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2006.03.12
カテゴリ： カテゴリ未分類
昨日は、というか、今朝早くの「時効警察」最終回を見てしまい、かなり
しまいました。
最近、注目の荻原浩さんの「コールドゲーム」です。この方の作品は、重い
テーマをうまく書き上げるなあ、と感心することしきり、という感じ。以前、
映画化が決まった「明日の記憶」（これは、テーマが他人事じゃなく、重すぎて
つらかった）も、すごいなあ、と思いました。
この作品は、タイトルからすっかり野球ものだと思ってしまいましたが、
主人公が渡辺光也、高校3年、野球部も引退し、進路も決められず、迷っている
不良で、今は同じ同級生だった美咲と同棲しながら、工務店で働いている。
傍目には、正反対の二人。光也は、中学時代、野球部のエース、キャプテン
だった。小学校高学年で今の町に引っ越してきた光也に一番最初に暖かい言葉を
かけたのが亮太だったから、それ以来のくされ縁。
そんな二人に聞こえてくる、中学2年の時の同級生に起こり続ける不審な
事件。鎖骨を折られた友人、大事にしていた犬を殺された友人・・・いずれ
も不審なメールが来てから、事件が起こっていた。そこに引っ掛かりを覚えた
二人にある人物が思い当たる。それは廣吉。通称トロ吉。クラス中からいじめ
を受けていた同級生。男女問わず、担任までもがいじめていた。その後、
引越していたので、音信不通。だが、中学時代にしか知らないことを書かれた
予告メールや、それぞれの行動を知り尽くした上での犯行。光也は亮太ととも
ことを知らず・・・
不気味な存在となる廣吉。その影におびえつつ、立ち向かっていく光也達。
そんな中でも、友達の違う面に気づいて、少しずつ成長していく。とまあ、
途中からやめられなくなってしまいました。
クラス全体のいじめ、すごくこれは重いテーマです。自分も中学時代は
し、いじめをする友達を止められない傍観者にもなってしまう。ひどい話、
と片付けるのは簡単だが、もっと考えないといけないなあ、と考えさせられる
作品でした。
コールドゲーム 荻原浩
文庫版も出ているようです。う～ん、重かったな。でも、うまく書かれて
いました。
しまいました。
最近、注目の荻原浩さんの「コールドゲーム」です。この方の作品は、重い
テーマをうまく書き上げるなあ、と感心することしきり、という感じ。以前、
映画化が決まった「明日の記憶」（これは、テーマが他人事じゃなく、重すぎて
つらかった）も、すごいなあ、と思いました。
この作品は、タイトルからすっかり野球ものだと思ってしまいましたが、
主人公が渡辺光也、高校3年、野球部も引退し、進路も決められず、迷っている
不良で、今は同じ同級生だった美咲と同棲しながら、工務店で働いている。
傍目には、正反対の二人。光也は、中学時代、野球部のエース、キャプテン
だった。小学校高学年で今の町に引っ越してきた光也に一番最初に暖かい言葉を
かけたのが亮太だったから、それ以来のくされ縁。
そんな二人に聞こえてくる、中学2年の時の同級生に起こり続ける不審な
事件。鎖骨を折られた友人、大事にしていた犬を殺された友人・・・いずれ
も不審なメールが来てから、事件が起こっていた。そこに引っ掛かりを覚えた
二人にある人物が思い当たる。それは廣吉。通称トロ吉。クラス中からいじめ
を受けていた同級生。男女問わず、担任までもがいじめていた。その後、
引越していたので、音信不通。だが、中学時代にしか知らないことを書かれた
予告メールや、それぞれの行動を知り尽くした上での犯行。光也は亮太ととも
ことを知らず・・・
不気味な存在となる廣吉。その影におびえつつ、立ち向かっていく光也達。
そんな中でも、友達の違う面に気づいて、少しずつ成長していく。とまあ、
途中からやめられなくなってしまいました。
クラス全体のいじめ、すごくこれは重いテーマです。自分も中学時代は
し、いじめをする友達を止められない傍観者にもなってしまう。ひどい話、
と片付けるのは簡単だが、もっと考えないといけないなあ、と考えさせられる
作品でした。
コールドゲーム 荻原浩文庫版も出ているようです。う～ん、重かったな。でも、うまく書かれて
いました。
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