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物語が 久しぶりに 溢れてきているのに 時間も体力も全然ない いつか完結させたいな 私が私でいられるうちに
2016.11.21
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ごぶさたしちゃってほんとすいません、ひろ。です。生きてます。笑近況、っても、あんま、なんもないかも。あいかわらず、仕事に音楽に友達に家族にオットに笑忙しく生きています。昨日、ちょっと時間があいて久しぶりにブログを読み返してました。続き、書きたいな。続き、書きたいな、ってゆー、今の気持ちを書き残しておきたくて。とりあえず。ひろ。@いろいろ制約はあるけれど、元気です。
2014.05.08
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母さんは、今日何度も繰り返した呆れ顔で、「・・・バカな子ね。母親にヤキモチやくなんて。・・・・楓さん、この子っていつもこんななの?」問いかけられた楓は、ちょっと俺を見てから、はにかんだ(それもまたたまんなくかわいい)表情で、「・・・ええ・・・・まあ・・・」そう応える。母さんが首を振ってわざとらしいため息をついたところで、ちょっと遠慮がちなノックの音が聞こえた。「はい」母さんが応じると、ドアが小さく開き、瑞希がちょこんと顔を覗かせた。「ねー、もう、ワタシも、入ってい?」そう訊ねる瑞希に、「ええ、いいわよ」ニッコリと答える母さん。「やった」瑞希は同じようにニッコリ笑って、まるでウサギが跳ねるように嬉しそうな足取りで、こちらに来て、当然のように、楓の隣に腰掛けた。そして、なにやら手に持っていた本を広げた。それは、陶芸の本で。「ねー、楓おねえちゃん、私ね、この間窯に連れて行ってもらってから、いろいろ、勉強したの」そんなこといいながら、楓と、そして、母さんと、熱心に話し始める。・・・なんだよ、また、のけもんかよっ。ココロで小さくぼやきつつも、別に本気で腹を立ててるわけじゃない。大好きな陶芸のこと、キラキラした表情で話す楓を眺められるのも、これはこれで素敵な気分だ。・・・俺も、もっと、陶芸のこと勉強しようかな。そんなこと、思う。楓自身、だけ、でなくもっと、楓が見ている世界を、楓が抱えている才能を知りたい。それにもちろん、・・・俺だって、俺にだって、あんな顔で話して欲しいもんな。俺は立ち上がり、ゆっくりと飾り棚の方に向かう。ガラスの向こうに居並ぶ楓の作品たち。楓が楓自身を映すように創り上げてきた小さな分身たち。愛おしい感情がその作品に向かってとめどなくあふれ出す。・・・こんなにも、こんなにも、たくさん。ずっとずっと前から、俺の近くにいたなんて。そして、俺は、またすぐに、楓を感じたくなる。楓を確かめたくなる。・・・手、ぐらい握ってもいいよな?・・うん。自分で自分に許可を出しながら、ソファの方に向かって歩き出した俺の後ろでもう一度ノックの音がした。今度は、遠慮などかけらもない、ノックの音。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら←カギ外しました。またどーぞよろしく。
2012.09.27
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「だけどね・・」言いながら、母さんは、飾り棚の方に目を向けた。「・・・昨夜、あなたの作品の数々を1人穏やかな気持ちで、ゆっくりと眺めていたら、そんな思いも消えたわ」そう言ってから、楓に向き直り、微笑んだ母さんは続ける。「あなたなら、・・・きっとたくさんのつらいことを乗り越えてきたあなたなら、意外と飄々とやっていけるのかもしれないってね」母さんの言葉に、楓は小さくはにかんだ。俺は、その笑顔に魅了されながら思う。確かに。確かに楓は、恋人を目の前で失う、という過酷な運命を経ても、また自分を取り戻して、自分らしい作品を作り続けている。触れればすぐに崩れそうな繊細さの中に、しっかりとした芯のある強さを持っている。愛おしく見つめ続ける俺の視線に、楓はくすぐったそうに一瞬の視線をくれた。それだけで。あぁ、もう、胸が締め付けられるくらい、愛おしくてたまんなくなるんだ。・・・たまんねー、キスしてー。。そのとき、俺のやばい思考回路を察知して断ち切るかのように、かあさんは言う。「それにしても、ここのところの、あなたの幸せな作品の後ろにいたのが、まさか、悠斗だったなんて」楓は、その言葉に、小さく微笑んでから、「・・・悠斗さんがいなければ、今の作品たちはありません。いえ、というよりも」短く目を閉じて、俺をもう一度チラリと見て、楓は続ける。「・・・悠斗さんがいなければ、今の私自身もありえません。」柔らかくも凛と響いた楓の言葉に、一瞬の静寂。・・・楓、こっちの台詞だよ。ありったけの想いをこめて、楓を見つめる俺に、「楓さんが幸せな作品、作り続けられるようにしっかりするのよ?」声をかけてくる母さん。「・・・分かってるよ」ぶっきらぼうに答えながらも、楓から目が離せない。そんな俺の視線にくすぐったそうに、でも、ゆっくりと視線を合わせてくれた楓の愛しい瞳。吸い込まれてしまったように、視線を外せないままでいる俺に、母さんが言う。「あぁ、でもその前に、まだ大切なお仕事が残ってるんだったわねぇ」・・・ったく、何度も、言われなくたって・・・「分かってるよっ」今度はさらにぶっきらぼうに答えた俺に、あきれたような一瞥をくれた後、一転、子供のようなムジャキな顔つきで楓に向き直って身を乗り出し、「ねえ、ねえ、ところで、楓さん、ワタシね・・」あの作品の作者に会えたら聞きたかったことがたくさんがあるんだと、あれこれ質問を始めた母さん。嬉しそうに、熱心に問いかける母さんに、几帳面な、それでいて、やっぱり嬉しそうな表情で応じる楓、それぞれの言葉は門外漢のオレにはほとんど理解できない専門用語で満たされていて、ただただ言葉のラリーを見守るしかないままで。・・・・てかさーーー・・・・・ココロで、ついぼやきかけたときに、ふたりがそろってこちらを向いた。モノといたげな表情で見つめただけの楓とは違って、母さんはすばやく、ツッコんできた。「なんか言った?」「え?あれ?声に出てた??」「ええ。何を言ったのかは聞き取れなかったけど。・・・なあに?」俺はちょっと躊躇したけれど、やっぱり、ガマンできずに言うことにした。「・・・あのさーーー、母さんさ・・・」「何なの?」「・・・オレより仲良くなられても困んだけど」口をとがらせた俺の言葉に、楓がくすっと笑った。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら←カギ外しました。またどーぞよろしく。
2012.09.23
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「・・・すごく、自分が場違いで、違和感を覚えるの」小さくつぶやく楓に、俺は、なりふり構わず、口にする。「何言って、、なあ、・・・オレとのコト、、やめる、なんて、言わないよな?」弱く響いた俺の声に、小さな沈黙。それを嫌うように母さんが言う。「違和感?ねえ、楓さん。それは、逆の意味で、じゃないかしら?」「・・・逆?」いぶかしげに問い返す楓に、母さんは、微笑んで、「ええ。ここには、確かにお金がかかった調度品があるわ。だけど、楓さん、あなたと、あなたが創り出すものは、お金という価値に置き換えることができない次元のものよ。私はそう思うわ」母さんは、そういって、また、飾り棚にちらりと目を向け、楓をじっと見つめた。「・・・昨夜、シオリさんと別れて、ここに戻って、あなたの作品を眺めていたら、急に自分が恥ずかしくなったわ。こんなにも、ステキな作品を生み出す、あなたのようなヒトが、息子を愛してくれているのに、・・・ムリヤリ引き裂こうとしている自分が。・・・・・・本当に素晴らしいのに。作品も、あなた自身も」「もったいないお言葉です」小さく返した楓に、「ただね、昨日言ったことは、シオリさんの手前、というだけでなく、やっぱり、本当に、作家としてのあなたにとても期待しているからでもあったのよ。この家に入ることは、作家としてのあなたに決してプラスにならない気がして」「俺と楓が結婚したって、楓をこの家、に入れるわけじゃないって」はっきり言う俺には例によって耳を貸さずに、母さんは、マイペースに続ける。ったく、なんだか、オレ、透明人間になった気がするよ。「私もね、シオリさんと同じように、広川の妻になることを決められてしつけられてきたわ。それでも、今でも、くたびれることがあるの。いろんなしがらみや、人間関係、裏表のあるお付き合い、そんなもろもろにね。ストレスフルな暮らしに、少しずつお酒の量も増えたわ。・・・もちろん、主人はとても素晴らしいヒトだし、その妻としての暮らしは、とても、充実はしているけれど・・・」そういって微笑んでから、「あなたほどの才能のある人が、こんな暮らしを送る中で、あなたらしい作品を作れなくなるようなことがあったら、それは、重大な損失のような気がしたわ」「だーかーらっ、こんな暮らしなんて、させないっての」どうせ無視だろうから、ぼそっとつぶやいた俺をちらりとだけ見て母さんは続ける。「だけどね・・」 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら←カギ外しました。またどーぞよろしく。
2012.09.20
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思いがけない方向に話が進んで、俺は慌てて口を開こうとしたが、うまく言葉にならない。だが幸い、母さんは、その部分を掘り下げて話すつもりはないようで、「悠斗の、今の仕事のこともそう。政治の道に進むのに、若いうちから顔を売っておくことは決して悪いことではないから」と続けた。今度はすんなりと否定の言葉が口をついて出る。「俺は、政治の道なんて」言いかけた俺を目で制し、母さんは続ける。「でもね。結婚となると、話は別だわ。悠斗には、婚約者がちゃんといるのだから」「俺は、認めたことないからな?」母さんに、というよりは、楓に、しっかりと届けたい言葉だったが、楓はきっと俺の言葉なんて必要なく信じてくれているようで、ただ静かに、まっすぐに母さんを見つめ、話の続きを待っている。「・・・シオリさんはね、名前は伏せさせていただくけれど、大変な資産家のお嬢様で、いずれ政治の道に進むはずの悠斗のお嫁さんになるための教育を幼い頃からしっかりと受けてこられた方なの。どんなに悠斗が自由に恋愛をしようと、結婚はシオリさんと。それだけは広川家として譲れないこと。そのことは悠斗にもきちんといいきかせてきたわ。ね?」同意を求める母さんに、俺は、「俺は、一度も、納得したことは、ない、よな?」しっかりと区切り区切り答える。母さんは、俺の言葉に動じることなく続ける。「確かに、この子はいつもこんな感じだったわ。あなたのことも瑞希からいろいろ聞いていたけれど、こちらも、まだ、強硬に出るつもりはなかった。さっきも言ったように、まだ、若いから。だけど、2人でいるところをあんな形でシオリさんに見られてしまうなんて想定外だったわ。いくらなんでも、婚約者に対しての最低限の礼儀、というものがあるはずだから」そういって母さんは俺を見て、「あなたのお父様は、私に、あんなにひどい経験させたことなかったわよ?」そういって笑う。その余裕をもった笑顔に俺は心底ほっとする。・・・母さんは、楓のお母さんに会ったことは、、ないんだな。そんな安堵をごまかすために、俺は言う。「認めてもいない婚約者に対する礼儀なんて知ったことかよ」俺の毒づきにも母さんは全く動じることなく、楓に向き直って続ける。「・・だから、なんとか、あなたはトモダチだとしてその場を治めようとしたのに、このコったら。・・・シオリさんの目の前で、結婚、なんて言葉を。なんてことをいう息子かしら、と、あきれたわ。・・・そして、それとほとんど同時に、あなたがあの作品たちの作家だと気づいた。フジシマさんに申し上げていたこと、聞いていらっしゃったと思うけれど、私、あの作品を生み出した方の作品の価値に対する態度に、少し、ものたりなさを感じていたから。・・そんないろんなことが一瞬で重なって、・・・、ついあんなに威圧的な態度を。一言口にしたら、もう止まらなかったわ。自分でもいけない、とは思ったんだけれど、引けなかったの。・・・本当にごめんなさい」言いながら、また頭を下げた母さんに、楓は、小さく首を振って言う。「いえ。当然のことです。・・・私、昨日、あのときまで、悠斗さんが、まさか広川家の跡取りだなんて全く知らなかったものですから。だけど、それを知ってしまえば、私のような人間が、悠斗さんと結婚だなんて大それたことだと、私もそう思いましたし、こちらに伺って、・・・この部屋で、もっと思い知っていたところですから」・・・ツリアワナイ・・・昨夜そういったのと、同じようなことを繰り返す楓の言葉に、俺は、「何言うんだよ。楓・・」そう言いかけると、楓は、小さく唇を噛んでから、「本当のことよ」そういってから、部屋中をぐるりと見渡して、つぶやくように付け加えた。「・・・すごく、自分が場違いで、違和感を覚えるの」 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.09.18
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「楓さん、昨日のこと謝らせてね。・・・・本当にごめんなさい」そういって静かに頭を下げた母さんに、オレは心底驚く。・・・この母さんが、選挙以外のことで、頭をさげるなんて・・・。驚き呆然とする俺の目の前で、同じように驚いた表情の楓が、慌てた様子で言う。「そんな、どうか、頭をおあげください」母さんはゆっくりと顔を上げ、小さく、首を振った。「ちゃんと謝らなければ、と思っていたの。・・・昨日は、本当に、失礼な態度を取ってしまったわ」かあさんが、そう言ったときに、ノックの音がし、返事を待たずに、手に盆を持ったミヤコさんが入ってくる。母さんはミヤコさんに、「・・・ありがとう」そういってから、楓に向き直り、「座りましょうか?」と微笑んだ。元通りソファに座った俺たちの前に、ミヤコさんが、カップを並べる。「どうぞ」促され頭を下げて、カップを持ち上げた楓。温かい飲み物にほっとしたように楓の口元がゆるむ。・・・なんていうか、まあ、それもまた、かあいいんだよな。デレそうになったが、母さんの冷ややかな視線を感じて口元を引き締める俺。ミヤコさんが、部屋から出るのを待って母さんは話し始めた。「・・・悠斗はね、まだ、若いから・・・・、若いうちは、好きなように好きな相手と恋愛することにかまうつもりはなかったの。それもいい経験だと思っていたの」母さんはそこで小さく微笑んで、「和斗さん、」そう言いかけて、俺にチラリと視線を向けてから、「・・・夫も、私という決まった婚約者がありながら、結婚前に心おきなく愛した女性がいたそうだから」穏やかにそう口にした母さんの言葉に、俺は息を呑む。・・・父さんが心おきなく愛した女性・・それは・・・ていうか母さんはどこまで知って・・・? 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.09.17
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小説の最新の更新はbox 302 楓です。間が開きすぎてすいません。でも、今日は、どうしてもゆるネタで。お久しぶり、の、ひろ。です。^^今日は、午前中から、3月の我が家のお祝い事(卒園とか、もうすぐ入学とか、某賞の受賞とか、誕生日とか誕生日とか誕生日とかw)、をまとめて義実家で祝っていただいておりました。たくさんヒト(親戚とか仲間)にも来ていただいて、にぎやかに。そんな真昼間からのドンチャンの中、4月に小学校入学を控えたちーこに、ウルサイのが言ったんです。ゴ:ちーこ、また俺と学校まで歩く練習いこうか?って。ゴッチ(オットと同じ小学校卒)は、これまでにも時々、オットがいない週末で、私がゆうとあ~のお世話に忙しい時に、散歩とか公園連れて行ってくれがてら、学校までの道を教えてあげてくれてました。うるさいだけじゃなくて、いいトコもあるんです。彼w。(いつもありがとー。ゴッチ。)今日も、私が体調思わしくなく、あんまり動けない宴会中、ゆうぼうはお昼寝してたんだけど、オットはあ~にベタベタされまくり(イラw)で、ちーこがそろそろ退屈しかけたの見て、言ってくれたみたい。いつもみたいに。ゴ:ちーこ、また俺と学校まで歩く練習いこうか?って。いつもなら、ち:うんっ。っていうちーこだけど、今日の返事は違って。ち:今日は、僕、とーさんと行こうかな。って。いつもと違う返事を、いつも通りクールな声で答えたちーこの言葉に、一瞬、シン、としたドンチャンの間でした。・・・とーさん?・・・誰?みたいな。ハテナがみんなの頭にとびかってましたね。だって。以前にも書いたように、ちーこはケースケのこと、ケースケって呼ぶんです。ちーこは誰のこともとーさんなんて呼ばないんです。だから。みんな、シン、てしたの一瞬。だけど。一番に反応したのは、呼ばれた当人で。ケ:・・おぅ。行こう。行こう。って、返事したケースケの声は、みんなと同じように驚いたはずなのに、ちーこに負けず劣らず落ち着いていた。*ちーこは前にも書いたように、少し言葉に遅れがあって(今はもう大丈夫なんですけどね)、言葉が出にくかった当時、言葉の先生によく言われてたのが、何か新しい言葉を話しても、大げさに喜んだり、褒めたりしちゃいけないってこと。あんまり反応が大きいと怯んでもうその言葉を言わないかもしれないって。だから、みんな、それは徹底してて、ちーこの前では素で受けて、後でこっそり、ちーこがこんなことば話した~って感動を分かち合う?のが定番になってました。それはもう昔のコトなんだけど、オットはそのことを思い出して、努めてクールに受けたそうです。さすが。wオットの、言葉に、ち:やったぁ。ってウレシそうなちーこの声に、周りも、我に返ったように、いいな~、とか、行っといで、とか、言って。私は、机を挟んで斜めに見つめ合ってる、ケースケとちーこのアマ笑顔みて、うる~~~って来ちゃった。だって、ちーこがケースケをとーさんて呼んだ~~~、ケースケがちーこにとーさんて呼ばれた~~~、って。←当人たち、クールな顔してるのに、ワタシ、泣くわけにもいかないから、ウルってなってただけだったんだけど、気づいたら、オットがアマ笑顔で私を覗き込んでて、アマ笑顔だけど、よく見たら、オットだって、目の奥潤みかけてて、きっと照れ隠しかもしれないけど、ワタシだって、まだ泣いてないのに、目尻をぬぐってくれてからw、抱っこやめられるの不満気なあ~に、ケ:今日はママと留守番な。って頭ポンポンしてから、私に預けて、私の頭もポンポンしてから、ちーこと2人で出て行きました。ち:いってきま~す。って元気にでかけるちーこの背中見送った後のドンチャンの間ではみんな、ちーこがケースケをとーさんて呼ぶ、ケースケがちーこにとーさんて呼ばれる、当たり前すぎるくらい当たり前のはずだけど、すんなりとはいかなかったことを知っていたから、その瞬間に立ち会えた喜びを、口々に語り合う幸せな声がこぼれておりました。私は、腕の中で、パパに置いてかれて、傷ついて(怒ってw?)るあ~をあやしながら、今までのこと、ちーことオットと3人で始まった私たち家族の日々がなんだかいっぱい思い出されて、がっつり涙流れたよ。やっぱりすごく感動したんだと思う。じーんって。そして、うるさいのがここぞとばかり涙ぬぐいにきてくれていたwその頃、ケースケはちーこと手をつないで、学校に向かって歩いてました。行きはね、とーさん、の、ことにはお互いに何も触れなかったそうです。ただ、小学校のこと何気にはなしてて。帰り道に。ちーこがつないだ手を、ぎゅって握ってから、言ったそうです。ち:パパはさ~、パパがいるからさ~。って。*パパ(って呼ぶの)はさ~、パパ(ヒロトのことね)がいるからさ~。って正確に意味を汲み取ってオット、ケ:うん。そうだな。って、ただそう答えたら、ち:だから、とーさんにする。ケー、、とーさんが、じいじを呼ぶみたいに。いいよね?手、つないで、背の高いケースケを大きく見上げてちょっと不安げ言うちーこのこと、そこでたまらず抱き上げてから、昔よくしてたみたいに、おでこ同士くっつけて、ケ:・・・もちろん。って答えたケースケに、ち:だけどさー、ケースケって呼んでても、ちゃんと、おとーさんって思ってたんだよ?って、少し、口とがらせていいわけっぽく言うちーこ。ケースケ、しっかり、目、覗き込んで、ケ:分かってたよ。そういったら、ほっとしたみたいに、笑ったちーこに、ケ:だけどさ~、って言ったオット。ち:なに?ムジャキに見つめ返すその瞳に、もうたまんなくなって、ちーこ、ぎゅーって抱きしめて、耳元で、ケ:・・やっぱ、すげー、・・・ウレシー。って、言いながら、顔ゆがんじゃったオット。ちーこ、同じように、ケースケにしがみつくみたいにして、ち:僕も。って言ってから、ふーって肩の力抜くみたいに息はいて、今度はニコニコ笑顔なちーこに、ち:僕、とーさん、大好きだよ。って言われて、キュン死寸前だったオット、ケ:・・・俺だって、大好きだよ。って言うのがやっとだったって。・・・私だって。なんかもう胸がいっぱいすぎて、あるがままを書くのがやっとだよ、の、ひろ。ケースケ、全部、ほんとーに、ありがと。なの。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.03.25
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すがるような目で見つめる私に、ゆっくりと肯いてから、お母さまは、飾り棚の前に立ち、その扉を開きました。ゆっくりと近づいた私に、その場を譲ってくださるお母さま。私は、目の前に並ぶ焼き物を見渡しました。そのどれもがつややかで、きちんと可愛がってもらえているのが分かります。・・・・それにしても、この数。その決して小さくはない飾り棚を数段占拠しているワタシの作品たち。私が一通り見渡すのを待って、隣に立ったお母さまは、「ここにある作品たちには、随分と癒されてきたわ」静かな、それでいて、万感の思いを湛えた声で私にそうおっしゃってから、もう一度、棚に目を戻し、「・・・特に、これ」中のひとつをそっと手に取られました。私はその作品を見つめ、小さく息を吸い込みました。それは、悟を喪い、それと同時に自分すら失った私が、謙吾にムチャなワガママをいい、自分で自分を傷つけ、そして、現実に引き戻された後、フジシマくんに導かれるがままに窯に戻って、最初に作った作品でした。当時のいろんな思いが心の中にあふれかえって、言葉を失う私に、おかあさまは小さく微笑んで、「・・・具体的に。何があったかまでは分からない。だけど、この作者が、言い尽くせないほどの苦しい思いをして、自分を失ってどこにいるかも見えなくなって、それでも、また土に向かい合ったんだっていうことだけは分かったわ」そう言い終えると、私を、・・・いえ、その当時の私を包み込むように見つめました。私はただ小さく肯きました。お母さまは、「・・・大変な思いをしたのね・・・」小さくそうつぶやいてから、もう一度手の中の作品に目をやり、「これほどのつらい思いをしても、もがきながらでも、人は立ち上がろうとする。そのことがしっかりと刻み込まれたこの作品に、いつも、勇気をもらっていたの」・・・勇気。もったいないお言葉に思えて、「そんな・・・」私が言いかけたとき、お母さまが、私の後ろにいる、悠斗をチラリと見て言いました。「・・・なにか言いたそうね?悠斗」振り返ると、悠斗は、確かに何か言いたそうな顔をしていました。それでも、「いや・・・」と濁す悠斗に、「言いなさいよ、ガマンしなくていいわ」促すお母さま。悠斗は、あきらめたように、「じゃあ、遠慮なく言うけど」「なあに?」「癒しとか、勇気とか、必要なんだな~、かあさんみたいなヒトにも、って思ってさ」悠斗のあまりに思える言葉にも、おかあさまは機嫌よく微笑んだまま、「そうよ。あなたみたいな息子がいると、いろいろとね」そういって、オオゲサにタメイキをつかれました。「んだよっ。自慢の息子だろ?」お母さまはその言葉には答えず、棚に向き直り、続いて次の作品を手に取りました。「これが初めて出会ったあなたの作品よ。一目ぼれだったわ。もちろん、今、今の作品と並べて比べれば、あまりに素直すぎるように思うけれど、瑞々しい思いがあふれていて、そうね、なんだか、自分が忘れてしまっていたことを思い出せそうな気がしたのね」また、何か言いたげな悠斗を、ちらっと一瞥しただけで、おかあさまは私に目を移し、ゆっくりと目を細めました。「・・・だけど、この作品、・・・今の楓さんのお歳から考えたら、、」私は、後を引き取って答えました。「まだ高校生の頃の作品ですね」お母さまは、私にその作品を手渡しました。手に取ると、それを窯から取り出した日のことがふいに蘇りました。窯のすぐ脇には、おじいちゃんがいて、フジシマくんがいて、そして、庭の隅に置いた椅子に腰掛けて、いつもどおり私を見るときだけの優しい目で、遠目に私をアマクみまもってくれていた、悟の視線。ただただ愛の中に育ち、ただただ幸せしか知らなかった、あの頃。ぐらりと揺れそうになるココロを、作品を握り締めることで、なんとか立ち直らせて、「・・・懐かしい」ただ、そう囁くように口にし、作品を差し出した私の手から、作品を受け取って棚に戻すお母さま。そのとき、悠斗が、小さく咳払いをしました。「なあに?」問いかけるお母さまに、「なんか、俺、蚊帳の外感がハンパないんだけど」ブツブツ拗ねた口調で言う悠斗。お母さまはあきれたように、「それは無理ないわよ。あなたより、楓さんとは、古いお付き合いをしてきたことになるんだから。彼女の作品を通して」そういって私を見ました。ただ静かに微笑んだ私に、同じように微笑を返すお母さまとの視線に割り込むように、悠斗が飾り棚の前に立ち、「てか、俺にもちゃんと見せてよ。楓の作品がここにこんなにあったなんて」そういって腰をかがめた背中に、「あなた、これまで、全然、何も感じなかったの?」からかうような口調で言うお母さまに、悠斗は、口をとがらせ、「気づかなかったよ。俺、この部屋、めったに来ないし。来るとしても、早く出て行きたいって思うばっかりで」「捨て目の聞かない子ね。ぼんやり生きてるからよ」「るっさいな」悠斗は子供みたいに口とがらせたまま、私の作品にやさしい目を向けました。愛おしく眺めてくれるその視線が、私の、これまでの様々な思いを癒してくれるようで、私はふっと息をつきました。しばらく大切に眺めてくれた後、悠斗は、おかあさまを振り返り、「楓がどんなに素晴らしい人間か、母さんは納得してくれたんだよな?」そう念を押す悠斗に、お母さまは、「ええ、あなたにはもったいないくらいのね」悠斗に軽くそう答えてから、また口をとがらせる悠斗にはかまわず、私に向かって、お続けになりました。「楓さん、昨日のこと謝らせてね。・・・・本当にごめんなさい」 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.03.09
