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川島琢也

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【重要なお知らせ】I… 楽天ブログスタッフさん

2008.08.16
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カテゴリ: 徒然日記
単なる個人の覚え書きとして見てください。

私はアメリカの経済崩壊は現実のものになると見ています。
バーナンキ君は、FRB議長になる前に日本の失われた10年または15年に対して、日本の経済政策の要である当時の日銀総裁とメンバーを能無しと批判したそうである。

ようやく日本が立ち直ろうかとしたときに、今度はアメリカのサブプライム崩壊が始まった。
よくよく聞いてみればサブプライム層とは何とも馬鹿にした呼び方であり、そこに対して詐欺まがいの融資を行いイケイケどんどんで住宅バブルを助長していたのだから早晩崩壊するのは見えていたはずである。
さて、お気楽アメリカのお偉いさん方は、サブプライム問題は、底を打ち年の後半または来年の春までには回復するとの観測が出てきた。
日本の評論家の先生にもアメリカは流石に打つ手が早い。日本が10年かけて行ったことを1年で実行している。回復も早いでしょうとコメントしていたりする。
本当にそうだろうか。
私には本当の崩壊は、まだまだこれからと想像する。


理由:
 まず第一に違うのは日本での個人貯蓄の高さと、アメリカでの個人貯蓄の低さである。
 日本では、景気後退時には、消費を押さえ、蓄えた貯蓄を切り崩しながら耐えることが出来る体力がある。
 一方、アメリカでは景気後退時には個人の貯蓄がないので耐えることに限界がある。
 また、企業は景気後退で簡単にリストラをする。貯蓄もなくリストラに遭えば、即刻生活に困ることになる。
 アメリカでは住宅は資産であり転売が可能なので住宅を大事に扱いメンテナンスもしっかりしていると言われていた。しかし、サブプライム問題でローンが払えなくなると住宅の差し押さえを受ける。このとき元の持ち主は差し押さえと分かると住んでいた家をめちゃめちゃにして出て行くそうである。何というモラルの低さだろう。現在は、サブプライムだけでなくプライム層にも問題は広がっており、プライム層でもリストラに遭うケースが増えているとのことである。
 また、私も住宅ローンの借入時にやばいと思ったのは、最初の数年間は返済率が低く、数年後に返済率が上がるという返済方式である。日本の場合は、その期間は住宅取得時の減税期間なので納得も行くが、詐欺まがいにサブプライム層に対して融資していたアメリカでは深刻な事態を招いている。
 この方式による返済率が変更になる時期と層は、まだまだこれから始まるとのことである。

 次に、日本の場合は銀行の倒産と合併により最終的に3大メガバンクに集約された。いまだに無税で大優遇されているが、まだまだ脆弱な経営体質と思われるが、なんとか税金投入で持ちこたえさせることが出来た。一方、アメリカでは、すでに地方銀行の倒産は始まっており、さらに最後の砦のファニーメイとフレディマックの問題は、日本で言うところの住宅供給公社の破綻に近いのではないだろうか。
タダでさえ軍事費の大量消費で大赤字のアメリカで国債以上の税金投入が出来るとは思えない。もし、救済が出来ない、または、税金の大量投入の途中で息切れしてしまったら米経済の総崩れが起きるのではないかと思われる。

軍事費の話が出てきたが、この部分の考察が本日のメインテーマである。

ここで、国債により大赤字の状況で、国内への税金の大量投入と同時に軍事費をどこまで投入できるだろう。どちらかが破綻した時点でアメリカは軍事費が捻出できない状態になる。
世界の警察気取りだが、ケンカ好きのガキ大将から拳を取り上げたら何が起きるかは想像に難くない。
早々に、拳を握手に替えて様子を伺っていたロシアは、ガキ大将の力が弱くなってきたのを見て、次のリーダーは俺だと言い出している。
嘘つき北朝鮮や、ロシアじゃなくて、次のリーダーは俺だと言い出している中国に囲まれて、ガキ大将の腰巾着だった日本は次の身の振り方を考える時期なのに、アメリカ様、あなたと一緒に心中しますと言うつもりなのだろうか。
 アメリカの影に隠れていることが出来なくなったときに、日本は経済大国という看板だけで生きていくことが出来るのだろうか。もしかすると中国の買収攻勢を受けるのではないか。


最後に、もしもアメリカによるパワーバランスが崩壊したときには、拳をもがれたガキ大将に向けて、いままでいじめられてきたちんぴらのテロ集団がアメリカ国内で我が物顔で好き勝手なことを始めるのではないかと想像している。プライドの高い国民が911で見せた狼狽を考えると、国民の活力は低下し復活の時期も長期化してしまうのではないか

かくしてバーナンキ君は、アメリカ経済を立ち直らせることが出来なかったFRB議長として歴史に残ることになる。

なーんて、ことにならないようにしっかり頼むぜー!!

(あくまで個人のメモです)





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最終更新日  2008.08.16 23:03:19
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