今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

2025.12.03
XML
カテゴリ: 短歌

12月3日(水)

与謝晶子の歌(190)

(注)歌友である渡辺つぎさんは、平成二十九年九月六日、百六歳六か月にて永眠されました。「伊豆遊草」には、伊豆におけるおける与謝野晶子の膨大な数の歌が収録されています。その中から出来る限り抜き書きしたいと思います。

熱海詠草――(13)『冬柏』六巻三号・昭和十年二月

梅の花靄を破れど危ふけれ海より来るは厚き 雨雲 あまぐも

花咲ける伊豆に残らず海にのみ余寒残りて雨を送れる

都より友を迎へて聞く雨のうらなつかしくなりにけるかな

夕ぐれに一休庵へ遊ばんと告げて人去る 立春 りつしゆん の雨

雨降れば出でて桜を池に見ず遥かに恋ひしみよし野のごと

           (つづく)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.12.03 06:05:22
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: