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残り柿どれかひとつは木守柿
2025.11.26
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『ロス猫日記』 ・北大路公子 ・小学館 ・20/2発行 〜惹句「猫はいい かわいらしいうえに徳が高い。もはや師だ 猫がいなくてなんのための雪か 猫 さえいればなあ』と 2017〜2018年間 21篇の ネコ雑記! その「飼い猫が死んでしまい、その心 の穴を埋めるべくキノコやスプラウトを育て、ヒヤシンスをアイドルデビューさせ、そしてついにプリキュアの赤ちゃんの人にまで行き着いた。ずいぶん遠くへきてしまったもんである。 ・9月26日 母の骨折のリハビリや父の死後の手続きなどに追われ、時が高速で流れていく。ー」つて、ネコど ころの2年間だったというのに・・・「おわりに 『茨木のり子の献立表』 ・写真=平地勲 ・平凡社 ・29/2発行〜作家の自邸・食事・設え等の写文集、46篇〜日記抄 1947〜1974・東京の伯母さんちの夕食の世界 ・実測 茨木のり子の台所・略年譜も・・・それはそれは懐かしい室内風景現在の当家にも通じてて! 143頁は あらためて この「詩人」が 身近になっことでした・・・
2025.11.25
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茲にきて色ながら散る庭紅葉
2025.11.24
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『佐藤愛子の孫は 今日も振り回される』 ・杉山桃子 ・コスミック出版 ・24/11発行〜「孫」1991年生。・祖母との思い出 ・佐藤家の人々とその周辺 ・アバウト ミー・最近の祖母 ・娘と孫の対談 全48篇175頁。「母・・・杉山響子と祖母についてかたりあかしてみた」〜響子ーふつうのおばあさんじゃないからね、あの方は。ー結構凡人的価値観だよね。桃子ーそうなの。何か すごい常識人 響子ーおばあちゃんは紅緑じいちゃんに憧れていると思うよじいさんの破天荒さ、 熱い情熱にに。 桃子ー心配だというのも自分のための心配なんだもん。・・・ま、どこも同じだなと! 『鬼酣坊先生 か語りき』 ・品田悦一 篇 ・青磁社 ・15/7発行〜「きかんぼう」です 〜「かん」の変換容易でなく、、。編者といっているが「タイトル先生」は ご自身のことと。・「サンタマリア校友会誌」より ・没書より ・「帝都大学駒場報」より ・新稿十題 54篇エッセイ231頁。斎藤茂吉や伊藤左千夫らの短歌論・二十数年間大学の講師等々の「まとめ 本」巻末頁「12 月8日 回線記念日でもある 土屋文明命日に書す」と「おわりに」。
2025.11.23
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小雪や五十六羽の見送るや
2025.11.22
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『いま、日本は 戦争をしている』 ・堀川理万子 ・小峰書店 ・25/6発行・ツマ予約〜と、いっても副題通り【ー太平洋戦争のときの子だも立ちー】である。1965年生の著者による 戦争体験者への"聞き書き"と"絵"!! そう【絵本】です。127頁におよぶ「戦争画」と文は読みだしたら、2時間超経っていました、230☓290ミリの大型本の「絵」は、体験した子供時代の背景であれ ば、私ら年寄にも思い出せる「え」でした。昭和9年〜13年生17名は、満州・ソ連・長崎・広島・沖縄・東北北海道関東におよぶ人たちの体験談です。樺太・抑留・遺髪・疎開等々当時の言葉への 説明も丁寧ににな【絵本】です!! 「ー あたりまえの毎日のことが、実は、平和のまことであり、とても大切だということ、そして、侵略や争いをおさめ、さらにはそれをおこさない世界にするため にも、もっともっと平和をこと、戦争のことをしって考えて生きたですね。あなたにとって、この本 がいっしょに考えてくれるきっかけとなりますように。」と!! 戦争を知らないオトナたちは必読!!
