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3月くらいから始まったリスク・テイク・ラリーも一段落して、1-2ヶ月程度は調整に入った模様。実体経済が株価水準に追いついてきてくれないと、安心して買いあがりにくい状況に入ったものと思われる。暫くは、景気回復を先取りする形で上昇してきたリスク資産―資源、資源国通貨、シクリカル銘柄―などには少し厳しい状況が続きそうだ・・・と思っていたが、調整のスピードも速い(汗WTIは60ドル割れし、ドル円も90円割れが近づいてきている。ユーロはもう少し調整してもよい感じがするが、WTIとの相関関係は薄れたのだろうか?また、中小型株が大型株をアウトパフォームし続けているが、これもいつ逆転するのかわからない。どちらかと言えば、そろそろリバーサルを取りたい気持ちが強まってきている。**********************************全体的な見方としては、景気自体は本格的な回復局面ではないとの考え方に変更はない。在庫循環的な景気の回復局面は、今のままで行けば年後半にはピークアウトしそうだという懸念があり、相場が上昇するには、この懸念を払拭するようなカタリストが必要なのだろう。具体的には、米国または新興国の消費回復、政府による追加的経済対策などが求められているものと思われる。特に、米国の失業率は10%突入を目前に控えている。おそらく10%という数字の持つインパクトは結構大きく、マスコミなどは政府に追加的経済対策を求める風潮になりやすいものと思われる。中国に関しては、バブルかとも思われるが、世界経済が失速する中で良く頑張っていると言えるのだろう。但し、来年の反動が心配だ。ロシア及び東欧は、未だ信用収縮の世界に取り残されており、回復の目途は立っていない模様だ。したがって、距離的に近しい西欧に対してもネガティブな印象が残る。**********************************さて、投資判断だが、国内株式に関しては、暫くはディフェンシブ優位と考えている。資本財関連や資源関連はやり尽くした感があるので、消費関連に目が行きやすいものと考えている。しかし、消費が回復局面にある訳ではないので、短期的な勝負と割り切っていきたい。中長期的な投資を考えるのであれば、急落した資本財関連、資源関連の方が魅力的だ。どう考えても、中長期的には日本よりも新興国の方が成長率は高くなると思われることから、それらの国で成長できる銘柄を拾っておくことは重要だ。特に、見捨てられている設備関連の銘柄を塩漬け覚悟で購入することには賛成する。また、足元では中小型株が堅調であり、当面は流れに乗っていこうと考えているが、いつかくるであろう反転は厳しいものになりそうだ・・・。さらに、半年程度のタームではドル安・円高を見込んでいるが、足元の急速な円高を嫌気した輸送用機器の下落に関して、リバーサルを取りたい気持ちで一杯だ。リスクリターンの比率も決して悪いものではないだろう。あと、金融関連に関しては、相場がもたつく中では関心が乏しくなりがちだ。今年は公募増資が頻発したことから、野村證券あたりの手数料収入は莫大と思われるが、それ以上の興味はない。まぁ、ダラダラとアンダーパフォームを継続している保険株のリバーサルがあればおもしろそうだな、といった感じくらいだろうか?ついでに、GSユアサなどの環境関連銘柄の急落は興味深い。いずれ再登板することになるのだろうから、環境関連銘柄の株価動向のチェックは怠らないことを推奨する(私は怠りがちだが・・・)。
2009.07.11
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変な話ではあるが、下げ相場の中で電力株などの下げが酷い。ここ1~2ヶ月の内需株売りのトレンドがピークに近付きつつあるとの印象を受ける。特に、国内消費不振の影響が色濃い小売株への敬遠ぶりは極めつけといえよう。逆に言えば、そこにチャンスがあるのかもしれないが、今すぐに小売株を買いたいという気にはならない・・・。あと1ヶ月くらいは外需の方がマシかもしれないな、という印象。リバウンドを狙うとすれば、金融株か。はたまた、資源価格の決着も見えてきたということで、悪材料で尽くしで商社株か・・・。まだ、トンネルを抜けた先のシナリオは見えてこない。
2009.03.12
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年末以降、国内消費低迷を受けて内需系の株価は低迷。7&i(3382)に至っては、値引き制限に関して公取委の調査が入ったとのことであり、コンビニ事業のビジネスモデル自体に疑問を投げかけることになったのではないか。コンビニに関しては、春以降はタスポ効果が一巡して既存店売上高も冴えないと予想されることから弱気なスタンスが順当と思われるが、追い討ちにあった感じがする。その一方で、「さすがに前年比▲50%というのはボトムでは?」との感触から、電子部品・自動車部品などが買われた。在庫調整に伴う減産から脱するとの観測記事や受注状況がカタリストになった模様。タイヤキの尻尾くらいは残されていそうなテーマではあるが、どちらかというと上昇したところは売りではなかろうか?さて、今後に関してだが、あまり良いアイディアは浮かばない。全人代、リストラ、補正予算あたりはポジティブな材料だが、テーマとなりうるほどのモノかどうかは判断しがたい。
2009.03.08
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昨年夏以降の底無し沼のような景気悪化にも、ようやく底らしきモノが見えてきたということか。現時点では、日米の2008年10-12月の実質GDP成長率は▲10%、2009年は▲2%程度というのがコンセンサスと見ておいて良いのだろう。つまり、この数値から大幅に乖離するような事象が発生した場合には、相場が大きく動く可能性があるということだ。当面は底らしきモノが見えてきた=不透明感が減少した、ということで相場はリバーサルを試しやすいと思われる。従来、需要の減少幅が見通せなかったセクターの戻りが大きいと思われる。おそらく、自動車やエレキ、場合によっては資源、素材系の銘柄がおもしろそうだ。足元は、ボトムが見えたということで危機の相場から脱・危機の相場へと突入するのだろうが、その先にあるのは良くて不景気、場合によっては更なる危機へと堕ちていくのだろう。要するに、2-3ヵ月後には再度下落を試す局面が到来する可能性がありそうだと感じている。警戒を怠らずに対処していきたい。
2009.01.18
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鉱工業生産などを見ていても、製造業は『売れない在庫を減らすために減産している』ことが分かる。このこと自体は非常に理性的な対応であり、経営陣がマトモなセンスを有している証拠と思われる。さて、これまでの需要減少は、『お金がなくて買えない』というよりは『お金はあるけど買わない』ことによる影響の方が大きいのかな、という感触を持っている。消費者が景気悪化を見込んで支出を減らしていることの裏返しであり、これまたセンスがいい。今後の景気動向に関しては、『需要減少トレンドが、いつボトムを打つのか』という点にかかっていると言って差し支えないだろう。失業率の上昇が予想される中では、『お金はあるけど買わない』から『お金がなくて買えない』に変わっていく消費者が増えていくと思われるので、一般消費者の需要回復は期待しにくい。一般消費者の行動に関しては、ユニクロなどの低価格帯へのトレードダウンが期待できるくらいであろう。一般消費者による需要回復が期待できない中では、政府による財政出動、企業による設備投資に期待するしかないが、トヨタ自動車が営業赤字に転落する世の中では、企業による設備投資は期待できない。したがって、唯一期待できる需要は、政府による財政出動しかないわけで、最近の麻生政権はアタフタと予算策定に奔走しているわけである。しかし、残念ながら既に日本政府は借金漬けであり、大規模な財政出動は期待しにくい。むしろ、GDP成長率8%を死守したい中国政府や、なりふり構わぬ財政出動を掲げるオバマ政権に期待するしかない。したがって、マクロ的な観点からは、中国・米国の財政出動の恩恵を受けられそうな企業、景気悪化により需要増大が期待できる低価格帯市場を得意とする企業が選択されやすい環境が継続すると見ておいて良い。後は、加速し続ける需要減少トレンドに一服感が出てきた段階で、売られすぎている景気敏感株を買っていくチャンスを掴めば十分なのではないかと考えている。
