをしていたらしい(まだ確実ではない)。
そしてそのリストに挙がっていた選手達は出場登録から外された。

ヨーロッパの自転車ロードレース界では
ドーピングが蔓延しており
強い選手はドーピングをしているのでは?
という憶測がついてまわる。

今回公表されたリストに挙げられた選手の中にも
実際にドーピングしていた選手もいるだろうし
冤罪である可能性の選手もいるだろう。


日本人の気質なら
ドーピングをして勝ったとしても自分自身が許さない
という気持ちも芽生えやすいかもしれない。
単に勝負に勝つことではなく
競技に臨む精神の美意識のようなものが
働くであろう。
それが武士道というもの(?)である。


競技を行っている以上
勝ちたいという気持ちは強いだろう。
「技を競う」と書くのだから
それは当然のことである。

しかし
クリーンに(何を持ってクリーンというのかもわかりにくいのだが)
フェアに限界に挑戦してもらいたいものである。

僕は日本人だからかどうかはわからないが
やはりそういう意識は強い。

正直
冤罪は大嫌いである。


嫌いなもの:誤解ととばっちり





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Last updated  2006.07.01 22:46:57
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