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・・・ああ、もう俺何やってんの?きっと、そんなこと思いながら、天井を仰ぎため息をつく悠斗の様子を見て、くすっと微笑んだとき、同じように微笑むお母さまと目が合いました。その目はどこまでも優しく微笑んでいて、昨日のギャラリーでの事なんて、夢だったみたいで。だけど、もちろん、一番は。・・・さっきの・・・・いきなりの、お母さまからの、私と悠斗の結婚を受け入れてくれる言葉。・・・ほんとに、ほんとに、、、私なんかで、いいのかしら。・・・こんなにも、場違いな私なのに・・・そう思いかけて、私の思考は立ち止まりました。・・・だけど、そういえば・・・そう。お母さまが入ってきた瞬間から、あんなにもよそよそしく感じていたこの部屋の空気が、不思議なことに、やわらぎ始めたように感じていました。・・・どういうことだろう。普通なら、逆、じゃないかしら?もっと緊張してもいいはずなのに。そんなこと思いながら、この部屋のムードの変化に戸惑う私の目の前には、悠斗にあきれたように微笑んでいるおかあさま。その姿を見て、私は、気づきました。・・・きっと。お母さま、が、とてもこの部屋にふさわしい方だから。華やかで明るくて、そしてもちろん、とってもお綺麗で。どんな角度からもこの部屋に溶け込んでいて、この部屋だってお母さまを主人として受け入れていて。・・・そして、悠斗だって。こんなに、何やってんの?、な顔をしてるときだって。どんなに崩れた時だって、やっぱり、その佇まいは、この部屋に引けを取っていません。・・・ふさわしいヒトの数が増えたことで、バランスが取れたってことなの。・・・だけど、私は・・・。また少し、ココロがいじけそうになってしまいそうで、だけど、せっかくの和らいだ空気を壊すのも気が引けて、、、・・・そうだ。私は、私が唯一自分が誇れるもののコトを思い出して、隣においた紙袋から、包みを取り出して、そっと、手のひらで包みこむようにしてから、そんな私を見守る隣からの悠斗の視線を感じたまま、「・・・お気に召すかどうか、分からないのですが、受け取っていただけますか?」ゆっくりとお母さまに手を伸ばしてその包みを差し出しました。お母さまが、すぐに中身を察したように、差し伸べてくたその手にそれを慎重に手渡すと、「・・・ありがとう」そういいながら、優しい目で手の中の包みを見つめました。同じ目で、私の方を向き直り、お母さまは、「開けさせていただいていいかしら?」「もちろん」テーブルの上に包みを置き、かけた細いリボンをほどくお母さま。ゆっくりと包みを開いたその中からは、マンションの飾り棚の中から選んできた、丸湯呑。・・・『いいの?』マンションの飾り棚の前で。私が、手土産に焼き物を選んだことに、戸惑ったようにそう訊ねてきた悠斗。・・・『いいの』微笑んで、そう答えた私に、・・・『だけどさ~、そんなことしたら、さすがに、楓だってことバレちゃうぞ?』覆面作家でいることをいつも気にして守ってくれようとする悠斗。その優しさと心配性があったかくて、微笑んで、・・・『いいの』もう一度、そう答えた私に、悠斗はもう何も言わなかったけれど。私は、選んだその湯呑をしっかりと手で包み込んで思いをこめました。きっともう気づかれているから、とか、お母さまが焼き物が好きだから、とか、そういう理由だけでなく、私がもし、キンチョーしたり、そのせいで、失敗したり、したとしても。・・・あなたはきっと代弁してくれる。わよね?私という人間を。私自身の言葉なんかよりももっと如実に顕してくれる、私が生み出した焼き物たち。だから。そんな気持ちで選んだ湯呑は、今、おかあさまの手の中にありました。そして。手に取った湯呑を愛おしそうに眺めていらっしゃるおかあさまの優しい瞳に、今度こそ、この部屋にもこの家にも、お母さまにも受け入れられたような気がして、ふっと息をついた私に、悠斗もほっと息をつくのが分かりました。おかあさまは、愛しげにその焼き物をしばらく見つめた後、もう一度、感触を味わうように、両手でしっかりと包み込んでから、私に目を向けました。「・・・素敵だわ。本当にありがとう」少し、でも、確実に親しみを増した口調で話しかけてくださるお母さまに、私は、ただ、「気に入っていただけてよかったです」「あなたが、焼いたもの、なのね?」静かに確かめるように、問いかける言葉に、「はい」素直にそう肯いた私。お母さまは手に、湯飲みを持ったまま、立ち上がり、「ねえ、楓さん、ちょっとこちらにいらして」柔らかく微笑んだまま私を促しました。悠斗と一緒に立ち上がり、入ってきたドアの方へと戻るお母さまの後を追いながら、お母さまの向かうその先に、さっき前を通ってきたはずなのに、緊張からまったく自分の目に入っていなかった飾り棚があることに今さらながら気づきました。大きな大きな飾り棚。どうやら中には、おかあさまのコレクションらしい焼き物がたくさん並んでいて・・・・・?・・・・って、こんな・・・ことって・・・思わず足を止めた私に、「・・・楓?」同じように立ち止まり、戸惑ったように覗き込んで訊ねる悠斗の声には反応できず、飾り棚のそばに立ち、私を見つめるお母さまをすがるような目で見つめ返してしまう私でした。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.02.14
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「そんな他人行儀なことおっしゃらないで。・・・これから家族になる間柄じゃないの」楓に向かってそう言った母さんの言葉に、ちょっと時間が止まってしまった俺。だって、そうだろ?こんなに簡単に結婚まで受け入れてもらえるなんて思ってなかったよ。だって、両親、や、じいちゃんは、俺に、広川家の跡取りにふさわしい結婚相手を勝手に用意して待っていて。俺は、一度も認めたことはないけれど、それでも、その相手は、勝手に母さんと仲良くしていて。楓には、きっと大丈夫だなんていったけれど、それはあくまでも、楓に会ってしまえば、楓をもっと知ってしまえば、楓が本当に素晴らしいこと、かあさんだって、認めずにはいられないって確信があっただけで。だけど、だけど、こんなに簡単に・・・。いや、もちろん、楓ほどの恋人なら、、、それに、もちろん、そうなるに越したことはないんだけど。「悠斗?」ブツブツ思う俺の思考回路に、母さんの声が割り込んでくる。「え?」ふと目をやると、母さんは、、、いや、楓だってとっくにソファに腰掛けて、俺の方を見上げていた。「え?じゃないわよ、・・・・本当にもう、あなたって子は」「なに?」「肝心のあなたが一番驚いていてどうするの?結婚するんでしょ?楓さんと。それとも、しないの?」最後はイジワルそうにそういった母さんの言葉に、「するよ。するに決まってるだろ?な、楓?」勢い込んで楓に問いかけると、楓は、答えにくそうに、困ったみたいな顔をする。俺は、ちょっと、ていうか、かなりショックを受けて、・・・・って、なんで・・・そこは、即答でうんって言ってくんない、、、、ん、、だ・?・・・・て、、、あっ、俺、また・・・。「ごめっ、、」俺は、楓の困惑の原因に思い当たり、バツ悪く、楓に、謝ろうとしたとき。思ったこと、きっと全部顔に出てただろう俺をしっかり見てた母さんから、容赦ない言葉が飛んでくる。「悠斗。・・・あなたまさか、それがプロポーズ?」・・・っ。あ~もう、くそーっ。確かに、楓がここで肯いちゃうと、これがプロポーズになっちゃうじゃん。ああ、くそっ。まだちゃんとプロポーズ済ませてないのに、なんで、またこんな展開。「・・・ごめん、楓、また、やっちゃった。忘れて、いや、ほら、なかったことにして。って、いや、ほら、結婚はしたいよ。だけど、ほら、プロポーズ、ちゃんとしたいから・・・」なんだかもうしどろもどろな俺に、ちょっと、あきれたみたいに微笑んで肯いてくれる楓。ほっとするまもなく、母さんが言う。「ごめんなさいね、楓さん。本当に落ち着きのない子で恥ずかしいわ。悠斗。とにかく、あなたも、いつまでも突っ立ってないで、座りなさい」言われるまでもなく、楓の隣に、へたり込むように座った俺のこと、楓がいたわるような目で見つめてくれる。・・・ああ、もう俺何やってんの?実家にキンチョーしている楓を守るどころか、反対に慰められてるなんて。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.02.10
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・・・なんでだろう、いつになく、落ち着く。俺は、応接室の窓から庭を眺めながら、そう思っていた。リビングでいいのに・・、そう思いながら、ミヤコさんに先導されて楓を連れてきたのは、この広い応接室。高級かも知れないがなじめない調度品。俺はこの部屋が昔から、苦手だ。口先だけの言葉と、嘘だらけの微笑みがあふれた部屋。会いたくもない客に会わされ、いつもこの家の跡取りとしての自分でいることを強いられたのがこの部屋だったからかもしれない。・・・だけど、今はなぜだか、落ち着くんだ。・・・なぜだか、だって?自然と微笑んでいた。少し考えれば、いや、少しも考えるまでもなく、理由が歴然としているからだ。・・・楓が、いるからだ。俺は楓を振り返る。ソファに座る楓。自宅の一室でありながら、ずっと好きになれなかったこの部屋が、俺にとって、心落ち着く場所になる。・・・そう、楓がいるだけで。きっとそれは世界中のどこだって。そう考えるだけで、さらに愛おしく感じ、すぐそばに駆け寄りたくなる気持ちを抑えるのに苦労する。2人きり、すぐそばに揺れる楓を感じていると、やっぱり抱き寄せてキスしたくなってしまうから、オレは、立ち上がってこの窓のそばまで来た。キンチョーからなのか、それとも、やっぱり、きっと、ここにいるせいなのか。いつになくぼんやりした様子の楓に、オレはくだらない冗談で声をかける。確かに小さく微笑んだ楓。だけど、それも、そのときだけで。庭を眺めるフリをして、楓には背中を向けたまま、薄く窓に映る楓の姿を、表情を、注意深く見守っていると楓のココロが手に取るように分かる。・・・この場所に自分がふさわしくない昨夜繰り返したように、きっとそう感じている楓。だから、楓・・・。と、そう、楓に声をかけようとして、なんだか、楓にオーラがかかったように感じる。俺を、拒絶するオーラ。・・・もしかしたら、俺もこの部屋とコミで、遠く感じられてるのか・・・?俺は焦りにも似た感情を覚える。ここは俺とは関係ない場所なんだ。俺自身とは何も。俺自身もずっとなじめずにきた部屋なんだ。だから、楓が、違和感を覚えているなら、それで、それで、俺と、同じ気持ちなのに。それなのに、もしも、この部屋ごと俺に対してまで、また、気後れなんて感じられていたら。と、考えると同時に、こんなところに、楓をムリにでも連れてきた自分に嫌悪感が走る。確かに、こんなとこ、楓にはふさわしくない。・・・楓が思っているのとは全く逆の意味で。俺は突然目が覚める。楓と俺のことは俺と楓の間だけのことなんだ。なのに。母さんに気に入られなかったと、あまりに憔悴しきった楓に、そんなことない、なんて、しっかり分からせようとするため、なんかに、俺は・・・。そんな必要なかったのに。親に気に入らせる必要なんてないんだ。俺だけ、しっかり愛してさえいれば。親に何を言われても、楓を手放すツモリはないと、俺さえ、しっかりしていれば。それなのに。なんでこんなところに、楓を。楓の、素直で純粋なコワレそうな繊細なココロを持ち込んでしまったんだろう。・・・ごめん、楓、もう、いいよ、帰ろう。小さく小さく見える楓に、そう、声をかけようとしたときに、ドアが開き、母さんの声が響き渡った。「ごめんなさいね、お待たせして」楓がすばやく立ち上がる。にこやかな微笑を浮かべた母さんが、こちらに歩み寄ってくる。俺は慌てて、楓のそばに駆け寄った。母さんが、いきなり何かろくでもないことを口にでもしたら、すぐに、手をとって、連れ出せるように。だけど。母さんは、満面の笑みを浮かべて、「いらっしゃい、楓さん。ほんとに嬉しいわ。来てくださって」言葉通り本当に嬉しそうに、そう言った。楓は、少し、虚をつかれたように、息をついてから、「いえ。すいません。お招きいただきありがとうございます。お言葉に甘えさせていただいて、図々しくお邪魔させていただきました」そう答えてまた息をひとつつく。緊張している楓に気づいたのか、微笑みに人懐こさをプラスしてから、いたわるように、母さんが、「そんな他人行儀なことおっしゃらないで。・・・これから家族になる間柄じゃないの」そういった言葉に、楓同様に、心底、十分、驚いて、思わず口を開いたまま、母さんの顔をじっと眺めてしまった俺、だった。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.02.08
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応接室、と呼ぶにはあまりに広い、高い天井から床まで大きく広い窓から差し込む光でまぶしいほど明るい部屋に通され、穏やかな微笑の悠斗に促され、陽だまりのソファに、浅く腰かけた私。隣に、だけれど、今度はさすがにお行儀よく少し離れて腰をかけた悠斗は、小さく息をつく私に、「また、キンチョーしてるの?」と聞きました。・・・うん。と答えかけて、思いとどまったのは、また、キスをされると困るから。だから、ただ、悠斗の目を見て微笑んで、ゆっくりと窓の外に目をやりました。・・・いいお天気。どこまでも青い空、そして、ステキなお庭を眺めていると、悠斗が立ち上がり、窓のそばに立ちました。背の高い悠斗の姿はどこまでもステキで、スーツを着ているわけでもないのに、この空間になんの違和感もなくなじんでいました。そう、こんな、私の日常とはかけ離れた空間に。私は、視線を緩め、磨きぬかれた窓にぼんやりと映る自分自身を見つめました。悠斗に相談して、一番、上品に見えそうな服を選んで着たけれど、ガラスに薄くダブって見えるその姿は、なんだか自分で思っていた以上にちっぽけで。・・・私はやっぱり、、また、気弱に傾き始めたワタシのココロ。悠斗は、そんな私を知ってか知らずか、オオゲサに腰を折って、私とムリヤリ目を合わせてきました。いたずらな笑顔に、こちらも微笑んで、「・・・なあに?」そう訊ねると、「入ってたいんだ。いつも」「?」「・・・楓の視界に」私はその言葉に、ふっと息をつきました。悠斗は今度は言葉でワタシの緊張をほぐそうとしてくれている、そのことが嬉しくて、そして、安堵して。だけど。ただ微笑んで肯いた私に、悠斗が満足げに微笑み返して、庭の方を振り返ったその後姿。その後姿に、私は・・・。・・・似てる。久しぶりに、悟を濃厚に思い出しました。初めて悠斗に会った日に、同じように思い出して、気を失ってしまうほど、胸がしめつけられたあのときのように。だけど。・・・ちがう。私は、そう思いました。・・・うん。やっぱり、違う。悟とは同じ町で同じ川のそばで同じ空気を吸って同じ空間で生きていて。だから。・・・こんな気持ちになることなんて、なかったな。こんな気持ち。それは。・・・違和感。どこまでも場違いな感触。場、が違うのか、自分、が違うのか。それさえも、定かではなく。だけど、ただ。・・・ここにはワタシの居場所なんて、ない。悠斗がいて、他には誰もいなくて、それなのに、痛切に感じる、その違和感。なんで。・・・あぁ、なんでワタシ今こんなところにいるんだろう。あまりにも、いたたまれない気持ちに、思わずバッグを取り、立ち上がろうとした正にその瞬間、ドアが開くと同時に、「ごめんなさいね、お待たせして」悠然とした声が、その部屋の磨き抜かれた壁と床に響き渡りました。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.02.02
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「っ!!・・・ちょっと、おにいちゃんっ」瑞希ちゃんの声に、やっと、私から目をそらした悠斗は、なんでもないように微笑みながら、ゆっくりと瑞希ちゃんの方を向きました。私は、自分の頬の熱さに、とてもじゃないけど、瑞希ちゃんの方を向く勇気なんてありません。「なんだよ、瑞希」余裕な声でそんな風にいう悠斗に、「・・・なんだよって、・・・こんなところで・・・」小さく咎めるようにいう瑞希ちゃんの声に、瑞希ちゃんも、きっと赤くなって、戸惑っているのが分かります。・・・それはそうだよね。こんなとこで、、、悠斗ってばもう。「こんなところで、なんだよ?」悠斗は全然懲りた様子もなく、イジワルに瑞希ちゃんにそう尋ねました。「・・・なんでもない。もういいっ」瑞希ちゃんはハズカシそうに、あきれたように、そう言い放つと、「楓おねえちゃん、いらっしゃい」気を取り直したように私に声をかけてくれました。随分年下の瑞希ちゃんがしっかり気持ちを切り替えたのに気づき、私も、さっと、普段の私を取り戻し、彼女に笑顔を向け、「こんにちは、瑞希ちゃん」そう言いながら、キケンから逃れるように、悠斗のそばを離れ瑞希ちゃんに駆け寄りました。「ちょ、楓っ」戸惑ったように私を呼ぶ悠斗のことは、私も、瑞希ちゃんも受け流して、久しぶりの挨拶。「この間は写真ありがとー」ウレシそうにそういってくれる瑞希ちゃん。私はその写真を撮った日を思い出して、「ううん。ねえ、楽しかった?あの日」「うん、とっても」「よかった」「ねえ、また、行ってもいい?」「もちろん。フジシマくんもね、スジがいいって褒めてたわよ」「ほんとに?」「うん。アノヒト、陶芸に関しては、お世辞言わない、、ていうか、言えないヒトだから信じていいわよ。私も、瑞希ちゃん、向いてると思うし」「わーい。うれシー」ニコニコ2人で話していると、「ぅおっほん」絵に描いたようなわざとらしい咳払いが聞こえました。2人で目を合わせてから、ゆっくりと、振り返ると、「ちょ、オレ、そっちのけすぎない?」さっきまでの、ヨユーでイジワルな姿とは似ても似つかないスネ顔の悠斗。瑞希ちゃんは、そんな悠斗を横目で見ながら、私にニッコリ笑って、「ねえ、今度はおにいちゃん抜きでも行ってもいい?」と訊ねます。「ちょ、瑞希お前、何言ってんだよ、そんなの・・」横から否定しようとする悠斗。私も、瑞希ちゃんに微笑んで、「もちろんよ」「よかった~」「って、おいっ」「だって、お兄ちゃんいると、あれでしょ?」「うん。あれ、だもんね」「あれって、なんだよ?」「あれ、は、あれ、だよね~」「そうね」「ってなんだよ」食い下がる悠斗に、瑞希ちゃんは、声をひそめて、「お兄ちゃんて、はっきり言って、ジャマ、なんだよね?」声をひそめて、だけど、たしかに「はっきり」言った瑞希ちゃんに、すかさず、悠斗が、「おい、聞こえてるぞ?」と突っ込みます。「んー。ジャマ、とまでは、言わないけど、ちょっと、、、気が散るかもね」私がそう答えると、「って、楓まで、、、」愕然と言う悠斗に、2人で目混ぜして微笑んでいると、「なんだよっ、ヒドイな~」しょげた声でいう悠斗。「当たり前でしょ、おしおきだよ」すかさず、そういう瑞希ちゃんに、「って、おしおきされるようなことなんもしてないだろ?」口を尖らせていう悠斗に、「よく言うっ。ね~、楓おねえちゃん」瑞希ちゃんは私の腕に腕を絡ませて、おねだりをするようなしぐさで同意を求めました。「ちょ、お前、何してんだよ、楓に触んなよっ」悠斗のあきれたヤキモチに、瑞希ちゃんはからかうように、「いーでしょ?別に。ね~、楓おねえちゃん」と繰り返しました。くすっと笑った私に、近づいてきて、もう片方の手を取り、「ね~、じゃ、ないよな、楓?」縋るような目で訊ねる悠斗。両側から私を見つめる、よく似た2人の目が、ほほえましくて、兄妹のいない私には、なんだかうらやましくも思えて、すこし心がほっこりました。「って、もう、お姉ちゃん困ってるじゃない」私のわずかな沈黙をそんな風に受け取った瑞希ちゃんが、そういうと、「困ってんのはお前のせいだろ?」「違うでしょ、お兄ちゃんのせいでしょ?いっつもおねえちゃんを困らせてばっかり」「いっつもってなんだよ」「いっつもじゃない、窯でもべったり離れないし、さっきだって、こんなとこで、、」「なんだよ~」「・・・ね~、楓おねえちゃん?」「ね~、じゃ、ないよな、楓?」繰り返される同じ言葉。今度は、3人とも一瞬黙って、くすっと同時に笑ってから、「キリね~。中、入るか」と悠斗が言いました。「うん。早く、どうぞ、お姉ちゃん」と私を促す瑞希ちゃんに重ねるように、「瑞希のお邪魔ムシがいたんじゃ、もうイイこともできねーし」とぼそっとつぶやきながら促す悠斗。「なによ~」今度は瑞希ちゃんが一瞬口を尖らせてから、「って、ほんとキリがないおにいちゃん。」そういいながら笑顔になって、大きくドアを開け、「どうぞ、お姉ちゃん、ママも楽しみにお待ちかねだよ」と口にした言葉に、2人とじゃれている間に、いつのまにか、すっかり解けていたキンチョーが戻ってくるのを感じました。そんな私に瞬時に気づいた悠斗が、「ほら。だいじょうぶだから」肩に添えてくれた手の力強さと、ニッコリと促してくれる瑞希ちゃんの笑顔に助けられ、私は、ドアの中に一歩足を踏み入れました。・・・もう一度同じドアを通る時には全く違う表情になっていることなんて、もちろん予想もしないまま。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.02.01
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「・・もうちょっと、赤い方がいいかな」そんなこと言ったのは、もちろん、こじつけで。楓をリラックスさせるための冗談のつもりで軽く口づけた楓の柔らかい唇と、頬を染めた楓のカワイさに、軽いキス、じゃ、とどまれなくなったからなんだ。そっと顔を近づけると、ハズカシそうに目を閉じてしまった楓がさらに愛おしくて、・・・どうせ誰も見てやしないんだ。と、オレは今度は、本気のキスをするつもりで、唇を触れさせた。ら。ガチャ。と、ドアの開く音。に。当然驚いて、すぐに唇をはずして、オレの胸を押して離れようとした楓。だけど、オレは、反射的に、楓の腰を抱いて、さらに抱き寄せて、予定通り本気のキスをした。というか。・・・してしまったんだよな。だって、その瞬間、オレの中では、誰かに見られる、という、羞恥心よりも、キスを中断なんてできるかよっ、という思いが、大きくて。「・・・っ・・・」キスした瞬間に、オレの胸を押す手からは力が抜けたが、キスの最中に唇のスキマから、楓が、抗議の吐息を漏らす。その息の熱さに、ヤバイくらい恥ずかしがってることに気づき、俺は、そっと、唇をはずした。視界の隅には、ゆっくりと開いてくるドア。目の前には、さらに上気した頬と潤んだ瞳で可愛く睨んでくる楓。その、拗ねてとがらせた唇に否応なく誘われて、懲りずにもう一度口づけようとた瞬間に、ドアの影から顔が覗き、息をのむような音に続いて、あきれたようなツッコミ声が聞こえた。「っ!!・・・ちょっと、おにいちゃんっ」 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.01.26