2025.11.21
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集落の茶の花垣に手をあはす
2025.11.20
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『茨木のり子の家』 詩・茨木のり子 ・平凡社 ・10/11発行〜氏の「家」内外の設え、家計簿から身辺,遺稿など90ほどの"写真集" 127頁、それこそ谷川俊太郎氏 撮影の『ポートレート」もある。「茨木のり子は32歳のとき、従姉妹の建築家といっしょにこの家を 設計した。ーエントランスから望む山小屋風のデザインは今実ても斬新だし、内装には独特の落ち着きがある。武蔵野の雑木林に佇むこの住居も茨木のり子の作品の一つと言えなくもない。ー」 「わたしが一番きれいだったとき わたしの国は戦争にまけた そんな馬鹿な・・・・』蘇る、、、
2025.11.19
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薩摩芋花を知らずに八十年
2025.11.18
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『終わりなき対話』 谷川俊太郎☓中島みゆき ・朝日出版社 ・26/4発行 25/5図書購入6月読了〜副題「やさしさを教えてほしい」フフフ難しそうな二人が「対話」になるのでしょうか、、、と。 「1980年10月ー彼女が卒論で谷川をテーマにー本書はその対談を収めるとともに、ー2022/7ー42年ぶりに行われた新たな対話集で、三百年後の再会を語り合う二人の話はまさに『終わりなき対話』 と言えるだろうる」と扉惹句。 7章の最終は「【谷川俊太郎さんに会ったことがありますか】みゆき氏。挿画の黒田征太郎もなつかしく!! 〜22/1 文末「本当にリアルなのは【いま・ここ】だっていうのは わりと若い頃から変わっていませんね。」中島さんの文末「ー凛と深い 谷川俊太郎さんの声だけが、 きこえています。」
2025.11.17
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いつのまにいつもと地味に花ひひらぎ
2025.11.16
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『こうして、大人になっていくんだね』 ・細川貂々 ・新日本出版社 ・25/4 発行〜見開き1話の マンガでした、133話ー173頁。細川貂々さんを山形の俳人と細谷亮太氏と」まちがえ ました。「息子が9歳から16歳ごろのまでのことを描いたものになります。ー 読み返してみると…やっぱり、こんなことあったんでねえって驚きます。ーみんなこうして、私たちもそうだったのかな?」 ・子ども期と思春期・反抗期とコロナ期・複雑なココロ模様・いつの間にか、おとなの仲間に 『絵本とは何か』 ・松本猛 ・岩波書店 ・25/2発行ー25/5図書購入、6月読了〜副題「起源から表現の可能性まで」「本書は、絵とテキストが融合した書籍としてのながい歴史を 含めて、絵本は一つの独立した表現ジャンルととらえ、絵本の表現の多様性と可能性について考え、 その魅力についてかたるものです。」と冒頭で語ります。表紙は著者の母・いわさきちひろの「本を 読む子ども」。巻末に「本書でとりあげた主な絵本」として 50順にならべられてい…数えてしまいましたが「主な」105冊でした、、。だから範囲は科学歴史SFてきなものまで広く深いので、誰もが よんだことのある本が必ずでてきます!! あえて引用しませんので「浸って」下さい。【渾身の絵本論】!
2025.11.15
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そこここにみんなそろひてあかまんま
2025.11.14
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『やくたいもない話』 ・伊藤徹 ・理論社 ・理論社25/4発行〜1957年生「京都工業大学名誉教授の"まとめ(自分史)本" 失礼、、。冒頭15頁にわたる旅や経験した「 静岡大火」の写真集。それにつづく23篇270頁。「"やくたいもない"というのは、私の故郷・静岡の方言で【役に立たない・無駄な】といったくらいの意味をもちー」ながらも綴られていく270頁。 「先もまた長くはなかろう。ともあれそのような【普遍性】をめざして綴ったものとしてー」と。 『日本遊歩録』 ・佐子 武 ・春秋社 ・25/1発行 〜155☓215ミリと判型も大きく、表紙は"もちろん"しっかりした厚く本文頁は上質紙に写真とともに あって「瀟洒】をな一冊である! 〜1部 日本風景抄ー18 番外3 2部 日本紀行(抄) 5ー西日本・中部 北日本 21篇 3 日本の気候文 6篇 全369頁 写真集並みのおモサ!! 「ーそして私の個人的なことをいうと、あるときから風景写真を採るのを趣味とし、さらにワークとするようになる。」「また ある時期より紀行文を作るのを、もう一つの目的とするようになった。ー 1部は私が愛する知の【 印象と論評】である。第2部は純粋な【紀行】であめ。ー」 ・・なんとも立派な集大成である!!! 、、、因みに 私より 2歳下、、千葉県人でした、、、
2025.11.13
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うつろひを忘れもせずに石蕗の花一隅を一切とせり石蕗の花☆ならべ立てるのはおこがましいが、昨日毎日新聞「季語刻々」稔典撰・和田悟朗氏句が 偶然にも!!☆
2025.11.12
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『へたな旅』 ・牧野伊三夫 ・亜紀書房 ・24/11発行 〜「ー還暦を迎えた人気画家が愛好する【酒・食・風呂】の悦楽を、滋味ゆたかにつづる、渋い旅の 味わい方。」(惹句) 41篇エッセイ集、もちろん! 土地土地の装画たっぷりの252頁。・・本書にも出て くる長野の「まるも旅館」は、それこそ↑ 永さんの番組で知り旅に出たもんだ、、石田千本の挿画も。 『猫沢家の一族』 ・猫沢エミ ・集英社 ・23/10発行〜冒頭「2022年2月14日。2匹の猫とともに、再びフランスの地を踏みしめた。16年ぶり、2度目の 移住のために。」とあるが 全15章は猫沢家の来歴と家族の奇想天外ぶりが赤裸々に綴られる、、、 「ー祖父、父、という家族内のポジションを表す呼称もー致、し方なくやっているようなものでーまず 剥き出しの彼らが不完全なまま行生きているー」、、圧倒される191頁!!
