旅人の記録

旅人の記録

2007.11.08
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カテゴリ: 時事
最近、チェックが甘い事をいい事にやりたい放題悪事をやっていた大事件が次々に明るみに出され、目白押し状態ですな

それも、無名・怪しい人物や会社ならまだしも、世間では最も信用されている組織、国家機関、上級国家資格保持者、一流企業、老舗などから次々に。



ここ数年で表面化した問題をざっと挙げてみても、

 ●社会保険庁、地方自治体
  グリーンピア等の公的年金流用問題
  年金ネコババ問題
 ●食品偽装

  不二家、白い恋人、赤福餅、御福餅
  ミートホープ、カトキチ etc.
 ●一級建築士の耐震強度偽装
  姉歯一級建築士
  水落光男氏(アパホテルなどの構造設計) 他
 ●国家公務員倫理規程違反
  守屋前防衛省事務次官の倫理規定違反問題

こんなにある!!

長年の悪事が、短期間にこれだけ明るみに出たんですよ。
まだ出てない問題もかなり多いはず。

社会一般的な「信用」なんて、如何に脆く「信用できないか」が良く判りますなー


どんなに社会的に地位・信用のあるところの人でも、

 ◆チェックされなければ、人間は悪い事をする

 ◆チェックされても罰則が十分に重くなければ、
  人間は悪い事をする
   → 公金横領しても、実質刑事告発なしで済ませられる

      ではヤリ得なだけ
     ★しかし「時効」は無くすべきなんじゃないかなー

という事。

期待や感情抜きに、理屈で考えればある意味当然考えられる当たり前な事ですが、当たり前の事ができていなかったからこんなに沢山の事件が起こっているんです。

でも、対策すべき人がサボったのも、それをチェックすべき立場の人が怠慢だったから、となり、その怠慢を指摘しなかったのは・・・
とどんどんその関係を手繰り上げて行くと、結局は国家の主権者たる国民一人一人に行き着くのですな。

他人事として不平や不満をなんとなく「政府が怠慢」などと放言しているだけじゃ実は何も解決はできなくて、国民一人一人が主体性を持って具体的行動で、法律や国家機関、政治家をあるべき姿に軌道修正して行かなければ、良くならないってことですねー。



日本は外国よりも個々の善意に期待する性善説的な考えが多く(そこが日本の魅力でもあるのですが)、悲しいかな、やはりチェックと罰則が甘ければ、人間は悪い事をするという事がこれらの事件でよく判りました。

あの人、あの会社、あの組織なら「変なことはしないだろう」というのは、通用しないということです。

危機管理対策としては、どんな地位、組織に関わらず「例外なく」、確実なチェック体制と十分に重い罰則が必要ということですな。

国家機関だって、大臣だって、次官だって、社長だって、それを構成しているのは、タダの生身の人間だもの。





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最終更新日  2007.11.09 06:38:22
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