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「・・・・ここ。。。なの?」悠斗がリモコンで操作し、ゆっくりと開いていくシャッターの向こうには、たくさんの木々。その奥に見え隠れする大きな建物に、私は呆然とつぶやきました。周囲を囲む塀の高さと長さに、ある程度予想はしていたけれど、それにしても、その立派さに圧倒され、半ば泣いてしまいそうな声を出した私に、悠斗は笑って、「ここ、だよ。だいじょーぶだって、そんな顔しなくても。ワニやライオンは飼ってない」「・・・ほんとに、そんなのがいそう・・・」シャッターが開ききると、悠斗は、慣れた手つきで、ハンドルを操作し、車を車庫に納めました。エンジンを切り、キーをはずすと、悠斗は、「さ、いこっか」努めて明るくそういいました。私の不安を吹き飛ばそうとでもするように。今さら逃げ出すわけにもいかず、力なく肯く私に、「か~え~で、ほら、んな顔すんなよ。オレが、ちゃんとそばにいるから、な?」「・・・・うん・・・」「って、元気なさすぎっ。表情も顔色も冴えない感じだぞ~??」・・・だって・・・・昨日のギャラリーでのことを思い出して、胸が痛くなり、縋るような目で、悠斗を見た瞬間、悠斗は、さっと、私を抱き寄せました。小さくタメイキをついた私に、悠斗は、耳元で、「だいじょーぶだから。オレを信じて?」そう囁いてくれました。「・・・うん」私は覚悟を決めて小さく肯きました。悠斗に手を取られ広い庭を抜けて、玄関にたどり着きました。玄関の前で足を止め、振り返って私の顔を、大丈夫?とでもいいたそうに、覗き込んでくる悠斗に、小さく微笑んで、深呼吸した私。悠斗は、微笑んで、「キンチョーしてんの?」「・・・・うん」「解消してあげようか?」「え?」というか言わないかのうちに、悠斗は、私のアゴに手を添えて、さっと口づけました。・・・んもうっ。すぐそこにおかあさまがいらっしゃる場所でっ・・・アキれとアワてとハズカシさで、声もなく、耳まで真っ赤になっちゃった私に、悠斗は、満足そうに、「キンチョーはとけたろ?あと」「?」「顔色もよくなったよ。ほっぺが赤くてカワイ」「もうっ」口をとがらせた私に、「・・・いや・・・」と少し首を傾げていいながら、「・・もうちょっと、赤い方がいいかな」と、アマク微笑んで顔をまた近づけてくる悠斗に、思わず目を閉じた私の。・・・唇に、悠斗の唇が重ねられるのと、・・・耳に、玄関のドアが開く音が届いたのは、ほぼ、同時、のことでした。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.01.25
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「・・・俺んち」そういって、ニッコリ笑う悠斗に、一瞬、ポカンとしてしまった私。・・・悠斗んち?そう思って、意味を理解した瞬間、「ええっ??今日??」驚きと、やや抗議めいた声をあげてしまいました。悠斗は、苦笑して、「な?そんなにヤなら、むしろ早いトコ済ませちゃおうよ」「・・・ごめんなさい。ヤ、、なんてこと、ないんだけど」たどたどしくそう言った私に、「いいよ、ムリしなくても」悠斗は笑ってそういって、私の頬に触れ、「オレはただ、楓の感じてるその不安、早く取り除きたいんだ。・・もしも」いったん言葉を切った悠斗は、暖かい目で私を見つめて、「もしも、楓の思うように、うちの親が、楓を受け入れないとしても、いや、そうならなおさら、早くはっきりしたほうがいいと思うんだ」・・・早くって、、だけど、、ご両親が反対なら、私は、、、そんな風に俯く私のココロごと、その穏やかな目で覗き込んで、「だって、それがはっきりするのが早ければ早いほど、俺は、楓から離れないし、楓を離さない、って、そのことも、早く思い知らせてあげられるしさ」そこで一度言葉を切った悠斗は、からかうような目つきになって、「心配性で疑り深いボクのカワイイ恋人、に」そんな風に言う悠斗。私も、その笑顔に誘われて、くすりと微笑んでしまいました。悠斗は私の微笑みにほっとしたように、「んっとに、どっちだっていーんだよ、親が楓をどう思うかなんて。だけど、楓が、そんな風に、俺の親のことなんかで悩むのなんて見てらんないから。・・・一緒にきてくれるよな?」私のココロの平穏を第一に考えてくれる悠斗。私は、不安なココロが暖められるのを感じました。「・・・うん。・・・だけど、今日、突然、なんていいのかしら?お忙しいんじゃ・・・」「いや、今日は、多分、母さんは家にいると思うんだ。・・・父さんは、、」そういって、言葉、、、だけでなく、動きまで止まってしまった悠斗。少し不自然な気がして、?、な顔をした私に、悠斗は我に返ったように、「父さんは、あれだよ。ほぼ、家になんていないから。俺でもなかなか顔合わすことないくらいでさ。だからって、約束なんてのも、なかなかできないからさ。ま、会えたら、奇跡、くらいに思っといてよ。」「うん」小さくそう返事を返したら、「じゃ、決まりな。ご飯食べたら出かけるか」ニッコリそういう悠斗の笑顔に、急に、現実的なことが気になり始めた私は、「あ・・」と小さく声をもらしました。「ん?」「今日、急になんて、やっぱり、ムリだよぉ」「なんで?」「だって、だって、美容院にもいけないし、手土産だってちゃんと吟味できないし、服だって靴だって、しっかり選ばなきゃ・・・」あれこれと口にだす私に悠斗は、「って、楓~~」としばらく大笑いしてから、笑みを湛えたままの顔で言いました。「って、どんだけ、盛る気だよ。普段の楓でいーんだって。髪だってサラサラだし、手土産なんていらないし、服だって靴だって、どんなだっていーんだよ。ありのままの楓でいい」「・・・だけど」「じゅーぶんだって。じゅーぶん、以上だって、楓なら。・・・な?」「・・・ありがと・・・」「うわ。なんだよ、その、こんな言葉すら疑ってる感じ?楓って、ほんとはそんなに疑り深かったわけ?」茶化すようにそういう悠斗に、口をとがらせると、「あ。今度はすねた」そういって笑ったと思ったら、「なんだよ、そのスネ唇、かわい。欲しくなる」すかさず、チュっと口付けてくる悠斗。照れとハズカシさで、もっと唇をとがらせてしまう私に、「だからなんなんだよ~、もっと欲しくなるだろ?」最後は真顔で言いながら、今度は、耳の後ろにそっと手を添えて、引き寄せるように唇を重ねてくる悠斗。柔らかく、でも、つよく欲しがってくる唇に、少しずつ息が熱くなっていく。「・・・ぁ、だ・・め・・・」切れ切れにそう言うと、「何で?」小さくそう問い返す悠斗。「だって、、出かけるんでしょ?」「一日中抱く予定を返上して出かけるんだぞ?せめて、1回くらいは、、いーだろ?・・・てか、欲しい、もう、ガマンムリ」ダイスキな悠斗の手が、唇が、私のカラダをなぞりだし、私はその指先の感触に、抗えないまま、アツい声で、「だけど、、、シてから、実家にいくなんて・・・」「なんだよ?」「はした。。ない、わ。。」「・・・手遅れだよ。ていうか楓、楓だって、ココでやめるより、ヤっちゃってから行ったほうがいいよ、きっと」「・・ど。。して?」切れ切れに尋ねる私に、「・・・楓ももうすっかり、エロイ顔になってるから」イジワルに微笑む悠斗の言葉を否定することはできずに、私はただもう一度口をとがらせてから、目を閉じて、ジブンの全てを悠斗にゆだねました。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.01.23
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小説さきほど更新しました。box 293 楓です。ひろ。です。久しぶりに小説を書きました。あー、もー、なんだか、書かなきゃだめでしょう><、ってやっと。長々とお待たせしてスイマセン。近況としましては、相変わらず、仕事(ダブルワーク)に、家事に、育児に、音楽に、トモダチに、恋愛に(←オットとのねw)、自分があと2,3人欲しいくらいの忙しさでバタバタ過ごしております。だけど。なんとか。今年こそは、boxを完結させたい~~~~><。←だってもう2年以上も連載してるのよ。というわけで。いろいろ悩みましたが。しばらく、ゆる日記の方を、お休みさせていただきます。・・・ていっても、きっと、小説の方にいっぱいゆる日記ネタも放り込ませていただきますが。あと。お返事返せないのが心苦しいので、コメント欄も一時閉じさせていただきます。スイマセン。小説を書くペースが順調になるまで、です。ガンバル。・・・あ。ゆる日記はお休みしても。オットとのラブラブは、休みなく、続いておりますので、ご心配なく、の、ひろ。ねぇ、ケースケ、休んじゃダメ、だよ?小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.01.17
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うとうととした浅い眠りの中、ずっとぼんやりと感じていたのは、花の香りでした。・・・花・・・・?私は、熟睡することはあきらめて、そっと目を開きました。まだ真夜中を示しているデジタル時計の光だけの薄闇の中、目の前には、悠斗。私を守るようにしっかりと抱きしめてくれている力強い腕と違って、その寝顔は驚くほど無防備で、あどけなくて。愛おしく眺めてから、そっと、目だけを動かして、悠斗の向こうの壁にかけてある、一輪挿しの中のピンク色の花を見つめました・・・やっぱり、現実だったんだ。そのお花を私に手渡してくれた方の顔を思い浮かべ、その表情に重ね合わせるようにもう一度悠斗に目を移し、私は小さく小さく、息をつき、目を閉じました。目を閉じ、私はまた、昨日のことを思い返してみました。上出来、というよりは、完璧だった、昨日。・・・なのに。なんで、こんなに。こんなに、胸が落ち着かないのかしら・・・。私は、もう一度、目を開けて、悠斗の寝顔を眺めました。私とは対照的に、肩の荷を降ろしたように、ぐっすりと眠り込んでいる悠斗。昨日の朝も、こうして、悠斗の寝顔を眺めていたっけ。私はもう一度、昨日のことをひとつひとつ思い出してみました。*そっと目を開くと、そこは悠斗の腕の中。苦しいくらい抱きしめられている腕の中で、なんとか少し顔をあげ、悠斗の顔を見つめました。いつもと違って、少し難しそうな表情。・・・ごめんね。昨日、ギャラリーで思いがけず、悠斗のお母様と対面し、悠斗の家のことを知り、ココロが不安定になってしまった私を、丁寧になだめてくれた悠斗。・・・昨日は、ほんとに、いけない思考回路になっちゃってた・・。ココロごとカラダごと私を抱きしめながら、『離さないよ、楓』って、何度も繰り返してくれた悠斗の言葉を思い出して、・・・離さないで、悠斗。もう一度ココロの中で叫ぶように思う。・・・だって。今も尚、嫌な予感がざわざわと胸を支配していて、その先には、しがみつく力すら残らない私が待っていそうで、ほんとに怖くって。「・・・どした?」知らず知らずのうちに私は、今、しがみつくようにしてしまっていたみたい。そのせいで目を覚ましてしまった悠斗が低い声でたずねてくれました。私をぎゅっと抱き寄せながら。「・・・ううん。なんでもない」顔も見れないまま答える私に、悠斗は笑って、「なんでもなくないだろ?・・・まだ、不安?」「・・・うん」正直に答えた私を少し押し返して、悠斗は苦笑顔で私の顔を覗き込んできました。「ったく。心配性だな、楓は」言いながら、アマイ笑顔に変わって、「ていうか、とりあえず、おはよ。愛してるよ」優しく額に口づけてくれる。私は、やっと笑顔になって、「おはよ。私も、愛してる」そう言うと、少し安堵の息をついて、悠斗は、私を抱き寄せました。胸に私をうずめたままで、悠斗が言います。「なあ、楓」「・・・?」「今日、一日、休みじゃん?」「うん」「実をいうとオレ、どっこも出かけないで、一日中、楓のこと抱きまくろうって予定を立ててたんだけどさ?」「って、もう、バカ」冗談だか、ホンキなんだか分からない言い方でそんなこと言う悠斗に小さく抗議の声をあげると、悠斗は少し笑ってから、「だけど、気が変わった。」「気が変わった?」「あれ?ちょっと不満そう?一日中抱いて欲しかった?」からかうようにいう悠斗に、「バカ」もう一度口をとがらせてそういうと、悠斗は、少し居住まいを正して、「その予定はキャンセルして、楓の不安、先に取り除こうと思う」「え?」「一緒に出かけよう」「・・・どこに?」当然の私の問いかけに、悠斗は、イタズラ笑顔を浮かべつつ、私をしっかりと見つめていいました。「・・・俺んち」 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.01.16
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小説の最新の更新はbox 292 美莉です。ひろ。です。^^ツイッターではプチプチつぶやいておりましたが~、今日、仕事込みのプチ家族旅行から戻ってまいりました。^^ちょっとだけ書きます。旅行2泊目は、おっぴぃさんオススメの琵琶湖の近くのホテルに泊まりました。^^お部屋がゆったり広くてチビさんたちものびのびと遊んで、とても幸せに過ごしてました。^^チビさん寝たあと、オットが、ダイスキなアシのコーヘイくんとラブラブ電話してる隙にw、お風呂。とは別にシャワーブースのある部屋。オットがせっかくだから、シャワーブースでイケナイコトしようか(ニヤ、って言ってくるw ってツイートしたんですよね。したら、それ読んだオットが、ケ:オレ、イケナイコトしようか、なんていってねーだろ?って。ひ:え~、言ったよ~。さっき、エロ顔で~。って、反論したら、オット。ケ:違うよっ、オレは、イーコトしようか?って言ったんだよ。って。w・・・だから、それは、イケナイコトってことでしょ?、の、ひろ。ケースケ、やっぱりアレは・・・ハズカシかった←・・・イーコトだったかイケナイコトだったかはご想像におまかせします。w←小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.01.07
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小説の最新の更新はbox 292 美莉です。ひろ。です。^^今日は、昭和風男前助手くんの結婚式でした。いつも、エラソーでひろ。に怒ってばかりw、な助手くんですが、今日はとってもアマ笑顔&幸せそうでしたよ。・・・なんだよ、あのカノジョ、、いえ、オクサマを見るアマイ優しい目つきはっ。←や、それでいーんじゃない?w。・・・ワタシにももちょっと優しくしろっ。←そこかw。←じゃあ仕事しろ!w。・・・えーっと、とにかく、助手くん、おめでとう。ねえ、みなさん、前に、助手くんと元カノさんとの再会と再開のこと、小説風にあげましたけど、覚えてます?今日は、その再会と再開の記念日だそうで、再会と再開から、ちょうど1年での結婚式だったんです。・・・でね。みなさん、もいっこ覚えてくれてます?今日はね、うちの家族にとってはもいっこお祝い事がありまして。それは・・・。あ~(長女)の1歳のお誕生日。あ~は、もう、とにかく、めちゃくちゃかわいーです。ヨチヨチ歩きはじめたり、階段を上ろうとして、目が離せなかったり、ちょっと目を離したら(えw、おしりふきを1袋全部出してたり、ちょっと油断したらオットをひとりじめしてたりしますけど、それでも、目が合って、ニコっって笑われたら、もう、全てを許せちゃう。(注:オットは許してあげないけどw)相変わらず食欲の方は希薄で、体重があんまり増えないけど←誰に似たの?wそれでも、おかげさまで、無事に、1歳を迎えてくれて、非常に嬉しく思っております。・・・でね。えーっと、話は戻りますが、今日は、助手くんの結婚式&あ~の誕生日。でした。つまり、助手くんとカノジョさんの再会の日から1年&あ~の出産から1年。・・・っておい。助手くん。1年前、ひろ。が、長い長い陣痛で苦しんでる正にそのときに、ジブンだけ、ラブラブはっぴーしてたなんて、それでも助手?←え?・・・ま、いーや。許しといてあげるよ、の、ひろ。←・・・っていやいや。w今日は、助手くんの幸せな顔見れて、こちらまでとても幸せになれました。お祝いに、フルメンバーで『愛をこめて花束を』やってきましたよ。結婚式で音楽できるのはとても幸せですね。みんながニコニコで聴いてくださるので、すごくすごくハッピーなチカラをいただけました。・・・オットのカッコイイ仕事姿も見れたしねぇ。いいことずくめだわ、結婚式ってw。ではでは、あらためまして。助手くん&オクさま、ほんとにおめでとー。あ~も、おめでとー。みなさんも、あけまして、おめでとー。←ことしもよろしくおねがいします、の、ひろ。ケースケ、ワタシが着物着るたびに、オレが脱がせていい?って言わないでよねっ。・・・特におかあさまの前でっw。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2012.01.03
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小説の最新の更新はbox 292 美莉です。ばんは、ひろ。です。^^あっちゅうまの年の暮れ。きゃ、もう、今年ってあと6時間しかないの??今年って今年って、何してたっけ。・・・・・・めっちゃ働いたっちゅーの!!んっとにね、2011年はよく働きました。毎日毎日ヘトヘトだった気がする。おかげで、今年は、ほんと、気まぐれ更新で申し訳なかったです。来年は、、、ってあんまり書かないほうがいいかも。☆このあいだ、副業の仕事納めの日、オットとデートで、お芝居を観にいってきました。うん。でね。そのデートのこと、ちょこっとツイートしたみたく、とっても幸せだったんだけど、ちょっと書きたいことがあって、今年最後の更新は、ひろ。らしく、オットネタで参ります。☆最寄の駅からの帰り道、この季節になると寒いけど、白い息吐きながらおててつないで歩くのが楽しいから、タクシーなんて使わないで歩きました。人気ない道で、ときどき、立ち止まって、それでもあたり見回してから、こっそりチュウしたりして。いいトシして、中高生のようにw。チュってしてくれてから、ギュってしてくれたオット、じーって見上げて、ひ:ダイスキっって言ったら、オット、オ:ありがと。オレもめちゃくちゃ愛してるよ。ってもっかいチュってしてくれた。嬉しくて、ひ:ありがとっ。ってニコニコ言ったら、オット、またギューってしてくれてから、耳元で囁くみたいに、オ:愛してるよ。ほんとに愛してる。・・・だけど、オレさ・・・って、なんか、困ったみたいな声だすオット。その声聞いた瞬間、ひろ。、例によって、・・・・えええええ、けど、って、けどって、いった??って、きっと悪い言葉が続くんじゃないかって、もう、それまでのラブラブムードなんてすっとんじゃって、ハラハラドキドキの妄想列車に飛び乗りかけたんだけど、ちょっと固まったムード感じたオットが、オ:って、ごめん。なんか誤解してない?ちゃんとサイゴまで聞いて?って、若干、慌てつつも、アマ声でいってくれたから、ちょっと落ち着きを取り戻して、ひ:・・・うん。けど、何?って聞き返したら、オットほっとしたみたいに、オ:サぁのこと、めちゃくちゃ、愛してンだけどさ。いや、けどっていうか、その上さ、ひ:うん。オ:サぁにめちゃくちゃ、恋、もしてんだよな。んっとに、ずっと。ひ:・・・恋?オット、なんか照れたみたいに笑いながら肯いて、手とってくれて歩き出しながら、オ:愛してるって俺の中ではさ。ずっと見守る感じの愛なんだよな。サぁが、サぁらしく、いつも好きなように好きなことしてニコニコ幸せに笑ってる笑顔が見たいし、それを守っていきたいなと思う。確かにそんなフウにいつもいつも見守ってくれてるオットの愛に守られてる私。ひ:うん。ありがと。ほんとにいつも。って、幸せにニコニコ笑って言ったら、オットもニコニコ肯いてから、オ:そんなこと言いながら、恋の方はさ。なんか、愛とは違って、サぁを自分のモノにしたいとか、誰にも渡したくないって側面が強くてさ~。どっちももちろんサぁをダイスキなのには違いないんだけど、オレの中には2つの感情で存在してるんだよ。どっちももちろん、すげーでかい感情で。ひ:うん。オ:そんでさ、サぁを愛してるオレの方は、サぁが何しても怒んないし、心配はするけど、本当に自由にのびのびしてるサぁを愛しく思うんだけど。ひ:うん。オ:だけど、サぁに、恋してるオレのほうは、ヤキモチやきなんだよな。サぁが何もしなくても、誰かがサぁに何かするだけでもう冷静じゃいられないんだよぉ。最後ちょっと泣きが入ったオットがかわいくて、そうなるとやっぱりからかいたくなって、←えひ:ワタシ、ケースケにはずっとツライ恋させちゃってるんだね。。ってちょいウルで言ったら、オ:いやいやいやいや。ちがっ、ツライ恋・・・。ええ?・・・いや、もう、ちゃんと両思いだし。え?両思いだよな?って、慌てるオットがまた可愛くて、ひ:だと思うよ。ダイスキだもん。ワタシ、ケースケのこと。ってちょいニヤで言ったら、←イジワルオットほっとしたみたいに、オ:だよな。うん。・・・っていうか、アレだよ。サぁにずっと片思いだったときは、確かにツラかった。だけど、サぁがくれる胸の痛みは苦しいだけのものじゃなかったぞ。こんなにも誰かを好きになれるもんなんだな~って、嬉しい痛みでもあった。ひ:・・・ありがと。オ:だからさ、今、オレが『誰か』っていってるのが誰のことかサぁには分かってると思うんだけどw、そのヒトとのことはさ、サぁに恋してるオレは胸がイタいんだけど、サぁを愛してるオレは、サぁはサぁだから、誰かに気に入られるのは仕方ないと思ってるし、そんで、もしも、そこで、いったん、言葉を切ってから、オ:もしも、いつか、サぁがその人に惹かれるようになっても、それがサぁのありのままのココロなら、受け入れなきゃって覚悟してるところもあるんだ。そんなこと言って、手をひどくしっかり握ってきたオットに、ひろ。、焦って、足を止めて、見上げて、ひ:って、ケースケ。って言いました。オ:ん?ひ:そんな覚悟いらないよ。だって、ワタシ、ワタシには、ケースケだけだよ?なんだか、泣きそうになって、震えちゃった声。その声に、オット、何もかも分かったみたいに、すごくほっとしたみたいなカワイイ笑顔になって、安堵のため息ついてから、オ:・・・よかった。って、また、チュウして、苦しいくらいギューってしてくれました。ひ:ゴメンネ。腕の中でちっさく謝ったひろ。のこと、よしよししながら、オ:謝るのこっちだな。ゴメン。そんなこと不安になったりして。ひ:そこまで不安にさせちゃったワタシが悪いよ。オ:やー、オレがどうかしてんた。サぁのこと好きすぎて、、マジ、あぁ、ゴメン。ひ:でも、やっぱりワタシが、、ゴメンネ。☆『誰か』って、Sさんのコト。正直にイロイロつぶやきすぎてたけれど、こちらからは、愛とか恋とかそういう感情では全然ないです。副業で大きな会社に出入りして、学校と地元以外のヒトとたくさん知り合う中で、いろんな人間関係を築いていくことになるけれど、愛とか、恋とか、の目では、ワタシはずっとケースケのことしか見えないと想うな。そんな自分の中ではごく当たり前な、当たり前すぎる感覚を、伝えきれなくて、不安にさせちゃった。☆何度も何度もゴメンネっていう私に、オレこそゴメンなっていうオット。ゴメンの押し問答してても仕方ないから、ひろ。からもギューってして、ひ:誰に何してもらったとしても、ワタシがこうしてちっちゃいサラとして甘えん坊になれるのも、そんなワタシの全部を可愛がってもらいたいのも、ケースケだけだよ?って言ったら、オット、ウレシそうに、オ:ぅあ~っって叫びながら、オオゲサに崩れるまねして、オ:ありがとっ。・・・今の、すっげーキいた。って、ニコニコで言ってくれてから、オ:・・・今の言葉で、じゅーぶんだから、これまでどおり何もガマンしないでくれよな。書きたいことも、いいたいことも。ひ:・・でも、胸いたくさせちゃ心苦しいし。って言ったら、オット、慌てたみたいに、オ:ってか、想ってることヘンに隠される方がヤだし。愛してる方のオレはサぁのこと全部知りたいし。・・・恋してる方のオレはおとなしくさせとく・・・から。ってやっぱりなんだかしょんぼり言ってましたw。おかしかったんだけど、ちょっと不安になって、ひ:恋してくれなくならないよね?って聞いたら、オ:そんな心配いらないし。サぁに会ってから恋してない時間なんて、なかったし、ないし、恋しないなんて、絶対、ムリだから。って、いってくれました。・・・幸せ。来年も、恋し続けてもらえるようなジブンでいたいな。・・・それにしても、なんで、こんなワタシに、なんだろう。。。オットって、趣味ワルイなぁ。w←・・・てか、ワタシ?ワタシはもちろん、オットにずっと恋してますよ。オットの包み込むような大きな愛を思えば、愛してるっていえるほどのジブンではないかもしれないけれど。・・・ま、がんばりますw、ほどほどにね、の、ひろ。ケースケ、ダイスキだよ。こんなワタシだけど、来年も、、てか、ずっとよろしくね*気まぐれ更新なlovesickを見守っていただきありがとうございました。来年は、box完結目指してがんばります。ほぼ、完結してるんですよ、頭の中では。・・・来年もよろしくお願いします。 来年は、絶対、ながさわ ひろ。な時間をもっとキープすることを誓って。 皆様、よいお年をお迎えください。 ながさわ ひろ。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.12.31