2025.11.11
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四日ぶり先ずは"ツンデレ"試し書き
2025.11.10
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『大遺言』 ・永拓実 ・小学館 ・17/7発行 〜なんで この本が今頃なのか、、、永六輔氏のご子息、東大を目指していた頃から今や29歳に、、、 副題「祖父・永六輔の 今を生きる36のことば」更に今更ですが惹句〜「黒柳徹子・久米宏・小林 亜星・タモリ・ピーコ・さだまさし・清水ミチコ、、、。永六輔の""にによって、仕事や人生が激変 した著名人は数しれない。ー "言葉の天才"の一言によって救われ、今は充実した人生を過ごしてい る。本書は思い切り楽しく、胸を叩いて生きていくための"教科書"です。」すでに冒頭「【永六輔の 孫】として、20年間生きてきました。」と 始まる42篇・・・今でさえどれをとっても教えられて ている185ベージ!! 〜当方 ふたりして 「TBSラジオ】のを聴いてきた・いるものにとって!! 【今を生きる言葉 1」はこうだ! 「知らないのは恥じゃない。知っている不利をするのが恥だ】〜。
2025.11.07
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凩に白鷺さへも日向ぼこ
2025.11.06
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『Street Fiction by Satoshi o¥Ogawa』 ・小川哲 ・角川書店 ・24/12発行〜「本書は、僕が1年半続けてきた番組の一部ー」番組名 FM 「AuDee」だそうで、その対談集254頁 名前だけ〜・万城目学・小泉今日子・渡辺祐真・千早茜・逢坂冬馬・古川美鈴・太田光・九段理江・ 濱口竜介・加納愛子・福本伸行・加藤シゲアキ。、、、しってる名前は、万城目・小泉と大田だけでした、、、。 『はざまの わたし』 ・深沢潮 ・集英社インターナショナル ・25/1発行〜著者のことば【食べることは生きることであり、生きてきた軌跡の断片をこのエッセイに書いた】 と。いとうあさこも「私も人生の中で"食"がとても大切。だから"食"を思い出すと人生の話が勝手についてくる。ー」と惹句に。食に関する16話300頁の大著だが、1966年生の韓国籍の半世紀 家族らの出自やこの間の差別意識・日韓の政治・文化交流等々の変化の中での葛藤・混迷を描く。 「食にまつわるエッセイを書いてきたが、私自身の来し方をつづったものになっている。」と、最終章。
2025.11.05
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それなりに季節を追ふや秋明菊
2025.11.04
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『長い読書』 ・島田潤一郎 ・みすず書房 ・24/4発行〜カバー画「クリムトの"シューンブルン庭園風景」であり、「みすず」らしい装幀だが、、、。・本を読 むまで・本と仕事・本と家族3章37篇253頁に亘る エッセイ集?。おそらくタイヘン失礼な感想だが "自分史" の 出版社本かと、、、。(1頁16行すら、、!) 著者は1976年生。「本を読み続けることでなにを 得られるのか。いちばんわかりやすいことえは。本を読む体力を得られることだろう。ー」一行43字。 『かりそめの星巡り』 ・石沢麻依 ・講談社 ・24/11発行〜名久井直子の装幀は美しく、「本文写真 著者」の211頁、3章52篇! エッセイ集、1980 年生 ドイツ 在住。1 記憶の素描〜・人形の家の過去・人形の家空白の冬の色 他 2 過去なものたちー美の十選 〜・ルーカスクラーナハ(父)<ウエヌス> ・グスタフ・クリムト<愛> 他 3 小説を巡り歩いてー・透明な二人称・蝶と蝶捕り人の変奏するイメージ・・・等々。1はほぼ十年に及ぶドイツでの生活を通して かつて暮らしていた仙台の街や子供のころの思い出」など、2は『美の十選』の絵画について 3 は 「各文芸誌」などでの小説」の「存在は大きく切り離す事ができないのでしょう。」 と。
