第十八停車:ダブリュウ・オウ&キバ


ドラゴンフォーム

ゴォオオオ、ジャン
ガシャン!

「竜王はどっちだ…?喰いちぎってやる。」

レックス「…ッ。」
「俺が、リュウオウだ。」
リュウタ「えっ…?」


レックス「俺がリュウオウって…。どういう事だ!」

第十八停車:ダブリュウ・オウ&キバ

バシッバシッ!
レックス「ッ!」

リュウタとレックスの前が突然爆発した
リュウタ「…ッ!」

敵のライダーの後ろに3体のディノジンが立っていた。
リュウタ「そんな…。」
見覚えのあるディノジン、ティラノディノジンとサイカディノジンと初めて見るスピノサウルスに似たスピノディノジンが立っていた。

リュウタ「なんでアイツらが…。」
レックス「決まってんだろ、あのリュウオウがディノジンと手を組んでいるからだ!」
リュウタ「でもなんで仮面ライダーが、時間の運行を守る者が…。」

リュウオウ「何勘違いしてんだ?仮面ライダーが誰しも時間の運行を守る者だなんて決まってやいやしないんだよ。それより…。」

リュウオウはリュウタを指差し言った。
リュウオウ「お前が、竜王か?」
リュウタ「…その通り、僕が…。」

バシュン!
リュウタの中にガブが入ってくる。
Gリュウタ「てめぇはあの時の!!」
ティラノ「そういえばそっちにもディノジンが三体いたっけなぁ。」
バシュン!
今度はエースが入ってくる。
Aリュウタ「ここは僕がやる。決着をつけるためにね。」
サイカ「お前、ストーカー野郎か。」
Aリュウタ「今度こそ、捕まえる。」


バシュン!
今度はパラパラが入ってきた。
Pリュウタ「勝手に竜王を名乗るなんてムカツク。倒すよ。」

バッ
三匹がリュウタの中に出入りするのでリュウタは三匹を追い出した。
リュウタ「みんな、同時に変身はできないんだから駄目だよ…。」

リュウオウ「にぎやかなやつだ、おいお前ら、手を出すんじゃねぇぞ。」
スピノ「了解しました。」
三体は下る。しかしレックスはベルトを腰にまいてた。

レックス「待て、お前らは俺が…。」
変身しようとするレックスを止めるリュウタ。
リュウタ「レックス、ここは僕に任せて。ディノジン達だって手を出さないみたいだし。」
レックス「だけど…。」

リュウタ「さっき約束したよね、あの人は僕が倒すって。」
レックス「古代…。」

ザッ
リュウタはリュウオウの前に立った。
リュウタ「変身」

ランスフォーム

竜王ランス「テメェが竜王名乗ろうが知った事じゃねえ。だがよぉ、偉そうなんだよ!」
竜王がリュウオウに飛び込む。
ディノガッシャーで攻撃をしかけるも、片手で防がれてしまう。
竜王ランス「何ィ!」

ブンッ!
ドガァアッ!
竜王ランス「おわぁあ!」
リュウタ(つ、強い…。)
竜王ランス「おいリュウタ、まだ始まったばっかだぞ。強いかどうかなんて、まだ決める事じゃねぇぜ!」
リュウタ(そういう事じゃなくて、なんていうか気迫が…。)

リュウオウ「どうした、まだ投げ飛ばしただけだぞ。」
竜王ランス「へっ、次はデカいもん食らわしてやるよ。」
竜王はディノホルダーを取り出しトリケラボタンを押した。
竜王ランス「よく見とけよ。」
バチチチ

リュウオウ「雷?」

エレクトリックフォーム

ビシャアァン!!
竜王エレクト「言っとくが、ここがお前の終点だ!!」
リュウタ(なんか、悪役っぽいセリフだね…。)

リュウオウ「これが例のパワーアップってやつか。面白い」

ダダダダ!
竜王エレクト「行くぜ行くぜ行くぜぇ!!」
リュウオウも竜王に向かって走り出した。
ガキィン、ガッ、ガキィン!
リュウオウ「くっ!」
竜王エレクト「どうだ、俺の攻撃は!」
槍を持っている竜王にたいしてリュウオウは何も持っていない。

リュウオウ「なかなかやるようだな。」
シュッ!
リュウオウ「何!」
リュウオウの後ろに雷と共に竜王が回り込んでた。
竜王エレクト「言い忘れていたが、俺は雷そのものでもあるぜ!」
ガキィン!

竜王エレクト「何!?」
竜王のランス攻撃が決まったと思ったら、リュウオウは剣のようなもので攻撃を防いだ。
リュウオウ「お前相手なら、この剣を使っても良さそうだな。」
ズバァ!
竜王エレクト「ぐぁっ!!」
ドガッ

サイカ「剣を使い始めたか。」
ティラノ「終わりだな、アイツも。」

リュウオウ「はぁああ!」
ドガァアアア!

レックス「古代!」

土煙がたつ。
二人の姿は全く見えない。
しかし風が吹き、土煙が消えていく。
サイクロンフォーム
ゴオオォ!!

リュウオウは一旦後ろに下がる。
バッ

リュウオウ「また変身か?」
竜王サイクロン「本当なら、そこのアルマジロと戦いたいんだけど、仕方ないよね。」
竜王はディノホルダーを変形させる。
竜王サイクロン「選択権をあげるよ」
ガキィン!ギギギ
竜王サイクロン「今ここで僕に倒されるか、それとも」
ギンッ!
竜王サイクロン「みじめに次のパラパラに倒されるか。」
ガンッ!
リュウオウ「なんだ、あんま変わらないじゃないか。だがお前ら、勝つ気でいるのか?」

キンッ、ガンガン!
竜王サイクロン「うっ!!」
ザッ

竜王サイクロン「悪いけど…。」
シュッ!
竜王はまたもリュウオウの後ろに回り込む。
竜王サイクロン「僕も早いんだ、よッ!!」

ドカアア!
レックス「やったか!?」

竜王サイクロン「…驚いた、こうも簡単に、…この僕が倒されるなんて。」
竜王はリュウオウの後ろに回り込んだと思われたが、リュウオウはそれ以上のスピードで竜王の後ろに回り込み、剣で竜王にダメージを与えていた。
リュウオウ「やっぱこの程度か。」
ゲシッ!
ドガン!

リュウオウは竜王を蹴り飛ばし、飛ばされた竜王はガラクタの山に激突した。
リュウオウが背を向けた瞬間ガラクタの山から音が聞こえてきた。
ネイチャーズフォーム

ガラクタから光弾が飛んできてリュウオウに当たった。
バシュン!
「鬼ちゃんの選択肢にあったように、僕が倒すよ。もちろん勝手にやるけど!」

ドガァァ!
ガラクタが吹き飛ぶ、ガラクタにまぎれて竜王が飛んできてリュウオウの前に立った。
竜王ネイチャー「やぁあ!!」
ドドドド!!

リュウオウ「ががッ!!」
ドギュウウン!
ドガァン!
リュウオウの周りに煙がたち、姿は見えなくなった。

竜王ネイチャー「やったやった!」

フルチャージ

竜王ネイチャー「!?」
リュウタ(逃げてパラパラ!)

煙の中から剣の先端が飛んできて竜王を斬り始めた。
ギャギィイン!
竜王ネイチャー「ぁっ!ぅああ!!」

竜王の体制が崩れた後、煙の中からリュウオウが飛んできた。
ゴオオォ!!
ドガァアア!

強力なリュウオウのライダーキックを受け、竜王は吹っ飛び、パラパラが竜王の中から弾き出された。
パーツも外れエッグフォームに戻ってしまった。

竜王「うっ…!」
ガシィィン!

倒れた竜王の腹に足を乗せ、踏み付けるリュウオウ。
ギリギリ…
竜王「ぁっ…!」

リュウオウ「弱いな、竜王」
ギリッ!
ガッ!

レックス「あのキック、まるで巨大な龍が獲物を喰うような…、まさかアンタは!」
レックスがあることに気付き、リュウオウを指差して言った。

レックス「暴食暴行ライダー、龍牙なのか…?」
龍牙「ほぉ、よく知ってたな…」

竜王「龍…牙?」

レックス「竜王、レイノスと同じライダーシステムを搭載した、ライダーの中でも最強と言われたやつ。まさかアンタが龍牙の力を手に入れていたとは…。」

ザッ!
レックスの両側にはサイカとスピノが立っていた
レックス「ッ!いつの間に…。」

スピノ「小僧、少しおしゃべりだな。」
サイカ「この戦いは竜王と龍牙様の戦い、我々を始め、手出しも口出しも無用…。」

龍牙「たしかに俺は強い、だが俺は王ではない。俺は竜王の称号を奪いにきた。コイツを倒して、俺は本当の竜王となる!」

ガシッ!
龍牙「!?」
竜王は龍牙の足を掴んだ。
中にはガブが入っていた。
竜王「んな自己満足のために、リュウタを傷付けるってのか!」

龍牙「…ぁあ、そうだ。」
グッ!
竜王「がああ!」

バチィ!
龍牙「!?」
竜王の体から雷が出てきた。
龍牙「なんだ、またころころ変わるのか?」

ガッ!
ドシャッ
龍牙は転んだ、竜王が足を掴んで引っ張ったからだ。

竜王「今度は、一発勝負だ!!」

エレクトリックフォーム

バチイイイン!

龍牙「こりずに雷でくるのか?」
竜王エレクト「あぁ、そうさ。だが今回は特別だ。」

竜王の体の雷が強くなっていく。
竜王エレクト「俺の超必殺技、受けてみやがれぇぇ!」

竜王の体から協力な雷が発せられる。
ディノホルダーのボタンを押してベルトにタッチした。
エレクトリックチャージ

雷を纏いながら竜王は龍牙に向かって飛ぶ。
龍牙「何!?」

雷はさらに強くなり、竜王を完全に包んだ。
竜王はそのまま回転し始める。

竜王エレクト「 サンダーバズーカァァ!!!
強大な雷のドリルが、龍牙を襲う。
龍牙「なぁあっ!!」

ドギャアアア!!

ドカアア!!
スピノ「龍牙様ッ!」

チチチチ…。
竜王エレクト「どーだ、俺の超必殺技は?」

吹っ飛んだ龍牙に駆け寄るスピノとサイカ
するとティラノは竜王の前に立って言った。
ティラノ「さすが竜王の名を持つだけある。とりあえず今日はここまでということだな。」
竜王エレクト「何?」

ボォォッ!
ティラノは火を吐き、自身と後ろのスピノ達も包んだ。
竜王エレクト「なんだぁ!?」

炎が消える、そこにティラノ達の姿はなかった。
竜王エレクト「逃げやがったな。」
ガクッ!

竜王エレクト「!?おい、リュウタどうしたんだ!?」
するとガブは弾き出され、変身は解け、リュウタはそのまま倒れこんだ。
ドサッ
レックス「古代!」

レックスが駆け寄る、リュウタは疲れたのか気持ちよく寝ていた。
レックス「ったく、無茶しやがるな・・・。」

続く


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