tomorrow

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走れ梅吉屋!!



「えーと、場所は小金井!あー都内だから、顔でも出して来ようかなぁ?えんちゃんも大変だよなぁ!」

会社で朝、コーヒーを飲みながら、ホームページをチェック!「げーっ、これ栃木の小金井!えんちゃんに行くって言っちゃった。どうしよう!」

取り敢えず今日は夕方までスケジュールは開けてあり、夕方から商談があった。

僕はすぐエキスパートで、新幹線の時刻を調べた。

片道一時間半かかる。

フリマの会場は駅から離れていた

「今日行かなければ来年まで逢えないかも知れない!」

と云う気持ちと「間違えでも一度行くよって言っておいて、間違えだったとは言えないな!」

僕は会社の車を出し、ナビをセットした。

栃木県。。。

ナビの画面の向こうから、女の人が喋った。

「目的地までの所用時間は一時間半です!」

明日は台風がやって来る。

今日しか無いんだ。

僕は、車を走らせた。片道110キロ。

雨は激しくフロントガラスを叩く!120キロで走り続ければ、一時間で辿り着く。

僕は、三車線の右がわの追越し車線をバックミラーで覗きながら走った。

雨はいつもよりひどく振り続けた。

雨は車のタイヤに巻き上げられ、霧の様に視界を遮った。

東京から遠ざかると、雨は少し小雨になった。

「間もなく目的地です!」

ナビの女性は僕に教えてくれた所要時間は、20分短縮して、到着した。

フリマの会場は体育館だった。

入り口の案内所の女性に、「あのー、えんちゃんのお店は何処の場所ですか?」

と聞いたら、「あそこよ!えんちゃん彼氏が遊びに来たわよ!」

おねえさん!こんなオヤジ捕まえて嬉しい事をおっしゃる!

ウメも若ければ、いいえ違うんですぅ!とか云うのですが、オヤジなので、あえて、否定しませんでした。

だって怪しいじゃん。

えんちゃんは想像通り、かわいい人でしたぁ。

仲良しの妹さんが店番してましたぁ!僕がえんちゃんを好きなのは、夢に向かって直向きで、頑張り屋な所です。

一時期体調が悪くて心配したけれど、良くなってよかったですぅ!

今度、妹さんもいっしょに、ゆっくり話そうね!

なごり惜しかったのですが、商売の邪魔になるので、帰りました。

無事に四時半の商談に間に合いました。


「いかに安全に速く目的地に辿り着けるか?」

ウメは熱弁を振るうのでした。

今日はえんちゃんにお会い出来て嬉しかったです!

                      ウメより。


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