2025.11.03
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ふきよせてさらなるふかきいろはかな
2025.11.02
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『こんにちは!一人暮らし』 ・みつはしちかこ ・興陽館 ・24/9発行〜ココで時々の「チッチとサリー」のみつはしさん、扉「平凡な暮らしの中の 小さな発見を楽しみ ながら・・・」と 5章52篇268頁!! 惹句「人はいつから老人になるの/ おばあちゃんって誰/ もしかしてわたし? 人生、80代になってもおもしろい。」「手紙を書く、俳句を作る、ほうじ茶をいれる…、詩がどんどんでてきます。アプナイナー、まよなかのわたし。どれもこれも、明日には反古 になっているのでしょうけで。こんなふうに、好きなように一日を過ごしています。」!!の エッセイ集! 『続 疾走願望。』 ・椎名誠 ・集英社 ・集英社24/5発行〜『遺言未満』『疾走願望』につづく同社本。22/4〜23/6 12篇と「さらば友よ!」「明日はいいことが ありそうですよーあとがきにかえて」の281頁。。各頁下欄外に並行して時事欄もあり、本文中の写真 もシーナ。巻末iに「さらば友よ!」があるが、本編通して、「親友の目黒考二が亡くなってしまった。」への追悼集のよう・・・確かに「『本の雑誌』をつくりあげてきた無二の相棒でありー」が泣かせる… 加えて、これまでの多産の本の中での"カクシゴト"を逃げずに書き、一重さんへの感謝に溢れてる一冊!
2025.11.01
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『米原昶の革命』 ・松永智子 ・創元社 ・25/2発行〜「よねはらいたる」と読みます、ご存知でしょうか? 副題「不実な政治か貞淑なメディアか」と。 「明治から戦後にかけて【政治のメディア化】を体現したメディア議員を取り上げ、・教育・政治・ メディアの観点から一人一冊で深堀りする。議員列伝」本書 12伝。ロシア語通訳でエッセイストだった米原万里、作家井上ひさしの妻 米原ユリらの父親である。 米原昶は1982年5月逝去。毎日書評・永江朗から「ー 政治家なんて落選すればちただの人などと よくいわれるけれども、米原昶にとって国会議員になることは最大の目的ではなかったようだ。落選中も国際雑誌にー日本共産党代表として勤務する。 ー 米原昶が編集局長だった【赤旗】は数々の スクープで知られる。ー また国会での質問がメディアになりうることも本書は教えてくれる。 膨大な資料と「足」で綴った「これまでなかった人物列伝。」の大書である。
2025.10.31
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存在を見せつけるごと金木犀木犀や匂い過ごしていやがられ 叙舟
2025.10.30
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『天神さんが晴れなら』 ・澤田瞳子 ・徳間書店 ・3/4発行〜徳間文庫として6冊の巻末広告あるも、著者作品「初」。 エッセイ集 ・京都に暮らす〜夏の至高者 他7篇 ・日日の糧〜カレイライスを食べながら 他11篇 ・まだ見ぬ空を追いかけて〜漂白の旅への憧れ ほか17篇 ・出会いの時 〜あの日の銀座 他12篇 ・きらめきへの誘い〜知の宝石箱 他11篇 ・歴史の旅へ〜吉野隠棲から『壬生の欄』へ 他6篇 ・ただ書く〜平和で平等な営み守りたい 他14篇 全280頁〜こんな一節だけでも「いうなれば能楽を知るとは、同時にそれ以外の文化について 11編は知ることと同義。げいのうであると同時に、ただの芸能ではない。だからこそ、能楽は面白い。」と!