2008.12.27
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足元では、円高及び欧米景気後退の影響が大きいことから、輸出産業を中心とした外需株の下落がキツイ状況にある。基本的に、日本の優良企業は外需依存型が多いことから、個人投資家・機関投資家ともに株価下落の影響は大きく出ていることは想像に難くない。さて、外需依存型の優良企業の業績が厳しいことから、内需関連の銘柄へのシフトが続いていることは合理的なわけだが、日本も不景気に突入しているので内需関連企業といえども影響が出ないはずはないだろう。消費者のフトコロ事情を考えてみると、冬のボーナスは前年比フラットに近いようだが、間違いなく次の夏のボーナスは減少するだろう。また、派遣社員や契約社員のカットも進むだろうから、失業率も上昇するので、全体的な消費は減少が見込まれる。余談だが、不景気に対応するために、正社員から派遣社員や契約社員に切り替える等の人件費の変動費化を進めてきたにもかかわらず、いざ不景気に突入して派遣社員や契約社員のカットをすると批判に晒されるというのも若干気の毒な気がするが、いかがなものだろうか? まぁ、カットされた方からすればたまったものではないことは事実だが・・・。脱線から戻ると、今後は全体としては消費の減速が予想されるので、内需関連株が売られる段階もそう遠くはないだろう、と思われるわけである。確かに、ユニクロやニトリなどのデフレを味方にできる企業は、スグには売らないほうが良いだろうが、株価も上昇しているだけに既存店売上高が悪化してきたときには急落しそうな気はしている。
2008.12.07
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株は下落するは、為替は超円高になるは、新興国の債券は暴落するは、・・・と危機が多すぎますね。まぁ、根っこのところは、信用収縮を伴った不景気なので、今すぐどうこうというのは難しいのですけどね・・・。それにしても、以前に比して新興国の体力は増したと言われても、ここまで来るとどうなのかな~という気がしてきますね。アイスランドに引き続き、東欧諸国、南米諸国とドミノ倒しのように危機が広がっているようです。しかしながら、株価が下落し始めて3ヶ月程度経ったということもあり、自律反発というのも考えた方がいいのかもしれません。また、為替に関しても、主要国通貨はいいレベルに達したという感がありますので、ボコボコに売られている輸出関連株に注目してみる価値もあるのかな・・・と少しだけ思っています。逆に、円高メリットを受けられる企業として、ニトリなどを当面は持っておくのもアリだと思います。
2008.10.25
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世界的な景気後退に加えて、円高が加速している中では、株価下落も【やむなし】といった感じでしょうか。2003年の利益水準に日本企業は戻るのだと考えれば、現在の株価水準も割と合理的であって、必ずしも割安とは言い切れないのかもしれません。今後は、財政出動による景気浮揚策や、信用収縮解消による潜在需要の顕現が予想される段階になれば、本格的な反発もあるのかな~と考えております。実際の銘柄選択では、景況感とは関係なく、個別要因で利益が増加する企業が投資対象として望ましいステージなのだと思われます。或いは、円高や資源価格下落といった外部要因がプラスに働く企業もBUYなのでしょう。
2008.10.24
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このところは、景気悪化に関するニュースばかりが出てきて、めっきり明るい話題が減ってきたな~という印象です。景気が悪化すれば、失業率も上昇し、一般的には犯罪率も上昇しそうな気がしてきますね。前回の景気悪化時は、消費者金融やサービサーといった業種の収益は改善したと思われますが、さて今回恩恵を受けられるのはどの業種になるのでしょうか?(ご存知でしたら、私にもコッソリ教えてください)それにしても、アメリカの金融業界の合従連衡は動き始めたら早いですなー。特に、ノースカロライナの田舎大名だったバンカメがメリル買収でウォール街に躍り出たという記事は、ちょっとおもしろかったですね。当面ロングオンリー運用は厳しい環境が続きそうですが、次の景気回復時点で購入したい企業リストでも作成して、ぼんやりとやっていきましょう。ま、世界が崩壊するわけでも、命がなくなるわけでもないわけですから。
2008.10.04
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とりあえずリーマン兄弟は、あえなく昇天された訳ですが、斃れると市場に影響の大きいAIG様は政府の管理下に置かれてしまったようですね。いずれにせよ、不動産市場が瓦解した経済は、立ち直るまでに相応の時間を要することになりそうですね。今後の投資対象には、トップライングロースを期待するというよりは、縮小均衡型、あるいはコスト削減により利益を確保することを期待した方が良いのかもしれませんね。また、可能であれば、ディストレスト型の投資対象を探索する努力をするべきなのでしょう・・・。
2008.09.17
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投資の意思決定をするに当たっては、投資期間をイメージすることが重要だと考えています。バフェット氏のように「永久」を投資期間とすることも自由ですが、相場変動の中でスプレッドを抜いていくプライステイカーである者にとっては、自分のイメージ通りに株価が動く期間をイメージしておく必要があると考えています。例えば、決算です。最近の企業は四半期ごとに開示していますので、必ず四半期ごとに決算発表があります。また、業界によっては、月次で販売動向や受注動向がわかるので、これも材料になります。さらには、投資先企業と同じ業界のリーディングカンパニーが発表する見通しや決算も自分の投資先企業の株価に影響を与えると考えるのが一般的でしょう。上記のようなニュースフローが、どの時期に出てくるのかを考えた上で、どのように市場が反応するのかをイメージして投資期間を定めていく。これが一般的なファンダメンタルズ投資に必要なことの一つだと考えています。
2008.09.16
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サブプライムローン問題に端を発した金融不安により、欧米の金融機関のバランスシートは毀損し、新規融資に取り掛かる余力の少ない状態にあります。これまでは、欧米の金融機関を中心に、ファンドやM&Aへの融資が拡大されてきましたが、今後数年は縮小が続く公算が高いと思われます。即ち、レバレッジを効かせることにより収益拡大を図ってきた産業(LBOファンド、不動産ファンドetc)が厳しい環境にあることは言うまでもなく、クレジットカード利用による一般消費者の消費活動さえも抑制される傾向になると予想されます。言い換えれば、金融機関は、限られた貸し出し余力を、本当に信用できる人・企業にしか与えることはできなくなる ― 担保のない者には貸せなくなる ― という方向に向かっていると見ることができます。極言すれば、貨幣経済から物々交換の経済に一歩後退するとも言えます。特に今回は、バランスシートを毀損した金融機関が広範に及ぶため、影響は大きくなるものと思われます。^^^従来の傾向からすれば、2-3年もすれば中国等の力のある新興国経済は復活してくると予想されることから、新興国経済にリンクした優良企業がPBR面から見て割安な水準になるようであれば、落ちてくるナイフを拾っていくのも資産形成にとって有効な方法の一つと思われます。
2008.08.17
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自動販売機でタバコを買うためにtaspoというカードが導入されたものの、カード作成手続きが面倒であることから、かなりの人々がコンビニなどの手売りに流れて行った結果、ローソンやファミマなどのコンビニの既存店売上高は前年比で大幅に上昇することとなりました。このことは、既に第一四半期決算で判明していることですので、物珍しいことではありませんが、今月に入ってからのコンビニの既存店売上高は二桁増に伸びてきているということですので、ポジティブサプライズとなる可能性があります。また、コンビニで客数が増えているということは、コンビニで売れている商品を製造販売しているメーカーにもポジティブなことですので、コンビニ比率の高い飲料メーカーや惣菜メーカーなどにもポジティブな影響が出ているものと思われます。話しはズレますが、今年も7月に入ってから猛暑になってきたことから、夏物商戦が回復してきている模様です。エアコンやアイスなどの夏の風物詩の販売基調が急激に回復してきているようですので、これまで悲観視されていた関連銘柄の見直しが進む可能性を感じています。さて、taspo効果の元凶となったJTですが、コンビニ向けへの出荷が伸びたことから国内販売が予想よりも好調に推移しており、第一四半期決算は当初予想されたほど悪くならなさそうです。海外でもフィリップモリス・インターナショナルの決算も好調でしたので、タバコ株への見直しが進むかもしれません。まぁ、コンビニに客を取られた自販機を設置していた人たちの怒りはどこに向かうのか疑問ではありますがネ・・・。
2008.07.27
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最近の電池関連株は、かなり激しく上昇した感があります。具体的には、以下の銘柄が代表的と考えられます。NECトーキン(6759)古河電池(6937)GSユアサ(6674)新神戸電機(6934)三洋電機(6764)さて、なぜ今電池関連株が上昇したのだろうかと考えてみると、環境対策を考えたときに、自動車は石油系燃料からハイブリッドないしは電気自動車に移っていかざるを得ないだろうという考え方が背景にあるからだろう、と推察されます。要するに、電気で自動車を走らせるためには、バッテリー(電池)は必要不可欠、ということです。言い換えれば、従来は、完成車メーカー内製のエンジンを頂点に、自動車産業というピラミッド構造があったのに対し、電気が中心になるとエンジンが不要となり、バッテリー(電池)やモーターがエンジンに取って代わってピラミッドの頂点になる、というパラダイムシフトが懸念された結果、電池関連株が上昇してみた、ということも言えるかと思います。この辺は、完成車メーカーも重々承知しているようで、トヨタ自動車も、松下との合弁会社を連結子会社化しただけでなく、電池研究部という部署も立ち上げており、自社の優位性を失わないように努力しているようです。(閑話休題)さて、背景事情は理解できたとして、電池関連株は、どう見ても割高な水準に達してしまった銘柄も散見されます。相場は行き過ぎるものとはいえ、材料が出尽くしとなれば、力尽きるもの・・・。そのときが、環境問題に注目の集まるサミット終了時なのか、それとも第一四半期決算の発表時となるのか、はたまた明日なのかは不明ですが、ショートを振ってみる価値はあるのではないでしょうか?
2008.06.14
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ベトナム株式市場は、26日ぶりに反発したそうですね!!!(チャートはコチラ:http://www.viet-kabu.com/data/chart.php?t=hcm)連続下落日数として、ギネスに申請することはできないのかしら?年初来で▲60%を超えているということですので、まさにEmerging Marketという感じですね。少し前までは、VISTA(Vietnam / Indonesina / South Africa / Turkey / Argentin)の一角として、BRICsに次ぐ成長国ともてはやされていただけに、バブルその後・・・という感が強いですね。ベトナムは、ガソリン価格上昇後の5月のCPI(消費者物価指数)が25.2%上昇となり、「ハイパーインフレになってしまうのでは?」という危機感を抱いた人々が、出口に押し寄せた形になったようですね。為替もベトナムドン安が進んでいるようですので、ベトナム危機と言っても差し支えないくらいの金融市場の混乱だったと見受けられます。最近は、新興国と一括りにいっても、「資源国と非資源国とでは事情が違う!」という感じになってきておりまして、ブラジルやロシアなどの資源国経済は堅調な一方で、ベトナムなどの非資源国は資源高によるコスト上昇で経済は苦しくなるだろうという見通しが蔓延しているようです。とはいえ、世界経済が長期的なクラッシュに入ってしまわないかぎりは、ベトナムなどに資金流入再開があると思われるので、バーゲンハンターとしては地道に拾っていくのもありかな~という印象です。Emerging Marketなだけに、ここから半分になってしまう可能性も十分に秘めているので、一気には集めず、パラパラと痛くない範囲の金額を投下していきたいと考えています。
2008.06.14
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Citigroupの決算が好感されたのか、海外の株式市場は一息ついているようですね。3月のベアー・スターンズの救済以来見えつつあった金融市場の混乱がひとまず終焉したという感じなのでしょう。相場も、異常事態を終了して、通常戦闘モードに戻れるのではないでしょうか。とはいえ、すぐに景気が回復するというわけではないので、金融緩和の行き過ぎによるバブルが発生するのは、もうちょい先という感じでしょうかね。注)タイトルに特に意味はありません・・・。何となく興味深い例文だったので引用しました(邦訳:慎重さではなく、運が人の人生を支配する)。
2008.04.19
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日経文庫に【業界研究シリーズ】という読み物があります。証券会社の著名アナリストが、専門とする業界について書いたもので、結構ためになる良いシリーズです。一冊1,050円と割と手頃だったので、全シリーズ読破しましたが、鉄鋼・建設・医薬品・電力ガスあたりが、キチンと書かれていて良かったのではないかと思います。それぞれの業界に属する企業の収益の見方を勉強されたい方にはオススメです。注)私は、日経の回し者ではありません(笑)
2008.03.16
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Google FinanceでGMを見ると、下のほうに比較対象となる企業の株価が出てくるのですが、GMの時価総額はトヨタの1/10以下であることに気付き、何となくホロッと涙が流れてしまいました…。グローバルで販売台数トップを競う両社の時価総額に、そこまでの差がついてしまっていたとは驚きです。Name Mkt Cap(3/14)Toyota 181.01BDaimler 81.75BHONDA 50.64BNissan 34.19BFord 11.68BGM 10.88BTata 5.95B
2008.03.16
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日本株式市場が盛り上がっていた2004-2006年くらいは、投資関連のブログがモコモコと増えていたような気がしますが(当ブログもその一つ)、最近はどうなっているのでしょうか?最近では、ノーマルにロングしていて儲かっているのは商品先物くらいでしょうから、そちらのブログが増えているのでしょうか?それとも、ドル安に沿った形でFX関連が増えているのでしょうか?いずれにせよ、景気減速によりお寒い世の中となってしまったわけですので、まぁ、盛り上がるのには多少なりとも時間がかかりそうですね。それにしても、現在の株式市場は、「私にも割安株が見える!」(シャア・アズナブル風)と言えるくらいに、割安株だらけですね。とはいえ、買ってからもズルズルと下がってしまうので、バリュートラップというのでしょう。来期に関しては、円高状況が続けば減益になってしまう企業も増えてくると思われますが、再来期まで考えてみれば、為替レートが変わらないのであれば増益基調に戻ってくる企業も多数いることと思いますので、そういったトレンドを持っている企業に関しては、安値ではチマチマと仕入れておきたい局面ですね。商品に関しては、資金が流出するタイミングを見て、売りを考えておきたいですね。原油はよーわかりませんが、停電による南アフリカ鉱山の操業停止で高騰したプラチナや、豪州洪水で高騰した石炭などは、急騰急落パターンが見込まれますので、関連銘柄の空売りのチャンスも捉えたいところですね!