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小説の最新の更新はbox 292 美莉です。ばんは、ひろ。です。^^今週は毎日のように忘年会。オットにチビさんおまかせしちゃって、すっかり不良ママ&ツマです。w・・・ま、たまには、いっかw。←たまに、だっけ?えーっと、なんだかんだすれ違いなフーフなんですが、それでも、オットとは、スキマを見つけて、ラブラブしております。では、ちょっと、某リクエストにお答えして、オットとのこと。昨日の朝、いつもどおりw、オットに起こしてもらったんだけど、オット、いっぱいチュウしてくれながら、ケ:サぁひ:・・・ん~・・・なにぃ?・・・(眠い寝起きの状態でオットチュウとか眠さ倍増w)ってふにゃふにゃ返事したら、ケ:ゆうべさ、どうやって寝ちゃったか覚えてる??って、聞かれました。・・・ん?・・・ゆうべ、・・・どうやって・・・寝たっけ??確か、昨夜は・・・ブログ書いたよーな・・・って思い出そうとして、、、・・・思い出して・・・ひ:・・・ぁ・・・・って、ひろ。、朝から真っ赤になっちゃいました。というのも。。。。<以下は久々ちょいエロ話です。わけあって、チョイだけエロですw。>*コトがコトだけに、部分的にエロくなりすぎた気がして、迷ったんだけど、下読みしてもらって、オッケー?もらえたので、せっかく(←?w)だし、アップしました。不快な方はスルーでお願いします。><長々と続いたゴッチのお話完結編wアップしたあと、ずーーっと、待っててくれてたオットと一緒に、そそくさとお布団に入って、いつもどおり抱っこしてもらって。ひ:お待たせ~。幸せ~。って言ったら、ケ:んっとに待ったぞ~。ったく、まだ月曜なのに夜更かししてだいじょーぶなのかよ?まだ12時くらいだったし、以前までのひろ。を思えば、夜更かしとも呼べないくらいなんだけど、副業では頭使うからかw、すごく眠くて、夜更かしできないカラダになってたんだよね。だけど。ひ:最近、慣れてきたからかな~、少々睡眠不足でもダイジョーブみたい。ケ:って、仕事に大丈夫でも、カラダにダメだろ?ちゃんと寝なきゃ。ひ:は~い。明日は早く寝るぅ。ケ:よしよし。って、いいこいいこしてくれながら、オット、ケ:で?ひ:・・・?ケ:オレ、お利口に待ってたんだけど、サービスとかないわけ?ひ:・・・サービス・・・ケ:・・ほら、(小声)とか、(小声)とかひ:ぇ~、ハズカシイよ。。。ケ:ちょっとだけ、な?ひ:って、だってそんなことしたら、シたくなっちゃうでしょ?ケ:って、当たり前だろ?スるよ!←ひ:って、今からシたら、寝るの遅くなっちゃうじゃん。さっき言ってたことと。。。ケ:早寝は明日からでいーよ。ひ:・・・イイカゲンだなぁ。もう。ケ:よし。じゃ、サぁがオレのことウォーミングアップしてくれよな。サービスも兼ねて。ひ:ウォーミングアップって。・・・それって、どーいう・・・?って戸惑いつつもテレちゃうひろ。にニヤリって笑って、ケ:ちゃんと分かってるみたいだな。さ、じゃあ、いーから、もう始めろよ。オレ、ちょっと、サぁのブログ読んどくから。って、ipod touch片手にどうにでもしろよ無防備体勢に入るオットw。ひろ。戸惑っ&テレたまま、口とがらせて、ひ:・・・って・・・・ヒドクナイ?ケ:ん?ひ:ワタシが一生懸命恥ずかしいことするのに、ケースケは、そんなネットしながら片手間なわけ??ケ:片手間ってワケじゃないよ。でも、ほら、サぁが、サービスなんてしてくれると思うとさ~。オレさ~。んっとに、すげーガマンしないとヤバイから、ほら、ちょっと、他の事考えとくくらいでちょうどいいんだよ。ひ:・・・んーー。。。。(困惑中)ケ:ほら、そんな顔してないで、いーからいーから。寝る時間どんどんなくなっちゃうぞ?って、ニヤニヤ促すオットに、釈然としないまま、でも、やっぱり、、オットにキモチイクなって欲しいし、がんばって、イロイロ、やってみたひろ。ipod眺めて目もこっち向かないオットwのほっぺにチュウしたり、首にチュウしたり、胸にチュウしたり、大好きなカラダ指でなぞったり。。。あんまりゆっくりしている時間はなかったからw、あっというまに、オットのにたどり着いて、そーっと触れてから、ひ:・・・・・ねえ。。。って言ったら、ケ:ん?って、オット。ひ:全然、ウォーミングアップなんて必要ない感じなんだけど?wwって言ったら、ケ:ww。当たり前だろ?サぁ目の前にしてそんなもん必要だったことねーよ。ってしゃーしゃーとw。ひ:じゃあ、もうウォーミングアップい~でしょ~~??><って言ったんだけど、ケ:いるいる。じゃ、試合開始(←?w)でいーから。ほら。って、いうから、・・・ほらって・・・って思いつつ、そーっと、そーっと、恐る恐るw、始めたら、ケ:・・・・って、無言なオットに、・・・やっぱりワタシ下手っぴなんじゃ・・3分の1くらいしか届かないし←・・・って、いつもどおり不安になって、ちょっと中断して、ひ:・・・ね、きもちいー?って聞いたら、ケ:ぁー、すげーきもちーよ。って言ってくれたんだけど、ひ:でも、全然、全部はできないっ。><ケ:いーんだって、そんで。いつも言ってるだろ?サぁがオレのをって思うだけで、マジ、やばい。。・・・ほら、いーこだから、続けて。って、ちょっとイイお声で言うから、キュンてなって、続けたら、ケ:・・・あー。。ヤベぇ・・・・きもちーっていいながら、オット、いつもみたく、髪を撫ぜてくれたんだけど、その撫ぜてくれる手が気持ちよくて・・・・・・つい・・・・・・そこまで思い出して、すっかり目が覚めて、顔真っ赤になりながらひ:・・・ケースケの、・・・シながら寝ちゃったの?私。って、聞いたひろ。に、オット、ケ:だよっ!!ありえねー、マヂで。オレのをシてるときの顔見られるのイヤがるじゃん?サぁ。だから、ガマンして、いろんな意味でガマンして、キモチイー状態でいたんだけどさ・・・・・その間わずか数分・・・オットがはっと気づいた時にはグッスリ眠りこんでいたそうです。←ありえね~っwwひ:・・・ゴメンネw。あまりというにはあまりな自分に、真っ赤になっちゃったひろ。に、オット、必死で笑いこらえながら、ケ:っとに、ありえねーよな。どんだけエロいんだよ、サぁは、くわえながら寝るとか!!ってか、マジあかんぼのおしゃぶりじゃねーんだから。って、言ってたけど、なんかもうひろ。はほんとに恥ずかしすぎて、そのオットの言葉すら、全てにピー音を入れたくなるくらいヤバク感じるほどにパニックでしたw。・・・というわけで、昨日は、睡眠返上でいっぱいサービスしときました。←・・・寝ちゃわずに。←100%アタリマエw。んーと、今日も、寝ちゃいませんように←え、今日も?w、の、ひろ。ケースケ~、今日は??←てか、今日こそは寝ろw。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.12.14
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小説の最新の更新はbox 292 美莉です。ばんは、ひろ。です。^^今日も、ちょっとイロイロありました。。なんでこんなに実生活でネタ?がたまっていくんだろう。でもまあ、ひとまず、前回の続き。(もういいって意見も多いんじゃ・・・?でも書くけどw)え~っと、ゴッチに、ひ:うん。あのね、でも、・・・なんだけど、、、言ってい?っていったひろ。でしたが~。。ゴ:え?ひ:んっとに、そういう意味では、なんとも思ってないんだよ?思ったことないんだよ?ゴ:・・・って、それ、何回も聞いた。ついさっきも聞いたw。ひ:でもね。ゴ:でも、なんだよ?って、ちょっと、期待したカンジのゴッチ。ひ:でもさでもさ、長年トモダチやってきてさ~。ずっとサラ好き好きキャラで笑いをとってきたゴッチがさ~・・ゴ:って、キャラとか、笑いとるとか違うって。ホンキでホンキだったっての。ひ:ま、それは、どっちでもいーんだけどさ。ゴ:・・・サラ・・おまえなぁ・・・ひ:てか、そんなゴッチがさ、ジュンちゃんには全然違うキャラでさ、すごい、マジメでさ、不器用でさ、いっぱい悩んでさ、ちょっとカワイくすらあるじゃない?ゴ:・・・かわいーー?・・・褒めてんの?ひ:ま、そうでもないかなw。ゴ:ひ:てか、サイゴまで聞いてよ。とにかくさ、ワタシたちがずっとずっと長い間そばにいて、すごくすごく知ってるゴッチをさ、そういう全然知らないゴッチにさせちゃうジュンちゃんて、すごいなー、って思うのと、・・・ちょっとだけ、ちょっとだけなんだけど。ゴ:うん。ひ:ちょっとだけ、これはトモダチとしてだとおもうんだけど、・・・ヤケちゃうwって、正直な気持ち、素直に言ったら、ゴッチ、ゴ:・・・マヂデって、おもっきしビックリしてた。←まあ、するかwでも、その後、ゴ:それって、サラ、、俺のことす、、スキってこと?って言うから、ひ:えー、ゴッチのことはもちろん大好きだよ。ゴ:え?ひ:もちろん、トモダチとして、だけどゴ:・・・なんだよ・・・ひ:なんだよってなんだよw。どっちみち、ジュンちゃんに夢中なくせに。ゴ:どっちみちって、どっちのみちもあんの?って身乗り出してくるから、ひ:ないない。全然ないから、落ち着いて。(めんどくさいな、もう)ゴ:なんだよ、紛らわしいなぁ。って、ちょっと落ち着いた?らしいゴッチに、ひ:だけど、ほんとにさ、全然知らないゴッチなんだもんね~。ジュンちゃんには。ゴ:・・・なんか自然とそうなっちゃうんだよ。ひ:w。ゴ:ほんと、おかしいよな~、俺。よく結婚できたよな~、マジで。ひ:おかしくなんて、ないよ。てかさ。ゴ:ん?ひ:ワタシにも最初から、あんな学校中、誰も知らないヒトがいないくらいのサラ好き好きキャンペーン張られるんじゃなくて(ほんとにヒドかったんだからw)、ジュンちゃんに向き合ってるゴッチみたいな奥ゆかしいキャラで来られたら、もしかしたら、ワタシだって、ゴッチのこと気になって仕方なくなったかもな~。って言ったら、ゴ:まじか??っても一度驚いてから、ゴ:くそー。責め方間違ったわけ?なんだよ~・・・中学の時のオレ、、、って悔しがるゴッチに、ひ:って、まあ、そこは、あれでしょ。ゴ:なに?ひ:歳関係なくさ、ジュンちゃんに中学のときに出会ってたら、やっぱり、違ったんじゃないの?ゴ:・・・かなぁ。。。ひ:きっとそうだよ。そういうことなんだよ。ゴッチにとって、ジュンちゃんはジュンちゃんだけなんだよ。ワタシなんて、長い間、おもちゃにされるだけのキャラ・・・ってまたウル演技してあげたらゴ:って、ちょ、ぇえっ。ホンキホンキホンキだったって。って慌ててくれるから、ひ:・・・って、いーよ。もう。アキた。wって言ったら、ゴ:・・・自分でフっといて・・・って呆れてから、ゴ:でも、なんか、やっぱ、ちょっと、嬉しいんだけど、オレ。ってニヤニヤするゴッチ。ひ:なにが?ゴ:サラがちょっとでもヤいてくれんのが。ひ:トモダチとして、だけど?ゴ:じゅーぶんだよ。てか、オレは、もう、トモダチとしてっていうか、とにかくオレはオレとして、ずっとヤいてきたからな、○○(←ヒロト&ケースケ、そして今はひろ。の苗字でもある)兄弟に。ひ:ゴクローサマw。って労をねぎらってあげたら、ゴ:どんだけ、ヤいてきたかサラにはきっと想像つかねーだろーなー。オレだから耐えられたんだぞっ。ってビミョウな自慢してから、ゴ:てか、でも、今もさらにすげーヤけるな~。ひ:今?なんで?ゴ:さっき、あんな(おねだり)顔見せられたからだよ。くそー、ケースケ、いー思い(って、だからなんだよ?w)しやがって・・・ってまた、ヤきなおしてくれるゴッチに、ひ:まあまあw。でも、ほら、ケースケでよかったでしょ?ケースケだから、ゴッチがまだこーやって、ベタベタしても何も言わないんだし。ゴ:何も言わなくねーよ。うるせーじゃんアイツ、ブツブツ。ひ:ブツブツ言うだけで、本気でやめさせたりしないでしょ?ゴ:・・・ま、そーか。ひ:てか、ま、それも、もーちょっとだけなんだよね。ベエベが生まれたら、おしまいか~。ゴ:今ちょっとザンネンそうだった?ひ:ううん。むしろ、清々しいくらい、ホっとしてるw。ゴ:・・・ひ:ゴッチ、くすくす笑うひろ。のこと、大事そうに、名残惜しそうに、ギュってしてから、ゴ:でも、サラへの気持ちは多分ずっと変わんないから。分かってると思うけど、オレ大事だぞ、サラのこと、トモダチってカテゴリにおさまんねーくらい。ひ:ありがと。分かってるよ。ってニッコリしてから、ひ:ワタシも、ゴッチへの気持ちはずっと変わんないから。って言ったら、ゴ:ありがと。ってゴッチ言ってから、しばらく考えて、ゴ:・・・って、それは、、、ありがたくなくね?ってまた愕然としてましたけどw。そこまで話して、2人で、ぶふって笑いながら、ひろ。は、もう何も言わなかったけど、きっと、ワタシだって大事だよ、ゴッチのこと、トモダチってカテゴリにおさまんねーくらい。っていう気持ちは伝わってたよね?ゴッチ。その後、みんなが帰ってくるまで、しばらく、ベエベの話してたよ。ゴッチがあんまりビビってるから、半ばあきれつつw。ひ:だいじょーぶだよ、ちゃんと、いいパパになれるって、ゴッチ。って言ったら、ゴッチ、ゴ:ケースケはすげーよな。ずっとすげーって思ってきたけど、この立場になってまた改めてそう思うよ。ってしんみりと。ひ:?ゴ:あいつさ~、サラがちーこ妊娠したときからすでに、父親ってカンジの顔になってたんだよな。全然うろたえてなかったよな。すげーよ、マジで。その言葉に、ワタシがちーこを妊娠したときのケースケ、(あのとき、とか、このとき、とかw)を思い出してみて。確かに、全然うろたえてなかったし。最初から確かに確かにすっかり父親な顔してた。自分のコドモでもなかったのに。ひ:確かにそ、だね。ってポツリと言ったひろ。に、ゴッチ、ゴ:オレも負けてらんねーよな。あー、んっとブザマな始まりになっちゃったけど、しっかりジュンとベエベのこと守ってくよ。すっかり父親顔になって言ってたよ。がんばれ、ゴッチ。てか、きっと、ゴッチならだいじょーぶだよ、って思ったよ、の、ひろ。ケースケ~、パパ顔のケースケも大好きだよ。*長くなってすいませんでした。^^;小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.12.12
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小説の最新の更新はbox 292 美莉です。ばんは、ひろ。です。^^今日は、お仕事両方お休みでした。オットは出張中(明日帰ってくる)、チビさんたちは保育園ということで、ひとりぼっちのお休み。にしては、割と、華麗?に過ごせたのではないかと思われます。うむ。去年のあの日に比べて、我ながら成長したな~。。さてさて、前回のつづき。ゴ:・・・・だってさ~・・・って、ワタシに挙動不審だった理由を語り始めたゴッチでしたが~。*今書いてて急に思ったんだけど、挙動不審=ベタベタしてこないっていう意味っていうのが、なんかオカシイよね。完全に麻痺してるw。本当は、ベタベタしてるいつもの方が、挙動不審なんだよw。ま。あくまでも、いつもと違ったのはなんで?っていうことを純粋に知りたかっただけであって、なんでベタベタしてくれないのよぉぅ、なんてカンジで聞いたわけではありませんのでお間違いなくw。あ、でも、ゴッチの答えは。。。wゴ:だってさ~・・・ってなんだか、しょげた顔で、ひろ。の目を見たゴッチ。なになに?って、興味津々に見返したひろ。に、ちょっとタメイキついてから、ゴ:サラより大事なもんいっぱいできて、申し訳ない気がしてさ。ちょっとサラに対して後ろめたいというか。。・・・ゴメンな、俺、マジで自信ない。。。コドモ生まれたってサラにかまいたいけど、コドモ生まれたら、サラにこんなにかまえなくなるかもしれねー。って。ひ:・・・・っっって思いっきり笑ってしまいました。ゴ:・・・そこ笑うトコ?って不機嫌そーに言うゴッチに、ひ:だってーっ。。。そんなフウに思ってくれるのはゴッチらしいけど、ゴメン。そんな気持ち全然いらないwww。ゴ:・・・ひでーなー、相変わらず。。俺、ホンキで、気にしてんのに。。ひ:ごめん。笑いすぎw?だけどさ~、んな幸せなことで、ワタシなんかに、申し訳ないとか、うしろめたいとか、そんな言い方したら、ジュンちゃんにシツレーでしょっ。怒られるよ?ゴ:や、別に、そーいう意味じゃなくて、ただ、俺の中のサラに対して、だけの、気持ちの話だよ。なんかうまくいえねーけど。・・あ、っていってもさ、サラへの気持ちは多分最初から全然変わってないと思うんだぞ?そう言われてみれば確かにゴッチのワタシへの気持ちは中学1年生の時からほんとに変わってないような気がして、ひ:うん。って肯いたら、ゴッチ、慎重に、ゴ:だけど、今は、ジュンがいて、次はコドモまで生まれてさ、サラが一番ってどんどん言えなくなってってさ。なんか、俺、やっぱりサラに後ろめたいっていうか。あんだけ、サラだけだった自分にも後ろめたいっていうか。。あ~なんて言えばいいのかなぁ。って、あんまり真剣に、言葉を探すゴッチに、今度は笑わないで、ひ:んっとにもー、結婚前にもそんなこと言ってたじゃない?いつまでそんなこと言ってんの?どーでもよくなってくれていーよ。てか、うしろめたいとか、ほんっとに、全然、思わなくていーんだよ。って言ったら、ゴッチ、ゴ:違うんだって。そうじゃなくてさ。・・・うん。そうそう。やっと言葉見つけたゴッチ、ゴ:サラへの気持ちはほんとに、俺にはサラしかいね~って、叫びまくってたあの頃と変わってない。ただ、あの頃は、あの頃サラを思ってた気持ちより大きい気持ちが存在するなんて分かってなかっただけなんだ。きっと。小さい声で、ゆっくり確かめるみたいにそういったゴッチの言葉に、ひ:・・・分かるよ。だって、あの頃ってまだ、コドモだったもんね。お互いに。って答えながら、ゴッチと知り合った頃の、中学生だったジブンを思い出して、なんか切なくなっちゃった。ただ、ムジャキでなにも知らなかったジブン。誰かを愛して愛される幸せも喜びも、その人ごと全てを喪う哀しみも苦しみも、そしてそんな闇の中から救い出されてまた誰かを愛して愛されるなんてことが本当にあるっていうことも、何も。しばらく黙り込んだワタシに、ゴッチ、ゴ:あれ?・・・まさか、傷ついた?って、不安半分、期待半分な声で聞くから、ニッコリ笑って、ひ:ううん。全然。きっぱりバッサリ言ったら、ゴッチいちおうホっとしたみたいに、ゴ:そっか。って言った後、ゴ:ぃや、やっぱり、・・・もちょっと、ほら、ちょっとくらい、なんかないわけ?って、ぶり返すカンジでw。そこまで言われちゃ仕方ないからw、目をそらして、俯いてから、ひ:ぅーん・・そだね、、よく考えたら、やっぱり。。。って、ちっさく言ってあげてから、今度は、故・意・にw、おねだり目で見上げて、ひ:いつのまにか、ワタシのことなんて、どーでもいくなっちゃってたんだね?ウル←ヤリスギって聞いてあげたらw、ゴッチ、ゴ:え、ちょ、ま、・・ぅええ、そ、その目、マヂやめてくれっ。って取り乱しまくってたw。ゴ:ちゃんと聞いてた?そういう話じゃないから。ほら、まじで、マジデ、どーでもいーとかありえないから。って、必死で言ってくるゴッチに、今度こそ、笑い堪えられなくて、苦しいくらい笑ってたら、ゴッチもいつのまにか、ゴ:って、、笑いすぎだろっ。って怒りつつ、一緒に笑ってたしw。笑いおさまるころにゴッチ、ゴ:マジ、どーでもいーとかは、ありえねーぞ?って、もっかいマジメに繰り返してくれたから、ひろ。も、マジメに、ひ:分かってるよ。ってこたえて、そして、素直に今の気持ちを伝えることにしました。ひ:・・・ねえ、ゴッチ。ゴ:ん?ひ:ワタシもね、ゴッチへの気持ち最初から変わってないよ。ゴッチのことって、ほんっとにそういうイミではなんとも思ったことないの。ゴ:知ってるよ。てか、とことん思い知ってきたよ。・・・いったい今さらなんの念押しだよw。ひ:うん。あのね、でも、・・・なんだけど、、、言ってい?ゴ:・・・え?でも、・・・なんなのかは、また、次に。←オイてか、この日の話、書くと思いのほか長かった。。の、ひろ。。ケースケ~、・・・明日、楽しみすぎてドキドキすぎる。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.12.09
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小説、さきほど更新しましたbox 292 美莉です。ばんは、ひろ。です。^^ちょっと体調悪いっす。。これ、あげたら、寝ちゃうぞ。。げほっ。ごほっ。←*この咳はフィクションです。さてさて、前回のつづき。ゴ:・・・ジュンがさ~・・・*ジュン=ジュンちゃん、ゴッチの最愛の奥様。って、切り出しかけて、また、しばらく黙ったゴッチでしたが。。。ゴ:・・・・ひ:・・・・ゴ:・・・・(ためいき)・・あんまり深刻な様子のゴッチに、そーっと顔見上げて、ひ:・・・って、なに?ほら、今言っちゃいなよ。今なら誰も聞いてないから。って、軽いカンジでけしかけて?みたんだけど、あんまり効果なしで、またしばし沈黙。ひ:・・・ねえ、そんな言ーにくいこと?私と2人でも?って、今度はマジメにちっさい声で聞いたら、ゴ:いや、言う。ちゃんと話す。って言うから、もうしばらく根気強く待ってあげたら、ゴ:ジュンがさー、ひ:うん。ゴ:・・妊娠したんだ。って、ゴッチ。・・・妊娠・・?って言葉が、頭で認識できるかどうかの速さで、ひ:ええっ?わっ。おめでとー。って、即座に、言ったひろ。に、浮かない声で、ゴ:・・・やっぱ、そうくるか。めでたいか。そうなんだよな。フツー。。。って、ゴッチ。あれ??って思って、その反応に戸惑って、あろうことか、ひ:まさか、・・・ゴッチのこどもじゃないの?←なんて、ぼそって、聞いちゃったひろ。に、ゴ:おいっ。んなわけないだろっって、即マジギレ。・・・そりゃそうだよね。wひ:ごめん。ってすぐに謝ったら、アマごっちに戻って、ゴ:っとに、よくもそんなろくでもないこと言ってくれるよなっ。って、(呆れてだけどw)笑ったから、今度はマジメに、ひ:だけどさ~、ゴッチだってヘンだよ、さっきの言い方。・・嬉しくないの?ゴ:うれしー、、よ・・・。って、嬉しいんだか嬉しくないんだか、な言い方に、ちょっとイラっと、ひ:は?何ソレ?ゴ:・・・って、やっぱ、そう?そこは怒られるトコ?ひ:当たり前でしょ?・・・って、やっぱって、、ジュンちゃんも怒らせたの?ゴ:・・・あぁ。聞いたら、(この呑みの日の)昨日、妊婦化が分かったジュンちゃんに会社から帰宅後それを知らされて、気のない返事をしちゃって、嬉しくないの?ってキレられて、一晩中弁解というか説明したんだけど、うまく伝えられなくて、機嫌直してもらえないまま、(これは前からの予定だったらしいんだけど)例によって1人で実家に帰られたとか。だから、ゆうべ寝てなくてでもひとりでいるのヤで早くうちに来て、昼寝までしちゃったという。。ひ:・・・って、何そんな状態で1人で実家なんて帰らせてんの?なんで、ここで、私のことなんて抱っこしてるわけ??ゴ:知ってるだろ?ジュンは、あ~なったら、いったん時間おくしかねーんだって。・・・って、まあ、ジュンちゃんは、そういうタイプであることは確かなんだけど。ひ:それにしたってさ~。ゴ:・・・(タメイキ)・・・ひ:で?どんな弁解があるわけ?コドモが出来ても嬉しくない理由。ゴ:嬉しくない、なんて言ってないだろ?たださ~。ゴッチが言うには、もちろん無計画にツクったわけじゃなくて、結婚してるし、ジュンちゃんもいい年(ゴッチより年上なの)だし、ベエベできたらできたでもちろん嬉しいしっていう気持ちでヤってた(←ってはっきり言ったw。つっこむのはガマンしたけどw)のは確かで、だけど、実際、すっげーウレシそうに妊娠したって言われた途端、急に、これまでそんなこと思ったことなかったのに、ジュンをコドモにとられんじゃないかって気になって、だって、俺にはなかなかそんなムチャクチャうれしそうな顔するなんてないのにさ~、、、だから、早速、コドモに嫉妬したっていうか、いや、そんな情けないコトだけじゃなくて、なんか、サラの妊娠してる間のこととか、出産のときの話とか思い出して、ジュンがいっぱいしんどい思いすんのとか、痛い思いすんのとか、急にカワイそうになって、不安になって、ゴ:なんていうか、俺、そのとき即座には、怖かったんだよ、とにかく。って、メソメソ話すゴッチのこと、・・・んっとに、困ったヒトだなぁ。。。ってあきれた顔で見つめてあげたら、ゴ:・・・好きなようにののしってくれ。って言うから、ひ:あほ。って、関西弁で言ってあげた。ゴ:・・・・だよな。。ひ:ほんまに、あほやなぁ、ゴッチ、ジュンちゃんの前では、なんか、あほすぎるわ。大事に大事に思いすぎて、せやのに、完全にいつも空回りして。ゴ:・・・なんでかなぁ。サラになら直球でいけんのに。ひ:私には、ホンキじゃないからでしょww。・・・てか、ゴッチ。ゴ:ん?ひ:よかったね。ジュンちゃん、すっごくウレシそうで。ゴ:ちゃんと聞いてた?ウレシそうなのは、俺のおかげじゃなくて、コドモのおかげだっての。ひ:・・・ほんまに、あほやな。ボソゴ:何か言ったか?ひ:って、コドモのおかげってさ~、ゴッチとのこどもだからすっごくうれしかったんでしょ?なのにゴッチがそんな気のない返事だから怒ったんでしょ?