2025.10.29
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鶏頭のいつぽんでさへ禍々し
2025.10.28
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『日めくりだより』 ・高山なおみ ・天然生活の本 ・21/3発行〜これまた古くなり、「2016年」確か吉祥寺から離れ「神戸六甲」に移り住んだ日々の写真日記、210 ☓145ミリの見開き縦書きのスケッチ帳。副題「神戸・六甲ではじめたひとり暮らし」と、あり転居以前のエッセイはココでも、、そして 落ち着いたのであろう。日々の暮らしぶりを・朝起きて、いち ばんにすること・ときには料理教室も開きます・くたびれた日には、本の虫になります 等々17篇と レシピ。各篇に室内外の著者写真や料理写真 、、、余計なお世話だが・・・今 67歳。 『茶柱の立つところ』 ・小林聡美 ・文藝春秋 ・24/3発行〜1 挑戦と発見のスティホーム ・田舎暮らしの前に ほか10篇 2 寄り合いのお楽しみ ・がんばれ 還暦 ほか8篇 3 私は私のパンを買う ・ピアニストのワタシに必要なもの 他10篇!ピアノ道2篇!!4 未来へ連れて行かれる日 ・たっぷり生きる・もろもろのおわび 他12篇 全221頁 付箋 各篇にあるほどだが あえていんようしませんので、読みながら クスクスしてください。
2025.10.27
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花よりも実に気のつひて垣の薔薇
2025.10.26
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『転がる珠玉のように』 ・プレディみかこ ・中央公論新社 ・24/6発行〜59篇のエッセイ集256頁!! 〜「コロナ期」に関わる日本と英国事情〜・ロックダウン鬱と終わりの 始まり・アニバーサリー・そして私は辞書を引く・パスポート協奏曲・日本の介護スゴイ・あいつらは知ったかぶる・迷惑とコスパとタイパ・巻き込まれるスキル・道化と王冠・・等々中見出しだけで もその多彩さと活動の広さに圧倒される、そして 付箋だらけ!! 「ついさっきまで、日本の家族とスカイプ会談していた。ー そんなに長い間喋っているのに、隠蔽されている事実がある。家族とは そういうものなのだ。ー 息子は秋になったら家を出て、遠くの大学に行く。連れ合いはー新しい悪性腫瘍が見つかったのでまた治療が始まる。 始まったたものには終りがあり、なにかが終われば 始まるものがある。ー」と、「あちがきにかえて」。
2025.10.25
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翡翠と泡立草の一幅画
2025.10.24
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『木霊草霊』(こだまくさだま) ・伊藤比呂美 ・岩波書店 ・2014/5発行〜前書25/1にたいし 本書14/5発行のぎヤップ?! 詩人・比呂美が 草木への憧憬が強かったとは これまでの著作からはかりしれず、しかも本書、米国と熊本を行ったり来たり、たしか父母の逝去自身の離婚等々の)超多忙時代の「本」!! (当時58歳) 巻頭6頁にわたり「アメリカの植物たち」の (アガベ・アッテヌアータなど)写真。装幀 菊地信義! 〜・草むら、野の花・いきている木と死んでい く木・バオバぷの夢・ホラホラこれがサボテンの花だ・旅とセイタカアワダチソウ 等々〜図書館で見逃してました・・何しろ各篇ごとに付箋が多数、アメリカなどの草木の話なのに??! 旧本ですが、笑と学と文章のキッパリ感におぼれてください。ひとつだけでも引用〜「私はニオイゼ ラニウムが好きだ」「花弁にみえるのは、実はおしべ。おしべといえば生殖器ねー」「そもそも私が植物に興味を持ち出したのは子供の頃、地球滅亡したら生き延びるんという空想が生活の中心て゜ あったためだ。ー」「ヒメ・ムカシ・ヨモギ・オオ・アレチ・ヤブ・カラシ」とアト25ほど続く。。 詩『河原荒草』の中で。〜10年前の本だが、詩人伊藤比呂美をあらためて逞しく思う一冊となった。
2025.10.23
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ほのかなる狼狽あるや杜鵑
2025.10.22