2008.03.15
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いい本ですね~。トヨタ生産方式に関しては、「ジャスト・イン・タイム」とか「かんばん」などの単語については知っていましたが、イマイチ全貌をよく知らぬまま生きてきましたが、この本に出会って理解が進みました。基本的に、トヨタ生産方式と呼ばれているものは、コスト削減策の一手段であるということが良くわかりました。全編を通じて、ゴールを見失わずに行動するということが如何に大切なのか、ということに内容が凝縮されていたような気がします。大量生産によるコスト削減以外の方法を示したという点で、当時は、発想の転換を引き起こした内容だったのだろうと想像されます。また、読み直すたびに味わいのある本なのだろうと感じました。そういえば、最近QC活動が残業に当たるという司法判断がありましたが、これは結構なコスト増加に繋がるのでしょうかねぇ…。
2008.03.09
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先日申し上げた鉄鋼に関しては、原材料高騰分の値上げを発表しそうなので、当面のネガティブ要因としては、豪州の洪水による原価率上昇だけで済みそうですかね。(参考:新日鉄、鋼板1―2割値上げ・近く要請へ)自動車会社等の長期契約先(通称・紐付き)が受け入れてくれくれるかどうかですが、北米景気減速により自動車販売は苦戦しているので状況としては良くないですが、日本の自動車メーカーなら受け入れるだろうと見る向きの方が多いのではないでしょうか。さて、当該自動車メーカーに関してですが、来期は円高や景気減速により苦しくなりそうだと思っている人が多いのではないでしょうか。しかしながら、北米の景気は減速しても、新興国経済の発展は続くという見方(デカップリング論)からか、スズキなどはバリュエーションの高さが目立ちます。よくよく考えてみれば、新興国経済の発展は、先進国からの直接投資や、何らかの形で先進国の消費により牽引されている面が大きいので、従来ほどの高成長は今年は難しいと考えておく方が普通と思われます。さて、スズキがシェア50%近くを握るインド市場ですが、金利の上昇が目立ってきているようです。自動車にはローンが付き物ですので、金利の上昇は、ネガティブな話として考えておくべきなのでしょう。自動車セクターに関しては、結構下がっているので、来期減益をそこそこ織り込んでいるような気もしますが、まだショートを振ることの出来る余地も残されているような気がします。ロングサイドとしては、自動車部品セクターというのが定番でしょうか…。
2008.02.11
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昨年末から、高炉(=鉄鋼)を取り巻く環境は良くなってきていた。それは、中国からの鉄鋼の輸出が減少してきていたからである。その背景には、中国には、地方政府の支援を受けて中小のミルが多数乱立しているところ、遂に中央政府が重い腰を上げ、中小ミルの再編に乗り出したからである。以前は、利益が出ていないにもかかわらず、地方政府の支援を受けた中小ミルが、増産に次ぐ増産で鉄鋼の市況を揺り動かしていた。しかしながら、増値税還付率の引き下げ等によって輸出が苦しくなってきた。また、一説には、不動産バブルを押さえるためは鉄鋼の価格を上昇させるのが有効だと見て、中央政府が中小ミルの再編に乗り出したと見る向きもある。まぁ、平たく言えば、鉄鋼の需給環境が良くなってきていたわけで、新日鉄や住金の株価は、比較的好調に推移していたわけである。しかーし、ここにきて、1月に豪州で洪水発生である。まぁ、いつものことと言えばいつものことではあるが、何と石炭の原産地で洪水である。(参考:出光興産、豪州石炭鉱山が集中豪雨の洪水で操業停止)日本の高炉は、豪州産の石炭を2-3割程度使っているので、鉱山の操業停止はピンチである。顧客(自動車メーカーなど)に対して商品を切らす訳にはいかないので、今頃彼らは、世界中から高値で石炭を調達しているはずであり、収益にとっては極めてネガティブな話である。遂には、本日の日経朝刊でも、発電用石炭(一般炭)のスポット価格が、豪州産で130ドルになったと報道している。年初には90ドルであったにもかかわらず、である。(参考:豪州産石炭のチャートと思われる)とすれば、高炉で使われる強粘結炭の価格やいかに!?、という状態であって、誠にどうしようもない。一方、石炭価格上昇の恩恵を受ける企業もいる。真っ先に思い浮かぶのは、三菱商事である。三菱商事の収益に占める石炭価格の影響は大きいのである。しかしながら、ここでは、敢えてダークホースを挙げてみたい。宇部興産である(笑)何故かは分からないが、宇部興産は、石炭輸入販売をしているのである。宇部興産にとって原料価格上昇はネガティブではあるが、一方で、高炉などが石炭調達を焦っていることからすれば、輸入販売事業は恩恵を受けるのである。ここに、意外なロングショートの組み合わせがある。
2008.02.09
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昨年は、5月の住民税負担増加以来、個人の消費は寒い状況になりました。また、7月以降は、天候不順や、ファッショントレンドがないことから、売上が伸びない結果となりました。さらに、秋には、住宅着工が大幅に減少したことから、家具などを中心に売上が減少し、官製不況と言われるような事態になりました。そして、冬には、折からの原油高による暖房費用負担の増大や、食品価格の上昇により、個人消費は、さらに伸び悩む結果となりました。このように、ポツポツと情報を拾っていくと、需要面では、良くない環境が見えてきます。また、個人的な考えとしては、消費の牽引役である20代後半から30代前半の世代に、十分な可処分所得がないことが大きな原因ではないかと考えています。上記の世代の人々は、就職氷河期と言われる時期に、大学や高校を卒業した人々であり、世間では、フリーターの増加が問題とされた世代でもあります。その結果、20代前半にキャリアを積むことが出来ず、現在のように人手不足な中にあっても、転職の機会が限定されている世代と聞いています。したがって、トータルで見れば、この世代の所得水準は低いものと思われ、当然、消費のトレンドを描くことの出来るようなレベルには達していないものと思われます。強いて言えば、低価格品が消費の中心と思われますので、上記の世代の多くが居住している都市部に存在しているディスカウントストア業態が、比較的恩恵を受けることができるのではないでしょうか。さて、逆に供給面を考えてみると、小売各社は出店攻勢の手綱を緩めようとしていません。比較的消費マインドの高い都市部への回帰を中心に、オーバーストア状態が続いています。結果として、需要が伸びない中で、供給を増やそうとしているわけですので、あまり良い結果は期待できないと思われます。そのような環境下において、ドラッグストア業界をショートする機会を検討しています。昨年は、ドラッグストア業界各社は、他の小売業態に比して、楽な状況にありました。おそらくは、消費者がドラッグストアのディスカウント商品に惹かれたことや、化粧品でマキアージュのような粗利益率の高いノー・プリント・プライス(NPP)商品が存在したことが原因ではないかと推測しています。しかしながら、上記の効果は、今年の半ば以降には一巡してきますし、来年には、登録販売者制度ができて、薬剤師がいなくても医薬品の販売が可能になるので、他業態との競合が厳しくなる可能性を感じています。そのような懸念が広まってくると予想する今年後半に関しては、現在評価の高いドラッグストア業界をショートする機会があるのではないか、と考えています。
