今日10月17日は母の田舎の秋祭りの日だそうだ。
母の実家は、ものすごい田舎で、今でも1キロ以内に10軒ぐらいしか家が無いと思う。
ゆるやかな大きな谷があって、その一番低いところに小川が流れてて、その両側のゆるい傾斜地に田圃が棚田になって広がってる。
傾斜が強くなって田圃が終わり、山がはじまるところに母の実家は建ってる。
小川といってもかなり立派な川で、川から山がはじまる母の実家までも500メートル以上はあると思う。
とにかく大きな谷で、巨大化したウルトラマンでもスノーボードでハーフパイプをしたら、ドロップインの時にびびるんじゃないかと思えるほどのスケールの谷だ!←分かりにくいか?!(^^ゞ
で、その谷がせばまって終わるところから曲がりながら山に入っていく、 ひっそりとした道 がある。
その ひっそりとした道 の奥に神社があって1年に1度今日10月17日だけ学校も休みになってお祭りをするそうだ。
だから今日だけは、その ひっそりとした道 もひっそりとしてないかも知れないけどね。
今読んでる宮本輝さんの『約束の冬』に ひっそりとした道 と云うのが出てくる。
主人公の女性とその女友達が山の展望台に車で行こうとした時に、ガードマンの青年に「 ひっそりとした道 があります。そこを行くと展望台に出るんです」と教えられる。
それ以上二人がいくら訊いても ひっそりとした道 としか言いようがないって言われる。
で、しかたなく ひっそりとした道 と云うのを探しながら車をゆっくり走らせて行くと、なんとちゃんと ひっそりとした道 を見つけるわけ!
"「 ひっそりとした道 」と言う以外、いかなる説明の仕方もなさそうだった。"と輝さんはそう書いてる。
んな訳はないと思うけど、 ひっそりとした道
ねぇ...、どんなんだろう?って思ってた。
そんな時、母から今日は田舎の秋祭りの日だという思い出話を聞かされて、神社へ向かうあの ひっそりとした道
の事を思い出した。
あの道はひっそりしてたなぁって!
子供の頃には、毎年夏休みには母の実家に遊びに行ってた。
あの ひっそりとした道 でもよく遊んだ。
いろいろ思い出してたら、 ひっそりとした道 って良いなぁなんて思えて来たよ(^_-)-☆
輝さんは ひっそりとした道 としか書かなかったけど、 ひっそりとした道 のエピソードを読むと輝さんもきっと ひっそりとした道 が好きなんだろうなって思った。
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