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『名曲喫茶【ショパン】店主の独創譜』 ・宮本英世 ・フリープレス ・25/3発行〜現役時代渦中の職場の近隣喫茶店【CHOPIN】に朝昼晩入り浸っていた神田淡路町の店のことと 思い、即予約! したのだが、こちらは、新宿ハズレの中野坂上にある【ショパン】でした、、、。「レコード会社、通販会社などを経て、私が店を始めたのは44歳のとき、ー 池袋の自宅を改造して 移転。ー それから30年〜人とのつながり、音楽と時間の関係等がわかり、たまらなく美しいものに思える瞬間が沢山生まれました。」そんな三楽章〜・「クラシック音楽」好きが講じて‐名曲が似合う場 所ークラシック音楽界の内幕 13篇 二楽章〜・クラシック音楽「作曲家」たちと「作品」たち13篇第三楽章〜こんなとき聞きたいクラシックの名曲ー13篇。喫茶店ショパンのうなぎの寝床風席とその つきあたりにあった大正時代のステンドグラスと老夫婦とそれを継いだマスターなどへの思い出ばかり 浮かんできてしまい、本書趣旨の「クラシック音楽のすばらしいものはない」にいたりませんでした! 『キミコのよろよろ養生日記』 ・北大路公子 ・集英社 ・25/1発行〜以前UPした『お墓どうしてます?』の続編日記、26篇267頁 丹下京子のイラストもゆるくてフフフ 22/2から23/11間〜・新しい朝が来ない・アレをナニする・長い長い言い訳・キミコのスケスケ緊張日記等々 同年輩 あるある日記、、、「私の【病気語】の日々はまだ続く。ー結局は今いる場所から 一歩を踏み出すしかないのだ。あらためてそう肝に銘じて毎日をすごしたい。今の私にできるのは、 それだけなのである。」と結ぶ・・・ははは 同感!
2025.10.21
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あさがほの今咲いており神無月
2025.10.20
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『僕には鳥の言葉が分かる』 ・鈴木俊貴 ・小学館 ・25/1発行〜すでに新聞・TVなどで幾度も紹介されていますが、あらためて本書で。83年生の東大準教授の動物 言語学者。27篇におよぶ鳥たちの生態262頁。冒頭6頁は、・シジュウカラは言語を操る・繁殖の観察ー そして見つけたヒナの驚き方・鳥たちは種を越えて言葉を理解し合っている の鮮明写真。著者描く本文中ののイラストも優しく可愛く。〜・小鳥が餌場で鳴く理由・巣箱荒らしの犯人・ヒナ 救出作戦・シジュウカラは文を作る・どうぶつげんごがくの幕開け等々。【人間には人間の言葉がある ように、鳥には鳥の言葉がある。】との 自然観察記・鳥語の世界への研究と受賞への記録。
2025.10.19
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こつそりと誕生祝柿買ひに
2025.10.18
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『WOW』 ・AIカランバ! スタジオ・宇野和美 訳 ・あすなろ書房 ・15/4 発行〜215☓305ミリの巨大写真集 しかも「AIアートが語る 世界を変えた55のできごと」まさに ワォの顔 が表紙。「歴史を変えた画期的なできごとや決定的瞬間をAIがどこまで活写できるのか? 600時間もの対話の中で人とAIが、知恵と技術をだしあい、つくりあげた55枚のAI絵画でたどる壮大な歴史書」 の惹句〜???一見にしかず64 頁〜・150万年前の人類発生「図」〜・紀元前2700年 エジプトでピラミットが建てられた「図」〜〜・1930年 ガンデイーが平和への道を示す「図」〜・2018年 グレタは 地球を救いたい「図」〜2023年 人工知能「図」に至る AIにする「図」〜【責任は人間にある】と!!『隣人の歌は うるさくて、ときどきやさしい』・白尾悠 ・双葉社 ・2/11発行〜プロローグ・6章・エピローグ全290頁の小説。コミュニティ型マンションの多世代住民感との付合 過去・家族等との接し方・繋がり方やカタチを克明に追っていく、、とでもいうのか・・・290頁。
2025.10.17
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『風に立つ』 ・柚月裕子 ・中央公論新社 ・24/1発行〜たっぷり小説 406頁!! 家裁から送られてきた少年を預かるとした南部鉄器の職人の父と、息子と の行き違いが交錯するヒューマンドラマ。「強さ」と「優しさ」、「少年」側の「育て方」「親と子」… ドラマとしなくても身近な家庭問題でもある、、、 『世界への DOOR ドア』 ・帝国書院 ・25/2発行〜 208の国と地域を「見開き」イラストマップに した 456頁!! 「世界】〜知らないことばかり。 ドジャースの選手出身地も本書で調べつつ〜オランダ領。。・その国が野球サッカーに強いのも分かる!