2008.02.03
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JT(2914)のギョーザ問題のオチが気になります。冷凍事業がコケたところで、収益に与える影響は限定的なことは事実ですが、経営陣の引責辞任とかいうスキャンダラスな結末になった場合、株式市場に対するインパクトはどうなるのでしょうか?・需給で考えた場合、数年間にわたり値上がりを続けてきたので、利食い売りに晒されやすく、最近のディフェンシブ優位な相場からの脱却が図られる可能性があり、・カタリストで考えた場合、米アルトリアのPMI(海外たばこ事業)スピンオフが決定されて材料で尽くし感があり、英インペリアルによるアルタディス買収完了で国際的再編への期待が縮小する可能性がある、ことからすれば、遂にショートする機会が生じたと考える人がいてもおかしくない…機関投資家の保有が多いだけに気になるところです。
2008.02.02
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改革期待が薄れ、周囲のアジア諸国の経済発展が好調という中にあっては、アジアの中の低成長国である日本株は、アンダーウェイトにされてしまう傾向が続いています。おそらくは、日本経済はアメリカ経済への依存度が高いという認識もあり、アメリカの景気が駄目なら日本も駄目という連想も働いているのでしょう。しかし、流石にPERで一桁(!)の成長株などは、いつかはリターンを生むと思われますので、少し買っておいて忘れてしまうというのも手かもしれませんね。足元は、国内で安定成長している企業が好まれている雰囲気ではありますが、半歩先・一歩先のことを考えてポートフォリオ構築をしていきたいですね。
2007.11.23
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そろそろ、一年を振り返る時期が近づいてきたような気がします。今年は、昨年に引き続き任天堂が好調でしたね…。DSに引き続きWiiでも、これまでゲームに関心の薄かった中高年層・女性層への浸透を果たした点が大きかったと言えます。また、Baltic Dry Indexの高騰を受けて、商船三井も好調でした。新興国の好景気という市況要因と、オーストラリアの港湾設備の不足という構造要因のハイブリッド的な利益成長だったと言えます。新興国の成長といえば、コマツや日立建機などのインフラ関連の機械メーカーも好調でした。さらに、新興国(特に東欧・ロシア)のマネーが流入したヨーロッパのウェイトが大きい企業も恩恵を受けたと言えます。ダイキンなどが該当するのでしょうか?また、新興国の旺盛な資源需要を受けて、商社が今年も伸びましたね。正直、今年中に原油が100ドルに接近するとは思っておりませんでした…。資源に関連して、環境がテーマとなり、東芝が原子力関連銘柄として王道を行くこととなりました。原子力発電が環境に良いのかどうかはさておき、火力発電よりは二酸化炭素は排出しないので、京都議定書関連としては美味しいビジネスに映ったのでしょう。一方で、内需株、とくに衣服関連の小売業などが酷かったようですね。なかなか消費にお金が回る状況にはなっていないということでしょうか…。さて、あと2ヶ月ちょっとで今年も終わりですが、ぼちぼちっと稼いで行きましょう!
2007.10.22
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最近は、中国産の製品が嫌われる傾向が強いらしい。アメリカでも輸入禁止になった養殖魚もあるし(参考1、参考2)、農薬使用量の多い冷凍野菜が問題になったこともある。ちなみに、中国における養殖は拡大傾向にあり(参考)、アメリカの輸入禁止は業界にシビアな影響を及ぼしそうだ。さらに雑学ではあるが、輸入禁止になった養殖魚にバサという名があったので調べてみた。結論から言うと、ナマズであり、世の中では白身魚として食されているらしい(参考)。アメリカ国内の養殖魚の半分は、同じくナマズのキャットフィッシュということらしいので、輸入禁止の背景には養殖業者の声もあったのだろうと推察される。但し、バサ等のナマズの養殖はベトナムが90%占めるというサイトもあった。まぁ、バサ等は元々メコン川流域に生息していたらしいので、わからなくもない。同サイトによると、クーロンフィッシュというナマズの養殖・加工・輸出を業とする会社が今年9月に上場しているらしい。すごく寄り道してしまったが、株式投資の話に戻す。一応、株日記というブログ名だし(本人も忘れてしまっていたが…)。NIKKEI NETの記事で、「農業テーマの投信相次ぐ、三菱UFJやフィデリティ」とあったのが気にかかった。まぁ、ヨーロッパやオーストラリアで小麦の不作が結構報道されていたようなので、販売しやすいテーマだと判断したのだろう。マーケティングとしては悪くない(?)ということか。国内外ということなので、必ずしも日本企業の株だけが買われるわけではないが、協同飼料・味の素・サカタのタネとかが買われるのかな?おそらく先に設定されたドイチェ・アセットの投信と銘柄は大きく変わらないだろうから、調べてみる価値はありそう。ちなみに、穀物メジャーの内、ADM社だけは上場しているが、株価は盛り上がってないですな。食の安全が騒がれるようになると、日本でも自然食品系のショップなどが大規模化できる素地は整いつつあるのかな、という印象を受ける(私個人は、自然食品=安全ではないと思っているが)。ストックカフェというサイトに、オーガニック食品というカテゴリーでいくつか企業名が挙がっているので、興味のある方は参考にしても良いかもしれない。まぁ、食の安全と言う観点からは注目されないが、セブンイレブンの食品の安全性は優秀だと思う(参考)。世の中では、「コンビニ=不健康」という認識があると思われるので注目されないが、セブンイレブンの食品は、結構安全で、そこそこ美味しいと思う。まぁ、それだけの理由で、7&iHDの株式を購入することはないけどね…。
2007.10.08
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ドレッシング買いにしても、少しあからさま過ぎるような気がしますね。まぁ、引きずられて余計なものを買ってしまわないように気をつけましょう。それにしても、ミャンマーは本格的にまずくなってきているのでしょうか…。主要輸出品目は、天然ガス、チーク、豆類、米、エビとのことなので、急に何かに影響が出るということはないのか?
