助産婦じょじょのアフリカ日記

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2005/09/08

協力隊～１３～　励ましを受けながら活動開始

(8)

テーマ：アフリカ生活(205)

カテゴリ： Liberia（リベリア）のこと

リベリアの田舎の助産婦学校。

この助産婦学校に派遣された協力隊隊員は、私で４代目。
２代目と３代目は１年以上重なって、二人で活動していました。

協力隊隊員は基本的に２年間、活動を行ないます。
ですから、この学校はすでに、６年間以上、隊員を受け入れている歴史があります。

病院実習のない日。
私は、学校で自分のための勉強をしたり、学校の様子を見たりして過ごしていました。

そんなある日の日記です。
このころは、忙しくなってきたため、数日分をまとめて書いています。
長くなりますが、端折って書き込みます

では、１８年前へ、どうぞ。

３日前、ストックルームの掃除をする。
４年間、掃除をしていないということ。

○○さん（先輩隊員）からのオリエンテーションで、あまりの汚さ（ねずみのフン・クモの巣）に、思わず、「掃除をしたい」と言ったのが、あっさり実現して、恐いね。

みんなで一度荷物を外へ出して、掃除をしたまではいいけど、次に元へ戻すときに、何がどこへ行ったのかわからないし、ダンボールの箱も汚くて中からネズミが飛び出すし。

私はわからなくなって、結局○○さんに頼ってしまった。
初めての大仕事。

家へ帰って、すぐにシャワーをして、すぐ夜勤実習。

初めてマラリアにうなされている人を見た。
それも妊婦さん。

ほかにショックの患者、発熱の子どもと、種々の患者さんがいて、帰ってきても興奮しっぱなし。

昨日は、ペリネイタルクリニックの日（乳幼児健診）。
一人で動くことも少しできるようになったが、相手が何を言っているのかわからないし、こっちの言いたいこともいえない。

苦しいなあ。

キャロライン（学生）と意見が合わず、彼女が「○○（先輩隊員）を連れて来い」と言ったが、ぐっとこらえて、ちょうど、デスワさん（リベリア人教師）が来て、説明があって、一件落着。

キャロラインと私は、最後まで気まずい雰囲気で、どうしようかと思っていたら、休憩時間、たまたま二人きりになり、「（私が）ここへ来て３ヵ月くらいだと思っていた」「ひと月と聞いてとても驚いた」と言う。

とても楽しくおしゃべりをして、これで一件落着。

ディアナさん（アメリカ人、プロジェクトリーダー）に話したら、「確かに上達は早い」「安心しろ」と言われた。

「学生の顔色をあまり心配しなくていい」「不機嫌な理由は、（私とのことではなく）他にもあるのかもしれない」と言われた。

と、まあ、ひとつのことで落ち込んだり、機嫌よくなったりの若かりしころのじょじょでした。

教員として、学生と関わる機会が増え、不安と共に「何かやりたい」「でもできない」と言う気持ちが出てきたころだと思います。

「大丈夫」「言っていることがわかる」など、励ましてもらって、何とか日々を乗り越えたように思います。

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