2025.10.16
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人はみな「不安症」なり長き夜に☆top薔薇の実/・散紅葉鉢・秋草活☆
2025.10.15
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『DRAW』 ・原研哉 ・美術出版社 ・25/12発行〜160☓250ミリの タイトルだけの真っ白い本! 厚さ28ミリ・351頁〜・拙い線描で、未知をまさぐる ・1983〜2000・〜2010・〜2020・2020〜・あなたのドローイングを信じなさい!の文章 10頁ほどを除く殆どか゛素描』写真 集!! 「ーポーランドのポズナン国立美術館で個展を開いた。ーそこに展示 していた100点ほどの手描きの鉛筆スケッチを見たスイスのグラフィックデザイナー」が「AIの世紀を迎えようとしている今日』をこれを「世に示すことで、多くのクリエーターが勇気づけられる」と の経緯からの本書。「スケッチはこのような経緯で【だったりして】と頭の中に発生したイメージをできるだけそのまま外界に引っ張り出す作業である。ー」 その多様・多元的な技と脳内表現に圧倒 されてください!! 、、、私らシロートにはこれ以上言葉では言えません・・・
2025.10.14
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秋の昼鉛筆に名あり何時のもの
2025.10.13
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『昭和の レトロパッケージ』 ・物見健一 ・グラフィック社 ・2016/1発行 〜昭和を「代表」するような、食品・文具・生活雑貨・ファッション。看板・ファッションポスター などが 142頁におさまっている、、思いだしては「話題」に!!! 『まだある』 ・大空文庫 ・2007/8発行 〜改訂版・キュラクター篇「今でも会える、"懐かしの昭和" カタログ。文庫サイズ206頁 ペコちゃん・リトルナース(メンソレータム)は思い出せるが さだきち や カールおじさん・・・ 前述本と ご一緒に お足りしみください。
2025.10.12
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日焼をも野分もこらへ桜蓼
2025.10.11
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『沈黙のちから』 ・若松英輔 ・亜紀書房 ・21/9発行〜同社から 「若松英輔の本」として17冊目のようである?(うち5冊・詩集) 1 詩について 7篇ー那珂市狭みゆき詩集 2 言葉の終わるところで 16篇ー・村井理子・デーケン・ 教皇フランシスコの問いかけ他 3 信じるということ 4篇 全161頁 惹句「いくら華麗な言葉を並べても本当の想いが伝わるとは限らない。うまく語ってはならない。文字にならない。消えない 熱を伝えなければならない。詩を書くこと、耳を傾けること、祈ること。自らの体験に照らしつつ 言葉の向こう側に広がる沈黙の意味に迫る エッセイ集。」 『スピノザの診察室』 ・夏川草介 ・水鈴社 ・23/10発行〜1978 生「長野県にて地域医療に従事」。全287頁。装画・五十嵐大介の「小説の舞台となる町」? が好き。・半夏生・五山・境界線・秋 の4章。 映画化された 『神様のカルテ』の著者。 地域医療の実態と医療機関の内情などが優しく且つ克明に綴られる臨場感あふれたヒューマンドラマ
2025.10.10
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台風の来るといふのにこの夕焼け
2025.10.09
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紅ゴンズイ実へいちだんの秋天下
2025.10.08
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『これ 喰って シメ!』 ・久住昌之 画・久住卓也(弟) ・カンゼン ・24/7発行〜惹句「『孤独のグルメ』をはじめ多くの作品ー一日、一食のシメ!から最後の晩餐まで」〜・これ 喰ってシメ!ー20篇〜・味噌汁・コーヒー牛乳ほか ・個人経営異飲食店十撰・おはようごはん5篇〜中央線沿線多し! 「おわりに 一生のシメ!」〜「つまり誰でも、人生の最初と最後は、他人の口で たべるのだ。」〜「なんと12,年前のエッセイで、自分で読んで驚いた。若い。今よりいっぱい喰って いる飲んでる。しかも凄い深夜まで。ー」各篇末の4コママンガ(卓也)と、イメージ膨らませて! 『泣きたい午後のご褒美』 ・ポプラ文庫 ・ポプラ文庫 ・25/3!! 発行〜ポプラ文庫「新人小説」の3冊目?〜・青山美智子・朱野帰子・斎藤千輪・竹岡葉月・織守きょうや と それらを纏める・小川糸! 「浮島 イルフロッタント」全219頁。惹句「お茶の時間に交錯 する人間ドラマを描き出す極上の6篇を収録!」
2025.10.07
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名月を揺れて待つやら夕尾花
2025.10.06
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