助産婦じょじょのアフリカ日記

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2005/09/07
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カテゴリ: 助産婦じょじょ


特にここでは、看護者の「愛」です。


私が看護学生の頃、グループワークで「やさしさとは何か?」を数週間かけて話し合いました。

そのワークから私が得たものは、
「看護者のやさしさとは、単に『やさしい言葉をかける』とか『やさしい雰囲気』と、言うものではなく、 『看護者としての的確な知識に裏付けられた、適切な援助を行うこと』 」でした。

「優しい看護婦さん」と言うのは、ただ「ニコニコしているだけ」では足りないのだなと気づきました。


そこで、「愛」です。

やはり看護者の愛というのは、単に「やさしくする」とか、「丁寧にする」だけでは、不足しているのではないかと思います。

もちろん、丁寧で親切なことは当然必要です。
しかし、プロとしての知識・技術がなければ「愛」とは言えないと思うのです。


なぜ、私が「知識」にこだわるか、と言うと、私は自分の内面的なことを話さなくてはなりません。


実は、私は「人の痛み」がわかりません。

人が「痛い」と言っていても、「本当に痛いのかしら?」「そんなに痛いのかしら?」と思ってしまう私があります。

助産婦ですよ、私。
世界で一・二を競う痛みを伴う、お産を看護する人間です。

どうやって仕事しているんだ?と思われますか?

そこで、「知識」「学習」です。
分娩のときはどこがどのように痛むのか。
どのような状況になり、どのように経過するのか。

全て、学習から身に付けました。

つらそうな産婦さんに接し、『どれほど痛いのかしら?』と、不遜なことを考える自分がいます。
しかし、学習を行い、分娩に応じた看護を的確に行なえる自分もいます。



私は子どものころから、周囲の大人を困らせないように、自分なりに努力してきました。
怪我をしたり、何か困ったことがあっても、自分の中で解決しました。

そんなことを重ねるうちに『痛い』と素直に言えない私になってしまったのです。

それが結果的に、他者に向かっても、『そんなに痛いの?』と、思ってしまうことにつながったのだと思います。


学習したことを基盤に、知識を持って看護を続けていくうちに、少しづつ、心から他者の痛みを感じることができるようになりました。

『愛』と言うのも学習ではないかと思う部分があります。

だからこそ、「親から愛されたこともない私が、患者さんを愛することができるのだろうか?」と、学生は悩んだのではないでしょうか?

「愛された経験」がなければ、学習するしかない。
本を読んで理解できること、観察をしてわかること、自分なりにトライしてみること。

そうして、知識を身に付けるうちに、いつしか心から「愛」がわかる看護者になるのではないでしょうか?

私もまだまだ道の途中です。






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Last updated  2005/09/08 12:20:38 AM
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