ジュンちゃんはっ。ゴ:。。。そうか、、そうかな。。って、疑り、でも、ちょっとにやけかけたゴッチに、ひ:当たり前やろっ。って、ゴッチも、嫉妬だけじゃなくて、ほんまは、やっぱり、2人の間にベエベができるんは嬉しいんやろ?ゴ:そりゃ、まあ。。・・・・てか、妊娠と出産がなければな。ひ:それなかったらベエベもおらんし。wゴ:だけど、サラ、つわりしんどくて、陣痛も長くて痛かったんだろ?ひ:ていうか、私のせいで、そんな風にびびられるのは困るわw。確かに、しんどくて、痛かったけど、それでも、しんどい間も、ずっとケースケに大事にしてもらえてたし、ベエベごと私のことも可愛がってもらってたし、出産は痛かったけど、それでも、ベエベに会えたらその瞬間にすべてが癒されたし、とにかく、どんだけしんどくて、どんだけ痛くても、幸せやったって思えてるよ。ゴ:・・・マジかよ。ひ:じゃなかったら、3人も産みません。ゴ:・・・・そうかぁ。。ひ:そうだよ。しっかりしなよー。ちゃんとしっかり謝って、説明しなおして、仲直りしなよ?あっちの部屋使っていいから電話したら?ゴ:いいよ。ひ:聞いてたほうがいいなら、聞いててあげるけど?wゴ:もっといいって。てか、多分、そろそろジュンも冷静になって、俺のした弁解思いかえして許してくれてる頃じゃねーかな。怒ってるときは何言っても聞いてくれねーけど。・・・って、まあ、ジュンちゃんは、そういうタイプであることは確かなんだけど。って思ってくすって笑ったひろ。のこと、チラって見てから、ゴ:明日迎えに行ったら、ちゃんと、コドモができるのは嬉しいんだってことは伝えるよ。って言ったそばから、ゴ:・・・・妊娠と出産期間、飛び越せねーかな~。ってまたそんなこと言うゴッチに、ひ:あほ。ちょいキレ、関西弁復活のひろ。wひ:それ、ジュンちゃんにいうたらまた怒られるで?てか、だいじょーぶやって。そんだけ大事にする気持ちがあれば。ちゃんと体休めるように守ってフォローしたりや。って言われんでもするやろうけど。そういう思いやりの時間の積み重ねが大事やねんで、フーフって。って、(自分ばっかりオットに助けてもらってることは置いておいて)ちょっと先輩口調で言ったら、ゴ:するよ。するに決まってるだろー。・・・てか、てことはさ、ジュンさ~、ベタベタされんの嫌がるけど、ひょっとしたら、妊娠期間は、ベタベタさせてくれるかも知れないよな。お。なんか急に、楽しみになってきたかも。って、せっかくノって?きたゴッチに水さすのもな~と思いつつも、ひ:フォローすんのとベタベタすんのは全然違うと思うんだけど・・?微かにつっこむ私のこと、全然聞かないで、でも、勝手に、また、ゴ:でも、あれだよなー。やっぱ、ジュンはさ、きっと、子供生まれたら、俺なんてどーでもよくなっちゃうんだろうなぁ。。ってオチかけてるゴッチ。ひ:って、ゴッチゴッチ。ゴ:ん?ひ:その心配は、いらなくない?ゴ:なんで?って、ちょっと期待?して身を乗り出したカンジのゴッチに、ひ:だって、ジュンちゃんて、すでに前から、どーでもイーカンジだもん、ゴッチのこと。って言ってあげたら、ゴ:・・・相変わらず慰めてるつもりかよ、それ?って呆然としてました。wひ:てかさ~。もいっこ聞いてい?ゴ:・・・なに?ひ:ジュンちゃんのことで悩んでたのは分かったけどさ~、私に挙動不審だったのはなんで?ゴ:挙動不審なんかじゃねーよ。ってしゃあしゃあというゴッチに、無言のまま、ひ:じーーーーーーーーーーーーーーって見てあげたら、ゴ:挙動不審だった?ひ:だって、さっきまで全然ベタベタしなかったじゃない?ゴ:なんだ、さみしかった?ひ:それは全然。ゴ:容赦ねえなあ。。ひ:ベエベができて、今度こそもう、ベタベタしないって決めたからっていうわけでもない感じだし。。って、抱っこされたままの腕の中から、ひ:・・・(早く理由をいいなさいよ)・・・的視線を送ってあげたら、ゴ:・・・・だってさ~・・・って、いちいち手間をかけさせて、やっとゴッチがいった言葉は、また、次に続きます。では、恒例の、シンキングタイムスタートということで。・・・・もの投げないでくださいw。、の、ひろ。。ケースケ、ケースケが挙動不審だったら、抱っこはされてあげないw。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.12.06
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「だけどな」先生は、私を、小さいコドモを見つめるみたいな目で見て続ける。「だけど、それでも、その上で尚、俺は、ミリちゃんが、長生きしたいと、ココロの底ではそう願いたがっているように思う。そう願えるような選択肢を選びたがっているように思う。・・・ちがうか?」そう言ってイタズラな笑顔で微笑んだセンセイ。・・・私が、長生きしたいと思える選択肢。・・・だけど、それは・・・。小さく唇を噛んだ私の肩を抱いて促すように、またベエベたちの方を振り返ってから、「美莉ちゃんが、長生きしたくなりそうな選択肢、あるだろ?」私は、優しく微笑む先生の視線に引かれ、自分もベエベを見つめながら、そのかわいらしい様子に、素直に、ココロのままに微笑んで、言葉を口にした。「・・・もしもケースケとの間に子供を産むことができたら、きっと、長生きしたいって思うだろうな」愛してるヒトと、愛してるヒトとの間の愛おしいベエベのいる生活なら、永遠に続いて欲しいと願うだろう。だけど。妊娠と出産のリスク、体力を失った上での延命の手術の成功率。「だけど、・・・誰も、、うんっていってくれないよ・・」ケースケだって、おとーさんだって・・・。「ちゃんと伝えてごらん?もしも、、、リスクを伴うとしても、、いや、率直に言おう、美莉ちゃんの願う希望のその先のどこかに死が落とし穴のように待ち受けていたとしても、それでも、何も死が全ての終わりじゃない。・・・みんな、君を思ってる、少なくとも、みんな、美莉ちゃんの気持ちは、分かってくれるさ」「だけど」すぐに否定しようとした私の言葉にかぶせるように、少し大きな声で、「だ~け~どっ」そういって、私を黙らせた先生は、ニッコリ笑っていう。「だけどだけど、そっちでいこうや。そっちの方がミリちゃん『らしい』・・・だろ?」・・・私らしい。考えて考えて考えすぎて、私はどうすればいいのか見えなくなっていた。だけど、言われてみれば、確かに、私、らしい。ワ、がままに、ワガママを通す私。先生は続ける。「もちろん、2人にとっては非常に厳しい選択になる。簡単には、うんとは言わないだろう。あるいは美莉ちゃんの希望は、叶わないかもしれない。だけど、らしくもなく、口にも出さずにあきらめるんじゃなくてさ。おねだりくらいしてみたらどうだ?2人とも、ミリちゃんをココロの底から愛してんだ。ミリちゃんのワガママかなえることが生きがいみたいな2人なんだ。ひょっとしたら、ひょっとするかも、・・・だろ?」センセイの微笑声に私は、2人の顔を思い浮かべてみて、同じように微笑んだ。「・・・そうだね。どうせ、最後のワガママ言うなら、、、そっちの方がいいかも」そう言うと先生は、ウレシそうに、「そのワガママが叶ったら、もちろん俺も全面的に協力させてもらうよ。莉花さんが美莉ちゃんを産んだときと同じように」私のための明るい決意を自分にも言い聞かせるように力強く口にするクマ先生に肩を抱かれながら、私は、・・・お父さんに、そして、ケースケに、私は、本当にそんなワガママを口にできるのかな?そんな問いへの答えを探すように、しばらくは、目の前の小さな命たちを眺め続けていた。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.12.06
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小説、さきほど更新しましたbox 291 美莉です。おひさしぶり、の、ひろ。です。^^オットがまた出張でいない週末の我が家に、例によって友達がいりびたってくれておりましたw。でもね。なんか、ヤツの様子がおかしかったんですよ。はい。あのうるさいヤツ。言わずと知れた、ゴッチ。約束してた時間より随分早く来て、なのに、ロクに目も合わさずに、チビたちとばっかり遊んでそのまま、チビたちと一緒にお昼寝したり。いつも口数多くてとにかくうるさいんだけど、昨日はとびきりうるさかったり。その割には、いつになく、ワタシにカラんで来なかったり。・・・おかしー。てか。・・・あやしー。。←その挙動不審なカンジ、感触としては、『浮気』でもしてんじゃないの?って思っちゃうような・・・。あ。もちろん、ゴッチとの間には何もないし。浮気とかって言葉はあてはまらないんですけど、ほら、感覚的に分かるでしょ?・・・分かって?←まるなげw。なんか、ヘンだなーって、思いながらも、酔っ払いたちといっぱいおしゃべりしたり、酔っ払いたちのおつまみつくったりしてたら、近づいてきたヒデが、ぼそっと、ヒ:後でちょっとみんな連れ出すよ。って。みんな連れ出すから、サシで話せってイミ。やっぱ、ヒデも(きっとみんなも)ヘンだって思ってたんだよね。おしゃべりなくせに、そして、人一倍ヒトの悩みには敏感なクセに、自分の悩みとかは、うまく切り出せないゴッチのこと、みんな分かってるから、まあ、サラが聞き出してやれよというわけで。・・・責任重大。←ゴッチがトイレに行ったスキに、みんな、静かに速やかに出て行きました。w何も知らないゴッチが戻ったときには、もう、ひろ。しかいなくって。wポカンってなった、ゴッチ、やっと今日、初めてくらい、まともにひろ。を見て、ゴ:あれ、アイツらは?ひ:○○(ラーメン屋)食べに行った。ゴ:ええっ。いつのまっ。俺誘われてねー。って言いながら、やっぱしオドオド目をそらすカンジ。いつもなら、2人っきりだ~って、バンザイの1つでもして、すぐにベタベタしにくるはずのゴッチが、ちょっと所在無さげに、ゴ:おっかけよっかな~。。とかつぶやくの見て、・・・困ってやんの。って、ココロでウププってなりました。←イヂワルか?wだけどね。もっとからかいたくなって、ひ:・・・行っちゃうの?って、口とがらせて言ったら、ゴ:ぅえぇっ。って、こっちがびっくりするくらい驚愕wな顔して、ゴ:行かないよ~。行くわけないじゃん。サラと2人っきりなのに。って、急に、いつものゴッチに戻っちゃいました。・・・あれ?って思ったんだけど、すぐに、ゴッチが、ゴ:てか、なんだよ、その破壊力ハンパない甘えた目つきは。って、言われて、・・・しまった・・・。ってなっちゃったw。だってだって、みなさんにはすっかりおなじみなwおねだり目も、リアルひろ。的には、ありえないカンジなんですよね。。。オット以外には。ましてや、ヒト前で、なんて。><怒りスネ顔、は、しても、おねだりスネ顔なんてありえないんですっ。なのになのに、ゴッチをからかうことに夢中になって、つい、(多分イチバン見せてはいけない相手にw)おねだりスネ顔しちゃったことに気づいたひろ。、動揺しちゃって、さらに、ひ:キャラ間違っちゃった・・って、オットの前でなら例によって、の、テレ顔しちゃったひろ。に、また、ゴッチ、ゴ:うぁ、やめてくれっ。って、しゃがみこみながら、叫んでましたけど。その言葉に、ぶふってなって、なんとか体勢を立て直せたひろ。、ゴッチが立ち直るwのを待って、ひ:リアクション、オオゲサすぎっ。って、言ったら、ゴ:いやいやいやいや、かあいすぎて、腰砕けたわっ。って、言いながら、いつもどおり、ソファの隣に座ってきた。べったりすぎなゴッチをしっかり押し返して、もうすっかり、間違ってないキャラに戻ったひろ。のこと、アヤしいほどの至近距離でじーっと見て、ゴ:ケースケにはいつもあんななのか?って聞くから、もう隠せないしw、ひ:うんっ。って堂々とw言ったら、ゴ:くそ。アイツ、イイ想いしすぎだろっ。って、言ってましたけど。・・・イイ想いってなんだ?wって思いつつも、せっかく目が合うこのチャンスを逃しては、そして、これ以上恥ずかしいキャラを暴かれてはwと、ひ:で?って、言ったら、ゴ:え?って、聞くから、ひ:どーしたの?ゴッチ、今日、ずっとヘン。って、直球で言ったら、ゴ:・・・・ぁあ。。って、また急に、目が合わないほうのゴッチになっちゃった。でも、まあ、ここで怯んでられないんでw、ひ:・・・・じーーーー・・・ってひたすら見つめてたら、ゴッチあきらめたみたいに、こっち見て、ゴ:話すよ。話すから、話す間、抱っこしててい?って言うから、ひ:・・・抱っこだけ?って、これは、『抱っこだけ・・・じゃなくて、もっといろいろしてくれないの?』的おねだり目の方では決してなく、『抱っこだけ・・・でしょうね?もっといろいろしたりしたら噛みついてやる』w的疑り目の方で、聞き返したら、ゴ:さっきのキャラの方で言い直してくんない?って言うからw、横のソファ指差して、ひ:くんないっ。ゴッチはあっち座る?っていつもどーり冷たくw言ってあげたら、ゴ:ごめん。抱っこだけ。だけ。って慌てていいながらもう、抱っこしてきたし。w*ゴッチの抱っこは、ほんとに、なんもドキドキとかトキメキwとかないんでw。それがたとえ2人きりでもw。そしていつも身の危険は感じませんw。だから、誤解しないでくださいねw。ほんとにただのスキンシップ。ハグ的な感じです。抱っこしたまま、離さないし、話さないwゴッチに、ひ:何があったの?って聞いたら、ゴ:んーー。。ってもうしばらく黙った後、ゴ:・・・ジュンがさ~・・・*ジュン=ジュンちゃん、ゴッチの最愛の奥様。って、切り出しかけて、また、しばらく黙ったゴッチでした。しばらく黙ってる間に、・・・ジュンちゃんが・・・?って、あんなことやこんなこといろいろ想像してみたけど、ひろ。の考えたことは全部外れてましたw。みなさんも、少し、考えてみてください(←ええええっww)、の、ひろ。ケースケ~、早く帰ってきてドキドキの抱っこしてっ。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.12.04
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「・・・延命なんて、必要ない、か」自分の思ってること、かなり支離滅裂になりながらも、ポツポツと吐き出す私に、ただ暖かい目を向けて、黙って聞いてくれていたクマ先生が、ベエベを後ろに窓にもたれ、腕をくんだままポツリとつぶやいた。そのただ淡々とした静かな声に、私は、途端に、父だけでなく、クマ先生、いえ、医師である全てのヒトに申し訳ないようないたたまれない気持ちになる。・・・それでも、それが私の正直な気持ちなの。俯いて小さくココロでつぶやく私。クマ先生は言う。「・・・ミリちゃんの気持ちはよく分かるよ」私は、ゆっくりと顔を上げた。「・・・・ほんとに?」「ああ」クマ先生は、優しく微笑んで、窓の中のベエベたちを振り返り、また愛おしい目をやりながら言う。「赤ん坊を取り上げるたんびに、いつも思うんだ」あったかい優しい瞳に似合った、あったかい声で、センセイは続ける。「・・・大変な世界へようこそってな」そういって、センセイは、ふっと笑って私を見る。「・・・大変な世界だろ?」私は、同じように笑ってただゆるく肯く。センセイは補うように大きく肯いて、「大変な世界だよ、本当に。・・・だからこそ、その世界に入ってくる手伝いをしたものの責任として、俺は、いつも祈ることにしている」「祈る?」「ああ、祈るんだ。」「祈るって何を?」「自分、らしく、生きていけるように、ってな」・・・自分らしく。センセイは続ける。「大変な世界を生き抜いていくんだ。・・・せめて、自分らしく生きていって欲しい」センセイは静かな、でも、思いをこめた声でそうつぶやくように言ってから、「ミリちゃんのときは、特に、特別に祈ったよ」ニッコリ笑っていってくれる。私もつられて微笑んで、「・・・親友のコドモだから?」そう聞くと、センセイは、「親友?って、誰のことだ?」って、笑ってとぼけてから、「違うよ。ミリちゃんには、特別に大変だと思ったからだよ」ゆっくりといたわるように告げられる言葉。同情、なんて言葉では表せないほどの、センセイの私への思いが伝わってくる。『特別に』大変。そうだよね。誰にとってもいずれは大変になっていく世界。だけど、私には、スタートラインで既に、約束された大変さがあった。生まれてすぐに母を喪ったこと、そして、それが、自分の命と引き換えだったことを知ること。そして、いつかは、同じ病気になるリスクを抱えていたこと。目の前に並ぶ小さなベエベたちを見つめながら、ベエベだった日の自分を思う私に、センセイは言う。「・・・祈りは届いたかな?」「・・・うん」私は、肯く。自分らしく、生きてきた。私は、いつだって。「だろう?俺の祈りはキくんだ。特に、特別なヤツは」センセイは、得意顔でそう言って、さらに続ける。「まあ、ミリちゃんには、莉花さんの強い祈りの効果も大きいだろうけどな」「お母さんの・・・?」ぼんやりと問い返す私に、センセイは肯いて、「ああ、莉花さんは、高崎くんにしっかり釘をさしていたそうだ。自由に生きさせてやってくれってな。・・・じゃなかったら、きっと、あいつ心配性でカホゴだから、ミリちゃんのこと箱入りどころか金庫入りムスメに育ててるとこだよ」「おとーさんが心配性?カホゴ?・・・私なんてほったらかしで育てられたよ?」驚いて言う私に、センセイは笑って、「ほんとの高崎くんは、どこまでも心配性で過保護なヤツだよ。・・・莉花さんとの約束だから、必死で守ってきたんだろう。たとえミリちゃんがどれだけ辛い思いをしそうでも、口出ししないように。・・・・ただ、きっと・・・ヒロトくんが死んでしまったことは、想定以上だっただろうけどな」・・・・ヒロト。小さく、目を閉じかけた私に、センセイは、もう一度、あったかく告げる。「ミリちゃん。さっきも言ったように、延命を拒もうとするミリちゃんの気持ちは、よく分かる」気をしっかり持ち直して、センセイを見つめ返した私に、「誤解しないでくれよ?・・好きなように死んでいいと言っているわけじゃない」ヒロトのこと思ったばかりのココロにセンセイの言葉がしみこんでいく。瞬きだけで同意を示した私に、「だけど、自分らしく生きて欲しい。延命を拒むことが、自分らしく生きるための選択であるなら、俺は全面的にミリちゃんに同意できる」そういって先生は、少し言葉を切ってから言う。「・・・人生は、長さじゃない。そうだろ?」やっと吐き出せた思いを、十分に汲み取って、受け入れてくれる先生に、口をついて出たのは、ただ、「・・・ありがと・・」お礼の言葉、だけ。センセイは、小さく首を振ってから、言う。「だけどな」・・・だけど・・。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.12.04
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小説、さきほど更新しましたbox 290 美莉です。ばんは、ひろ。です。旅先なうですw。まさかの旅先での小説更新。ツイッター見てくれてる皆さん、絶対、ナイ、と思ったでしょ?・・・ま、イチバン、思ってたの、ワタシですけどw。くたびれすぎて寝つけないテンションに任せて書いちゃいました。テンション高い割には、ミリ、いつも以上にウジウジしてるけどw。ま、とりあえず、かけるときに、進めていきます。(・・・進んでるか?w)ていうか、こういうときは、ちゃんと寝て。。。・・・普段、もっと、がんばれよ。wの、ひろ。ケースケ~、運転、んっとに、お疲れ様でした。お疲れのとこ悪いんだけど、(ワタシの)寝かしつけお願いします。・・・ちょっと可愛がってもらえればすぐに寝ちゃうと思うんで。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.11.09
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「・・・私、手術は、受けないどこうと思ってるの」初めて口に出したその言葉。自分のその言葉に、自分の、言葉なのに、立っていられなくなるくらい足元がふらつく。私は思わず、目の前の壁にある、手すりにつかまって、目を閉じる。『結婚しよう』ケースケの言葉にうなずいたら。きっと、ケースケは、私を大切にしてくれるだろう。こんな私を。大切に、幸せに、しようとしてくれるだろう、全力で。そこには、掛け値なしの完璧な愛情があることが分かる。だけど。だけどね。プロポーズに肯く私。喜んでもしかしたら叫ぶかもしれないケースケ。うん。私、幸せな顔してるだろうな。みんなに、報告して、みんなも、きっと祝福してくれて。みんな。きっと。ケースケの両親だって。うん。私、もっと、幸せに笑っているだろうな。だけど。だけど、その先は?しばらくは、幸せにいられるだろう。2人で暮らして。今までどおり。・・・ううん。結婚して、夫婦として、2人で暮らすんだよね。2人だけの暮らし。オットなケースケ、幸せなアマ笑顔、たくさん見せてくれるんだろうな。幸せで幸せで幸せで仕方ないアマイ時間、たくさん見せてくれるんだろうな。だけど。だけど、私は、いつか、きっと。・・・ううん。いつも、きっと。思い続けるだろう。・・・ケースケノアカチャンウミタイナ。って。そして多分。ソファに並んでケースケの出るドラマを一緒に見ているときに、紙おむつのCMでアカチャン見ちゃうとか。そんなありふれた日常の中で、私は、時には耐え切れず、ぎこちなく、目を閉じてしまう。ケースケは、優しいケースケは、そんな私を、何も言わずに自然な時間よりは少し強めに抱き寄せてくれる。その腕に、胸に、甘えながらも、私は、思う。・・・アカチャンウメナクテゴメンネ。涙をこらえるために、少し大きく息をつく私の耳元に、ケースケの声がアマく囁く。・・・愛してるよ、ミリ。オレ、ミリがいてくれるだけで、幸せすぎる。その言葉にウソがないことは分かる。そんなこと分かっている。だけど。だけど。愛してるヒトを、もっと。愛してるから、もっと。もっともっと、幸せにしてあげたいって、私は思う。・・・ダケドワタシジャムリ。それなら。もっともっと、幸せになって欲しいって、次に思う。・・・ワタシジャナケレバイイノニ。どれだけココロから愛されてることが分かっていても。どれだけ私がいるだけでいいんだって思ってくれていても。それでも、やっぱり、私は。少しずつ少しずつ申し訳なさといたたまれなさで、磨り減っていくだろう。少しずつ少しずつ苦しさから殻に閉じこもって、笑えなくなっていくだろう。・・・ケースケですら、疲れきるような私、になるまで。なれる、まで。疲れきったケースケが、他の誰かを探したら。ありえなくない、重い長い時間がたてば。もしも、そうなったら。・・・イナクナリタイ。疲れきったケースケが、それでも根気強く私のそばにいようとしてくれたら。そうかもしれない彼なら。だけど、それなら、尚のこと。・・・イナクナッテアゲタイ。結果は同じ。同じ結果なら。長い時間なんていらない。ケースケの大切な時間を奪うことはできない。長い時間なんていらない。延命なんて必要ない。私に与えられた時間だけで。・・・それだけで十分なの。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.11.09
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小説、最新の更新は、box 289 美莉です。ばんは、ひろ。です。今日は、ツイッターで、ツイ友さんに刺激されw、オット以外のオトコのヒト(ってもカレしかいないけどw)への、初告白ネタなんかつぶやいてましたがw、こちらは、オットのこと、(前回の続きねw)、あげときます。*おうちに帰って、かくかくしかじか、プライベートナンバーつきの名刺を受け取った経緯を話して、名刺を差し出しながら、ひ:ケースケが捨てちゃっていいよ。って言いました。Sさんの名刺、電話なんてかけるつもりないけど、捨てるの悪いから持ってようかと思ったんだけど、やっぱりオットはヤだろうし、だから、帰りに捨ててもよかったんだけど、きっとちょっかいかけてくるSさんのこと気にしてるオットwには、Sさんのこと、ちゃんと話すつもりだったし、現物なかったら、隠し持ってるんじゃないかって疑われたらヤだからな~、とかイロイロ考えて、まあ。したら、オット、名刺受け取って、フツーに我が家のレターボックスにポイって。ひ:捨てないの?って聞いたら、ケ:んな必要ないだろ?って意外にもヨユーで言うから、ひ:・・・・かけてもいーってこと?って聞いたら、ケ:違うよっ。って、素早すぎる否定してから、wケ:サぁがSさんに電話かけようなんて思わせない自信があるからだよ。ひ:・・強気~~~っ。ケ:当たり前だろっ。って、ムリヤリドヤ顔で言うケースケのこと、・・・ほんとに~~~~??・・・って思いをこめてw、じーって上目で見つめてあげたら、ケースケ、ちょっと、ひるんでw、ケ:・・・や、正直、そこまでの自信はないけど、かけたいな、なんて思わせちゃ話になんないだろーって思うんだよ。もしも、かけたいなんて思わせるくらい寂しくさせたらさ、その時点で、俺、サイテーだろ?しかも、そんときに、名刺、捨てなきゃよかった、なんて思われたら、余計、サイアクだろ?だから、あえて、捨てねー。ちゃんと置いといた上で、かけたいなんて思わせないからな、俺、絶対。って、自分に言い聞かせるみたいに言ってましたよ。・・・カワイス。ひ:ありがと。名刺が役立たないように、よろしくね。って言ったら、ケ:了解。って、ぎゅーってしてくれながら、ケ:てかさ~、Sさんてさ~。。。ちょっとアマくね?ひ:?ケ:名刺渡すくらいで、サぁがオチルとでも思ってんの?ひ:さぁ。。。wwケ:俺、こうなるまでに、どんだけ苦労したと思ってんだよ?そういう意味でも、絶対わたさねーからっ。渡してたまるかっ。って、本気で狙って?るかも分かんないヒト相手に、なんか勝手に盛り上がった?wオット、その後は・・・だれがどんだけサぁをねらっててもこんなサぁをしってるのはオレだけだもんなおっぱいふあふあなのもコンナトコがカンジるのもおねだりすんのもそのコエもとろとろになんのもここさわっとすぐイっちゃうのもこのときのカアイイかおもなんかいもなんかいもイっちゃうのもアイツらだれもしらねーんだぞいっしょうしらずにおわらせてやんなきゃなさぁはおれだけのもんだし・・・ってブツブツ言いながら、いっぱいHなことされちゃった。ちょっとお怒りモードなオットのちょっとイジワルなHは、例によって、・・・きもちいすぎて、幸せでしたw、の、ひろ。ケースケ~、もっと、おこらせてもい?小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.11.01
