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2008.11.05
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カテゴリ: 意識改革
中国の代表的古典文学に、列子が書いた「愚公移山」という滋味豊かなものがあります。余りにも有名なのでご存知の方も多いのでは。
内容は簡単に言うと、「小利口な者より愚直な者の方が大きな仕事を成し遂げる事ができる。」ということを意味します。「物事は粘り強くやれば、きっと目的は達成される。努力はどんな難事業でも成し遂げる事ができる。」なんて事を言う時に使われますネ。
これは現代でも充分通用する内容と思い取り上げました。


「愚公移山」とは大雑把には次のような内容です。
 昔、中国に大行山と王屋山という二つの高山があり、人々は村に出入りにするのに遠回りをしなければならなかった。北山の愚公という老人は90歳になろうといていましたがこの二つの山を取り除き平らにし、遠回りをしなくても良いようにしようと考えたのです。隣近所の多くの人は愚公を馬鹿にし、表立っては賛成し陰では陰口を叩きながら笑っていた。
 中でも一番の反対者は奥さんであったのです。「これまで小さな山も崩せなかった人がどうして2つの山を崩して平らにできようか」と疑い、反対したのでした。
また崩した山の土を捨てるのに海まで持っていかなければならず、これをもっていくだけで片道1年もかかるのです。それを見ていた隣人は「90歳にもなって老い先短いのに、山の端くれも崩せないだろう・・・」と言いましたが、愚公はそれにこたえて、「貴方こそ愚かな心の持ち主でだ。お前さんのように決まった事しか考えられない人には分かるまい。わしが死んでも子供がいる。子供は孫を産む。その孫はまた子を産む。次々と子供を産んでいく。子孫は尽きる事はないが、山は今以上には大きくならないし増えないのだ。」と。
これを聞いた天帝は愚公の一途な心に感心し、二つの山を神に背負わせて平らにしたと言う話です。 



遠大なる大事業でも、一見不可能だと思われるような障壁も「愚公移山」の志をもってやれば、やがて天が味方しそれを乗り越え実現する事ができるということですネ。


 松下幸之助の言葉にも「辛抱強く根気強く」という言葉があります。「一旦志を立てて事を始めたら、少しぐらい上手くいかないからといって投げ出したりしてはいけない。時に失敗して、志を挫かれる事があっても、気を取り戻してまた取り組みなさい、辛抱強く、根気良く努力を積み重ねいく。そうした時に始めて物事は成し遂げられる。成功とは成功するまで続ける事である」というのがあります。
 また倫理法人会の「万人幸福の栞」にも「自信のないことは失敗する。練習すると言う事は、その仕事なり競技になれて間違いのないようにするのが、その形から見たところ、その実は信念をつけるのである。信念を練り固め、練り上げるのである。きっと出来るぞ、きっとやるぞ、と動かぬ信念がその事を成就させる」とあります。

 現代はスピードが速く、次から次と新しいビジネスが世に出てきます。また商品のライフサイクルも以前より非常に短くなりましたし、新しい商品も次から次と洪水のように溢れ出てきます。消費者の生活スタイルもどんどん変わり、企業もそれに適応していかなければ取り残されます。
確かに時代のテンポにあった経営をしなければなりませんが、何事にも「易」(変わる)「不易」(変わらない)があります。時代の変化に合わせて仕事のやり方や既存事業の変革、新しい事業の創造などは、的確に時代を捉えて時代の潮流に乗りながらやらなければなりません。
 以上のように時代の変化に適応しながら人、物、金、情報を有効活用して事業の最適化を図っていく事がこれからの経営に求められます。しかし如何に時代が変わろうが、文明が進歩しようが、仕事に取り組む姿勢や理念、企業としての倫理観や顧客に対する姿勢は変えてはならないのです。「愚公移山」で言われるように、物事の成就はテクノロジーの力や文明の力だけではなく、目標を明確にし、その目標に向かって辛抱強く根気良く取り組む姿勢や情熱が物事を成し遂げる信念となり、物事を成就に導くのだと思います。愚公翁の壮大な志は正にこのことを我々に教えてくれていると思いませんか。

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Last updated  2008.11.05 11:10:18
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