暑くなりました
そろそろ梅雨も終りが近づいてきたようです
梅雨の末期は大雨が降り災害が起きやすいのですが
今年も残念なことに九州で大きな被害が出てしまいました
お気の毒です、心よりお見舞い申し上げます
まだ梅雨前線は消えておらず
今後さらなる大雨の可能性もあり
皆さん、くれぐれもご注意ください
今日はお山で見られた
赤い実たちのお話です
この赤い実は
バラ科キイチゴ属の落葉小低木「草苺(クサイチゴ)」の果実
樹高が20~60cmほどしか無く
草のように見えるので「草(クサ)イチゴ」と名付けられましたが
これでも木のお仲間
[ クサイチゴの花 ]
当地には数種類の野生の木イチゴが生えています
この「クサイチゴ」以外に
「ニガイチゴ」、「ナワシロイチゴ」、「ナガバモミジイチゴ」など
その中では、このクサイチゴが一番美味しいです♪
[ クサイチゴの果実 ]
次いで美味しいのが
こんなお花を咲かせている
キイチゴ属の「苦苺(ニガイチゴ)」
[ ニガイチゴの花 ]
「苦イチゴ」と聞けば
なんだか不味そうに聞こえますが
苦いのは「種」を噛み砕いた時だけ
果実そのものは甘酸っぱくて美味しいです
[ ニガイチゴの果実 ]
続いてはこんな果実
このトゲトゲがいっぱい出た
ボール状の果実は
クワ科の落葉低木「姫楮(ヒメコウゾ)」の若い実
トゲトゲは雌しべの名残で柔らかいです
[ ヒメコウゾの若い実 ]
この樹皮は、昔は和紙の原料にもなったとか
この丸い玉、美味しそうには見えませんよね
この果実が熟してくると
丸い玉の表面に
オレンジ色のジューシーな層が出来ます
[ 熟れたヒメコウゾの果実 ]
食べて美味しい部分は表面だけなのが残念
続いての赤い果実は
優しい甘さの儚げな実
スイカズラ科の落葉低木「鶯神楽(ウグイスカグラ)」の果実です
半透明の薄い果皮に包まれ
中の種子が透けて見えます
[ ウグイスカグラの花 ]
[ ウグイスカグラの果実 ]
果実が熟す頃になると、鳥さんとの競争となり
なかなかお口には入りません
このウグイスカグラの果実を食べることが出来たときは
なんだか得したような気持ちになります(笑)
続いてのこの実は何?
これはサルトリイバラ科のつる木「猿捕茨(サルトリイバラ)」の若い実
サルトリイバラは雌雄異株で春にこんなお花を咲かせます
[ サルトリイバラの雄花 ]
[ サルトリイバラの雌花 ]
[ サルトリイバラの若い実 ]
サルトリイバラの根塊は利尿・解毒などに効果があると言われ
薬として用いられるそうです
また秋に真っ赤になる果実は
[ サルトリイバラの熟れた果実 秋 ]
生食にしたり果実酒を作ったりするそうですが
生でかじった経験では
パサパサして味がなくあまり美味しくなかったです
最後はこんな可愛いお花を咲かせる常緑樹
モチノキ科の「冬青(ソヨゴ)」のお花
[ ソヨゴの雌花 ]
秋にはこんな赤い実になりますが
残念なことに食べることは出来ません
[ ソヨゴの果実 ]
今日(7/3)の夕暮れ
今夜(7/3)は運良く
綺麗に晴れ渡りました
今夜のお月様は「十六夜の月」ですが満月です
↓↓↓
[ 満月 ]
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