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小説、最新の更新は、box 289 美莉です。ばんは、ひろ。です。忘年会、行ってきましたよ。お鍋だったから、あんまり移動もできず、ツイッターではおなじみの、まつこさまと、他は初対面の女子社員の皆様と、楽しんできました。で。ちょっと、部屋が、ヒト&お鍋の熱気で、のぼせそうになっちゃったから、廊下で涼もうと思って、畳をずーっとずーっと歩いて、部屋を出ようとしたら、端っこに座ってたヒトに、手、捕まれちゃった。見たら、多分すごく遅れてきたんだろう端っこのお席なのに、もうすっかり顔真っ赤で出来上がってる様子の、Sさんでした。すっかり思い出せなくなってたけど、見たらすぐ思い出せたよ、顔。←当たり前。ひ:あ~。お疲れ様です。^^って、手を離してくれないから、手を握られたまま、Sさんの後ろの一段下がってる場所にちょこんと座ったら、Sさん、こっちを振り返って、Sさんの影で、私、誰からも死角になった状態になりました。S:・・・サラさん。真っ赤な酔っ払い顔で、半分トロンとした目で、手を握ったままw、ひろ。の顔覗き込んでくるSさん。ひ:はい。できあがってるな~、って、面白くて、ニコニコ見つめたら、Sさん、ポケットから、名刺くらいの紙を出しました。S:これ、受け取ってください。って言われて受け取ったら、明らか名刺で。・・・でも、また、なんでここで名刺なんだろー。毎日社内の内線電話で話してるのにw。って、受け取ったの眺めながら、はてな顔したら、S:裏に僕のプライベートケータイの番号書いてあるんで。って、ビミョウな感じのお誘い?に、ひ:・・・って、私、。。結婚してるんですよ?って念押そうとしたら、Sさんめちゃ早口で、S:サラさん結婚してるの知ってます。ダンナさんがかなりカッコイーのも聞いてます。でも、ほら、それでも、たまには、ちょっとサミシイーって時もあるでしょ?そう言うときにかけてください。下心はそんなにはwありません。って。確かに確かに、みなさんもご存知の通り、オットのこと大好きで、大好きで、大好きで、散々可愛がってもらってても、出張とかサミシー時ありますよ。だけどね。いやいや、これは絶対、Sさんに埋めてもらっちゃだめなサミシさでしょ。wどんなに彼がシブ声でも。。。・・・・・・いけないいけないあんまり期待?させるといけないんで、ニコニコしたまま、でも、すぐに、名刺お返ししようと差し出しながら、ひ:いやいや、かけないですから、お返しします。って、バッサリ?いったんだけど、S:いやいや。受け取ってください。すぐに捨ててもいいです。電話がかかってこないの分かってます。それでも、もしかしたら、って思えることが重要なんで。ほんのちょっとだけでも。ひ:・・・というわけで、Sさんの気持ちが切なくて、受け取って帰ってきちゃったんだけど。オットの反応は、また次に書きますね、の、ひろ。ケースケ~、ケースケはこういうこといっぱいあるんでしょ?小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.30
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小説さきほど更新しました、box 289 美莉です。ちは、ひろ。です。今日は本業でした。小説の続き書けたよ。今回は、前回に引き続き、順調なペースであげれたなって思ったのに、実はもう前あげてから2週間も経ってた。。・・・えええええ。まじかあああああ。せいぜい1週間くらいと思ってたのになぁ。・・・気を引き締めます。キリ*ツイッターではポツポツつぶやいていましたが、今日は、なぜか、副業の、『忘年会』。忘年会。。まだ2ヶ月残して。。忘年会は、前回のパーティよりも多くの方が来られるようなので、今日と明日、2日間に渡っての開催。選択制なので、ひろ。は、まあ、今日にしたんですが、・・・なんか行くのめんどーになってきたなぁ。。って思ってきたところです。ふぅ。でも、まあ、行きますけども。それにしても選択制。この間、ゴッチ並のカラミを見せてくれたSさんは、今日、いるかなぁ。・・・いるといいなぁ。だってね。あれからも、ほぼ、毎日声だけの関係は続いてるSさん。でもでも、全然、会ってないから、顔はとっくに思い出せなくなっちゃったんだよね~今日、もっかい会えれば・・・忘れない程度には覚えられると思うw、の、ひろ。ケースケ~、心配しなくても大丈夫だよ。今度は警戒心最強でいきますからっ。←アテになんねー。w小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.28
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「私の発症が分かったときにおとーさんがね・・」窓越しに、いつのまにかまた静寂の戻った新生児室に並ぶベエベたちの寝顔を見ながら私はポツリと切り出した。「・・高崎君が?」隣に並んで同じようにベエベたちを見ながら先を促すように問いかけてくれるクマ先生。「・・・お父さん、私のこと、僕が必ず守ってあげるって言ってくれたの」私の言葉に、ふっと笑って、クマ先生は言う。「守ってあげる、か。ミリちゃん、高崎くんは確かに普段はだらしなくて優柔不断で頼りないが、その言葉は信用に値するぞ。医師としての彼だけは頼りになる」私も同じように笑って、「・・・分かってる。・・・でも・・・」そういったけど、それより先を続けられなくなる私に、クマ先生は、少しうなるような息をついてから、体勢を変え新生児室の窓に背中を凭れるようにしてから、「案の定、そんなとこだろうと思ったけど、・・・まあ、いい。自分の言葉で説明してごらん。どうせ1人で抱え込んできたんだろ?」私は、クマ先生の言葉に、やはり彼が大筋を理解してくれていることを知り、誤解を恐れることなく、言葉にする。目の前に並ぶベエベたちから目をそらせないままに。私に希望とあきらめの全てを再確認させてくれるベエベたちから目を離せないままに。「私、お母さんが羨ましい。ちゃんと、好きなヒトとの間に赤ちゃんが生めて」余命わずかになったと悟ったときに、赤ちゃんが欲しいとねだったというお母さん。そのときのお父さんは、医師としてオットとしてどれほどの葛藤をしただろう。だけど、結論は。命に限りがあったからこそ、1度だけチャレンジして、私がお母さんに宿って。だけど、私には。延命がかなうようになったことで、私には、そんなチャレンジすらできない。いえ。できないのではなく、余命が長いのにもかかわらず、出産で落命のリスクがある限り、ケースケは、許してはくれないだろう。・・・余命が短ければケースケだって、ワガママを聞いてくれたかもしれないのに。私は、震えそうになりそうな声で続ける。「お父さんの言う守り方、なんて、私、望んでない・・」全て吐き出させようと、ただ、黙って見守ってくれるクマ先生の前で、私はその言葉を吐き出した。「・・・長生きなんてできなくていい。延命のための手術なんて、、、できなかったらいいのに・・」ポツリと気弱に響いた言葉。そして少しの沈黙。何も言ってくれないクマ先生をゆっくり見上げると、腕組みをして、考え込むように目を閉じてしまっていた。見上げる私の気配を感じてか、クマ先生は、ゆっくりと目を開けて、私を小さい子を見守るような危なっかしげなものを見る目で愛しく見つめてくれながら言う。「ミリちゃんのそんな言葉聞いたら、高崎くん、それこそ、泣くぞ?」私は、確かにひどい自分の言葉に、自分自身も傷つきながら、続ける。「分かってる。私、ひどいこといってるの分かってる。お父さんが、ずっとずっと、、、研究してきたこと否定するみたいで。だけど、、ねえ、クマせんせ、私・・・」私は、しっかりと、息をついてから言った。「・・・私、手術は、受けないどこうと思ってるの」 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.28
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小説最新の更新は、box 285 美莉box 286 美莉 box 287 美莉 box 288 美莉です。ばんは、ひろ。です。さてさて、ヨータの話の続きです。ヨ:勝手言って悪いけど、ヤなんだ、俺。俺以外のヤツがたたいて、サラが歌うのが。って、言われて、ひ:私だって、ヨータじゃなかったらイヤやわっ。って、半泣き、半切れで、返したひろ。でしたが~。。口、への字で、じーって顔見たら、ヨータ、めちゃ弱った顔して、ヨ:・・・ごめんな。って、ポツリ、そして、ひ:・・・ヨ:・・・・・・沈黙。そして、そのビミョウな間にやってきたのがちーこ。マリオカートに夢中だったはずだから、それまでの会話は聞こえてなかったと思うけど、彼一流の勘で空気を読んだのか、2人の顔見回してから、ち:仲直りしなよ。って、ポツリ、そして、笑顔。仲直りも何も、お互いに別に怒ってるわけでもなかったんだけど、いつもどおり、ちーこの素直な言葉に、ふっと、我に返って、すぐに、ひろ。も、謝りましたよ。ひ:ごめん。ヨータが悪いんじゃないし。・・・・ていうか、私も悪くないけど。wヨ:・・・だよな。ひ:うん。ヨ:うん。ヨータここで、ふーってため息ついて、でも、笑顔になって、ヨ:・・・でも、よかった。っていうから、ひ:へ?ヨ:サラがそう言ってくれて。ひ:・・・て、『ゴメン』のこと?私が謝るなんて奇跡、みたいなイミでいってんの?ヨ:違うw。・・・俺じゃなきゃって言ってくれて。ひ:・・・うん。ヨ:これで、ダイジョーブだな。多数決でも。そういってほっとしたみたいに笑ったヨータでした。・・・確かにネ。私が、こうしたいって言えば、まず、よっぽどでない限り、ゴッチは反対しないし、私とゴッチがそうしたいって言えば、多数決でもあとはヒデだけだから、まあ、決まりみたいなもんで。こう書くと、なんだか、まるで、ひろ。の独裁状態wみたいだけど、全然全然そんなことないんですよ。普段はとってもおとなしくみんなのいいなりなんです。←誰がだまされんだよw。ひ:・・・でも、ちゃんと相談しなきゃね。予定もいろいろ入ってるし。ヨ:だな。って、とりあえず、私から、ゴッチとヒデそれぞれに、ひ→ゴ&ヒ:明日、帰りに寄ってくれない?ってメール送ったら、2人とも即オッケのメールが来たのを見てから、ヨータ帰ったんですが。帰ってから、なんだか、イロイロ考えちゃった。ヨータじゃなきゃヤダ。だけど、どーしたらいーんだろー。ヨータ以外とか考えられない。でもでも、どーしたらいーんだろー。って、何にも思いつかず。ていうか、考えようとしても、じゃあ、休止?・・・ヤダ><じゃあ、解散?・・・ヤダ><って、なんか、全然、もやもやする方向ばっかりで、何一ついい考えが浮ばなかった。で、翌晩、緊急ミーティング@我が家。みんな結構早く集まってくれたよ。*私よりも先に我が家に着いていたwゴッチは、みんなが来るのを知って、ゴ:んだよ~、ケースケの出張中に、俺だけこっそり・・・じゃ、ね~の?ってぼやいてた。何期待してたんだかw。みんな集まってから、ひ:ヨータから話があんだって。って振ったら、ゴ:なんだよ、ヨータ?ヒ:なに?って、促されて、ボソっと、ヨータ、前日よりはスムーズにw、ヨ:京都に転勤決まった。って。・・・でね。ゴッチとヒデ、ゴ&ヒ:まじで??って、一応一瞬は驚いたんだけど、ただ、肯くヨータに、2人顔見合わせて、ゴ:ま、しょーがねーか。所詮、サラリーマンだしな。ヒ:だな。ま、どこ行ってもがんばれ。って、あっさりと。ヨータはヨータで、ヨ:まあ、そだな。がんばるよ。とか、素で。話終わりそうになってるし。だから、ひろ。、ひ:いやいやいやいや、ちょっと、大事なコト忘れてない?て、昨日の自分は棚に上げてw、言ってみたけど。ゴ:大事なこと?ひ:うん。ヒ:なに?ひ:って、ヨータいなくなっちゃうんだよ?バンドどーすんの?って、1人連日w取り乱して聞いたら、ゴ:いなくなっちゃうって、たかが、京都だろ?ひ:たかがって。。ヒ:問題ないっしょ。ひ:えええええ??って結局2日連続で驚くwひろ。に、ゴ:金曜、仕事終わってからだって、帰ってこれるだろ?練習と本番同じ週末にあわせりゃ、月に1回か2回くらいなんとかなるだろ。ってゴッチ。・・・たしかにね、うちは、あんまり練習しない(ていうか、男子たち仕事忙しくてなかなか集まれないw)し、それでもなんとかやってきたから、なんとかなるっちゃなるんだろうけど。。ひ:・・・っても、お金(重要でしょ?)だってかかるし。。。さ・・・。って、ヨータの代わりにポツって言ったら、ゴ:ってなー、京都往復っていくらかかんだよ?ヒ:2万、、、5千くらいじゃね?3万はいかね。って、それ聞いたら、ゴッチ、即、ゴ:ヨユ-だろ。交通費は俺とヒデで出すから、ヨータは戻ってくる時間を本気でツクれ。ヨ:・・・金なんか出してくれなくていーって、、って、ボソッと言いかけたヨータに、ヒ:バーカ。お前がしなきゃなんねーのは、帰ってくる時間作ることだって。ゴ:そうそう、あと、ヒト練(1人で練習)がんばれ。したら、ヨータ、ヨ:・・・分かった・・・。って、あっさり。ひろ。、あまりにスムーズな話の展開についてけず、置き去り・・ポツン。。・・・・って我に返って、ひ:いやいや、2人が出すなら、私も出すし。って言ったら、ゴ:サラはい~んだよ~。サラに金なんて出させるかよ~。サラは今までどおり、こうやって、飯つくってくれたら、もーそんだけでい~んだよ~。って。ヒデとヨータも、ヒ&ヨ:そうそうそうそう。って。ひ:え~~~~。。。って、文句言いかけたけど、多数決で既に負けてたw。なんか、ゆうべ1人で(あるいはヨータもきっと)悩んだのがなんだったの??ってカンジの解決で、つい、ヨータに、ひ:なんだ~。悩む必要なかったね。ヨ:あぁ。。ゴ:って、何悩むんだよ?って、言うゴッチと、隣で肯くヒデに、ひ:他のメンバー探すとか言い出したらヤダナって、ヨータ、思ってたみたいだよ。だから、昨日、うちに来たの、ヨータ。私だけ先に聞いたの。って、ゆうべのことかいつまんで言ったら、ゴ&ひ:は?どういうことだよっって、同時にツッコミ入れてきた二人だけど、ひ:んな、他のヤツでなんてやるわけねーだろ?何年一緒にいると思ってんの?って、メンバーとして、割とジーンてなる台詞言ってくれちゃったヒデとは対照的に、ゴ:おまえ~、何、ケースケいね~日に、1人でサラに会いにきてんだよ?しかも、風呂上りパジャマとかっ(確かにそうだった私w)。。って、ごく個人的に感情的になってただけのゴッチに、あきれちゃったひろ。でしたw。・・・あきれながら、いつもどおりかわんないゴッチに、いつまでもかわんなくいられんのかな、って思ってほっとしたりもしたよ。だけどね。ずっとずっとすぐそばに住んでて、いつもいつでも声かけたらすぐに集まれたヨータが、離れたところに引っ越しちゃうのは、やっぱりやっぱり、サミシイな、の、ひろ。ケースケ~、どうせならゴッチが転勤したらちょっと静かでいいのに・・・(コラ。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.24
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小説最新の更新は、box 285 美莉box 286 美莉 box 287 美莉 box 288 美莉です。ばんは、ひろ。です。ヨータのお話の途中ですが~。今日は、オットが帰ってくる日。先週は、☆執事モード☆でお知らせしたように、遅くなるっていっときながら、会社までお迎えに来てくれていたケースケ。今日もまた遅くなるって聞いてたんだけど、やっぱり、ちょっと、期待しちゃう。・・・よね?会社を出て、車に向かったら、今日もまた、誰も車から降りてこない。・・・・うゎ、これは。。って、近づいてったら、ドキドキ最高潮。そこで、この間、『運転席に誰が乗ってるかくらい確かめてからお乗りください、おじょーさま。誘拐されますよ?』って言われたの思い出して、そーっと、そーっと、車の外から、運転席の方に回って覗いたら、・・・・・・ちぇっ、今度こそ、電話中の助手くんだったし。←・・・期待すると起こらないのがサプライズ、なんですよねぇ。。。助手くん、すぐにひろ。に気づいて、慌てて電話切って、降りてきてくれて、いつもと反対側のドア開けてくれたので乗り込んだひろ。でしたが、助手くん、運転席に乗り込んでから、助:僕ですいません・・・。って言ったのが、ちょっと、ウケました。うふ。そんなにがっかりしてた?、の、ひろ。ケースケ、早く帰ってこないとガッツリ隠れてやるぅ。*・・・さっきムダにドキドキしたからか今はちょっと冷静な、ひろ。です。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.21
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小説最新の更新は、box 285 美莉box 286 美莉 box 287 美莉 box 288 美莉です。ちは、ひろ。です。やっとこ木曜日。今週もケースケは絶賛出張中なんですけれども。イロイロありました。*月曜日、例によって、帰宅後バタバタやっておりますと、ヨータからメール。ヨ→ひ:帰りにちょっと寄っていい?8時くらいになりそうだけど。って。ヨータがこんな風に言ってくるなんて、ヒジョーに珍しいこと。・・・なんか話でもあるんだろーなー。。って、チビさんたちのお世話バタバタの時間だけど、ひ→ヨ:いいよ~って返事して、大慌てでお風呂入れて、寝かしつけの用意してたら、ヨータ登場。仕事帰りだから、スーツ。いつも無口なヨータだから、挨拶だって、ひ:いらっしゃい。おつかれさま。ヨ:お。くらいだけど、なんかやっぱり、いつもと違って、深刻なカンジ。とりあえず、ダイニングに通して、ひ:なんか話?ヨ:ああ。ひ:チビさんたち先寝かそ~か?ビールのんで待ってて?ってビールととりあえずなご飯出しかけたら、ヨ:話はすぐ終わるから。って言うから、まあ、とりあえず、ちーことゆうぼうには、マリオカートwiiをあてがって、ひろ。は、あ~を抱いたまま、向かいに座ったんだけど。ヨ:・・・・・(とりあえずビール飲むヨータ)ひ:・・・・・(あ~のよだれ拭くひろ。)ヨ:・・・・・(もう一回グラス持つヨータ)ひ:・・・・・(あ~に髪ひっぱられるひろ。)みたいな。ひ:話し始めるのにまだ時間かかるなら、先ねかそーか?wって聞いたら、ヨ:ごめん。話す。って、ヨータ。もっかいビール飲んでから、ふーってためいきついてから、ヨ:俺さ・・・ひ:うん。ヨ:あのさ・・・ひ:うん。ヨ:転勤決まった。ひ:うん。ヨ:うん。ひ:うん?ヨ:うん。ひ:・・・・転勤?・・・へ?・・・って、どこに?ヨ:キョート。ひ:京都~~~??遠っ。ヨ:うん。ひ:え~~~~??じゃあ、さおりんは?さおりんはどうすんの?*さおりん=ヨータのカノジョ。ヨ:んー。まぁ学生だから連れてけないなぁ。ひ:えー、じゃー、遠恋?セツナっ。ヨ:ぁー、まー、そーかなぁ。。。ひ:何その煮え切らないカンジ。あのね、遠恋なんて辛いじゃん?もっとはっきりしないと、んっとに、さおりん、かわいそーだよー?ヨータなんて無口で言葉足らずなんだから、んっとに、辛い思いすると・・ヨ:てか、サラさ~。ひ:なに?ヨ:そこ?ひ:へ?ヨ:俺、転勤なって、サラがまず気にすんのはそこじゃねーと思うんだけど。ひ:なんで?他に何があんの?ヨ:・・・・・(タメイキ)ひ:・・・・・ヨ:・・・・・ひ:・・・あ。って気づいたこと。ひ:って、どーすんの?バンドどーなんのー??って、そうなんですよねー。ヨータってば、うちのバンドの、ドラムですからっ。やっとコトの重大さに気づいて、取り乱すひろ。に、ヨ:・・・遅っ・・・。ってヨータ苦笑してたけど、ひ:えーー、どーすんの~~?どーなんの?って、取り乱し続けたら、ヨ:サラはどーしたい?って聞くから、ひ:どーって、、、、わかんないよ~。><って答えたら、ヨ:俺の希望言ってもい?ひ:希望?ヨ:うん。これをヒデとかゴッチより先に、サラに言っときたくて来たんだ。ひ:・・・なに?ヨ:俺の代わりは見つけて欲しくない。ひ:・・・・・???ヨ:勝手言って悪いけど、ヤなんだ、俺。俺以外のヤツがたたいて、サラが歌うのが。ひ:・・・・って。。。。無口のヨータにしてはよくできた台詞。じんわりとゆっくりと響きました。その意味が染み渡った瞬間、ひ:私だって、ヨータじゃなかったらイヤやわっ。なんか、半泣き、なんか、半切れの、関西弁モードで、口はへの字になっちゃった。・・・長くなったので続きます、の、ひろ。ケースケ、こうやって書いてるとなぜか愛の告白をされたような台詞に見えるわww。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.20
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小説、昨日1つbox 285 美莉と、さきほど3つbox 286 美莉 box 287 美莉 box 288 美莉更新しました。ちは、ひろ。です。小説ねー、書いても書いても進まねー。でも、ま、次いつになるか分かんないんで、まとめてですいませんが、あげておきます。*今日は、なんだか、特にゆるネタないですねー。wていうか、時間もあんましな~い。んー。。。あ、そーだ。ちょっと、お悩み相談。ひろ。ってば、今25歳。しかも3人の子持ち。だけれども、全然、そうは見えないらしい。若く見られる、とか、いうより。はっきりいって、お子チャマ満開。←みんな知ってるよっw。オトナっぽくなりた~い。><25歳はギリギリオッケーな気もするけど、26歳はもっとオトナじゃないといけない気がする。。なんか、オトナっぽくなる、、いや、欲張るのはよそう、、せめて、オトナっぽく見せる方法、ないですかねぇ。。え?やっぱり、外見は内面から??じゃあ、甘えん坊でさみしがりやのひろ。はいつまでも、このままっすか??・・・、の、ひろ。←いやいや、性格直そーよw。ケースケは、いーね、フケ顔で←イチバン悪い表現で言ってみたw。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.14
