旅人の記録

旅人の記録

2009.05.02
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テーマ: ニュース(95827)
カテゴリ: アート
2日に、清志郎が亡くなった。
亡くなったと聞いて、この曲を思い出した。

●YouTube
ヒッピーに捧ぐ


美声でもなく歌もそんなに上手いとは思えず、
正直それ程好きとは思っていなかったし、
訃報を聞いて驚きはしたけれどもしばらくは実感が湧かずにいた。

けど、この曲を聴いていたら
だんだんと亡くなったということが現実味を帯びてきて
涙が出た


今まで想像もできなかった。

そして、そんなに好きとは思っていなかったのに、
涙が出るとは・・・



YouTube で、彼の色んな曲を久々に聴きなおした。
知っている曲も多いが、知らない曲も沢山あった
(発禁で日の目を見なかった曲も多いし)。

驚いたのは、亡くなって間もないのに、どの曲にも追悼のコメントがいっぱい付いている事。びっくり
それも若者から年配の人、男女問わずに。

音楽界でもわりと異端のイメージがあったけれど、想像以上に多くの人に好かれていたんですなー。

今、現在も、追悼コメントや新しい動画のエントリーが、






訃報を伝える多くのニュースでは、「日本のキング・オブ・ロックが亡くなった・・・」なんて言っているけど、どうも清志郎の音楽が 「ロック」 というのは違和感があるなー。

元々は、バリバリのフォークで、だんだんとR&B(リズム・アンド・ブルース)、ソウル色が強くなって行き、そのあたりが彼の音楽の真ん中の部分だと思う。
現在でも「ロック」とは、ちと違うと思うな、個人的には。
ま、音楽にジャンル分けなんてあんまり意味がないけど、
シックリこないもんはしょうがない。




●YouTube
初期のRCサクセション ぼくの好きな先生


こんな記事もありました。

忌野さんの恩師 教え子は「穏やかな顔」  デイリー・スポーツ
===

当時自身がモデルとなった楽曲のレコードを清志郎さんが持ってきて「“迷惑じゃなかったですか”って言ってくれたんですよ」と懐かしそうに振り返った。
今年2月に三浦友和と2人で会いに来たときは、元気だったそうで、わずか3カ月後の別れは想像もつかなかったという。
「おだやかな顔でした。苦しんだ様子はまったくなかったですね」とさみしそうに語った。

===

高校の美術の先生だったんですよね。
清志郎の後の人生にも影響を与えた人です。彼の結婚とかにも。





「表現の自由」を唱えつつスポンサーに媚びて曲を放送禁止にするメディアを、TV生放送で堂々と批判した有名な「 FM東京 」( 前後の曲込みはこちら )や、
アメリカのイラク侵攻を皮肉った アルカイダーズ (動画1~8)、
パンクアレンジの「 君が代 、などなど世間を騒がせたり発禁も数知れず。(こんな曲のもありますね「 軽薄なジャーナリスト 」)

シャイで優しさを内に秘めつつ、世の中に迎合せず、
自分に正直に音楽やメッセージを貫き、
音楽がそのまま人生だった様な人でしたね。



それに改めて曲を聴きなおしてみると、
今まで清志郎の歌は下手だと思っていたけど、意外と上手い、
というよりも味がある、というか歌が伝わってくる事に今更ながら気が付いた。

例えば、他の歌手達と競演したこの曲を聴いたら、
他の歌手よりも歌詞が聴きとり易くて
歌が心に響いて来るような迫力があって、
清志郎の歌を見直した。

●YouTube
「春夏秋冬」  泉谷しげる 小田和正 桑田佳祐 忌野清志郎





派手な衣装にメイクや「雨上がりの夜空に」のようなアップテンポの曲が有名だけれど、静かな曲にも良いのが多いです。

●YouTube
夜の散歩をしないかね

 こんな珍しい動画もありました。
  (こんなのが見られるとは、YouTube様様だ!)
RC Succession - 夜の散歩をしないかね 76年陽水前座



しかし
時間が経つにつれ、ジワジワと「惜しい人を亡くした」という気持ちが大きくなってくる。
いるのが普通だった人がいなくなると、心に突然ポッカリと空洞ができた様で、その存在の大切さに後から気が付くもんです。

お月様お願い、清志郎を返して 」と言いたい気分だ





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最終更新日  2009.05.05 21:44:01
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