2007.09.27
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消費者金融の厳しさが増しているようですね…。貸出金利は下がるし、返還はしないといけないし、と環境は明るくないですね。破綻とか出てくると「底打ちか!?」という気持ちが出てくるものですが、消費者金融に関してはサッパリそういう気持ちがしてこないですね。また不景気になって、優良な借り手が増えてくれば別かもしれませんが。消費者金融部分を差し引いて買える水準までカード会社株が下落してきたら良いのだけど。
2007.09.15
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唐突な辞任でしたね。ご自身の事務所でも、二重計上を発見してしまったのでしょうか?それはさておき、次期首相は…麻生さんでしょうか?小派閥のリーダーですが、大丈夫かしら。まぁ、本人は、やる気になってきていたようですので、心の準備は出来ているのかな。しかし、金も原油も強いなー。金に関しては、ETFの積みあがりも続いているし、鉱山会社のヘッジ買戻しもあるということなので、チャンスがあれば買ってみてもいいかも。原油は…どうしましょうかね?
2007.09.12
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もし、有権者の所得分布がピラミッド状になっているとすると、低所得者層の方が当然多いことになる。そして、人口の多い低所得者層が最も多く選挙用紙を持っているわけだから、この層を取り込むことが出来れば選挙では優位に立てる。ほんでもって、格差社会が進むということは、低所得者層に不利益と考えられるので、そのような時期の政権は支持されにくい…。また、4-6月のGDPはマイナスだった(=景気が悪かった)ことからすれば、自民党にとって参議院選は色々な意味で苦しかったんだな~と思えてくる(しみじみ)。さて、先週の米・雇用統計の結果は、どういった意味を持つことになるのかしら?
2007.09.11
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投資アイディアを探すといいますか、考えるというのも手間ですねー。まぁ、空いた時間に、世間の注目を集めつつある話題や、変化しつつある事象を思い出したり、繋げたりしているだけではあるのですが、そんなにたくさんは思いつかないところが発想の貧困さを現してますね…。さて、ネットで検索してみると、投資テーマと関連銘柄を紹介してくれているサイトも幾つかあるみたいだということに気付きました。例:STOCK CAFE何か役に立つテーマがあればいいなー。環境というと、原発関連の東芝・日立などが注目を集めましたが、京都議定書関連としてビルの空調制御をしている会社とかもありかな。また、排出権も日本がバシバシ買うことになりそうなので、何か投資方法を考えたいところですね。しかし、原油と石油製品の価格差(クラック・スプレッド)は、どうしてこんなに縮んでしまったの???流石に気持ち悪くて、現時点では拡大に賭ける気にはなれない…。
2007.09.08
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この一ヶ月くらいというもの、為替も商品も株式との相関が高い。個人的には、商品が中心になっているので、為替のヘッジの仕方が常に悩ましい(何とドル円は急落して113円台に再突入しているが…)。FXを用いるときもあるが、何か他の商品でヘッジをかけることが多いため、股裂きの刑に遭わないように銘柄選択するのが手間である。それはさておき、サブプライム問題を端緒として、株式市場は乱高下(日本株は急降下?)している。サブプライム問題の根幹は、住宅ローンの支払いがとどこおる点にあるので、一気に問題が噴出せず、じわじわと真綿で首を絞められるように効いてくる点が悩ましい。実際のところ、サブプライム問題は昨年から出てきている問題であり、正直今更という感が否めないが、それが世の中というものなのだろう。まぁ、シンセティックCDOとかで疑わしい金融商品が出回っていたことからすれば、一旦ショック状態に陥るのは仕方ないのだろう。いずれにせよ、アメリカの不動産価格が急落して、かつての住専問題のような停滞に陥らなければ、まぁ良しといったところなのではないだろうか?不景気に陥った場合、私は、株の選球眼に絶対の自信は持てない。蛇足で一つ。バリュー投資に関してであるが、私もグレアムを素晴らしいと思うが、単にバリュー指標が魅力的というだけでは危険だ(上昇相場まで待って売り切ることが出来れば別かも)。統計的にバリュー銘柄は好パフォーマンスということになっているが、ブレイクダウンしてみると極々一部の銘柄だけが急上昇していたというオチになりかねない。要は、バリュー銘柄の世界にも、格差はあるということだ!少なくとも、下方修正のなさそうな銘柄であるとか、多少なりとも成長に確信の持てる銘柄であることが望ましいと考える。GOOD LUCK !!!