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1%のイエスの可能性。ケースケとの約束を守ろうと、イエスと答える自分を想像してみる。微笑んで、ただ、うんって肯く自分を。・・・あー、私、幸せそう。この上なく。掴めそうなくらいリアルに浮ぶイメージ。そうだよね。ほんとにほんとに、ずっとずっと、ごく当たり前の未来として存在していたはずだもの。・・・ああ、ただ幸せに肯いて、ケースケに全てを預けて、そうすればきっと幸せになれ・・っ。そのとき。「ぁ~~ん、ぁ~~~ん」ぼんやりとアマい1%の思考に漂う私を引き戻すように、赤ん坊が泣き出す。私の目はその声の主を探す。顔を文字通り真っ赤にして、必死で泣いてる赤ちゃん。・・・ありがと。そーだよね。あんまりアマイ想像はしないほうがいい。後がつらいだけだから。泣き続けるそのコにココロでお礼をいいながら、・・・オムツかな、おっぱいかな。1人が泣き出すと、連鎖のように、隣のコも、その隣のコも泣き出しちゃって。・・・あ、でも、泣かない子もいるんだ~。カーテンの向こうから、看護士さんが2人来て、順番にあやし始める。その手際のよさに見とれていると、「みんなかわいいだろ~?」背後から声がかかった。振り返ると、ニッコリ笑ってこちらを見ている大柄な白衣のヒト。「クマせんせ~」お父さんの親友で産科医の多田先生。いつもかわらない穏やかで優しい笑顔に、引き込まれながら、ついはしゃいだ声が出る。「よぉ。どーした?珍しいなこんなとこにきて」「うん。なんかね、久しぶりに、見たくなっちゃって、赤ちゃんたち」新生児室の前の廊下。大きい窓越しに、生まれたばかりのベエベたちが見られる場所。いいながら、もう一度、視線を戻して、さっきのクマ先生の言葉を思い出して、答える。「ほんと、かわい・・・」「だろ?見飽きないんだ、ほんと」「センセイでも?毎日見てるのに?」「そうだよ?全員違うからな~。いろんな子がいるよ。でもみんなかわいい。必死で泣いて必死でおっぱい飲んで」「私が生まれたときのこと、まだ、覚えてる?」「もちろん。あの高崎くんが、パパになった日だからな」私が生まれて、お父さんがパパになって、そして、お母さんは・・。自分で聞いておきながら、何も言えずにただ微笑んで、ベエベたちに目を戻した私に、「外泊、これからか?」クマ先生がそう尋ねてくる。私がまだ私服でいるから。「あ、ううん。違うの。帰ってきたの」「そうか。楽しんできたか?」ほんとなら、寄り道なんてせずに、早くチェックを受けるようにいう先生もいるだろうけど、クマセンセはこういうヒト。「楽しんだに決まってるか。そんな立派な指輪つけてんだから。プロポーズされたんだよな?」言われて、私は、自分の薬指に目をやる。『答え出るまでつけといてくれよ。俺の想いこめてるから、味方してくれるかも』ケースケがそういったからつけっぱなしのダイヤのエンゲージリング。「おめでとう。ミリちゃんがもう嫁さんに行く歳だなんてなー。高崎くん泣いてたか?」早合点にそこまでいってくれる先生に、「ううん。まだなの・・・」「そうか。だったら、言うときそばで見ててもいいか?泣くとこ見てやりたい」楽しそうにいうセンセイ。「・・・違うの。ケースケに、返事が、まだ、なの。・・・保留なの」「保留?」戸惑った声のクマ先生に、「うん・・」小さく俯いて返事を返す。クマせんせーは全てを悟ったように、「それでここにいたわけだ」言いながら私の頭をポンポンとたたいた。こっくりと肯きながら、私が今ここにいるイミを、すぐに気づいてくれたクマ先生になら、今思ってること、ここのとこずっとずっと1人で考えていたことも、相談できる。そう思えた。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.14
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「ぅぉあ~、、、よかった~~~~」私をぎゅーって抱きしめてから、搾り出すような声で、喜びを告げるケースケ。私は、苦笑する。「って、ケースケ。。分かってる?イエスって言ったわけじゃないんだよ?」てか、むしろ、イエスの可能性1%なんだよ?そう思いながら、言うと、「分かってるよー。でも、0と1じゃ、全然違うって。それだけで、なんか、もー、すっげー、イエスに近づいた気がするし」笑いながら言うケースケに、「・・・過度に期待されてもプレッシャーなんですけど?」にらんでいってやると、「って、どんな思いでプロポーズしてると思ってんだ。プレッシャーくらい感じろよ」そんな風にへっちゃらに返しながらも、私をアマク見つめ、「愛してるよ」言いながら、アマく口づける。いつもと同じように、確かめるように、何度も何度も繰り返されるアマいキスの合間に、ケースケは、何度も何度も繰り返す。「愛してるよ、ミリ」愛の言葉、アマすぎるキス、ただうっとり酔って漂う私に、ケースケは、「俺、ほんとに、ほんとに、愛してるよ、ミリのこと」何度も何度も繰り返してくれるケースケ。私はもう胸がいっぱいで、何も言い返せずにいたら、「・・・なあ、ミリは?」なんて、焦れたようにそんなこと聞くケースケ。可愛くて、つい、「私?・・・愛、、されてるよ?」なんて言っちゃうと、「っんだよ~」スネたように、またキスに戻ってく。また目を閉じた私のまぶたの裏に、窓の下の夜景の残像が残る。『俺がどんな思いで、準備したとおもってんだよ。』ケースケが用意してくれたサイコーのシチュエーション。いつから、考えてくれてたんだろう。殺風景な病室のパジャマな私を毎日見舞ってくれながら、きっと、この日のこといっぱいいっぱい考えて、静かに準備してくれてたんだ。それなのに。・・・ねえ、ケースケ。私、愛されてるね。ほんとーに。・・・・なのに。。。ごめんね。そんなこと、思った瞬間、また、涙が頬を伝う。「・・・ミリ?」すぐに気づいたケースケが、キスをやめて、抱きしめてくれる。「どした?」私は、胸にすがったまま、吐き出す。「ごめんね」「え?」「ごめんなさい」「何が?」「こんなに愛されてるのに。こんなに愛してるのに。・・・・イエスって言ってあげられなくて。せっかくイロイロ考えて用意してくれたのに、、、プロポーズ台無しにしちゃって、ごめんね。」イエスっていうだけで、ケースケの考えたサイコーのシチュエーションは完璧に完成したのに。「・・・私が、・・・・私じゃなければよかったのに。」「・・・何言ってんだよ?ミリじゃなきゃイミねーだろ?」ケースケは、ゆるく苦笑して、私の涙を指でぬぐってから言う。「いつか、ちゃんと、イエスっていってくれればいー。・・・待ってる」・・・イエスって言う日。そんな日が来るなんてこと、やっぱり私にはうまく想像できなくて、ただ小さく唇を噛んだ私に、「そんな顔しねーで、今はただ、いつもどーり、保留って言ってくれよ」優しくそういってくれるケースケのアマい声。重ねられたアマいキスとそのアマい瞳に、もういっぱいだった私は言う。「・・・保留しても、抱いてくれる?」「・・・って」弱ったみたいな苦笑顔で、ケースケは、「当たり前だろ?・・・てか、そのおねだり目。反則だよ」そーいって、アマさよりアツさをました唇をくれる。キスしたまま、私を軽々と抱き上げて、ベッドに運んでくれるケースケ。そっと寝かせると、唇だけでなく、指先にも、手のひらにも、全部にたっぷりと愛情を載せて、ゆっくりゆっくりはじめてくれた。けど、次の瞬間。ケースケが不意に動きを止めて、「あーーーー」ってうめくように言う。「なに?」そう問いかけると、「ミリが、こんないっぱいいっぱいなおねだり目するくらいなら・・」そういってイタズラに笑って、「イエスって言わなきゃ抱いてやんねー、って言えばヨカッタかな」甘い笑顔でそんなこと。「いじわるっ」即座にそう言い返した私に、「冗談だよ」またアマクそういうその瞳にはアツい気持ちを湛えたまんまなケースケ。・・・・自分だって、いっぱいいっぱいだったくせに。そう思って、「ていうかさー。そんなイジワルいうなら、もーいー」って言って、体をよじって、腕から抜け出そうとしてあげる。「ちょちょちょ、ごめ、うそ、うそ。俺がムリだから。俺がいっぱいいっぱいだから」慌てるケースケがかわいくて、動きを止めて、ケースケを見上げた私。・・・きっと、同じように、アツい気持ち隠し切れない。ううん。アツい気持ち隠そうともしないで。ただ今は。機嫌を伺うように私の瞳を覗き込むケースケが、それを見つけて受け取ってくれるのを待っていた。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.14
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そして、それは・・・・。ここのとこ、病院のベッドで窓の外を見ながら、ずっと、ずっと、ずっと、考えてることがある。そのことに、また、ココロが移動しそうになったところで、「・・・ミリ?」ケースケの声に引き戻される。はっと、ケースケの顔を見上げると、「ここで、ムシはねーだろ?」なんだかもう、苦笑顔で言う、ケースケ。・・・ムシ?そっか、私、返事もしてなかったっけ。「・・・ごめん。なんか、ぼーっとしちゃってた」小さく舌を出して謝った私に、ケースケはオオゲサにのけぞって、「このタイミングでありえねー。俺、これ以上ないくらい必死で言ってんだけど」最大級の苦笑をくれる。私は、微笑んで、「ごめん。分かってるよー。ていうか、そのあまりのアツサになんだかココロがついてかなくて」そういうと、ケースケは、「んだよー、俺がどんな思いで、準備したとおもってんだよ。相変わらず、ひでーなー」口をとがらせたけど、本気で怒ってるわけではもちろんなく、もう、今日は、い~よ、ていうアマい目をくれる。ケースケ自身も、キンチョーが解けたみたいに少しほっとした表情で。私も、・・私だって、少し、ほっとして、言う。「だって、ケースケは、準備してたかもしれないけど、こっちは全然ココロの準備できてなかったもん。プロポーズされるなんて思ってなかったもん」「全然?」「全然」「鈍感」「ひどーい」「俺がキンチョーしてんのも気づかなかったのかよ?」「んー、確かに、ちょっと、ヘンだとは思ったけど、まさか、こんなこと考えてくれてるなんて思っても見なかったもん」「んっと、鈍感」「だってー。。。。」「だって、なんだよ?」「だって、そんなこと、、、、結婚なんてこと、もう、考えてもなかったから」自分で言って、胸がギュッと痛む。少し唇を噛んだ私に、ケースケはアマい声で言う。「・・・じゃあ、せめて、考えてみてくれよ。待つから。いつまででも。・・・・な?」・・・考えても考えても、答えはきっと変わらない。だけど、それでも、考えるくらいはしなくては。そうすることが、こんな優しいケースケの思いに少しでも答えることになるなら。その優しい瞳にひかれて、肯いた私に、ケースケは、ほっとしたように息をついて、静かに抱き寄せてくれる。その愛情の大きさに、そしていつもどおりの申し訳なさに、身を縮めていると、何かを感じたらしいケースケが、不審げに私を呼ぶ。「なぁ、ミリ」胸の中にいるまま、少しくぐもって聞こえる声に、「なあに?」「・・・・きっと、考えても答えはもう変わんないって思ってね?」「・・・・・」・・・何も隠せないな。そう思って、苦笑して、ふっと息がもれる。「・・・やっぱり」たしかに微笑んだ声で、ケースケは、いいながらも、一瞬強く私を抱きしめる。その一瞬の力にこめられた思い。・・・・ごめんね、ケースケ。ココロに浮ぶのは例によってその言葉ばかり。ケースケは、力を緩めて、私を腕の中から出して、もう一度顔を覗き込んでくる。「1%でいいから、イエスの可能性を残して、考えてくれないか?」ただ穏やかにそう告げるケースケ。1%のイエスの可能性。そうだよね。それは、きっと、自分のためにも。1%くらい、イエスと答えることについて考えてみてもいい。「ったく、しょうがないなー。・・・・いいよ」私は、にっこり笑って、ゆっくりと肯いた。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.14
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小説さきほど更新しましたbox 285 美莉です。ちは、ひろ。です。今日は本業だったので、コメントもいただいたことですし、久々に小説書いてみました。・・・それにしても進まない小説ですいません。もっと、先に行きたいんですが。いっぱい、続きがあるんですが。・・・とりあえず、またぼちぼちやっていきます。すいません。*オット絶賛出張月間です。というわけで、情緒かなり不安定ひろ。です。この間の出張の時、なんだか、もう、いろいろ、なげやりになっちゃって、やさぐれちゃって、なにもかもどーでもいーって、元気なくなってたんだけど。オットが帰ってくる予定の日。会社を出て、お迎えの車に向かったひろ。いつもなら、助手くん、ひろ。が近づいてったら車から降りてきて、ドア開けて(ひろ。が乗ったら)閉めてくれるンだけど、*別に、威張ってるわけじゃないんですよ?そうしないと、半ドアしちゃったり、ちゃんと閉めれても、ドアに、服の裾挟んだり、バッグの紐挟んだり、ひどいときには足(!)挟んだりするもんで・・・。足・・・あるでしょ?こう、手と足のタイミングがうまくいかなくて、足が車に入りきってないのに、つい手が、ドア閉めちゃうんだよね。・・・え?ない??・・・えーっとなんだっけか。うん。そうそう。いつもなら、出てきてくれる助手くんが出てこない。さては、カノジョと、電話でもしてるなー。と思って、まあ、たまには自分でもちゃんとできるとこ見せておくかと、自分でドア開けて、乗り込んだわけ。慎重に、服の裾、バッグ、足wの位置を確かめてから、半ドアに気をつけて、ドアを閉めて、ひ:ただいま~。っておつかれモードで言ったら、『運転席に誰が乗ってるかくらい確かめてからお乗りください、おじょーさま。誘拐されますよ?』って。ハッと、運転席を見たら(ていうか見る前から声で分かってたけどw)、オット@どうやら執事モード?w、でした。いつもどおり、ウソwの帰宅時間を告げ、うちの事務所の車を借りてまでの、サプライズでした。その後ね、ひ:ケースケ~~~~。なんで?なんで?・・ていうか、おかえり~。って、もう、嬉しいやらびっくりするやらでパニックなひろ。を置いて、オットは車を降りちゃった。ひ:???ってなってたら、今さら、私の乗ったばかりのドアを開けて降りるように促してくるオット。ひ:???ってなりつつも、降りながら、ひ:なんで~?今乗ったとこなのに??って聞いたら、ケ:ていうか、隣に乗んね~の?って、アマ笑顔で言われちゃった。ひ:もちろん、乗る~~~っって、今度はオットにドアのお世話してもらって、助手席に乗り込みました。オット、運転席に戻ってから、ひろ。のこと、じーって見て、ケ:ただいま。なんか、言いたいことある?って、出張中、情けない、ひどい発言ばっか繰り返してたひろ。に聞いてきた。ごめんね、がいっぱい浮んだけど、最初に勝手に口から出たのは、やっぱり、ひ:さみしかった~~~~の言葉でした。オット、アマ苦笑で、よしよししてくれながら、ケ:・・・よかった。って言ってくれましたよ。よかった、って言ってくれたのは、あれなんだよね。さみしくて辛かったのがよかったってわけじゃ、もちろんなくて、ココロが落ちてる理由が自分でもよくわかんなくて、『さみしいから、じゃないもん』なんて言ってたけど、それでもやっぱり、最大の理由は、『さみしいから』に他ならなかったから、なんですよね。だからこそ、の、よかった。ひろ。の『さみしい』病には、オット名医ですからw。というわけで、先週分の病は3連休のうちにすっかり完治いたしましたよ、の、ひろ。てかケースケ、さみしーからに決まってんじゃン。←w今週末もよろしくね、お医者様モードでw。・・・て、お医者さんごっことかそーいうことじゃないですからっw。←すっかり元気すぎw。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.13
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「・・・だって、そんな、、、結婚なんて、する必要なくない?」私の言葉に、ケースケは、強張りかけていた表情を少し緩めて、聞く。無理に、笑おうとしながら。「・・・必要?必要ってなんだよ。俺は美莉を愛してる。美莉だって、俺のこと愛してくれてるって信じてる・・」そういって、ケースケは、私の頬に手を添えて、少し、確かめるように私の瞳を丁寧に覗き込む。「・・愛してくれてるよな?」私は、必死なその瞳と言葉を受け止めて、見つめ返す。・・・愛してるよ、ケースケ。言葉なんていらない。その問いにうなずく必要すらない。私の目には隠しようのないケースケへの愛情があふれているはずで。だって、私は、確かに、ケースケを愛してる。私の瞳を見つめながら、ケースケは少し、ほっとしたように微笑んで、「愛し合ってる。だからずっとそばにいたい。プロポーズするのに、それ以上に理由なんていらないだろ?」確信を持ったその言葉と裏腹に、少し、すがるような響き。私が、それだけの理由じゃ、承諾するつもりがないことを示しているから。だけど、ケースケは、しっかりとまた繰り返す、その言葉を。「結婚しよう、美莉」・・・頼むよ。そんな言葉すら続きそうなほど、必死な思い。私は、その思いに泣きそうになりながらも、首を振る。ケースケは、少し唇を噛んで、それでも、体勢を立て直して、泣き出しそうな表情は引っ込めて、穏やかな笑顔をくれる。「・・・理由、聞いてい?」アマく見下ろされて、私も、その言葉を繰り返す。「・・・だって、結婚なんてする必要ないじゃない?」「だから、必要ってなんだよ?」「必要って、・・・必要だよ」説明にならない説明に、ケースケは、ただ黙って続きを待ってくれる。だから私は、静かに静かに続ける。「・・・私、ケースケのこと、好きだよ。愛してる。ずっとそばにいたい。だから、すごく、、、嬉しかった。ほんとにね、すごく嬉しいよ。だけど、、、」そこで私は小さく息をつく。ケースケが励ますようにそっと髪を撫ぜてくれる。「だけど、結婚する必要はないと思う。私たちはこのままで、・・・恋人のままでいいと思うの、ずっと。」「・・・なんで?」「・・・だって、コドモ作る予定、、、ないし。。」砂のように崩れていくコドモのイメージが再生されて、私は、目を閉じた。・・・いけない。そう思うまもなく、まぶたを閉じた瞬間、思いがけず、涙が流れ落ちた。慌てて、目を開き、拭おうと手をあげかけたけど、抱き寄せられるほうが早かった。何か言おうとするケースケを、喋らせないように、私は続ける。「・・コドモ作るなら、結婚しなきゃ、いろいろ大変だろうけど。その予定ないなら、恋人のままでいいでしょ?心変わりしても、ココロのままに離れればいいだけだし」最後は少し微笑んだ声で言った私を、咎めるように、「ミリ」小さく呼ばれる名前。私は、続ける。というか、もう、止まらない。「ほら、私は、こんな、・・・だけどさ、ケースケは、他のヒトとだったら、いっぱいコドモだって作れるし。そんときは結婚したほうがいいし。そんときのために、ちゃんと籍はキレイなままで置いときなよ。絶対、その方がいいって」ムリに笑って、見上げた先には、泣き出しそうな目で、私を見るケースケ。「まだそんなこというのかよ?俺が愛してるのはミリだけだよ。一生、ミリだけだよ。俺が結婚したいと思うのはミリだけだよ。俺はミリしか愛せない。心変わりなんてありえない。もしも、この先ミリが心変わりしたとしても」ケースケは自分の言葉に、一瞬痛そうに顔をゆがめてから、続ける。「それでも、俺は、その先もミリだけを愛してる。だから、ミリ。イエスって言ってくれよ。俺は、ミリと結婚したい。死ぬまで、一緒にいてね、って言ってくれたろ?んなこと言われたらもちろん、言われなくたって、俺は、ずっとそばにいるよ。ただ、結婚して、正式に、ミリの体のこと、これからのこと、ちゃんと義務と権利を持った上で、そばにいたいんだ」誠実で真摯な言葉。好きで好きでたまらないヒトに、至近距離でそんな言葉言われて、くらくらする。・・・なんて、幸せモノなんだろう、私。こんなに素敵なヒトに愛してもらって、こんなに素敵な言葉をもらって、サイコーに幸せすぎる。だけど、その言葉を受け入れるのは。だけど、私がケースケを幸せにするのは。・・・ムリ。『死ぬまで、一緒に、いてね。』ケースケには、永遠の愛を願うように響くはずのその言葉は、私の中では、速やかに、こんな言葉に響きが変わる。死ぬまで、だけ。私が死ぬまでだけ。・・で、いいんだよ、ケースケ。そして、それは・・・。 小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.13
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昨日に引き続き、こんばんは、ひろ。です。昨日の、追記程度なことなんですが、せっかくなのでこちらに書きます。なんとか、こっちにかくクセ取り戻したいしね。wおヒマな方、お付き合いください。☆今日は、休日出勤な上に、残業。飲みいこーよーってお誘いは、ママとしては、遠慮するしかなく、しかも、土曜日だし、お迎え(助手くんねw)もないから、1人、へろへろな帰り道、ブラブラ歩いてたら、ゴッチから電話。いつもどーでもいーことで電話してくるゴッチ。ゴ:今なにしてんの~?って、既に酔っぱらいな声。ひ:おうちに帰るトコ。今日仕事だったの。ゴ:仕事?土曜日に?ひ:そんな私になっちゃったんだよー、いつのまにかw。ゴ:キャリアウーマンだなー。w じゃ、車か?ひ:ううん。歩いてる。ゴ:誰と?ひ:1人でだよ。ゴ:は~?こんな夜中に~??ひ:って、まだ、7時だよ?w。ゴ:ぅえ?まじか?ひ:・・・いったい何時から呑んでんの?wゴ:昼飯代わりにちょっといっぱい呑んでるだけだよ。ひ:って、もう、7時だよ?w。ゴ:じゃあ、もー、晩飯代わりだな。ひ:w。ジュンちゃんまた出張なの?(先週はジュンちゃん出張だったの。なのに、熱出してめんどくさいゴッチだったのw。)ゴ:いや、ジュン、今週は実家帰ってる。ひ:また別々なの~?なんで一緒に行かないの?ゴ:実家では1人でのんびりしたいっていうんだよ。ひ:w。・・・うまくいってんの~??ゴ:いってるって。。。思いたい・・・。ひ:てか、ゴッチ、せつなっ。wwゴ:笑うなっての。w。てか、それはどっちでもいーよ。今どこ?行ってやる。1人でなんて危なっかしくて歩かせられるか。ったく、ケースケのやつ、何してやがる。ひ:んなオオゲサなw。だいじょーぶだよ。てか、今、ゴッチのマンションの前の信号待ち中w。ゴ:すぐ行くっ。待ってろよ。って、仕方ないので待ってたら、エントランスから、ゴッチ@めっちゃ部屋着w、登場。ひ:いーって言ってんのにw。ゴ:いーんだよ。俺が会いたかったんだから。って、例によってアマ言葉なゴッチ。でも、全然、ドキドキはしないひろ。ですw。連れ立って歩き始めながら、ゴッチ、ひろ。がスーツなの見て、ゴ:ほんとに、仕事だったんだなー、お疲れさん。って、頭よしよししてくれました。そこで思い出して、ひ:そーいえば、この間会社のパーティでさ~。・・・(かくかくしかじかw=昨日書いたことです)・・・ゴッチのせいで、変な免疫できちゃって、んっとに、困ってるんだからね。だから、もー、ベタベタしないでよねっ。って言ってやったら、ゴ:・・・・・ひ:?どしたの?ゴ:てか、そいつ、一回会わせろよ。俺のサラに、気安く触りやがって~。ひ:w。って、『俺のサラ』って違うでしょ。ゴ:サラからはそうでも、俺には、『俺のサラ』だっての。ひ:イミわかんないってば。wゴ:てか、しかも、なんで、そいつのせいで、俺、サラにベタベタすんなとか言われなきゃなんねーんだよっ。納得いかねー。って、怒り心頭の様子。あるイミ、ケースケより怒ってたかもw。めんどーなんで、ひ:分かった分かった、ベタベタしてもいーよ。もー。だから、おさえておさえてw。って言ったんだけど、ゴ:とーぜんだろっ。って威張って返されました。wしかも、ゴッチ、送ってくれたままうちにあがりこんで、ケースケに説教してたし。ゴ:サラにスキがあんのはお前がしっかりしてねーからだ。って。wせっかく落ち着いたのにw、蒸し返さないでよねっww。・・・てか、いったいどーしてこーなるの??wwひろ。、なんか間違ったこと言っちゃった???wwどこがどう間違ってるのか、こうして書いてみても全然、分かんないひろ。です。wそれにしても、外野wの騒々しさがハンパないw。てか、そもそも、ヘンなのばっかwに気に入られるのがダメなのかも。。んっとに、ヘンなのばっか。。・・・・・・・・・・あ。もちろん、ケースケ以外ね。あっと。もちろん、ケースケと、ヒロト、以外ねw。オットとゴッチはまだ呑んでるけど、もー、このまま、寝ちゃおーかなー。w・・・おやすみなさいw。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.10.01
