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2006.05.19

4つ目更新：向山式

カテゴリ：

を読んでます。

伸びる子には4つのタイプがある。

丁寧な子
丁寧の物事に取り組む子。
一見、ノロノロしているように思えても、いずれ地力を出してくる。
絵を描かせると、花びらの１枚１枚をきちんと塗るような子。
伸びるかを判断するには、その子のノートを見れば分かる。丁寧に綺麗に書いてある。
間違っても、クチャクチャの線や落書きはない。

よその家庭を訪問し、玄関から上がる時にきちんとしゃがんで靴を揃え直す。

真面目な子（勉強する事に）
机の前に毎日座る習慣。机に座る習慣があるということは大きな力。（平均10点違う、中学生）
習慣は2年かかって出切れば上等。
標準的な目安『学年×10分』は必要。
机に座る習慣が大事、机で勉強させるとは少し意味が異なる。
本を読む、まんがを読む、手紙を書く、絵を描くでもいい。むろん宿題をやってもいい。
とりあえず机に向かう習慣を作る。これが2年間で出来たら上等。親の勝利。
小学生なら日曜日は除いてもいいでしょう。そのかわり、平日に1日さぼったら、あるいは用事があったら、日曜日にその分、30分でも机に向かわせる。これならあまり無理はない。
この習慣形成は、ほとんど親の仕事であると言ってもいい。
この習慣は小学生の時にしか出来ない。中高校の時に本人の自覚によって出来るケエースもあるでしょうが、自覚のないまま成長してしまう人も多い。

何事に対しても『挑戦』していく子。
『あれもやりたい』とある事に手をつけ、『これもやりたい』と違う事に手をつける。そして、一通りのことはこなす。男の子とおてんばな女の子に見られる。生命力に強い。
つまり、挑戦精神旺盛。
えして挑戦した物の失敗も多いのも事実。
しかし、生命力が強いので、その中で鍛えられて、また一段成長する。

友人も多い。明るく活発な子が多い。こういうタイプの子も伸びていく。

最後までやる子
一度やり始めたら『最後までやる』。
スイミングスクールに入ったら選手コースぐらいまでやってしまう。
剣道を始めたら有段者になるまでやらないと気がすまない。
こういうタイプは遊んだ後を見れば分かる。
一応『あと片付け』までする。
『なんだ丁寧な子と同じじゃないか』と思うが、実は少し違う。
丁寧な子は後片付けもきちんとする。
最後までやる子の中には、きちんとする子もいないではないが、全体的にどこか雑然としてるとこが。
しかし、最後のとこまで手をかけるという精神はある。

伸びるこの条件は備わったものではなく、育てていくもの。

○○が習いたいと申し出た時は、「途中でやめちゃダメよ。少なくとも2年はやらなくちゃいけないよ。それでもいいかい？』というアドバイスは是非必要。

発達は途中で『一休み』をする

努力は段階的に重ねなければならないが、発達は加速的に訪れる。
何でも壁にぶち当たる。
スイミングで18mまで泳げたが。。。上達しない（汗）休みたい気分になる（スランプ）
上達は毎日少しずつ訪れるのではない。
しかし、毎日毎日、少しずつ貯金したのと、いっぺんにドーンと返してもらうように訪れる。
百回（百日）の努力の蓄積がされると、成長が急速に訪れる。
1日に2回ぐらいしか18mを泳がなければ、50日かかる。
1日10回泳げば10日で泳げるようになる。
1日20回もやれば、５日で出来るようになる。
毎日練習しているのに、25m泳げない時は辛い。誰もが通る道。
100やれば出来るようになるんだ！！と信じて。する。

成績が悪い子の親は。。。
あきらめてしまう親。
諦めかかってるけれど、そのうち何とかなるだろうと考えてる親。
今のうちはこれでよいと考え、そのうち何とかなると考えてる親。
（これら以外、きわめてまれに、勉強以外の自分の子供の個性を伸ばそうとしている親もいる）
相談して多くの教師は。。。
『そのうち何とかなりますよ。心配しないで大丈夫』励まし。
　　　　　　　　　　↓
正確に言えば、『何もしなければ』『ほとんど何ともならない』のです！

『何とかなる子』は、持続的に努力する事が出来る子。
『何とかならない子』は、努力を維持する意志が、極端に弱い子。

テスト予告して。。。
『何とかなる子』コツコツあらかじめ練習してる。
『何とかならない子』予告してあっても悪い点が多い。教師、親の注意を励ましなどがあると、時には集中して練習した結果、満点を取る事がある。しばらくすると、元に戻ってしまう。『やれば出来る』のだが、『続ける事が出来ない』わけ。

このような場合、周りの大人は、『やればできる』ことを過大に評価して、『続ける事ができない』ことを過小に評価しているように思える。つまり、『記憶力や理解力』はあるのだから。『持続力』が不足していても、そのうち何とかなるのだと考える。

『持続力を育てる』事は大切。

誉め上手に、おだて上手に。。。
親に誉められたと思ってない子が多い。
『わ～すごい、よくやったね』では、伝わってない。
『今度は10mを目指して頑張ってね』と続けると『誉められた』と感じるのではなく『ばんばれ！！』とお尻をたたかれたと受け取る。
子供が努力したとき、あるいは進歩を見せたとき、そんな時こそケチらず思いっきり誉める。頑張ってきた所を誉め子供を伸ばしていくコツ。

などなど。。。

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