2007.09.07
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日本株に関しては、チャンスと言えばチャンス。しかし、不動産価格が下がって、負の資産効果が働いてくると景気は下向きになるおそれがある。もしそうなれば、保有期間が長くなってしまうので、ちょっと嫌かな…。アメリカでは、FEDがFF金利ではなく公定歩合を0.5%下げたとのこと。あわよくば利上げしようとしていた日銀よりはマシか。もし、日本株が戻すとして、一体どのような銘柄から戻すのかが問題。永久保有どころか永久放置銘柄もあるだけに気を付けないと…。単にバリュー指標が良いというだけでなく、人気化しやすいものでなければ、投資の確度は低い。追伸:個人的には、コモディティーをショートしているので、今夜一気に円安に戻られるとキツイかな。原油に関しては、ハリケーンがもてはやされると嫌なので、一旦アンワインドしたが・・・。
2007.08.17
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今のマーケットは、悪いニュースが出る銘柄に対して厳しい状態が続いている。既に織り込まれていると思われる悪材料であっても、発表されると売られる状況であり、厳しく選別がなされている状態である。投資家のリスク許容度が低くなっている…のとは違うとは思うが、罰を与えるかのように厳しい(逆に言えば、優良銘柄を割安に仕入れる機会であるとも言えるが、忍耐が要求されそうでもある)。どう見ても上昇しているのは、東芝、新日鉄、コマツ、信越化学などの悪いニュースの出てこない一角に限定されている。しかも、外需系が中心である。ハッキリ言って、これらの銘柄は買いたくなるような水準にはないが、それ以外の銘柄では忍耐が必要になる。
2007.07.23
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今週は、東芝がアメリカで原発の受注を取りましたね。頑張ってウェスチングハウスを買収した価値があったということでしょうか?東芝の株価も上昇していますが、東芝に原発のバルブを納入している岡野バルブ製造(6492)の上昇の仕方は激しいですね~。最近は、日本の電力会社の原発向けのメンテナンスが好調ということで既に上昇していたのに加え、新規受注が舞い込むことになるのでしょうから、そんなものでしょうか…。さて、原発やエタノールといった代替エネルギーへの取り組みが、本格化してきたということなのでしょうね…。関連銘柄は既に上昇して入るものの、そのうちバブル化する可能性を秘めているような気がします。
2007.06.30
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ここ数年来、投資ファンドの話が本当に良く出てきますね。最近は、投資ファンドに対する規制を強化する方向で話が出てきており、投資ファンドとしては規制強化される前に駆け込み投資をしてしまえ、という状況になりつつある(?)のかもしれません(参考:日本株ロングショートヘッジファンドマネージャーの投資戦略)外国のことは良くわかりませんが、日本では、電機セクターや小売セクターに関しては、手ごろな大きさの買収対象企業がゴロゴロとしていますので、購入して放置しておくのも一手なのでしょう。まぁ、何年も前から再編が言われ続けているセクターではありますが…。
2007.06.24
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私の前を歩く二人組の会話。----------------------------------------------A 「どうして、××のような大型株をずっと持っているんだ」B 「割安であり、次の決算にはサプライズが期待できる」A 「いつになったらサプライズが出てくるのか」B 「半年以内には」A 「半年後なら、今買わなくても良いではないか」B 「いつサプライズが出てくるのかまではわからないので、保有したい」A 「それを当てるのがプロだろう。毎月お客様に説明に行かなくてはならない私の立場も考えてもらいたい」B 「立場は理解できるが、現実問題として難しい」A 「お客様の目も短期化してきていて、昔のように年度毎や四半期毎にアウトパフォームしていれば良いというものではなく、毎月アウトパフォームしていてもらわないと困る。××のような銘柄を、のんべんだらりと保有していてもらっては、お客様に説明できない」----------------------------------------------その翌日、××は大きく上昇した・・・----------------------------------------------機関投資家も難しいね。
2007.06.17
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今更ながら、「億の細道」の著者・山本潤氏の著書「インベストメント」を読む。メールマガジン「億の細道」は、私がブログを書き始めた頃から知ってはいたが、購読することはなかった。これまで、グレアムやバフェット、フィッシャー流の割安株投資や成長株投資を学んではきた。ジム・ロジャーズの考え方にも感銘を受け、トップダウン的なアプローチもあることを知り、商品先物等にも手を出した。また、テクニカル分析についても、それなりの普及を示しているのだから意味があるのだろうと考え、学び、それなりの利益も手にした。しかし、どうにも腑に落ちないまま、ここまで来た…。そこに、山本潤氏の「インベストメント」である。正直、ガツンと一発くらった。私にとっては、久しぶりのブレイクスルーである。数年前に意識したにもかかわらず、その後パタリと忘れてしまったド・ファンダメンタルズの世界である。いつの間にか。「自分の理解できる企業」への投資に引きこもってしまっていたのである。要するに、文系的人間に理解できる事業である(後は、せいぜいトップダウン的に理解できる理系的事業)。「自分の理解できる企業」の幅を広げることを怠けていたわけである。これからは、技術に関してもゼロから勉強をし、「自分の理解できる企業」の幅を広げていきたい。
2007.02.21
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金利が良く動いてますね。日銀も、参議院選が近づいてから利上げするのも難しいでしょうし、秋以降になってしまうと景気の不透明、かつ、福井総裁の任期も終わりに近づいてくるので、早い段階での利上げが見込まれるというところでしょうか。BOJウォッチとしては。ゴムも仕切。基本的には、これで今年の取引も終了でしょうか。来年も、自分にあったやり方で、楽しくやっていきましょう。
2006.12.29
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今頃になって、カプランのオプション売買入門を読み終えました。かつて増田丞美さんの本を読んだことはあったのですが、個人的には、カプランの方が好きかなー(訳したのは増田丞美さんですが…)。ざっくり略すと、優位性のあるときのみトレードするという観点に立ち、オプション売買には、優位性のあるときが色々ありますよ、という内容の本です。これだけで理解できると恐ろしいので、オプション道場というサイトを参照していただければと思います(しかし、どこかの投資サイトで見たことのあるレイアウトなんだよな~。¥塾も一枚噛んでいるみたいだし…)。カプランも、「3ヶ月くらい仮想売買でトレーニングして、そのうち2ヶ月儲かれば実践に移せば良い」、といっているので、3ヶ月くらいトレーニングしてみようかしら…。日本には、日経225先物と長期国債先物のオプションくらいしか頻繁にトレードされている上場オプションがないのが痛いところですね(しかも、債券オプションは、ネットトレードできないし…)。とりあえず、アメリカの先物会社に口座でも開くしかないですかねー。しかし、現在の日経225先物オプションのボラティリティは低位にあるのですね。オプション買いに風が吹いてきているということか…。あ、そうそう。日経225先物オプションといえば、先物オプション奮闘日誌~実践編というサイトもありますね。
2006.12.21
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暖冬で雪不足らしいですね。スポーツ産業には厳しい冬になるのでしょうか…。灯油もそれほど下がりませんが、本当にこのままでいいのかなぁ?日本株は、久しぶりに下がったなーという感じですね。まぁ、タイ市場に比べればマシか…。パニック売りになったのかなぁ。続けて下がるようだと、一時撤退ですかね。個人的には、ゴムとユーロが気になります。
2006.12.19
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JASDAQ指数は下落ですか。一旦、利益確定でもしますかね…。
2006.12.12
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このブログも、スタート時点においては、グレアム流のバリュー投資やバフェット流の成長株投資に影響を受けた内容だったのかと思うと、しみじみと感じ入るものがあります。しかし、果たして何のためのバリュー投資や成長株投資だったのかしらと思い返してみれば、何のことは無い、ただの金儲けの手段なわけですね。まぁ、そこには、グレアムさんやバフェットさんの哲学が入ってきて、なかなかに高尚な様相を呈しているわけですけれども…(二人とも凄く頭良さそうですしね)。ともあれ、株式投資を通じて金儲けをしたいのであれば、買いたい株は唯一つ。【スグにガツンと騰がる株】ってやつですよ(笑)ビジネスと同じで、短い回収期間で高いマージンと稼げる投資が最強なのは言うまでもないということですね。投資というよりは投機だ、と言われるかもしれませんけど。「スグに」かどうかはわからぬものの、「騰がる」可能性が高くて、ダウンサイドリスクの低い銘柄として、バリュー株や成長株が存在し、特にバフェット流の成長株は確率もマージンも高かったということになるのでしょうか。分類してみたところでお金になるわけでもないので、薀蓄はここら辺までにしておくとして、やはり探すべきは短期間にでら騰がる株なんだな~としみじみ思ってしまう今日この頃でありました。あとは、事後的には確率と機会の回数の問題になるのかなぁ~。
2006.12.03
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とりあえず騰がっているから日本株は放っておくものの、海外株式市場は元気に翳りが見え始めているような気がして何とも言いがたいですね。まぁ、小休止に止まるのかもしれません。それにしても、世界的な株高から取り残されていた日本株だけが騰がるという奇妙な状態になってしまいました。どこまで続くのか…。神のみぞ知るというやつですかね。米国債は、遂に4.4%台に突入ですね。今回は、ビル・グロスのいう債券大相場の始まりが当たりかもしれません…。金利はポジションを取っていないので、よくわかりませんが。為替は…円高の流れが来ているのかなぁ?
