東村山グルメ日記

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マサ@東村山

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2007年10月06日
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カテゴリ: ノンジャンル
 本当はもっと早くにこの記事を書きたかったんだけど、私の都合でこの時期になってしまった。取材の機会を与えてくださった関係者の皆さん、申し訳ありません。

 話は5月にさかのぼる。ある会合で知り合ったNさんは、たまたま恩多町にある果樹園 「万年園」 の関係者だった。以前から東村山市内の果樹園を取材したいと思っていた私は、「じゃあ今度取材させてくださいよ」と話してその場は別れたのだが、その人はちゃんとそのことを覚えていてくれて、8月にわざわざメールで「梨もぎに来ませんか?」と誘ってくれたのだ。
 お言葉に甘えて私が 「万年園」 に行ったのは、8月末のこと。

万年園

 場所は久米川通りを全生園方向に進み、「運動公園入口」と書いてある信号を右折。そのまま運動公園に向かって道なりに進むと、左側に見えてくる。

直売だから、どれも安い!

 直売だからだと思うけど、大きな梨がビニール袋にギューギューに入っていて500円にはビックリ。これから梨もぎするのを忘れて、思わず買っちゃいそうになったよ。
 Nさんに案内されて、梨園に入ると……。

梨園

 うひょーッ! 表からはわからなかったけど、奥行きがあって広い、広い。170本ぐらい植えられているのだとか。どの木にもソフトボール大の大きな梨がいっぱいブラ下がっている。

梨の木にはセミの抜け殻がいっぱい。中には梨にしがみついて脱皮したセミも



「ちょっと前まではカブトムシもいっぱいいたんですよ」とNさん。うーん、すごい。

 さてさて、東村山と言えば「多摩湖梨」。どれが多摩湖梨なのか、Nさんに聞くと、意外な答えが返ってきた。

「実はこの地域で採れる梨を総称して『多摩湖梨』と呼ぶんです。だから『多摩湖梨』という品種はないんです」

 エエッ! そうなんですか! それは全然知らなかった。ちなみにこの梨園にあるのは、幸水や豊水などの品種だという。

 衝撃の事実(単に私が知らなかっただけなのだが)に驚きつつ、いよいよ梨もぎ。
「今の時季は豊水がオススメです。そうですねぇ、この辺がいいでしょう」とNさん。案内に従って、梨をもぎ採ろうとすると、「1つだけ気をつけてください」とNさんが話し出した。

「同じ木でも違う品種がなっていますので、豊水だけをもいでください」

 エッ、どういうこと?……と思っていると、Nさんは、1つの梨の木を指差して説明してくれた。

真ん中の枝は明らかに幹や左右の枝と違う

「接ぎ木をすることで、1つの木で2つの品種を実らせることができるんです」

 確かによく見ると、真ん中の枝が細くてツルンとした肌をしているのに対し、幹と左右の大きな枝は太くてゴワゴワした肌をしている。明らかに違う。梨ってこんなことができるんだね。またしてもビックリ。

 大きな梨を選んでもぎ採ると、ナントたった3つでビニール袋がパンパンになってしまった。でも3つだけなのにズシリと重い。梨もぎそのものは呆気なかったけど、いろいろな話が聞けて楽しかった。

 家に帰って早速、1個を剥いて食べてみる。うーん、瑞々しくて甘い。冷やしたらもっと美味しく感じるだろうなぁ……そう思って、残り2つはシッカリ冷やして美味しくいただいた。
東村山市商工会のホームページ「あい~ん」 には 市内の果樹園マップ
 それにしても、こんな近場で梨もぎができるとはねぇ……東村山って奥が深いね。


【DATA】
住所:東村山市恩多町1-1-11
電話:042-393-0259



★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。





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最終更新日  2007年10月15日 01時53分02秒
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ありがとうございます!!  
恩多町民 さん
マサさん、よくぞ万年園を取材してくださいました!
私は万年園の梨だけでなく、お店番をなさっている
おばあちゃまも大好きで、お顔を見るだけで安心します。
去年東村山に引っ越してきて、梨園がすぐ近所にあるのも感激でしたが、万年園の梨のおいしさは格別だと思っています。ここのおじいちゃまが愛情を込めて作っていらっしゃる梨は、何年か前に都知事賞を受賞したらしいですよ♪
いつまでもお元気で、おいしい梨を作リ続けてほしいです。 (2007年10月09日 23時59分19秒)

Re:ありがとうございます!!  
恩多町民さん、こんにちは。

>私は万年園の梨だけでなく、お店番をなさっている
>おばあちゃまも大好きで、お顔を見るだけで安心します。

おばあちゃん、優しそうでいいですよね。

>去年東村山に引っ越してきて、梨園がすぐ近所にあるのも感激でしたが、万年園の梨のおいしさは格別だと思っています。ここのおじいちゃまが愛情を込めて作っていらっしゃる梨は、何年か前に都知事賞を受賞したらしいですよ♪
>いつまでもお元気で、おいしい梨を作リ続けてほしいです。

持って帰った梨は本当に美味しかったです。おじいちゃんは接ぎ木の名人という話だから、今度機会があれば、おじいちゃんを取材したいなぁと思っています。
(2007年10月15日 08時13分06秒)

地産地消  
gun さん
中国餃子の怪我の功名。
 今、地産地消の機運が高まっている。なにも
フードマイレージなんてカタカナ言葉を今頃引
っ張り出さなくとも昔から「食は四里四方」、
食材は近場のものを使うに限るという名言があ
ります。

 東村山では「緑提灯」の店はあるんでしょう
か?
 「Eマーク」の普及や認知度はどうでしょう?

 最近、食べ歩き、いや食い荒らしをして来た
ような自分に疑問を感じ始めました。いま、本
当のグルメを真剣に考える時期に自分も世の中
も来ているのかも知れません。
 東村山を愛してくれているマサさんだから、
このブログにもそんな視点を取り入れて、進化
すると素敵かなと思います。 (2008年02月11日 13時06分06秒)

Re:地産地消  
gunさん、こんにちは。
確かに今回の餃子事件、食を見直すいい機会ですよね。
何とか地元の食材に目が向くよう、意識しながら取材していきたいと思います。

(2008年02月12日 04時58分52秒)

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