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2006.04.04

　直木賞作家の熊谷さんは、仙台在住で、東北地方を舞台にした民俗的な題材を

これも高度成長期の日本を舞台にしていました。この「虹色～」は、ちょっと
違って、現代を舞台にした連作小説です。

☆☆

　田端浩史は、ためらっていた。仙台にいる妻への電話を。今、浩史は北海道
を一人ツーリングしている途中、現在求職中の身としては贅沢な話だが。
仙台の中堅デパートのリストラにより、無職、住宅ローンも育ち盛りの子供たち
もいるのに。絶望の旅の途中だった・・・。

　この田端をはじめ、バイクとツーリングが好きな者、好きになった者たちの
物語です。色々な登場人物が、さまざまな悩みを抱えて、生きている。その
傍らにはいつもバイクがある・・・。

☆☆

　これを読んだら、バイクに挑戦してみたくなりました。そういえば、主人も
学生時代に乗っていたバイクをまだずっと実家の駐車場に置いています。
全然手入れをしていないのに、毎年税金だけ払っているのが、不思議だなあ、
と思っていたけど、この本を読むと、楽しそう～～～！！！

　もともと、車の運転
挑戦してみてもいいかなあ、とか思ったりして。

　でも、おっちょこちょいだから、危ないな～。あ、それに、バイクだと
堅ちゃんの曲を聴きながらは無理だから、やっぱダメだ。