2006.12.02
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久しぶりに日本株を買ってみました。原油も切り替えしたのかな?よくわかりませんけど。
2006.11.29
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数年前に比べれば、明らかに高いプラチナ。増産されているというプラチナ。パラジウムと比べられてしまうが、環境対策に使われるプラチナ。ほぼ南アフリカとロシアでしか採取できないプラチナ。南ア・ランドは対米ドルで急上昇。プラチナ価格は急降下。ファだメンタルズだけでは動けないが、もう一段階、動いてもおかしくないのではないか?ともあれ、現在の商品相場の主役は小麦とコーンか。。。ともに在庫が相当減少するようだ。荒すぎる相場には、一旦調整が入りそうな気もするが???
2006.10.16
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株式市場を見るかぎりは、安倍新政権は、買い材料だった…ということだろうか。スローガンは、「オープンな経済社会」に「イノベーション(技術革新)の創造」だそうである。漢字にすれば、改革開放…。ロシア語にすれば、グラスノスチとペレストロイカか…。日本の政治は、中国やソ連にも後れを取ってしまったのか?最後の共産主義国「日本」の終焉も近いということか?まぁ、普遍的なテーマだというだけなのかもしれないが(苦笑)さて、長期政権になった小泉政権が幕を閉じた。世界に目を向けると、一歩先にドイツのシュレーダー政権が敗北し、イギリスのブレア政権も落日間近。残されるのは、フランスのシラク政権とアメリカのブッシュ政権だが、どちらも旗色が良くなさそうだ。シラク大統領は、次回の大統領選に出馬するかどうかは来年に決めるそうだが、どうだろう…。ブッシュ大統領は、2期目なので、次回はない。今回の中間選挙で負ければ、もはや何もできず退場ということか…。ロシアのプーチンだけは残りそうだが、世界の主要メンバーに入れ替わりが目立ちそうである。それはさておき、昨日の穀物価格には目を見張るものがあった…。コーンも大豆も$10以上騰がるとは…。統計は今夜のはずなのだが、一体なんなのだ!?さて、やはり小麦が高い。欧州は、今年猛暑だったということなので、何がしかの影響が出ているのだろう。小麦が騰がれば、飼料を代替するものとして、コーンが上昇してくるのは当然ともいえる。さて、小麦の上昇は、パンの値段が上昇してしまうほどだそうである!パン屋が価格上昇を吸収しきれないのだ!何年か前、極東のN本という国では、主食のコメが足りないといって大騒ぎになったものだ。そして今、ヨーロッパでは、主食のパンが値上がりしているのである…。何か起きてもおかしくないとは思わないか?農業国フランスが、多少なりとも関税を緩めようとか思ったりすることになったりはしないか?olive associationの統計を見る限り、オリーブへの異常気象の影響は大きい(実際に値上がりしている)。野村にウォーター・ファンド(ピクテ投信)というのがあるらしいが、農業ファンドもあって良いのではないか?アグリビジネスを展開している企業を買うのも良いだろうし、南米の農地に投資するのも良いだろう。少なくとも、恐怖に駆られた追随者が出てくる可能性のあるマーケットである。あとは、主要国が資金を垂れ流しているアフリカか…。酒が入っているせいか、毒舌になってしまった。反省。少し冷えてきて、熱燗が美味い。
2006.09.29
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アジアとはどこからどこまでのことを指すのであろうか?外務省のサイトを見る限り、国境線ベースでは、西はパキスタンから、東はインドネシアまでを指すようである(北はモンゴル)。おおよそ、華僑が経済を握っている国が多いな…というイメージを抱く。それにしては、日本は華僑のパワーが弱いな、という気がする。同じ島国で、中国との距離は日本よりも離れているにもかかわらず華僑が経済を握っているインドネシアという例があるにもかかわらず、である。一体何が違ったというのだろうか?まぁ、インドやパキスタンもそこまで華僑のパワーが浸透していないのではないか…と思われなくもないが…(実際は、どうなのだろう?)。中華料理の浸透度を考えれば、日本は完全に侵されているし、インドも十分染まっているのだから、文化的な影響は強く受けているにもかかわらず、経済には浸透していない…。第二次大戦後、日本もインドも中国とは対立する関係にあった。日本は資本主義/中国は共産主義という関係にあったし、当然日中戦争の影響もある。インドと中国は共産主義同士でも争う関係にあった。偶然か必然かはわからないが、華僑パワーの尽きるところがアジアの境界線である。
2006.09.28
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ターゲットの60ドルにタッチしましたね…。これ以降は、何の見通しもありません。私としては、ポジションを小さくするのみです。ソロスなら、行けると思うなら可能な限り賭けてみろ、ということになるのでしょう。原油安になると、OPEC減産とかも可能性が見えてくるので、やりにくいですね(苦笑)何となく株式市場化してしまったような感がある商品市場ですが、やはり取引しているものの性質の違いは大きいですね。しかし、安くならない小麦相場が気になります。ヨーロッパで天候被害でも出ているのでしょうか?他の穀物相場への影響もありえるので、要注意ですかね。安倍政権が誕生するようですね。父・晋太郎さんは首相になる前に亡くなってしまったことを思えば、故・岸信介元首相も喜んでいるのでしょうか?総裁選では、予定ほど大勝できなかったということですが、目立たないスタートが安倍さんにとって吉と出るかどうか…。しかし、どうしてタクシン首相の家族はロンドンにいるの???
2006.09.21
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