Sara の部屋は北側にあるせいか寒いらしく、Sara は朝からリビングのソファベッドでグーグー寝ている。その隣りの部屋で私は仕事に集中する。静かな午後・・・。
そこへ突然、
ピンポーン!
けたたましいドアホンと「Sara の友達でーす」という元気な声が静寂を破った。Sara の友達が 2 人、お見舞いにきてくれたのである。とたんに、ずーっと「気持ちわるぅ~い」と情けない声を出し続けていた Sara の態度が豹変。それまで死にそうだった Sara はどこへやら、といった趣で、いきなり友達とはしゃぎだす。