ゲミュートリッヒな暮らし~Seit 2005

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大阪神戸ロマンチカ~神戸編

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大阪神戸ロマンチカ~神戸編


★ついでに観光することはあってもメインになれず
 小学参年までの 大阪在住時代 に神戸を観光した記憶がほとんどない。社会人になってからまともに神戸を歩いたのは新婚時で、大阪の親戚に挨拶しに行ったついでの時間潰しであった。 阪急 梅田駅から特急新開地行に乗って三宮を降りたが、阪神淡路大震災によって大きな被害を受た神戸阪急ビルは再建されておらず、淋しい限りだったのを覚えている。

新婚時にちょっとだけ観光



 さて、三宮駅前から 「神戸シティループバス」 に乗った。神戸らしいレトロモダンな車体だ。女性アテンダントが乗務し、切符の販売を行うだけでなく、御自慢の?カナリア声で観光案内等を行う。其の美しい声は、中国人観光客のガヤ声に完璧に打ち消されてしまったが。


 まず我々が向かったのは 異人館 。ついでに観光となると時間も限られ、一館ごと入館料を払って内部まで拝見する余裕も無い。なにせ狭いこの界隈、観光客を乗せた大型タクシーがすれ違い出来ずに立ち往生していると、軽トラに乗った中年男に「ドケコラァ!」と怒鳴られている。この中年男、神戸シティループバスから降りて車道をウロウロしている観光客にもクラクションと怒号をぶちまけていた。ここですっかり興ざめだ。


神戸ポートタワーにのぼる


 神戸シティループバスに再び乗り、 神戸ポートタワー へ。神戸港と云えばポートタワーがある風景なのだが、ポートタワー界隈は案外殺風景だった。入館料を払い展望台へ。360度神戸の街を見渡せ、とにもかくにも神戸市があの大震災からそれなりに復興したことは理解できた。


 此処で暫く休息。展望台の中に、 回転喫茶室 があるのでへ入ってみた。なるほど、喫茶室は少しずつ回転している。喫茶室のメニューは多くなく、食べたいと思ったのはせいぜい、チーズケーキのケーキセットぐらい。850円は、まぁ半分以上は場所代と云うところか。ケーキも大して美味しくなく、好き好んで此の店に入りたい人はいないだろうと思うが、空いてて静かでゲミュートリッヒな時間を過ごせるのは確か。結局、神戸ポートタワーはこれといった印象もない、ただの展望台と云う感がぬぐえなかった。


 もう時間がなく、ループバスで三宮駅へ戻る。阪急神戸線で十三まで戻り、さらに京都線に乗り換え、一つ先の「南方」で降りた。此処で地下鉄御堂筋線「西中島南方」から新大阪まで乗る手もあるが、わずか一区間200円はもったいない。ラブホテルや風俗店が建ち並ぶ猥雑な街並みを抜け、東海道線のガードをくぐり、左右は草ぼーぼーの小路を歩きながら、嫁さんは「本当に新大阪へ行けるの?」と不安顔になっちゃってるのはよく分かる。誰もいない寂しい道を10分ほど歩いて、新大阪駅が漸く見えてきた。新大阪駅の風景も随分変わった。新たに完成した駅ビルは 「新大阪阪急ビル」 ~主役は新幹線なのに、駅ビルはなぜか阪急なのである。昔、新大阪へ連絡線を建設しようとして、それが叶わないまま、取得した土地にビルを建てたと云う。私鉄王国関西の光と影を象徴する光景でもある。


弐回目は神戸観光とも云えない中身に

 神戸観光第壱回目は何ともしょぼい展開であった。それから観光で兵庫県には何度も行ったのだが、 甲子園 や宝塚がメインとなり、神戸がメインになることが無いまま時は過ぎた。或る日、 神戸電鉄粟生線 が廃線の危機に陥っていることを知る。新開地から有馬温泉や三田、粟生の各方面に路線を伸ばす神戸電鉄、実は阪急系の会社で、車内は阪急電車そのままの意匠が随所に見られる貴重な存在。ところがローカル私鉄故の力の弱さか、阪急文化圏特有の発信力もなく、粟生線の乗客減少が止まらないらしいのだ。早速、現地に行ってみることに。



 粟生線に乗って 「アフタヌーンティーセット」 を食べに行くと云う謎の旅がスタートであります。単線、草ぼうぼうの鉄路の先にアフタヌーンティーセットを出して呉れる喫茶店があると云う奇跡の結末が!



 結局、神戸を通り越して 小野 まで行ってしまった。後で三宮へ戻って神戸牛ぐらい食べたけど、またもや神戸は観光のメインにならなかったのであります。

★当管理者では、粟生線を全面的に応援して行きます。 →このネタで詳しくはこちらから(楽天ブログの日記コーナーから)。


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