Angel

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全て | 日々の日記 | 小説
July 9, 2016
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カテゴリ: 日々の日記
     『 もう一度、君に ~ 幼き約束 ~』9


 気になったが追求出来ないまま、中間テストの時期が近付き学校の図書室で勉強をしていると会長が勉強を見てくれると言うので、葵と二人見て貰っていたのだ。

そして、何気なく母達の隠し事を独り言のように洩らせば

「何のことだ?」

「私にもわからない。係わらせたくないって誰のことを指しているのかしら?」

「今は勉強に二人とも集中しろ。まぁ、俺も気になる。以上に雑用とか増えたよな?何かやらかしたのか?」

会長の問いに

「あるわけないじゃないですか!私は、稽古とかもちゃんとやっているし、成績だって落として無い筈。それに、散歩の件も守ってるし・・・・・・あの子って言うのが誰か判らないけど・・・・・・」

「そういや、逢いたい奴に逢えないのか?」



うっかり口を滑らせてしまった。その瞬間、葵の機嫌は悪くなり、会長は何を考えている変わらない。

「で、一回も逢えていないと言う事か?子供同士の約束。口約束なら、なお相手も忘れているのだろう。」

会長は現実的な意見を言う。

「そんなことない!指切りしたし、それに・・・・・・」

そう反論する彼女

「くだらない。兄貴、俺、先に帰るわ。」

広げていた教科書などを纏め、帰ってしまう。会長が止めるのも聞かず

「ったく。続きやろう。その前に、もし憶えているなら、誰かが妨害しているのかもしれないと考えられないだろうか?旦那様や奥様が仰った発言のあの子とは貴女と約束した子のことではないのだろうか?」

「でも、どうしてそんなことを知っているの?私と彼氏か知ら無い筈なのに・・・・・・」

彼の助言で混乱する。

「君は月野の姫として有名だから話が広まったのかもしれない。たかだか、子供の約束でもどんな影響を及ぼすか分からない。だから、問題になりそうな芽を摘もうとしたのではないだろうか?」



そう考えると結構、制限されていると思った。

それから、閉館時間まで勉強を続けた。





 snowの日記
そろそろ花火の日程でるかな?
福島に行くのに連絡しなくちゃ!





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Last updated  August 29, 2016 04:58:19 PM
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