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ばんは、ひろ。です。放置プレイwすいません。なんだか140文字以上書く気分になれなくてw。でも、今は、ちょっとだけ、ツイッターで書くには長いこと書きます。愕然とするほどひとりごとになる予定です。存分にスルーしてください。w☆先日、某会社の懇親会みたいのに参加してきました。んでね。毎日電話でしか話したことなくて顔も知らなかった他部署(違うビル)のSさん(♂)と初対面。ていうか、毎日電話で、仕事の話しかしなくても、不思議と、日に日に打ち解けたカンジになってたんですよね。口とがらせたみたいにぶっきらぼうに話すわりには、ひろ。の、まぬけな失敗には、くすって笑ってくれるみたいなお人柄に、好感を抱いておりました。(好意じゃないですよ。好感です、ただのw。)なんていっても、声が、渋かったしw。んで、まあ、チームの他のヒトに、ひろ。は、知らないヒトばかりのパーティだったので、誰か紹介して欲しいヒトいる?って聴かれたので、ひ:Sさん。って即答したら、あ~、あそこにいるよ、Yさんの横、って見たら、背は168センチくらい、色白で、まあ、割と、イケメンには程遠いけどカンジのいい方でしたけどw。連れて行ってもらって、初対面のご挨拶をしたら。S:あ~あ~あ~あ~、、、うわー、どーも、はじめまして。うわー、あなたが。。。はじめまして。いつも声でしか知らないから、どんな方かと思ってました。そーかー。って、もう、なんか大興奮で、すぐに手をつかまれ(握られ?)て、握手というには、もう離してくれなかったですけど。S:そうかー、こんな方だったんですねー。って、顔ガン見してくるから、ひ:なんか、がっかりさせちゃってすいません。wって言ってやったら、S:わ、うわ、、全っ然、何言ってるんですか。がっかりなんて、まじ、ないです。ていうか、もう、ほんと、声だけなんで、どんな方かな~っていっつも、ずっと想像してたんですよ。(両方の部署を行き来する)他のヒトに、どんなヒト~?っていつも聴いたり。ひ:こんなんですいません。wS:や、や、だから、何言ってるんですか。って、慌てるカンジが可愛かったです。その後、ウーロン茶を持つひろ。に、S:お酒飲まないんですか?ひ:授乳中なんで、禁酒なんです。S:授乳・・・?えええええ?お子さんいるんですか?ていうか、結婚してるんですか??って、まあ、いつものお約束びっくり。ひ:はい。3人。S:てか、産みすぎでしょ。少子化の時代に。wって、言ってましたけど。しばらく、他の方と話して、ドリンクバーでウーロン茶もらってたら、Sさんが、また近寄ってきて、S:ていうか、んっとに、毎日、どんなヒトかなーって想像してたんですよ。って残念そうにw?繰り返すから、ひ:どんな妄想してくれてたんですか??wS:って、や、えー?あ。。ひ:がっかりですいません。S:ないですって~。って、なんで結婚なんてしてるんですか?って聞かれましたw。・・・なんでって言われても、ねえw。その後は、なんだかもう、開き直った?Sさんに、会場内を手をつないでうろうろ連れまわされてました。手つないで、うっとり目で、時々頭よしよし。Sさん結構酔っ払ってたけど、ただそれだけじゃない感じは伝わりましたw。でもね。初対面の方に、そんなこと、されてても、なんだか、別に、違和感なかった。イヤでも、不快でもなかった。もちろん、嬉しくも快感でもなかったけど。←強調。まあ、それは、Sさんの人徳かな?って思ってたんだけど。一日たってよく考えてみたら、いっつもされてることだからじゃないかと。オットに、じゃなくって、別に好きでもないヒトに、いっつも。向こうはどう思ってるか知らないけど、こっちはどうでもいいあのヒトに。つまり、・・・ゴッチにw。変な免疫?がついて、警戒心が鈍ってしまってる~~~~。wwどうでも良いカンジに慣れてしまってるー。ww・・・まずいなぁ、もう。wとにかく、Sさん、声だけのひろ。に相当、妄想?が募ってたようで、いろんな意味でwがっかりさせちゃったみたいで、申し訳なかったです。☆なんつーか、会社のパーティって異空間で、新しい経験でした。ここのとこ、新しいヒトに出会う機会が増えて、オットなんかは、やきもきしてるみたいなんだけど、ひろ。は、なんか、やっぱり、いつもの仲間がいいなーって思っちゃう。初対面のヒト側から見た自分を思うと結構疲れちゃうんだよね。外見から勝手に、なんも苦労なんてしてなさそうにトントン拍子に生きてきたおじょーちゃん、みたいなありきたりな見られ方されることに疲れちゃうんだよね。Sさんだって、声と、見た目で好意を抱いてくれてても、ほんとのわたしなんてなにもしらないじゃん。って思うしね。誰かに初対面で簡単に好意を抱かれても、その瞬間に、きっと、ほんとのわたしのこと知ったら、オットほどには誰もひろ。のこと愛してくれないよな。って確信しちゃうんだよね。なんとなく、受け止めきれるはず、ないだろー?って思う。だから、ほんとのわたしのこと知っても、ずっと変わらず愛し続けてくれてるオットに、大感謝。と、同時に、ずっと変わらず愛し続けていたいな、って思うんです。帰ってから、ネホリハホリ聞きながら、ココロ穏やかではなかったはずのオット。いつもなら一方的に、ケ:愛してるよ、サぁ。って言うオットが、その日だけは、ケ:俺のこと、好き?って何度も気弱に問いかけてきてた。切ない気持ちにさせて、申し訳なく思うのと同時に、やっぱりオットがいとーしくて、ひ:そんなかわいいトコも大好きだよーって言ったけど。ただ、それだけで、ウレシそうに、目を細めて、ぎゅーってしてくれた。そして、きっと仕返しに、手つないで、うっとり目で、時々頭よしよし。もしてくれた。ケースケに同じことされると、嬉しくて気持ちよすぎて、慣れるとか全然なくて、いつまでもドキドキしちゃって。このたまんなく好きな気持ち、きっと、ずっと、このままいられるんだろーなーって確信できるのが幸せだって思います。どんな出会いがあっても、やっぱり、ケースケしかいないな、私。☆ね、ひとりごとすぎ、でしょ?wていうか、ケースケへのラブレターみたいかもw。☆というわけで☆愛してるよ、ケースケ。ケースケ、だけ。だから、どーぞ、ご心配なく。小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.09.30
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小説の最新の更新はbox 284 美莉です。ばんは、ひろ。です。^^さきほど、reunion -1-reunion -2-reunion -3-あげました。*あくまでも実話に基づくフィクションです。・・・と書きつつも。助手くん、おめでとう、の、ひろ。ケースケ~、上司として嬉しかっただけだもん。w小説の目次ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら
2011.09.02
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朝。事務所で1人準備を整えていると、ドアの開く音。と、同時に、「おっはよっ」の元気な声。センセイ、の、登場。目を向けるのと同時に、続いて聞こえてくるのは、「おはようございます」の穏やかな声。今朝はケースケさんも一緒だ。普段なら、事務所前でセンセイを落として、そのまま出勤のはずだが、入ってきたということは、お子さんの保育園と、先生が、別会社で働く日の送迎の調整をするということ。ケースケさんは、簡潔にまとめた自分の予定表を僕に渡して、内容を告げながら、「って感じですね。いつも、本当にすいません」の丁寧な言葉をくれる。「ごめんね、Mくん。よろしくっ」軽い言葉を投げてくるセンセイは、例によってまだ私服姿でソファでだらりと過ごしていた。ちょっと呆れたように笑ってソファに近づき、ケースケさんは、「サぁ、じゃ、俺、行くな」センセイの頭を、軽く2度ポンポンとたたく。それを合図にセンセイも立ち上がり、「は~い。行ってらっしゃい。ありがとね。私も着替えるか~」って、ケースケさんは事務所のドアに、センセイは母屋に続くドアに向かいかける。その2つの背中に、「すいません」と、声をかけた。「はい?」「ん?」振り返って、それぞれに、疑問系な顔を向ける。少し躊躇したが、訊ねることにする。「お2人は、年末年始の予定ってもう入ってますか?」「・・・年末年始?」異口同音に言いながら、お二人は顔を見合わせる。先に口を開いたのはセンセイの方で。「休みたかったら好きなだけ休んでいいよ?だったら私もMくんのせいにして休めるし。送迎なんかなんとでもなるし。カノジョと旅行??」って、さっき送迎のこと話してたから、そのことだと思ったみたいだ。「ありがとうございます。ただ、ケースケさんの予定が空いてないとちょっとその予定は変更というか」なんだかストレートにいうのも照れるから、歯切れ悪く言う僕に、「ああ」そういってすばやく手帳を取り出し確認したケースケさんがにっこり笑って言う。「それは、おめでとうございます。大丈夫ですよ。空いてます」僕はほっと安堵の息をつく。「そうですか。よかった。ありがとうございます」「場所とか、日程とかは、もう?」「いえ、まだ、ケースケさんの予定を聞いてからと、思ってて。いろいろ相談にも乗っていただきたいし。ただ、できれば、再会してちょうど1年なんでその頃にできればな、と」「ああ、ああ、そういえば、そうでしたね。ていうか、カノジョさんの方の確認は済んでるんですよね?」そんな言い方で少し楽しそうに訊ねるケースケさんに、「ああ。それは、まあさすがに」そう答えると、「・・・・ねえ、2人、さっきからなんの話?どこにいるか全然見えないんだけど」全然、ついてこれてなかったらしいセンセイが焦れたように割って入る。ほとんど口をとがらせかけているセンセイに、僕は、ケースケさんと目を合わせてから、言う。「僕、結婚することになりました」センセイは、一瞬、ぽかんとした後で、「ぅええっ??ほんとに??ていうか、早っっ」って心おきなく驚いてくれる。「ていうか、サぁ、おめでとう、は?」ケースケさんに、苦笑しながらたしなめられて、センセイは、「あ、わ、え、あ、そっか。おめでとー。おめでとーございますっ」って、嬉しそうに言ってくれた後、「なんだー、そうかー、そうなんだー。えー??すごーい。うわー。ついこの間、再会したばっかじゃない?うわー。そうかー。おめでとー。あー。なんか、すっごい、照れる・・・ってなんで私が。。」とかブツブツいいながら、ドアの向こうに出て行った。僕と、目を合わせて微笑んだ後、時計に目をやったケースケさんに、「すいません。朝からお時間とらせて」「いえいえ、おめでたい話題で嬉しいですよ。じゃあ、また、日を決めてカノジョさんと一緒に打ち合わせしましょう。俺のスケジュールは空けておきます」「よろしくお願いします」「ていうか、サぁ、取り乱しすぎですよね?なんだよ、俺に、なんも言わずに行っちゃったしな~。」ってケースケさんもブツブツ言いながらドアを出て行った。また1人になった事務所。2つのドアに目をやり、時計を見てから、僕は静かに仕事に戻った。だけど、それも。スーツに着替えたセンセイが、ネホリハホリ聞き出そうと、目を輝かせて戻ってくるまで、のことだったけど。-了-
2011.09.02
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店を出て、二次会に向かい歩き始めたメンバーの中から、いつのまにかカノジョがいなくなっていることに気づき、僕は、咎め絡んでくる酔っ払いへの挨拶もそこそこに、逆向きに走り出した。高校から、カノジョの家に向かう道。何度も何度も、彼女を送るために往復した道。実際に歩くのは随分久しぶりでも、どの角を曲がっていくのか、体が覚えている。そして、・・・見つけた。「・・・ミナ!」僕の少し大きい強い呼びかけに、カノジョは、びくりと足を止めた。そしてゆっくり振り返ったカノジョは、心なしかこわばっていたような表情を少し緩める。「先輩」僕は、足早にカノジョに近づく。「2次会、行くんじゃないんですか?」首をかしげてそんなことたずねるカノジョに、「自分こそ」息をきらせながら、そういうと、「・・・気が変わったんです」ただ、簡潔にそういうカノジョ。「・・・そ、か。・・・僕も」そういうと、カノジョはただ微笑んで、「でも、どーしてこっちに来るんですか?先輩のおうち、こっちじゃないでしょう?」「・・・って、送ってくよ。いいだろ?」なんだかすがるようにそう言う僕に、カノジョは、「いいですよ」にっこり笑って言う。敬語で。あの頃と同じように、カノジョの右側に立ち、歩き始める。手を、そっと、つかみたいけれど、できないまま。言葉すら、交わせないまま。・・・これじゃ、なんだかあの日みたいだな。ぼんやりと、あの日の記憶呼び出しかけた僕に、カノジョが言う。「なんだか、最初にこうして送ってもらった日のこと思い出しちゃいました」「・・・僕も、今同じこと思い出してたよ」部活の帰り、それこそまだ、ただの後輩だったカノジョを初めて、こうして送った日。ちょっとした僕の失敗のとばっちりを受けて帰るのが遅くなってしまったカノジョを、送ってやれよ、と、仲間に囃し立てられて・・・。「すっごいイヤイヤでしたよね」カノジョが、微笑み混じりに言う。いつもと同じように。「違うって何度も言ったろ?」「でしたっけ?」敬語だけどからかってるのは間違いない言い方で、そんな風にカノジョは言う。「言ったよ」「なんて?」いたずら笑顔で問いかけるカノジョに、僕は付き合ってる間にも、何度も繰り返した言葉を言う。「あれは、照れてただけだよ。かわいいな、と、思ってたミナと、急に2人きりになれたから、緊張しすぎてたし」僕の言葉に、ミナもあの頃と同じように言う。「私も、心臓が飛び出しそうなくらい、ドキドキしてたんですよ。先輩のこと好きでしたから」・・・でも、敬語、なんだ。縮まりそうで元には戻らない距離に、僕は、歯噛みする。もう、ミナの家はすぐそこなのに。・・・このまま終わるつもりなのか?葛藤する僕のココロ。「ねえ、先輩、信じられますか?」「ん?」「初めて送ってもらったあの日から、もう、10年以上も経ってるなんて」10年。そうか。たしかに、それ以上の年月が経っている。ミナは、空を見上げて、輝く星に目を細めて言う。「10年なんて、たどりつけないくらい遥か遠くだと思ってた。だけど。・・・過ぎちゃえばあっという間でした。もっと、もっと、オトナな自分が待ってる気がしたけど、・・・・あきれるくらい、何も変わってない。・・・ねえ、先輩、私、全然変わってないです」そんな風に、言った後、ミナは黙って足を止めた。しばらく、その場で、星空を見上げるミナの背中。抱きしめたい衝動を抑えるのに必死で、僕の思考は停止状態。何度か深呼吸するみたいに、大きく息をついてから、ミナは、僕を振り返って、微笑んだ。「先輩。ここでいいです。ありがとうございました」また振り返って歩き出す背中。遠ざかっていくミナ。何を考えるよりも、僕は、ミナを呼び止めていた。「ミナ」ミナが足を止める。顔だけ振り返ってくれるミナ。「・・・今、誰か、、、恋人いるのか?」ただ、それを訊ねた僕のこと、ミナは、表情の読めない瞳でじっと見つめてから、「・・・・それって、何か、関係あるんですか?」そう問いかけて、僕を試すように、見つめる。・・・ミナに恋人がいるかどうか、が、僕に関係があるのか?最大限の拒絶の言葉に解釈するには、ミナのその瞳は、ムジャキに微笑みすぎていて、僕は考え直す。・・・ミナに恋人がいるかどうか、が、僕の、『言おうとしていること』に関係があるのか?答えは、ノーだ。ミナに今、恋人がいようがいまいが、ここで、自分の気持ちを告げずに別れるなんてこと、まず、ありえない。「いいや、関係ないよ」色の変わった僕の声に、ミナが、ゆっくりと微笑を消す。僕は言う。「なあ、やり直せないか?ずっと後悔してたんだ」僕がどんな道を選んでも、きっとついてきてくれるだろうと、ミナがいつもそばにいることを当たり前のように思って、気遣うことすらしなかった傲慢だった自分。ミナは、僕の言葉に、ゆっくりと目を閉じた。そして、小さく息を吸ってから、目を開け、にっこりと微笑んで、言う。「・・・いいよ」ミナの言葉に、今度は僕が目を閉じる。イヤだ、でもなく、いいですよ、でもなく、・・・イイヨ。もう、僕の恋人のミナに戻ってくれている。僕は、目を開け、ミナをそっと抱き寄せて口づけた。柔らかい、懐かしい、その感触に、誘い込まれるように、何度も何度も繰り返す。近づいてくる車の気配に、少し唇を離すと、ミナは、僕の胸に頬をくっつけた。僕は言う。「・・・このまま連れて帰りたい」僕の言葉に、ミナは、腕の中で、小さく笑う。僕を見上げる目はすでに、いたずらな微笑が宿ってて。「ていうか、コウちゃん」・・・コウチャン。アマク懐かしいその響き。「コウチャンてば、いつから、そんなに手が早くなったの?」「え?」「私と初めて付き合ったときは、なかなかキスもしてくれなかったのに。今は、告ったその日に、キスして、お持ち帰り?信じられない・・・。どれだけ遊んでたの?ワルイヒトっ」どこまで本気だか、そんなこと言うカノジョ。「は?ちょ、、何言ってんだよ、、んなわけないだろ?ミナと別れてから、勉強して勉強して勉強して挫折して、わがまま放題な先生にこき使われるだけの日々だったよ」僕の答えに、「へ~~~~」って半信半疑?というよりは、あきれたような目で僕を見て、「そう。時間が、なかったから、遊べなかったんだ?」「ちが、、違うって、、ミナのこと、忘れられなかったんだよ。全然。ずっと。ほんとに、ずっと」「ふ~~~~ん」全然信じてない顔で、そんなこというミナ。「なあ、分かるだろ?僕、そんなに器用じゃないよ」すがるように言う僕の腕をとって、「いこっか。その話、ゆっくり聞いたげるから」ミナは、愛おしく、微笑んだ。*タクシーに乗り込んで、行き先を告げる。走り出してしばらくしてから、ミナは、訊ねる。「まだ、あそこに住んでるの?」「そうだよ。なんだか離れられなかったんだ」ミナは小さく肯いてくれた。部屋の中に入るとミナは、懐かしそうに、あたりを見回した。「・・・全然、変わってない」「かも知れない」「ていうか」「ん?」サイドボードの上の、写真立てに手を伸ばし、ミナは、あきれたように、笑う。幸せに微笑んで並ぶ2人の写真。「普通、片付けるでしょ?」「そうかな?」「そうだよ。他の女の人みたら、気を悪くするじゃない?」「他の女の人なんて、呼ぶことないし」「それでも、やっぱり片付けるでしょ?」「そうでもないよ。未練たっぷりだったら」僕の言葉に、くすっと笑うミナ。「未練たっぷりだったら、なんで、もっと早く連絡してこないの?」「できないよ。僕からなんて。・・・だいたい」「なに?」「もう、とっくに結婚してるんじゃないかって思ってた」早くコドモが欲しいから、早く結婚したいから、適齢期に仕事をやめて、資格の勉強なんて始める僕のことは待てないって、言ってたミナ。だから、きっと。って。思ってたんだ。ミナは、少しトーンを落とした微笑を見せる。「・・・ミナには、誰か、いた?」僕の言葉に、ミナは、少し微笑のトーンを上げて、言う。「ん~。デートくらいはしたよ。何人かと」自分で聞いておいて、胸がいたくなる僕。ミナは僕の表情を読んで、なぐさめるように続ける。「でも、ほんとに、食事とか、映画とか、ただそれだけ。同じヒトとは、1回か2回だけ。すごく素敵なヒトもいたけど、でも、全然、好きになれなかった。好きになるどころか、デートに集中すらできなかったの」「集中できなかった?」「うん。誰と何してても、比べちゃうの。コウちゃんと。コウチャンだったら、きっと、こう言ってくれたのに。コウチャンだったらきっと同じとこで笑ってくれるのに。コウチャンだったら、きっと。・・・ううん。本当は、コウチャンが何してくれるとか何言ってくれるとか、そんなことじゃなくて、ただ、コウチャンだったら、隣にいてくれるだけで、幸せなのに。って、なんで、コウチャンじゃないんだろうって、いつもいつも思っちゃって。全然、楽しいデートできなかったの。相手のヒトにも悪いことしちゃった」そういってミナは、その頃のこと思い出すように俯いた。僕は、そのミナの心を思って、言葉が口をついて出る。「ミナ、ごめん。ほんとに、ごめんな」ミナは、ぼんやりと顔を上げ、首を振る。「謝るのはこっちだよ。コウチャン。コウチャンがきっと一番、私にそばにいて欲しかったときに、あんな風に。。。結婚結婚って、、、何で、あんなに、焦ってたんだろう。コウチャンが大好きだから結婚したかったのに、結婚したいからって、コウチャンと別れて他の人探そうとするなんて、まったく逆だよね。・・・コウチャン、私、結婚なんてできなくていい。コウチャンがそばにいてくれたら、それでいい。だから、もう、1人にしないで。私、ずっとずっと、すっごく寂しかったの。」僕は今にも泣き出しそうに興奮したミナを抱き寄せて、「約束するよ。もう二度と離さないから」そう耳元で囁くと、ミナは小さく息をついて、僕を見上げる。「いーーっぱい、慰めてよね」ムジャキなその瞳。『ねえ、先輩、私、全然変わってないです』さっきのミナの言葉が僕の中に戻ってくる。ミナが10年前と変わらないのと同じように、僕だって変わってないよ、ミナを思う気持ちは。静かに口づけ、始まりを知らせながら、ゆっくりと抱く腕に力をこめていく。ほんとうに。もう二度と、離さないから。
2011.09.02
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僕は久しぶりにのんびりと年末から年始にかけてを過ごした実家を出発し、人通りも少ない暗い通りを、歩いていた。数年ぶりに参加する高校時代の部活の同窓会。会場は、母校の近くの店。レストランと呼ぶには小さく、喫茶店と呼ぶには少し大きめの、僕らのたまり場だった店。寒さに凍えた手をこすり合わせながら近づくと、窓越しにも、もう既に、多くの人間が集まっているのが見える。・・・さて、カノジョはいるだろうか。懐かしい仲間たち。だけど僕が本当に会いに来たのは、ただ、1人だけ。ココロをまとめるために、少し足を止め、小さく息をつく。時間にきっちりしていたカノジョ。もしも、来るなら、もう、来ているはずだ。・・・どうか、来ていますように。ドアを開けると、黄色い照明が似合う、少しレトロな店内は、昔と何も変わらない。ドアベルの音に、何人かが、振り返る。満面の笑顔に、久しぶりの挨拶や、新年の挨拶にもみくちゃにされながらも、目は必死で、カノジョを探す。だけど。・・・・いない・・・・?カノジョの姿を見つけられず、落胆し、差し出されるがままに、グラスを受け取った僕の背後から、声がかかる。「珍しいですね、お見えになるなんて」その言葉の内容よりも、その声に、僕は、弾けるように振り返る。目の前には、奇跡のように、カノジョ。離れていた月日を感じさせない、あの日のままのカノジョ。「・・・久しぶり。」不意をつかれて、ぽつりと口に出せたのは、たったそれだけ。言いたいことはもっと他のコトなのに、ただ、それだけ、つぶやくように口にするのがやっとなんて、自分で自分が情けない。うろたえる、僕にかまいもせず、カノジョは、屈託なく笑って、言う。「本当に、お久しぶりです、先輩」・・・オヒサシブリデス、センパイ・・・?僕の思考は一時停止する。そして、落ち込む。「・・・って、その呼び方。・・敬語も。。よそよそしすぎるだろ?」呆然とつぶやく僕に、カノジョは、あの頃と同じようにムジャキに微笑んで、「そんなことないですよ、先輩。だって、もう、私たち、ただの、先輩と後輩じゃないですか」呼び方も、敬語も、改めることなく、カノジョはさらりと、「ただの」なんて言葉を伝えてくる。もちろん、会えば、なんとかなる、なんて、100%自信があったわけではないけれど。だけど、こんな、簡単に、木っ端微塵にされちゃうんだもんな。僕の、淡い、ささやかな期待。きちんと気持ちを伝えきれない、そんなとこだけコドモなままの僕だって、もう、歳だけ見れば28歳。それなりに、社会性は身につけている。だから、しぼんだ期待は隅においておいて、カノジョの希望にそって、ただの先輩な自分を取り戻す。そりゃ少しはぎこちないかもしれないけれど、それでも、なんとか場をつくろうことくらいできる。「・・・元気だった?」カノジョにだって同じように流れていたはずの、あれからの月日を、たったそれだけの言葉でたずねるには、ムリがあるけれど、それでも、まず聞きたいのは、そのことだった。最後に見たのが、泣き顔だったから、いつも、カノジョをココロに思うたびに、元気かどうか、それが無性に気になった。カノジョは、僕をまっすぐに見つめ、小さく微笑んで、答える。「はい。先輩は?」僕は正直に答える。「カラダは元気だったよ」・・・ココロは、イロイロあったけど。カノジョは、穏やかに微笑んでうなずいてくれた。また、ドアベルの音が鳴り、歓声と、人の動きがある。僕らは自然と壁際においやられた。好都合だよ。カノジョを独り占めして、ゆっくり話せるんだから。なんといっても、もしかしたら、最後の機会かも知れないんだし。グラスを持ち上げて、口に運ぶ彼女の手を見て、僕は尋ねる。「仕事、続けてるんだ?」核心に触れたくなくて遠まわしにそんなこと、聞く僕のココロに気づいているのか、自分の手にチラリと注がれる僕の視線に、カノジョはイタズラに微笑んで、「はい。続けてますよ。なんだかんだ言っても、好きだから。」「・・・そっか」花が大好きなカノジョ。花屋で働くカノジョ。冬は、手がアカギレて、いつも、つらそうだったから。そして、それは、今も。「相変わらず、みっともない手でしょ?」「んなこと、ないよ」僕が、暖めてあげたいと、思うだけで。でも、そんなこと、まさか口にするわけにはいかない。「先輩は、今、どうしてるんですか?」僕はその質問に、ポケットから、名刺を取り出して、カノジョに渡す。彼女の顔が、一瞬ほころびかけて、疑問系に変わる。カノジョが何かたずねる前に、僕は自分から、言う。「資格を取るのは、ムリだったよ。予定通り、3年であきらめたんだ。今は、そこで助手の仕事をしてる」「そうなんですね」カノジョはただ、穏やかにうなずいてくれる。自分のその希望ために、カノジョを随分泣かせたのに、叶えることすらできなかった情けない僕を責めることすらせずに。「・・・ごめん」謝らずにはいられない僕に、カノジョは、ほほえんで言う。「何も謝ってくれなくても。・・・悔いはないんでしょう?」「試験のこと?」「ええ」「ないよ。僕にはムリだった。3年やってみて、それがはっきり分かったから」・・・悔いはないよ。試験のことは。「だったら、いいじゃないですか。それに、先輩」「ん?」「今すごく充実してそうな顔してますよ。お仕事楽しいんでしょ?前の仕事してた時より、表情が穏やかですよ」「そうかな」僕は、ちょっと答えあぐねる。手放しで楽しいか、と聞かれれば、少し首をかしげざるを得ない先生についているから。でも、まあ。「かもしれないな。前の仕事のときは、それこそ、人間関係や、ノルマに押しつぶされそうだったからな」「よかったですね」・・・ほんとにそう思ってる?君を手放してしまった僕の今を。やがて、他の仲間の騒ぎに巻き込まれ、聞きたくても聞けないことたくさん抱えたまま、僕とカノジョの2人だけの時間は終わる。だけど、誰と話していても、僕の目は何度もカノジョの姿を探してしまっていたんだ。
2011.09.02
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