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第2巻発売です!
『金田一少年の事件簿 20周年記念シリーズ』
(天城政丸先生・さとうふみや先生 マガジン)
1巻発売の時に感想を挙げていなかったので、まとめて。
金田一少年20周年ということで、
どうでしょうか・・・4つくらい事件をやるのかな?
コミックでは・・・4~5巻くらい出ると嬉しいんですが。
さてさて。
一度自転車に乗って旅に出たはじめちゃんが戻ってきてから、
なんやかんやで既に16冊目のコミックです。
あのですね・・・面白いんですよ!
いや・・・
幼いころより親しんできた作品だという欲眼ももちろんありますけど。
それにしても・・・面白いんですよ!><
当然ながら、90年代・・・最盛期の頃に比べたら、落ちると思う部分もたくさんあります。
というより、金田一の20巻台までは、 やっぱり異常な魅力 があると思います。
一つは・・・演技 ですね。
特に犯人を暴いていく過程の・・・追い詰め方、
犯人の劇的な動機と、その語り口、
そしてそれを受けての、はじめちゃんの反応。
二つ目は、個々の事件の圧倒的な雰囲気。
舞台ごとのモチーフの、芸術的で、それでいて触覚まで落ちてくるリアルさ。
三つ目は、
細かいところかもですが、
個々のキャラクターデザイン。
キレッキレです。
週間漫画でたった十数話しか出てこなかった・・・
犯人でもなかったキャラクターたちが、いちいち忘れられませんもん。
この三つの感動は、
いまだにこの作品でしか味わえたことがありません。
この辺りは・・・やっぱり・・・熱が・・・;
そして若さがどうしても必要な部分だと思うんですよ。
持続は無理です。
むしろ、90年代の金田一が数十の事件にまたがって持続出来ていたことが奇跡だと思います。
戻ってきた金田一少年は、大人っぽく・・・
そこを技術と経験で補って余りある面白さ!
そんな感じだと思っています。
事件なり動機なり・・・なんか一ひねりしてあって、
引っかかってた不可思議な部分が、「意外な真相」ですっと降りてくる
というか。
事件自体のとっかかりは、別のところだと思うんですけど、
それを落とす段階で読み応えを付加している・・・
んじゃないかなぁ、と。
今巻で完結した 「人喰い研究所殺人事件」
も、
まさにまさしく、そこの上手さ勝ち!という面白さでした。
動機が・・・なるほど!っていうひっくり返しで。
面白かったです。お気に入り。
2巻から始まった 「香港九龍財宝殺人事件」
も、
いつもとちょっと違う雰囲気で面白いです!
殺人事件・・・というより、アドベンチャー色が強くって。
今度放送の単発ドラマの原作になってるみたいなので、展開も派手です。
いいですねいいですね><
はじめちゃんカッコいいですね><!!
3巻発売は12月ですか。楽しみです><!
蛇足ですが・・・ お気に入り事件の列記 を。
とりあえず、戻ってきてからのシリーズでお気に入りは・・・
・吸血鬼伝説殺人事件
実は、コミックで読んだ時は、それほど・・・って感じだったんですが;
アニメになった時の出来が素晴らしくって。
めちゃくちゃ面白かったんですよ。
こんなに「来る」話だったのか・・・!と;
声優様の演技も画面の演技もですね、ホント熱っぽくって、感動モノです。
このスペシャルアニメ、是非DVDで発売していただきたいのですが・・・。
・血溜之間殺人事件・不動高校学園祭殺人事件
良作中編2作品収録の、お気に入りの1冊。
特に血溜~の方は、囲碁の概念と動機が上手いこと重なってると思います。
・剣持警部の殺人
剣持警部という主要キャラをガッツリ絡ませているだけあって、
ハラハラの大きい話です。
動機が・・・いいんですよ。意外で。
今回の人喰い研究所~と落ちて来方が似ているかもしれません。
・ゲームの館殺人事件
実験的・・・といいますか、貫禄を感じる事件でした。
良くも悪くも、スタンダードから逸脱していまして・・・
すごくお気に入りです。
被害者・犯人の描写が個人的には見どころ。
被害者が、とにかくひたすら可哀想な動機だったので、
エンタメ作品として破綻しないように、
彼女たちの描写が、すごく気を使って描かれていました。
第1期といいますか・・・90年代の方に至っては、
どれもこれも私の血肉となり過ぎてて、
好きな事件とか・・・選べるか!って感じなのですが;
それぞれにインパクトという面から挙げていきますと・・・
事件全体のお話筋だったら、断然この事件!
・金田一少年の殺人
確か・・・読者が選ぶベスト事件では、
ほぼ間違いなく1位の人気作だと思います。
やっぱり逃亡劇という、普段と違う追い詰められ方がドキドキなんですよ。
っていうか、美雪ちゃんのハッピーバースデイを挟むのは反則でしょう。
ときめくわちくしょう!
大好きなシーンです。
雰囲気だったら、これ・・・かな?
・蝋人形城殺人事件
悲恋湖と迷うところなんですよ・・・。
事件自体のまとまりや、小ネタ・要素の持つ雰囲気だけなら、
断然悲恋湖!だと思います。
なんですが、蝋人形城は・・・圧倒的な画面の重苦しさがありまして。
コミックを並べて側面から観ても、この事件のところだけ真黒です。
読んでいる時の「外に出たさ」が半端ないです。
トリックだったら、この事件でしょう。
・飛騨からくり屋敷殺人事件
雰囲気も動機もインパクトがあって素晴らしいのですが、何よりトリックです。
「殺人を犯した犯人が一番困るのは、死体の処理だ!」みたいなところを、
なるほど~・・・と思って読んでました。小学生の頃。
こう思うと、やっぱり教育上あんまり歓迎された作品ではないですね;;
犯人だったら、イチオシは意外なこの事件。
・学園七不思議殺人事件
いや・・・内容ご存知の方なら「えっ?」って感じだと思いますが、
個人的に一番を挙げるなら・・・この犯人です。
いやもう・・・動機最低です。
はじめちゃんが犯人暴きでこれほど攻め立てた犯人というのも、
そうそう居ない気がします。
私自身が臆病者なので・・・
シンパシー感じちゃいまして;いや、すみません;;
後味だったら、まず間違いなくこちら。
・怪盗紳士の殺人
妹に言わせると、「全てにおいてベストだ!」という名作です。
絵画の持つ純粋な美しさ・印象が、事件を経ても変わらない・・・
そこの不思議さというか、切なさというか・・・
イイんですよ。グッとくるんですよ。余韻最高!
ついでに、 次点で黒死蝶!
この事件もラスト・・・破滅的だけど・・・イイんですよ。キレイな女性が出てきてると、なんか余韻が切なく美しくなる
・・・のかもです。
ストーーーップ!
まだまだ語りたい事件はいっぱいありますが、
この辺りで止めにしときます。
切りがない!
簡単感想だったはずなのに;なんだこの長文は;
要約!
金田一少年の事件簿 ラブ!
はじめちゃん ラブ!
祝!20周年!
スペシャルドラマも楽しみです~♪
by姉
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