還暦雲巣管理人独言(還暦を過ぎたウエブマスターの独り言)

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ボクシング





「ボクシング」





K-1、プライド、パンクラス、修斗、キック、UFC、いろんな格闘技、

総合格闘技、放映があれば一応見る方だが、異種格闘技が戦い、どの

格闘技が強いか、こういう闘いはあまり好きでなく、何でもアリのように

見えるが、やはりそれぞれに若干のルールが存在、異種の格闘技の戦いには

この部分にどうも無理があるように思う。


その多くの格闘技の中で、見ていて本当にスリルを感じ、ハラハラ、

ドキドキし、自分も同じ様に身体に力を入れ、スエーしたり、

ウイーブしたり、ガードしたり、興奮しながら見ているのが

「ボクシング」である。

新しく出来た格闘技に比べると、ボクシングは格闘技にして不自由

たらしい程の、がんじがらめのルール、WBA・WBC・IBF・

WBO、その他にマイナー団体がいくつかあるが、それぞれの団体で

ルールの異なる部分もあるが、攻撃とか、防御などのボクシングの

本質的な部分において均一で、レフリーは採点のジャッジに参加する

ことなく、リング上でのルールの監視役に専念、禁欲的なまでの

ルールに縛られた格闘技、この部分が嫌いだという人も多いが、

オレは格闘技としてのボクシングのこの部分が大好きなのである。


攻撃と防御には頭脳や精神力まで含めた、身体全体を使うが、防御の時

には、腕で相手のパンチのブロック、頭や首や胴体はスウェーしたり、

ウイービングしたり、ダッキングでパンチをかわしたり、打たれても衝撃

を緩めたり、急所をはずしたり、脚は相手のパンチを膝や足でブロック

する事は出来ないが、フットワークで相手のパンチの射程圏外に移動、

ところが攻撃となると、防御と同じ様に身体全体を使うことが出来るが、

相手にダメージを与えることの出来るのはきちんと握り締められ拳の甲の

部分のみ、グローブをつけた時でもその面積は、僅かタバコのパッケージ

2個分くらいの面積である。


そして攻撃の許される身体の部分は、トランクスのウエストラインより上

の部分、そして身体の側線より前方部分のみ、この厳しいルールの中で、

肉体的にも精神的にも技術的にもトレーニングで鍛え上げられた物同士の

戦い、一見、動物本能に似た闘争本能だけの野蛮な戦いのような感じも

するが、自分の長所を発揮して相手に勝つことばかりでなく、相手の長所

を発揮させない戦い、ボクシングという格闘技の中のこんなところに、

血を流したり、顔が腫れて変形したり、戦慄を覚えるような、また時には

深刻なダメージを案ずるような場面にも出くわすが、知的な香りさえ感じ

るときがある、ここが魅力である。








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