介護・健康用品案内所

介護・健康用品案内所

拘縮予防のためのポジショニング

拘縮予防(ポジショニングについて)
1.拘縮って何でできるの?
1)簡単な話、動かないとできます。ではどれくらいか?
⇒1週間で関節包の架橋構造が密になってくると言われています
⇒4ヶ月不動であらゆる理学療法をしても改善は難しい
2)中枢疾患ではさらに考慮が必要。それって何?
⇒筋緊張の異常
筋緊張とは?
⇒人は無意識に筋を収縮させて姿勢を保ったり、動作をしやすいように自動的に脳で制御しています。しかし、脳梗塞やパーキンソン病などの中枢疾患では筋緊張のコントロールに不具合が生じて筋が異常に収縮しやすい状態(筋緊張亢進)になったり、逆に「だらーん」とした状態(筋緊張低下)になります。
筋緊張が亢進するか低下するかは病気や病期、病巣の範囲など個人によって実に様々であり、一概には言えません。
     亢進⇒筋が過剰に収縮しているので拘縮になりやすい
筋緊張   アプローチ:ポジショニング、ROM訓練、ストレッチ、薬物治療
     低下⇒動かないので拘縮になりやすい
      アプローチ:ROM訓練
3)何でポジショニングなの?
⇒筋緊張亢進状態ではちょっとしたストレスがさらなる筋緊張亢進につながる
ちょっとしたストレス??
⇒  不安定な姿勢⇔怖い(おっかねー!)      
   痛み(痛いの嫌だ)
   その他苦痛となる事(シーツの肌触りとかも)
2.拘縮ができると何で困る?
1)下肢の屈曲拘縮⇒仙骨体分圧増加(通常は40%)
⇒適切にポジショニングしないと褥創ができやすくなる。
2)長期臥床 股関節伸展位拘縮⇒起立困難、座位保持困難
       膝関節伸展位拘縮⇒起立困難
       足関節底屈位拘縮⇒起立困難、座位保持困難
3)長時間の車椅子座位 股関節屈曲位拘縮⇒膝屈曲位拘縮↑⇒立位保持困難
            股関節外転制限⇒おむつの交換が大変に!

図 基本的なポジショニング



© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: