読んだ本2014 2/3


死体は悩む―多発する猟奇殺人事件の真実 (角川oneテーマ21) 死体は悩む―多発する猟奇殺人事件の真実 (角川oneテーマ21) 感想
「死体は語る」との重複多し。まあそんなに面白い事件ばかりではないのだろうけど、であれば死体に起きる現象と仕組みを詳細に記述してはどうかと思う
読了日:9月15日 著者: 上野正彦
生命誌の世界 (NHKライブラリー) 生命誌の世界 (NHKライブラリー)
読了日:9月11日 著者: 中村桂子
バカにならない読書術 (朝日新書 72) バカにならない読書術 (朝日新書 72) 感想
前の1/3くらいは氏の児童教育論、とにかく体を動かすことが大事と。あとの2/3は三者による書評、漫画や写真集にも言及しているが、昆虫本も紹介して欲しい
読了日:9月7日 著者: 養老孟司,池田清彦,吉岡忍
頭にやさしい雑学読本 (1) 頭にやさしい雑学読本 (1) 感想
著者は元東大教授で地球物理学の人らしいけど、太陽表面温度が6千万℃(正、6千℃)とか血液(0.9%)と海水(3.5%)の塩分濃度が同じくらいだとか、書いていない以前に読んでさえいないんじゃないかこの「著者」は。本当の著者を含め、無知で無責任過ぎる。いいのか、炭酸ガスが安全なんて言って、死人出ますよ
読了日:9月5日 著者: 竹内均
せいめいのはなし せいめいのはなし 感想
近い分野の専門家である養老氏との対談以外は思念的で今一
読了日:9月4日 著者: 福岡伸一
猛毒動物 最恐50 コブラやタランチュラより強い 究極の毒を持つ生きものは? (サイエンス・アイ新書) 猛毒動物 最恐50 コブラやタランチュラより強い 究極の毒を持つ生きものは? (サイエンス・アイ新書) 感想
咬毒・刺毒に絞った有毒動物の事典的雑学本
読了日:9月3日 著者: 今泉忠明
8時だョ!全員集合伝説 (双葉文庫) 8時だョ!全員集合伝説 (双葉文庫) 感想
「8時だヨ」のプロデューサーによる苦労話。この人もいかりや長介も苦悩がああったのだなあ、と。それはともかく、あの「アチョーッ」ってやってたドリフ見習いみたいな人、何者でその後どうなったか不明。余談ながら、ドリフターズはビートルズの前座も勤めた暦としたバンドです
読了日:9月1日 著者: 居作昌果
まだある。駄菓子編 (大空ポケット文庫) まだある。駄菓子編 (大空ポケット文庫)
読了日:8月28日 著者: 初見健一
買い物の日本史 (角川ソフィア文庫) 買い物の日本史 (角川ソフィア文庫) 感想
鎌倉期から室町期にかけての買い物の歴史、なんだけど買うのは官位と極楽往生(寺への献金)。中身が紙背文書(チラシの裏書きのようなもの)まで調べたいいものなのに、そのタイトルはなんとかならなかったのか
読了日:8月24日 著者: 本郷恵子
兵器進化論―歩み続ける戦の業物たち (ミリタリー選書) 兵器進化論―歩み続ける戦の業物たち (ミリタリー選書)
読了日:8月18日 著者: 野木恵一
ホネホネ大行進―骨学のススメ ホネホネ大行進―骨学のススメ 感想
豊橋総合動植物園の企画展の図録(在庫処分)。骨格標本好きとしては、この展覧会を見たかった。この博物館、東京住まいのボクには、気軽に行ける博物館ではないが、えらくニッチな企画展をする。あなどれない
読了日:8月17日 著者:
司馬遼太郎全講演〈3〉1985‐1988(1) (朝日文庫) 司馬遼太郎全講演〈3〉1985‐1988(1) (朝日文庫)
読了日:8月17日 著者: 司馬遼太郎
動物の不思議 (図解雑学) 動物の不思議 (図解雑学)
読了日:8月5日 著者:
カレーライスの誕生 (講談社学術文庫) カレーライスの誕生 (講談社学術文庫)
読了日:8月5日 著者: 小菅桂子
特撮仕事人 (マーブルブックス) 特撮仕事人 (マーブルブックス) 感想
ミニチュア特撮がテーマの本ながら、この方は東映の人。ミニチュア特撮の出番である怪獣もの(ゴジラ・ウルトラマン)は円谷プロで、東映が得意とするのは時代劇の流れを汲む等身大ヒーローもの(スーパー戦隊、仮面ライダー)。テーマか人選か、間違ってませんか
読了日:8月5日 著者: 佛田洋
空からぎろちん (講談社文庫 な 41-16) 空からぎろちん (講談社文庫 な 41-16) 感想
劇団を立ち上げた頃のエッセイ。人はその時どきでできることを選択しているのであって、今のその人のあるのは必然であるというくだり、しみるなあ
読了日:8月1日 著者: 中島らも
日本語の考古学 (岩波新書) 日本語の考古学 (岩波新書) 感想
書き崩し文が読めるレベルの上級文系向き、私には難解でした。 8世紀くらいから明治までの書き言葉を調べる内容。できればさらに古い神の名や地名に残る文字を獲得する前の日本語についても知りたい。
読了日:7月29日 著者: 今野真二
眠れなくなる進化論の話 ~ダーウィン、ドーキンズから現代進化学まで全部みせます~ (知りたい!サイエンス) 眠れなくなる進化論の話 ~ダーウィン、ドーキンズから現代進化学まで全部みせます~ (知りたい!サイエンス) 感想
内容はざっくりした20世紀以後の進化論の流れで、理系向きの内容です。が、中立進化の話なんて遺伝子の仕組みを知らなければ「眠たくなる」話だと思いますよ。この表題、WEBで見かける「…するためのたった○つの方法」的な軽薄さを感じます。
読了日:7月28日 著者: ハインツ・ホライス,矢沢潔,三中信宏,河田雅圭,長野敬
カラー版 - スキマの植物図鑑 (中公新書) カラー版 - スキマの植物図鑑 (中公新書) 感想
「帰化種と外来種は違う。チューリップは外来種だが帰化種ではない」とか「…逃げ出した」という表現に、著者の愛情を感じる。スキマに生きる植物は野良か
読了日:7月27日 著者: 塚谷裕一
軽いつづら (新潮文庫) 軽いつづら (新潮文庫)
読了日:7月27日 著者: 丸谷才一
大人のウルトラセブン大図鑑 (マガジンハウスムック) 大人のウルトラセブン大図鑑 (マガジンハウスムック) 感想
一般向け的なことが書いてあるが、エピソードの紹介が弱い。ペガッサ星人の切なさや、メトロン星人との決闘の美しさが伝わらない
読了日:7月24日 著者:
なぜ起こる鉄道事故 なぜ起こる鉄道事故 感想
鉄道の黎明期からの事故と安全対策を記述する。初期の鉄道にあっては、満足なブレーキも信号などの安全運行の仕組みもなかったらしい。そりゃ無茶だ
読了日:7月23日 著者: 山之内秀一郎
吉田観覧車 (講談社文庫) 吉田観覧車 (講談社文庫) 感想
今はなき(2014/7現在)京急蒲田屋上のを訪ねているのはgood。しかし同じく百貨店屋上ものの川越丸広百貨店や、古くて小さい姫路動物園と京都市動物園も押さえておきたい。(古くて小さい観覧車愛好家のための本ではないけど) 再読、うっかり再読してしまった。夏の麦茶のような一冊。栄養(知見、情報)は全くといっていいほどないけど、のどごしは抜群です
読了日:7月22日 著者: 吉田戦車
アリ ハンドブック アリ ハンドブック
読了日:7月18日 著者: 寺山守,久保田敏
ハチハンドブック ハチハンドブック
読了日:7月16日 著者: 藤丸篤夫
この国のかたち〈5〉1994~1995 この国のかたち〈5〉1994~1995
読了日:7月16日 著者: 司馬遼太郎
百貨店の誕生 (三省堂選書) 百貨店の誕生 (三省堂選書) 感想
座売りの呉服屋から、そして官設の勧工場から、陳列販売の百貨店への変遷を描く。メトロ三越前駅は三越百貨店が駅の建設費用を負担したとか、ネーミングライツのはしりでもあるなあ。(三越は、三井が国策銀行になるに伴い、三井越後屋から呉服屋機能だけを抜き出したものである)
読了日:7月14日 著者: 初田亨
日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】 (PHP文庫) 日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】 (PHP文庫) 感想
土木技術視点による日本史の考察、著者の?から!に至る知的冒険譚。大正10年を頂点とする新生児死亡率の減少は、兵器であった液化塩素(次亜塩素酸ナトリウムか)の平和利用である水道の塩素消毒にあるという。補足的な推測としては、生活水が井戸から水道に変化したことが新生児死亡率の増加の原因だったのかもしれない。リン酸系農薬がナチスの毒兵器(サリンとか)の平和利用だったことを連想させる。面白い。が、ピラミッドの件はちと疑問、えー?
読了日:7月8日 著者: 竹村公太郎
儒教三千年 (中公文庫) 儒教三千年 (中公文庫)
読了日:7月8日 著者: 陳舜臣
イスラムものしり事典 (新潮文庫) イスラムものしり事典 (新潮文庫) 感想
イスラム教というよりイスラム文化生活の紹介。入門用にいいと思います
読了日:7月2日 著者: 紅山雪夫
小惑星探査機「はやぶさ」の超技術―プロジェクト立ち上げから帰還までの全記録 (ブルーバックス) 小惑星探査機「はやぶさ」の超技術―プロジェクト立ち上げから帰還までの全記録 (ブルーバックス) 感想
各担当技術者が語る「こんなこともあろうかと」集。はやぶさ本体が消失したので無理なのは分かるけど、なぜ事故が起きたのかも知りたいと思う。余談ながら、上野かはくの「はやぶさの石」の横にはREV(軌道往還試験機)が地味に展示されている。あれは日本版スペースシャトルへの布石か
読了日:6月29日 著者:
ホネホネ博物館 (生きもの好きの自然ガイド このは No.8) ホネホネ博物館 (生きもの好きの自然ガイド このは No.8) 感想
通常鳥の上腕骨には気嚢が貫入するが、体の比重を高くしたい泳ぐ鳥にはそれがない。そうだったのか。週末を自然史博物館で骨格標本を観察して過ごす骨好きにはたまらない一冊、机をバンバンたたきながらお勧めしたい。ちと残念なのは、歯に関する記述が少ない。歯編を出して欲しいです(マンモスの歯は現生ゾウに似るが、マストドンは似ない)
読了日:6月24日 著者:
科学史人物事典 - 150のエピソードが語る天才たち (中公新書) 科学史人物事典 - 150のエピソードが語る天才たち (中公新書) 感想
ほとんどが19~20世紀の物理学の人。辞典と銘打ちながら読み物なんだと思うが、個々の量が少なく読み物になっていない。Cダーウィンとウォレスとベイツの進化説に至るエピソードとか、ない。あと一人について概ね見開き2ページの体裁をとるのだけど、その1/4にあたる半ページを本文に無関係な導入に割くのはいかがなものか
読了日:6月23日 著者: 小山慶太
日本人はなぜ無宗教なのか (ちくま新書) 日本人はなぜ無宗教なのか (ちくま新書) 感想
著者は表題の原因は二つあるという。一つは明治政府の天皇崇拝政策、諸外国の宗教自由化要求に対する苦肉の策として天皇崇拝は儀礼であって宗教行為ではないという政策であり、もう一つは土着の自然発生宗教の儀式化・形骸化(著者は書いていないが国内交通と居住の自由化が原因か)にあるとする。ところで終章の浄土真宗への言及がやたら熱いと思ったら、その他の著作をみると法然さんにあふれている。さては信者か
読了日:6月19日 著者: 阿満利麿
働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書) 働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書) 感想
自然淘汰の視点で見るアリ・ハチの動物行動学。同じ群の中でも個体によって働き出す閾値が違う、そのことによって群の定常性が保たれるという。しかしなんだ、これビジネス書だと思って手にした人、多くないですか
読了日:6月17日 著者: 長谷川英祐
ワニはいかにして愛を語り合うか (新潮文庫) ワニはいかにして愛を語り合うか (新潮文庫) 感想
竹内氏の一人語りの部分と日高氏(師)と竹内氏(弟)の対談部分からなるが、一人語りをするのが誰なのか、分かりにくくないですか
読了日:6月17日 著者: 日高敏隆,竹内久美子
ゾロアスター教 (講談社選書メチエ) ゾロアスター教 (講談社選書メチエ) 感想
「アーリア人と宗教」の概観。アーリア人・ペルシア人・アラブ人などが織りなす歴史なんだけど、いかんせん私が彼らについてピンとこない。宗教・言語・生業について知らない。そちらの勉強が先に必要か
読了日:6月16日 著者: 青木健
プラスチック (図解雑学) プラスチック (図解雑学) 感想
金属の歯車に比べプラスチックのそれは摩耗しにくく潤滑油を必要としない、そのため家電製品などに用いられる。分かりやすくて入門用にいいと思います
読了日:6月10日 著者: 佐藤功
昆虫の雑学事典 昆虫の雑学事典 感想
電子走査顕微鏡写真が豊富。あとクワガタムシが多い、さては著者はクワガタ屋か(もっとハチの顔写真が見たい)
読了日:6月6日 著者: 阿達直樹
まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ キャラクター編 (大空ポケット文庫) まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ キャラクター編 (大空ポケット文庫)
読了日:6月6日 著者: 初見健一
南極観測船ものがたり―白瀬探検隊から現在まで 南極観測船ものがたり―白瀬探検隊から現在まで 感想
南極大陸へ向かう宗谷・ふじ・しらせの足跡。吠える40度・狂う50度・絶叫する60度といわれる海を越え、氷で閉ざされた南極大陸を目指す。すごいぞ南極観測船。しかしもう少し観測船の仕組みの話も入れて欲しい
読了日:6月2日 著者: 小島敏男
腎臓のはなし - 130グラムの臓器の大きな役割 (中公新書) 腎臓のはなし - 130グラムの臓器の大きな役割 (中公新書) 感想
しっかり書かれた腎臓のはなし、難易度は高め。それにしてもなぜ、ヒトの塩分濃度は0.9%なんだろうか。古代の海の名残だろうか
読了日:5月29日 著者: 坂井建雄
鉄道車両の科学 蒸気機関車から新幹線まで車両の秘密を解き明かす (サイエンス・アイ新書) 鉄道車両の科学 蒸気機関車から新幹線まで車両の秘密を解き明かす (サイエンス・アイ新書) 感想
台車の話が多い、著者は台車屋さんか
読了日:5月28日 著者: 宮本昌幸
ふらっと朝湯酒 ふらっと朝湯酒 感想
朝湯酒の理想は、温泉旅館で午前6時に起きて大浴場でひとっ風呂、7時から浴衣姿で朝食+ビール、もちろん瓶ビール、そしてチェックアウト時刻ぎりぎりまで二度寝だと思うし、本書にもそういう希望は書かれているのだけど、実践はなく、朝日帰り温泉→昼飯+ちょいとビールが多い。なんかちょっと違う
読了日:5月27日 著者: 久住昌之
ビックリするほど原子力と放射線がわかる本 驚異のエネルギーの基礎と応用の科学 (サイエンス・アイ新書) ビックリするほど原子力と放射線がわかる本 驚異のエネルギーの基礎と応用の科学 (サイエンス・アイ新書) 感想
ビックリすほどよく分からない。理系には物理・宇宙系と化学・生物系にあると思うが、後者であるボクにはよく分からない。その一方で放射性物質の利用である各種原子炉やウリミバエの根絶やジャガイモの発芽抑制といった農業分野への応用についての記述は不足していると思う。一般向きではないような。まあ、相対性理論から説明されても分からんのですねどね
読了日:5月22日 著者: 江尻宏泰
語りあかそう (河出文庫) 語りあかそう (河出文庫) 感想
群ようこさんとの対談が、芸能人話でなく通販対談になっているのが面白い
読了日:5月22日 著者: ナンシー関
増補新版 霊柩車の誕生 (朝日文庫) 増補新版 霊柩車の誕生 (朝日文庫) 感想
霊柩車に関する楽しい考察かと期待したら、その期待を見事に裏切られる。本書は明治から現代にかけての葬送についての変遷とその背景を記述する。江戸時代に参勤交代を飾りつけることを業とする人たちがいた→明治になりその職を失い、代わって葬列と装飾することを業とするようになり、葬送行列が生まれる、葬送の道具は飾られた輿(こし)または駕籠(かご)→路面電車をはじめ道路交通が盛んになり、葬送行列が困難化する→葬送道具は宮形霊柩車に、葬列はバスになる、という流れが宮形霊柩車を生んだらしい
読了日:5月20日 著者: 井上章一
図解・内臓の進化 (ブルーバックス) 図解・内臓の進化 (ブルーバックス) 感想
現生の脊椎動物に見られる内臓の分化と進化の痕跡の比較。ヒト意外の動物の内臓の図を見ることさえ稀であるのに、これだけ並べて見られるのは解剖学好きにはたまらない1冊。特に鳥の呼吸器の図が秀逸で、この図で初めて鳥は吸っても吐いても酸素交換ができる仕組みが理解できた。ただ本書の後半に昆虫の内臓の説明もあるが、おざなりで残念。できれば続刊として、節足動物編とその他動物編を出してもらえると嬉しい。あと生理学編も読みたい
読了日:5月15日 著者: 岩堀修明


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