オリオンの群れ

オリオンの群れ

2012.06.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類

どのくらいの歳月だろう、そのfieldには何も種は蒔かれなかった。

今では森になってしまっているその地に私は足を踏み入る。

葛(くず)の蔓(つる)に脚が取られる。

照葉樹林の草深き森を知る人は足を踏み入れないだろう。

その手入れには草刈機とチェーンソーが必要かもしれない。

私は一人、人に優しい手入れされた武蔵野の落葉広葉樹林を想う。

雨がぱらついて来た、草いきれでむせ返る。

君は私が吐きだした体液の臭いに似てると言ったことがある。

確かにそうかも知れないと想いながら、私は蛇を見た。

手入れの行き届いた武蔵野の森は君なのだとふと思う。

そして、人を寄せ付けない照葉樹林は私の中なのだと腑に落ちた。

蛇は私のペニスに違いない。

http://www.youtube.com/watch?v=Rk_sAHh9s08






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Last updated  2012.06.27 13:55:19
コメント(6) | コメントを書く


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Re:an urban or country field(06/26)  
 今日もサビの効いた素晴らしい文章だと思います。 (2012.06.26 19:18:41)

Re:an urban or country field(06/26)  
よく分らない詩ですが、大自然いいですね^^; (2012.06.26 19:27:53)

Re[1]:an urban or country field(06/26)  
遠野友之  さん
クマタツ1847さん
> 今日もサビの効いた素晴らしい文章だと思います。
-----
コンクリートジャングル、意識の森、そして現実の森。
現実の森は夏の原宿駅と春の芸大の取手校舎の想い出です。
コンクリートジャングルとは行き交う大勢の人間のメタファーであり、意識の森と重なると想います。
意識の森とは潜在意識のフラクタル性を指します。
潜在意識とはフラクタル集合群2万数千の集合体だそうです。
顕在意識とのそのリンクは膨大な組み合わせになります。
人がロボットにならない理由です。
性というのはその意識を駆動する大本です。
そこにはエスまたはイドと呼ばれるミトコンドリアに遡るハードとしての細胞の仕組みがあるようです。
性という本質を必要悪だと見なす人たちがことのほか多いですね。
それは命の否定です。
萌えいずる命の匂いを少しでも表現したくて私はこの詩を書きました。
(2012.06.27 00:44:23)

Re[1]:an urban or country field(06/26)  
遠野友之  さん
幸福の科学松原 俊さん
>よく分らない詩ですが、大自然いいですね^^;
-----
世界はどこまであるのでしょう?
その人の意識の数だけだと、私の守護霊様は言われます。 (2012.06.27 00:46:20)

御邪魔します。  
楽天のねこ  さん
6月も終盤を迎えましたが、ブログの方を毎度、楽しみに拝見させてもらっております。私の方も一日一回は必ず更新しておりますので何時でも御気軽に御立ち寄り下さい。

色々な解釈が出来そうです。

(2012.06.29 17:51:46)

Re:御邪魔します。(06/26)  
遠野友之  さん
楽天のねこさん
>6月も終盤を迎えましたが、ブログの方を毎度、楽しみに拝見させてもらっております。私の方も一日一回は必ず更新しておりますので何時でも御気軽に御立ち寄り下さい。

>色々な解釈が出来そうです。
-----
いつもご挨拶をありがとうございます。

色々に解釈してみてください。
(2012.06.29 23:14:37)

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