tomorrow

tomorrow

好きから、愛してるに変わる時。



そんな時はユミコの髪を撫でながら、じっとユミコの寝顔を

眺める。

「僕は何で君の事をこんなにも愛おしく感じるのだろう?」

出会いは大したキッカケでもなかったし、

こんなにも安らかに眠る君は偶然僕に出会っただけで、

こんなにも、愛おしい君の寝顔は他の誰かにも見せるのだろうか?

そんな事を考えると切なくて僕は涙する夜だってある。

「順一、どうしたの?」

ユミコは僕が起きて居る事にきずいた。

「何でも無いよ!」僕は布団の中に潜り込んだ。

僕はユミコの胸の中で眠る。

ユミコは優しく僕の頭を撫でながら、優しく抱きしめてくれた。

僕が君を強く抱き締めると、君は優しく僕を抱き締めてくれる。

僕が君を抱き締める時、あらゆる覚悟をした。

「君を守りたい、全ての悲しみから。ただ一人の君を。」

そんな覚悟で、いくつもの恋をしてきたけれど、

男の僕が抱き締められたのは、君だけだったと思う。

「順一、安心して。私はここにいる。。。。」

このままずーとこうして君といっしょに居たいんだ!

朝が来るまで、ずーとこうして居たいんだ。

やっぱり、僕は君を愛している。。。。

夜の空が、明るくなり夏の朝、僕はベットの片隅で、

一人22歳の覚悟を決めるのだった。

男は女を守るものだと思っていたけれど、

女は男を守るものだって、年下の君に教えられた。

不思議だね?可笑しいね、君って人は。

僕は君の愛を永遠の物にしたかったから、

欲張りだね、人間って!!永遠に続く花火が無い様に、

愛は一瞬だから、美しいのだね。

やっぱり、僕は君を愛している。

すべて本当だよ!!

               つづく。


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