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テーマ:
連載小説を書いてみようv(10282)
カテゴリ:
lovesick
2年前、悟の死を目の当たりにして、声を失い、私は毎日、ただ生きていました。涙さえでませんでした。辛いことがあるたびに、私を胸で泣かせてくれた悟はもういませんでした。どうやって泣けばいいのかも、分かりませんでした。
宗太郎と彩は何度も私に会いにきました。2人ともひどい顔をしていました。親友と兄を失ったのだから、2人だって、私を元気付けている余裕なんてないはずなのです。彩には宗太郎がいる、そのことが私には、ただ無性にうらやましかったです。フジシマくんも、何度か顔を見に来てくれ、陶芸教室の子供たちの様子を話してくれたりしましたが、私が窯に行かないことについては何も言いませんでした。謙吾は、高校を卒業したころから、既に仕事が忙しくなっていたので、時々しか私たちの町に戻って来れないようになっていましたが、悟が死んでからは、少しの時間でも、こちらに戻ってくるようにし、私の様子を見に来ては、ただ黙ってそばにいてくれたり、元気付けてくれようとしたりしていました。
『絶対に死んだりしないから、1人にさせて』私を心配して様子を見にくるみんなに、メモを見せ、私はよく1人ででかけました。
悟に会いたい、悟に会いたい、そう思いながら、2人でよく行った場所をまわりました。行く先々で悟の気配を感じました。私は目を閉じて懸命に悟の気配を受け取ろうとしました。悟のことばかり考えていました。何度も何度も思い浮かべれば、悟が帰ってくるんじゃないかとでも思っているように。
その日、いつものように1人で散歩に出た私は、川原で木にもたれていました。風に吹かれながら、私は、悟に抱かれたいと何度も思っていました。悟は、生涯、たった1人の女の人とだけ寝ましたが、それは私ではありませんでした。悟の死までの1ヶ月は、色んなことが起こりました。悟がいたって、私には、乗り越えられたかどうかわからないくらいの様々なことがありました。最後に、悟を失って終わるなんて、こんなのひどいと思いました。
誰かにしがみついて泣きたい、と思いました。誰でもいいから抱かれたい、と思いました。悟の代わりに。私が悟の感触を忘れてしまう前に。
「楓?」
顔を上げると、謙吾が前に立っていました。
「やっぱり。俺、今日は仕事が急にキャンセルになって帰ってこれたんだ。楓の家にいったら、どこかに散歩に行ってるって聞いて、もしかしたらここじゃないかなって思って」
「声は、まだ?」
私は首を振りました。謙吾は辛そうに顔をしかめ、
「かわいそうに」
といいました。しばらく、2人で並んで川を見ていました。謙吾は多分私を抱きしめたかったと思います。でも、両手をポケットにいれて我慢しているようでした。私は謙吾とは全く逆のことを考えていました。秋の夕日は、どんどん傾いていきました。
「もう寒いから、帰ろう。送るよ」
謙吾に促され、道に戻り、謙吾の車に乗りました。
「明日、オフだから、実家に泊まるよ。どっか出かけようか?」
そういいながら、発進しようとする謙吾の手にそっと触れ、私はバッグから、メモを出し、
『私のこと、抱いて』
と書いて、謙吾に見せました。謙吾は覗き込んで、驚いたように、
「何言ってるんだよ、そんなことできるわけ」
「謙吾が抱いてくれないなら、町に出て、誰か、知らない人に』
そこまで書いたときに、謙吾は私からペンを取り上げました。
「楓、正気か?確かに悟がいなくて辛いのは分かるけど、そんなことで癒されるわけないだろ?」
私は首を振って、ペンを取り返し、
『体も傷つけないと、心とバランスがとれないの』
「それで、そのお前の体を傷つける役を俺にしろっていうのかよ?」
といいました。そして、前を向いて独り言のように、
「楓の心を癒す役じゃなくて」
とぽつりと言いました。
私は、謙吾にひどいことをしてると理解していました。
謙吾は出会った時から、手に入らないことを知りながらも、私のことをずっと好きでいてくれました。押し付けがましくない愛情で、そっと愛してくれていました。私は、その気持ちを知っていながら、悟がいなくなって、だからといって、謙吾のことを愛するつもりもないまま、謙吾に抱いてくれと頼んでいました。そのことが謙吾の心をどれほど傷つけるのか、その時の私には、思いやる余裕はなかったのです。
謙吾は、首を振り、ため息をついて、車を出しました。
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最終更新日 2007.12.20 15:13:25
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