東村山グルメ日記

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2006年08月20日
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カテゴリ: グルメ外
 このブログでも何度か取り上げてきた東村山ヒルズの問題について、「現在の計画を見直してもらうために住民投票をしよう」と有志が集まった市民グループ 「みんなで決めよう!東村山ヒルズ」 (代表世話人・佐伯昭)が発足、8月20日午後1時半から市民センター別館の第1会議室で第1回目の説明会が行われた。会場に集まったのは約70人。恥ずかしながら、私が司会を務め、進行させていただいた。集まった皆さん、数々の進行の不手際、お許しください。

住民投票について、会場からは多くの質問や意見が寄せられた

 予定では住民投票についての説明をして、質疑応答を行い、午後3時には終わるハズだったのだが、質問や意見を述べる人が予想以上に多く、終わったのは午後4時だった。実に質疑応答が今回の説明会の半分以上を占めたワケだ。それだけ集まった人たちの熱意を感じるとともに、私たちがやろうとしている住民投票のシステムがむずかしいことを、これは意味している。

 というワケで、説明会に参加できなかった人のために住民投票のシステムをザッと説明します。

1.署名ボランティアの募集
 住民投票を実現させるためには、住民投票条例を議会で成立させなければいけません。そのためには有権者の50分の1の署名が必要なのですが、この署名の集め方がひと苦労。というのも……。

署名を集められるのは、署名ボランティア(法律上は「受任者」と呼ばれ、20歳以上の東村山市民であれば誰でもなれます)だけ なんです。

 署名ボランティアじゃない人が善意で署名を集めても、それは無効になってしまいます。だからまず、署名ボランティアを集めることから始めないといけません。この署名ボランティアがどれだけ集まるかが、住民投票実現のための第1のカギです。

2.住民投票条例を求める署名集め
 署名ボランティアが集まって、いよいよ本格的な署名集めのスタートとなるのですが、ここでも大きなハードルが2つあります。

1カ月で必要数の署名を集めなければいけない ということです。

 現在、東村山市の有権者数は約11万9000人だから、その50分の1となれば2400人の署名を集めなければなりません。しかし、過去の住民投票の例を見ると、無効票が約2割出てくるという。それを考えると、 最低でも3000人の署名が必要 となってきます。

 第2のハードルは署名の集め方です。 署名は署名ボランティアが集めるのですが、必ず署名ボランティアの目の前で、本人の自筆で「住所」「氏名」「生年月日」を書き、必ず印鑑か拇印を押してもらわなければなりません。

「無効票が約2割もあるなんて多いなぁ」と思った人もいるでしょうが、その理由はこの署名の集め方だからなのです。例えば、奥さんが気を利かせて旦那さんの分まで書いちゃったらアウト。「年がバレちゃうのがイヤだから」と生年月日をちょっとゴマかして書いたらアウト。名前を戸籍上の文字ではなく、略字で書いたらアウト……集めた署名は選挙管理委員会が有権者名簿と照らし合わせて細かくチェックし、怪しいモノは無効としてしまいます。無効票が約2割もあるのは、このためなんです。

3.議会で住民投票条例案の可決
 集まった署名は署名簿としてまとめて選挙管理委員会に提出。選挙管理委員会は20日以内に審査し、署名簿を7日間、市民に公開したあと、署名簿を返還する。その審査済みの署名簿を今度は市長に提出。市長は20日以内に意見書を添えて「東村山市住民投票条例案」を議会に提出しなければならない。
 そして議会で可決されれば、条例が制定され、住民投票が行われる……と思うでしょ。そうは簡単にいかないんですよ。というのも、市長には 再議権 というモノがあるからです。
 地方自治法によると、首長は議会の議決に異議がある場合、議長に審議のやり直しを求めることができるのだという。これが「再議権」で、 再議権が発動された場合、議会が同じ議決をあらためて出席議員の3分の2以上の賛成で可決しない限り、廃案になってしまうのです

 つまりあとは議員の“良心”次第となるワケなのですが、私たちにできることもあります。それは署名数でプレッシャーをかけることです。3000人でも集めるのは大変ですが、もし3万9000人分の署名を集めることができれば、市長や議会に大きなプレッシャーをかけられます。というのも、この数字は有権者の3分の1にあたり、市長のリコールや議会の解散請求に必要な署名数だからです。3万9000人分の署名なんてスゴく高い目標だけど、その後のハードルを考えると、やはり頑張って集めないとダメだと思います。

4.住民投票


投票率が50%以上でなければ、開票されない 、ということです。

 これをクリアして最後の最後のハードル、「現状の東村山ヒルズの計画に反対します」という票が多数になってようやく、“無視できない住民の声”となるワケです。



 ここまで書きながら、私は何度もタメ息をついてしまった。ものスゴい労力が待ち受けています。でも、今のままの東村山ヒルズが完成してしまうと、市の財政はもっと厳しくなり、維持費だけでも年々多額の借金が増え、その負担を私たち市民が負わなければならない。私の代で終わればまだいいけど、借金の額から考えると、子供や孫の代にまで及びそうだ。「ここで頑張んなきゃ、親失格だな」……そう思って自分を奮い立たせているのが、今の私です。
 とりあえず住民投票に向けて第1歩を踏み出しました。今後は下記の日程で説明会を開き、署名ボランティアを求めていく予定です。

★8月26日(土)午後1時半~ 中央公民館第4集会室
★8月27日(日)午後1時半~ 廻田公民館
★8月30日(水)午後1時半~ 社会福祉センター
★9月2日(土)午後1時半~ 中央公民館第3集会室
★9月10日(日)午後1時半~ 中央公民館第3集会室


こちらにメール してください。

 最後にお願いです。 「みんなで決めよう!東村山ヒルズ」 は市民有志によるボランティアグループです。当然ながら活動資金はありません。そこで皆さんからのカンパを募っています。説明会の会場で渡してくださってもいいですし、郵便振替でも受け付けています。よろしくお願いします。

【郵便振替口座】
口座名:西口再開発市民連絡会
口座番号:00140-6-686254



【東村山ヒルズ問題に関連するブログ】
「みんなで決めよう!東村山駅西口再開発」
「はてなのゆりさん」
「なんとかしようよ!東村山」


【東村山ヒルズに関する過去の記事】
2006年02月02日「番外:“東村山ヒルズ”の中身が知りたい!」
2006年06月13日「あきらめずに、もっと考えようよ!東村山ヒルズ」
2006年08月04日「立ち止まって考える勇気を!」
2006年08月18日「みんなで決めよう!東村山ヒルズ」





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最終更新日  2007年10月14日 23時45分08秒
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